箱根の山を駆ける”山の神”候補、吉田響。東海大から創価大への転校を経て、驚異の自己ベスト更新！その波乱の経歴と圧巻の記録が物語る、新たな長距離界のスター誕生の軌跡とは？
吉田響選手のプロフィール
吉田響選手は、2002年8月20日生まれの22歳で、静岡県御殿場市出身の陸上競技選手です。身長161cm、体重46kgの小柄な体格ながら、箱根駅伝の”山の神”候補として注目を集めています。
- 生年月日：2002年8月20日
- 出身地：静岡県御殿場市
- 身長：161cm
- 体重：46kg
- 所属：創価大学経済学部（2023年4月に東海大学から編入）
吉田選手は2022年の第98回箱根駅伝で、1年生ながら5区を区間2位の好成績で走り、注目を集めました。
吉田響選手は、小柄ながら高い潜在能力を持つ長距離走者として、大学駅伝界で注目を集める存在となっています。
驚異の自己ベストタイム
吉田響選手の自己ベストタイムは、5000m、10000m、ハーフマラソンのいずれも驚異的な記録を示しています。
自己ベスト記録：
- 5000m：13分39秒94（2024年7月17日：ホクレン・ディスタンスチャレンジ深川大会）
- 10000m：28分12秒01（2024年5月9日：第103回関東学生陸上競技対校選手権大会）
- ハーフマラソン：1時間01分45秒（2024年6月30日：函館マラソン）
2024年7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ深川大会では、5000mで13分39秒94の自己ベストを記録。これは創価大学の記録（13分34秒）に迫る好タイムでした。
吉田響選手の自己ベストタイムは、大学生トップクラスの実力を示しており、今後のさらなる記録更新が期待されています。
学生時代の経歴
吉田響選手は中学、高校時代から頭角を現し、大学では東海大学から創価大学への転校を経験しながら、着実に実力を伸ばしてきました。
- 中学：御殿場市立原里中学校
- 高校：東海大学付属静岡翔洋高等学校
- 大学：東海大学体育学部（1-2年）→創価大学経済学部（3年-）
- 中学3年時（2018年）：全国都道府県対抗男子駅伝6区で区間2位
- 高校2年時（2020年）：全国都道府県対抗男子駅伝5区で区間22位
- 大学1年時（2022年）：箱根駅伝5区で区間2位
吉田響選手は、中学時代から長距離走の才能を発揮し、大学では環境の変化を乗り越えて着実に実力を伸ばしてきました。
主要大会での成績
吉田響選手は、箱根駅伝、出雲駅伝、全日本大学駅伝といった主要大会で優れた成績を収めています。
- 2022年第98回箱根駅伝：5区区間2位（1時間10分44秒）
- 2023年第35回出雲駅伝：5区参考記録（17分45秒）
- 2023年第55回全日本大学駅伝：5区区間賞（35分18秒、区間新記録）
- 2024年第36回出雲駅伝：2区区間賞（15分46秒）
2023年の全日本大学駅伝では、5区で35分18秒の区間新記録を樹立し、チームの優勝に大きく貢献しました。
吉田響選手は、大学三大駅伝で安定した走りを見せ、特に山岳区間での強さが際立っています。
吉田響選手の走りの特徴
吉田響選手の走りは、山岳区間に特化した効率的なフォームと、状況に応じた柔軟な対応力が特徴です。
- 小柄な体格を活かした軽快な上り坂走法
- 心拍数の上昇に対応できる呼吸コントロール
- 平地区間でも高いパフォーマンスを発揮する適応力
2024年の出雲駅伝2区では、9人抜きの快走でチームをトップに押し上げる活躍を見せました。
吉田響選手の走りは、山岳区間での強さを基盤としつつ、多様な状況に対応できる総合力を備えています。
今後の展望
吉田響選手は、箱根駅伝での「4代目・山の神」襲名と、創価大学の初優勝を目指しています。
- 本人の発言：「5区で山の神になるのが目標」
- 創価大学の近年の成績：2023年箱根駅伝8位（4年連続シード権獲得）
2024年の箱根駅伝に向けて、吉田選手は「区間新の68分台で走れば優勝への一歩が近づく。長年の夢でもある。目標をかなえたい」と意気込みを語っています。
吉田響選手の今後の活躍は、創価大学の箱根駅伝優勝の鍵を握るとともに、日本の長距離界にとっても大きな注目点となっています。
