大阪の下町・蒲生四丁目を舞台に繰り広げられる、心温まるスイーツドラマ「バニラな毜日」。レトロな商店街、歴史ある神社、そして南仏風の洋菓子店。ロケ地を巡れば、あなたもドラマの世界に迷い込めるかも?
はじめに:ドラマ「バニラな毜日」の概要
NHK夜ドラ「バニラな毜日」は、2025年1月20日から放送開始される、大阪を舞台にしたスイーツ・ヒューマンドラマです。
- 放送情報:NHK総合、2025年1月20日(月)スタート、毎週月~木 よる10:45~、各話15分(全32回)
- 主要キャスト:蓮佛美沙子(白井葵役)、永作博美(佐渡谷真奈美役)、木戸大聖(秋山静役)
- 原作:賀十つばさの同名小説
- 脚本:倉光泰子
- 音楽:jizue
- 主題歌:「涙の正体」SUPER BEAVER
ストーリー概要:パティシエの白井葵が大阪で開いた洋菓子店が経営難で閉店。そこへ現れた料理研究家の佐渡谷真奈美が、閉店した店の厨房で「たった一人のためのお菓子教室」を開くことに。心に痛みを抱えた生徜たちが、お菓子作りを通じて癒されていく。
「バニラな毜日」は、お菓子の魔法が人々の心を癒す、心温まるヒューマンドラマとして期待されています。
メインロケ地:大阪・蒲生四丁目(がもよん)エリア
「バニラな毜日」の主要なロケ地は、大阪市城東区の蒲生四丁目(がもよん)エリアです。
- 撮影場所:大阪メトロの長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目」駅付近
- 地域の特徴:古民家が集まるエリアで、「古民家再生プロジェクト」が進行中
- 主要スポット:
- 蒲生四丁目駅(住所:大阪市城東区中央1丁目13)
- 若宮八幡宮(住所:大阪市城東区蒲生4丁目3−16)
- 城東商店街(住所:大阪市城東区今福西1丁目9−23)
蒲生四丁目エリアは、昭和レトロな雰囲気を残す下町として知られ、ドラマの世界観にマッチする街並みが広がっています。
蒲生四丁目エリアは、ドラマの舞台として選ばれた理由が、その独特の雰囲気と地域の取り組みにあることがわかります。
パティスリー・ブランシュのロケ地
ドラマの重要な舞台となる「パティスリー・ブランシュ」(ドラマではパティスリー・ベル・ブランシュ)の外観は、実在のケーキ屋「patisserie Tea shot」を使用しています。
- 場所:大阪府大阪市城東区蒲生4丁目16−7
- 撮影方法:外観のみを使用し、内部はセット撮影の可能性が高い
- 改装:撮影のため、壁を白く塗り替え、入り口上部に青い小屋根を設置
実際の「patisserie Tea shot」は赤い壁と子供用の青いドアが特徴ですが、ドラマでは南仏風の雰囲気を出すために外観を改装しています。
実在の洋菓子店を巧みに改装することで、ドラマの世界観を現実の街に溶け込ませる工夫がなされています。
その他の重要ロケ地
「バニラな毜日」では、蒲生四丁目エリアの他の場所も重要なロケ地として使用されています。
- 若宮八幡大神宮
- 場所:大阪市城東区蒲生4丁目3-16
- 特徴:歴史ある神社で、地元では「若宮さん」「西向八幡」「蒲生の西向き八幡さん」として親しまれている
- 城東商店街
- 場所:大阪市城東区今福西1丁目9−23
- 特徴:約40店舗が集まる昭和レトロな雰囲気の商店街
- 歴史:昭和30年(1955年)頃に誕生
城東商店街では、主人公の白井葵が自転車を押しながら歩くシーンが撮影されました。
これらのロケ地は、ドラマの舞台となる大阪の下町の雰囲気を効果的に表現し、物語に深みを与えています。
ライブハウスシーンのロケ地
ライブハウスのシーンは大阪市内で撮影され、「大阪倶楽部」が使用された可能性があります。
- 撮影場所:大阪市内のライブハウス
- エキストラ募集:300名規模で、2025年1月9日に撮影
- 「大阪倶楽部」での目撃情報:金髪のミュージシャン役の木戸大聖さんが目撃されている
大阪倶楽部は1912年に創立された会員制社交クラブで、一般公開されていない建物です。ライブハウスのシーンは、大阪の歴史的建造物を活用することで、独特の雰囲気を演出していると考えられます。
コンビニシーンのロケ地
コンビニのシーンは、大阪府守口市にある「コミュニティショップとくやま」で撮影された可能性が高いです。
- 場所:大阪府守口市(詳細住所は不明)
- 特徴:
- もともと米屋・酒屋として営業
- 国分が展開していた「コミュニティ・ストア」
- 現在はヤマザキの商品を扱う個性的なコンビニ
SNS上の情報によると、このお店が「バニラな毜日」のロケ地として使用されたとの報告があります。
一般的なチェーン店ではなく、地域に根ざした個性的なコンビニを選択することで、ドラマの世界観をより豊かにしていると考えられます。
ロケ地巡りのポイント
「バニラな毜日」のロケ地巡りは、大阪市城東区を中心に楽しむことができます。
- アクセス方法:
- 最寄り駅:大阪メトロ 蒲生四丁目駅
- 徒歩での移動が便利
- 注意点:
- 一部の建物は一般公開されていない可能性がある(例:大阪倶楽部)
- 実際の店舗(patisserie Tea shot等)では営業中の迷惑にならないよう配慮が必要
蒲生四丁目駅から歩いてすぐの場所に城東商店街があり、ドラマの雰囲気を感じながら散策できます。ロケ地巡りを楽しむ際は、地域の方々への配慮を忘れずに、ドラマの世界観を体験することができます。
まとめ
「バニラな毜日」のロケ地巡りは、大阪の下町の魅力を再発見する素晴らしい機会となります。
- 主要ロケ地が蒲生四丁目エリアに集中
- 古民家再生プロジェクトなど、地域の取り組みを実感できる
- 実在の店舗や歴史的建造物を活用したロケ地選定
ドラマの舞台となった洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」のモデルとなった「patisserie Tea shot」では、実際にスイーツを楽しむことができます。
「バニラな毜日」のロケ地巡りは、単なるドラマの舞台訪問にとどまらず、大阪の下町文化や地域の取り組みを体感できる貴重な体験となるでしょう。視聴者の皆さんには、ドラマの放送と併せて、実際にロケ地を訪れ、その魅力を直接感じていただくことをおすすめします。