「吉村紗也香って、結婚して名字変わったの? 旧姓は何だったの?」
カーリングの中継やニュースを見ていて、ふと気になった人も多いと思います。
- 北海道銀行フォルティウス時代から、ずっと同じ名前で出ているのか
- 結婚しているなら、本当は違う名字になっているのか
- チーム名が「北海道銀行フォルティウス」から「フォルティウス(Team Yoshimura)」に変わったのは何があったのか
など、「名前」と「経歴」を整理しておきたいですよね。
この記事では、
- 吉村紗也香の“旧姓”は何か?
- 北海道銀行フォルティウス時代〜現在のフォルティウスまでの流れ
- なぜ今も“吉村紗也香”でプレーしているのか
- 名前・チーム名の変化から見える、彼女の覚悟
を整理していきます。
吉村紗也香の「旧姓」は? 結論:今の名前がそのまま旧姓
まず一番気になるポイントから、ズバッと結論です。
◆結論
- 吉村紗也香(よしむら・さやか)という名前は 独身時代からの名前=旧姓
- 2020年に結婚しているが、競技では旧姓の「吉村」のままで活動
- 結婚後の本名(戸籍上の名字)は公表されていない
選手紹介をしているファンブログでは、プロフィール欄に
名前:吉村紗也香 ※旧姓のまま活動
本名:非公開 ※結婚後の苗字は不明
と、はっきり書かれています。
また、2021年の日本選手権の記事では「昨年5月に札幌在住の一般男性と結婚した北海道銀行のスキップ吉村紗也香」と報じられていますが、そこでも名字はずっと「吉村」のままです。
つまり、
旧姓:吉村
現在:公式には「吉村紗也香」で活動
戸籍上の名字:一般男性と結婚しているが、非公開
という状態です。
◆なぜ「旧姓のまま」活動しているの?
これは日本の女性アスリートではよくあるパターンで、
- スポンサーやメディア、ファンにすでに浸透している名前を変えたくない
- 名前が変わると、過去の戦績とのつながりが分かりづらくなる
といった理由から、「競技上の名前は旧姓のまま」にしていると考えられます。
実際、ファンの掲示板でも
「結婚したけど競技では苗字変えないのかな」
と話題になっており、「変えないだろう」という受け止め方が主流です。
北海道銀行フォルティウス時代までの流れをざっくり整理
ここからは、「名前」とセットで知っておきたい、吉村紗也香の経歴を時系列で整理していきます。
◆小学生〜高校時代:常呂(ところ)で育った“WINS”のエース
まずは出身やジュニア時代から。
- 1992年1月30日生まれ
- 北海道常呂郡常呂町(現在の北見市常呂町)出身
- 小学4年生で、同級生たちとカーリングチーム「WINS」を結成
- 中学・高校でも、ずっと「WINS」のメンバーとして活動
- 高校時代(常呂高校)に、全国高等学校カーリング選手権で優勝
この時期から、すでに全国トップクラスの実力者です。
◆大学時代:札幌国際大学で日本ジュニア3連覇
- 2010年:札幌国際大学に進学、カーリング部に入部
- 日本ジュニアカーリング選手権で 3連覇
- パシフィック・アジアジュニア選手権でも3連覇
- 2013年世界ジュニア選手権で銅メダル獲得
この頃からすでに、世界レベルのスキップとして注目されていました。
◆2014年〜:北海道銀行フォルティウスに加入
- 2014年:大学卒業と同時に、北海道銀行に入行
- 同時に、カーリングチーム「北海道銀行フォルティウス」に加入
- 当初はサード(3番目に投げるポジション)を担当
- チームとして、グランドスラム大会出場や、国際大会での上位進出を経験
このころのチーム名は、
北海道銀行フォルティウス
です。
銀行がメインスポンサーで、チーム名にも「北海道銀行」がついていました。
北海道銀行フォルティウス解消と「フォルティウス」誕生
「名前の変化」という意味で大きなポイントになるのが、2021年のスポンサー契約終了です。
◆2021年:北海道銀行とフォルティウスの契約終了
- 2021年10月、北海道銀行が「フォルティウス」とのスポンサー契約を 2021年11月30日で終了 すると発表
- 同時に、銀行は新しく「北海道銀行女子カーリング部」を立ち上げることに
この発表で、チームの構図がガラッと変わります。
- 「フォルティウス」の6人のうち
- 船山弓枝
- 近江谷杏菜
- 小野寺佳歩
- 吉村紗也香
の4人は、スポンサーから離れ、クラブチーム「フォルティウス」として活動を継続。
- 伊藤彩未・田畑百葉の2人は、北海道銀行が新しく作る女子カーリング部に所属する形になりました。
◆チーム名の変化
ここでややこしいのが、「チーム名」と「企業名」の関係です。
- 〜2021年11月まで:
- チーム名:北海道銀行フォルティウス
- スポンサー:北海道銀行
- 2021年12月以降:
- スポンサー:北海道銀行の名称はチーム名から外れる
- チーム名:フォルティウス(Fortius) として独立
- メンバーの中心は、吉村紗也香・船山弓枝・近江谷杏菜・小野寺佳歩ら
記事によっては「新生フォルティウス」「Team Yoshimura」といった呼ばれ方もしています。
ここで大事なのは、
チーム名は変わっても、
吉村紗也香本人の「吉村」という名字は変わっていない
という点です。
結婚と名字:いつ結婚して、どう呼ばれている?
次に、「旧姓」に直接関わる、結婚と名前の話を整理します。
◆2020年5月:札幌在住の一般男性と結婚
- 2021年の日本選手権優勝の記事で、「昨年5月に札幌在住の一般男性と結婚していた」と報道
- つまり、2020年5月に入籍
- 相手はカーリング関係者ではなく、札幌在住の一般男性とされている
結婚後も、全ての公式な場での表記は「吉村紗也香」のままです。
◆本名(結婚後の名字)は非公開
先ほどのブログのまとめにもありましたが、
本名:非公開(結婚後の苗字は不明)
となっており、
- 戸籍上、夫の名字に変わったか
- あるいは夫婦別姓的な形でそのままなのか
までは、公表されていません。
これはプライバシーの問題でもあるので、推測で決めつけるのはNGですね。
◆「旧姓のまま活動」というスタイル
繰り返しになりますが、
競技の場では 旧姓のまま=吉村紗也香 で活動している、と明記されています。
このスタイルだと、
- 北海道銀行フォルティウス時代を知っているファン
- 最近フォルティウス(Team Yoshimura)を知った人
どちらから見ても「同じ選手」だとすぐ分かるので、非常に合理的です。
北海道銀行フォルティウス時代の実績と「吉村」の名前
ここで、「北海道銀行フォルティウス時代の実績」をざっくり振り返っておくと、名前の重みがより分かりやすくなります。
◆主な実績(北海道銀行フォルティウス〜フォルティウス)
主な経歴をまとめると、こんな感じです。
- 2014年:北海道銀行フォルティウスに加入
- 2015年:世界女子カーリング選手権出場
- 2018–2019シーズン:グランドスラム大会「マスターズ」でアジア女子初の決勝進出(準優勝)
- 2021年:日本カーリング選手権優勝、MVP受賞
- 2025年:日本カーリング選手権優勝(ママとして復帰後の優勝)
- 2025年:世界女子カーリング選手権に日本代表として出場
これらは全て、
スキップ(司令塔)「吉村紗也香」
としての実績です。
もし、途中で名字を変えてしまっていたら、
- 昔の「○○」と今の「△△」が同一人物だと分かりにくい
- 記録やニュースを追いにくい
という問題が出てきます。
「吉村」の名字を旧姓のまま使い続けることで、
北海道銀行フォルティウス時代の実績も
フォルティウス(Team Yoshimura)としての実績も
すべて「吉村紗也香」という一つの名前に積み重ねていける わけです。
現在の所属と呼ばれ方:「Team Yoshimura」とは?
最近の報道やSNSを見ると、
- 「フォルティウス」
- 「Team Yoshimura」
という書かれ方が増えています。
◆現在の所属
- チーム:フォルティウス(女子カーリングチーム)
- 役割:スキップ(司令塔)
- 個人の所属:社会医療法人柏葉会
フォルティウスは、公式サイトやX(旧Twitter)でも「Team Yoshimura」の名前を使っています。
これは、
吉村紗也香を中心としたチーム
という意味合いが強く、
スキップとしての存在感をチーム名にも反映させた形です。
◆「名前」がブランドになっている
ここまで来ると、
- 吉村紗也香
- Team Yoshimura
という名前そのものが、
チームの看板・ブランドのような役割を持っている、と言ってもいいでしょう。
だからこそ、
結婚しても、旧姓のまま「吉村紗也香」を使い続ける
という選択は、競技面・ビジネス面の両方で、とても自然な判断に見えます。
旧姓と経歴をセットで見ると、何が見えてくるか
ここまでの話を、「旧姓」というテーマで改めて整理してみます。
◆ポイント1:旧姓=今の名前
- 旧姓は「吉村」で、今もそのまま使っている
- 結婚後も、競技上の名前を変えていない
- 戸籍上の本名は非公開
◆ポイント2:北海道銀行フォルティウス時代の実績が、その名前に積み重なっている
- ジュニア時代から世界ジュニア銅メダル
- 北海道銀行フォルティウスとして世界選手権・グランドスラムで活躍
- 2021年の日本選手権優勝&MVP
- 2025年の世界選手権代表、五輪最終予選など、現在も最前線で戦っている
これらの全てが、「吉村紗也香」という名前に紐づいています。
◆ポイント3:チーム名の変化と、名前の一貫性
- 北海道銀行フォルティウス → フォルティウス(Team Yoshimura)へ
- スポンサーは変わっても、スキップはずっと吉村紗也香
- チームの歴史をつなぐ「顔」として、旧姓のまま名前を貫いている
この一貫性があるから、
「北海道銀行フォルティウスの吉村」
も
「フォルティウス(Team Yoshimura)の吉村」
も、同じ選手としてスッと理解できます。
まとめ
最後に、この記事の内容をギュッとまとめます。
この記事のまとめ
「旧姓は?」と聞かれたとき、吉村紗也香の場合は
“今の名前そのものが旧姓”であり、
北海道銀行フォルティウス時代から積み重ねてきた物語のタイトルでもある
と言えます。


