「やる気のないチョコボ」の異名を持つウシュバテソーロ。その独特な風貌の裏に隠された驚異の実力とは？東京大賞典3連覇への挑戦、そして新星との激闘。年末の大井を熱く染める、ダート最強馬決定戦の幕が上がる。
東京大賞典2024予想
ウシュバテソーロは、2024年の東京大賞典で3連覇を達成する可能性が高いです。その理由として、過去の実績、コース適性、そして最近の調整状況が挙げられます。
1. 過去の実績
ウシュバテソーロは、2022年と2023年の東京大賞典を連覇しており、このコースでの適性が非常に高いことが証明されています。また、2023年にはドバイワールドカップを制覇するなど、国際舞台でも実力を発揮しています。
2. コース適性
東京大賞典は大井競馬場のダート2000mで行われますが、ウシュバテソーロはこのコースでの成績が抜群です。過去2年の勝利に加え、ダート中距離での適性が高いことが挙げられます。
3. 調整状況
最近の調整では、精神面の強化を図るためにブリンカーを着用しての追い切りを行っています。トレーナーからは「乗りやすくなった」との好評価が得られており、本番でもブリンカー着用の可能性が高いです。
4. 統計データ
過去10年の東京大賞典のデータを見ると、以下のような傾向が見られます
- JRA所属馬の成績：10-9-8-39（勝率15%、連対率29%、複勝率41%）
- 7歳馬の成績：2-4-3-30（勝率5%、連対率15%、複勝率23%）
ウシュバテソーロはJRA所属の7歳馬であり、これらの統計からも好走が期待できます。
「やる気のないチョコボ」というイメージ
ウシュバテソーロの「やる気のないチョコボ」というイメージは、実は集中力の表れだという見方もあります。高木調教師や深見調教助手は、以下のように説明しています
- 「首をだらりと下げたパドックの姿については、むしろ下を向いて集中している」
- 「気合が乗っていて一触即発状態」
この独特の姿勢が、実は彼の強さの秘密かもしれません。また、2023年の東京大賞典では、ウシュバテソーロは後方から追い上げて優勝しました。この勝利により、史上5頭目の連覇を達成しています6。
まとめ
ウシュバテソーロの東京大賞典3連覇の可能性は非常に高いと言えます。その理由として
- 過去2年の連覇実績
- 大井競馬場ダート2000mへの高い適性
- ブリンカー着用による精神面の強化
- JRA所属馬としての統計的優位性
が挙げられます。
しかし、競馬は生き物相手のスポーツです。ウシュバテソーロの最大の強敵として、3歳馬のフォーエバーヤングが挙げられます。フォーエバーヤングは今春にサウジダービー、UAEダービーを連勝し、ケンタッキーダービーでも3着に入るなど、海外のダートG1戦線で大活躍しています。
また、ウィルソンテソーロも侮れない存在です。昨年の東京大賞典では2着に入っており、今年のJBCクラシックでは1着、チャンピオンズCでは2着と好調を維持しています。
東京大賞典2024は、ウシュバテソーロの3連覇がかかる一方で、新たなスター馬の誕生の可能性もある非常に興味深いレースとなりそうです。「やる気のないチョコボ」の異名を持つウシュバテソーロが、再び年末の大舞台で輝くのか、それとも新星が台頭するのか、目が離せません。
東京大賞典の魅力
最後に、東京大賞典の魅力について触れておきましょう。この大会は1955年に創設された歴史ある競走で、2024年で第70回を迎えます。年末の大井競馬場で行われるこのレースは、日本のダート競馬の頂点を決める大一番として知られています。
また、近年では国際的な注目度も高まっており、海外からの参戦馬も見られるようになりました。2023年の大会では、売得金額が82億9054万6100円を記録し、1レースの売上としては地方競馬史上最高となりました。
このように、東京大賞典は単なる競馬レースを超えて、日本の競馬文化を象徴する一大イベントとなっています。ウシュバテソーロの3連覇がかかる2024年の大会は、さらなる盛り上がりを見せることでしょう。
競馬ファンの皆さんは、12月29日の東京大賞典をぜひお見逃しなく。「やる気のないチョコボ」ことウシュバテソーロが、再び歴史に名を刻むのか、それとも新たなスター誕生の瞬間を目撃することになるのか。大井競馬場に集まる2万8000人を超える観客と共に、この歴史的瞬間を見届けましょう。
