渡邉伶音の小学校、中学時代と進路「バスケ天才少年の軌跡」

身長206cm、18歳の渡邉伶音。小学生時代から頭角を現し、中学で全国制覇。高校では特別指定選手としてプロデビュー。日本バスケ界の未来を担う彼の軌跡と、驚異の成長に迫ります。

渡邉伶音選手のプロフィール

渡邉伶音選手は、日本バスケットボール界の新星として注目を集めています。2006年4月2日生まれの18歳で、千葉県出身です。身長206cm、体重98kgという恵まれた体格を持ち、ポジションはパワーフォワードまたはセンターです。

渡邉選手の特徴は、高身長を活かしたインサイドプレーだけでなく、3ポイントシュートも得意とするオールラウンドな能力です。また、バスケットボールIQの高さも評価されており、将来が非常に期待される選手の一人です。

渡邉選手のバスケットボールとの出会いは小学2年生の頃でした。千葉県松戸市にある「松戸ミニバス」に所属し、バスケットボールの基礎を学びました。

小学生時代から身長が高く、保育園の時には141cm、小学6年生で180cmもあったそうです。この恵まれた体格を活かし、小学生の頃から注目を集めていました。

渡邉選手の小学校時代の特筆すべき点は、早くからバスケットボールの才能を発揮し始めたことです。また、現在の八王子学園八王子高校の十返翔里選手とは小学4年生頃から年に3、4回試合をするなど、早くから強豪選手との交流がありました。

渡邉選手は中学時代、最初は千葉県の八千代松陰中学校に入学しましたが、その後柏市立土中学校に転校しています。

柏市立土中学校では、1年生からバスケットボール部のレギュラーとして活躍し、3年生時には県大会で優勝するなど、輝かしい成績を残しました。

中学3年生の時には、全国中学校バスケットボール大会に出場し、準々決勝まで進出。この大会では、新型コロナウイルスの影響により、準決勝に進出した全4校が棄権したため、4校同時優勝という異例な形で日本一を果たしました。

また、中学時代には千葉ジェッツふなばしのユースチーム（U15）にも所属し、さらなる技術向上に努めました。

渡邉選手は、バスケットボールの強豪校として知られる福岡大学附属大濠高等学校に進学しました。高校選択の理由について、渡邉選手は「中学1年生でウインターカップを見に行って、大濠の応援席の後ろで観戦した時に『絶対にここでプレーしたい！』と思いました」と語っています。

高校時代の主な成績は以下の通りです。

高校時代の渡邉選手は、国内大会だけでなく国際大会でも活躍しました。

渡邉選手は現在、高校3年生ですが、すでにプロチームでの活動を開始しています。2025年1月1日からは、地元千葉県のBリーグチーム「アルティーリ千葉」の特別指定選手として加入しました。

特別指定選手制度は、高校生や大学生が学業と両立しながらプロチームでプレーする機会を提供するものです。渡邉選手は、この制度を活用して早くからプロの環境でプレーし、さらなる成長を目指しています。

渡邉選手は、自身の将来について次のように語っています。

「特別指定で大学の時からBリーグでプレーできるような選手になって、日本代表に入りたいと思います。そこでしっかり活躍して、父がオーストラリア人なので、国際ゲームでオーストラリアの人たちからも応援してもらえるような選手になりたいと思います」

この言葉からも分かるように、渡邉選手は日本代表として活躍することを目標としています。実際に、2024年10月にはFIBAアジアカップ2025予選の直前合宿に参加する日本代表候補に選出されるなど、着実にその夢に近づいています。

渡邉選手の軌跡から、私たちは以下のことを学ぶことができます。

渡邉伶音選手は、まさに日本バスケットボール界の未来を担う存在です。彼の今後の活躍に、多くのファンが期待を寄せています。高校生ながら既にプロの世界で活躍し始めている渡邉選手の姿は、夢を持つ多くの若者たちに勇気を与えるでしょう。