“そのまま聖地巡礼できる”よう、最寄駅/歩き方/おすすめ時間帯・マナーまで実用重視でまとめました。
(主要ロケ情報は公式/各種ロケ地データベース/地域ニュースを確認済みです)
作品イントロダクション
月9『明日はもっと、いい日になる』は、海辺の街にある児童相談所を舞台に、元・所轄の女性刑事・夏井翼(福原遥)が、ベテラン児童福祉司・蔵田総介(林遣都)らと親子の問題に向き合うヒューマンドラマ。
爽やかな海景と、胸に刺さる人間ドラマの対比が印象的です。公式サイトやTVerの番組ページで、最新情報・ストーリーをチェックできます。
まずは全体像:このドラマのロケ地「地図感」
本作は横須賀・三浦の海沿いを軸に、横浜市内、東京西部・多摩エリア、さらに埼玉県(浦和美園)など、広いエリアを縦横無尽に使っています。
海と坂道、団地、商店街、古い港町と新しい都市景観――多様なロケーションが、エピソードごとの感情の波を的確に増幅。
とくに「観音崎~野比~久里浜~三浦」ラインは“海の青さ×低い波消しブロック×細長い防波堤”といった“このドラマらしい海辺の記号”がそろい、巡るほどに世界観が腑に落ちます。
話数別・主要ロケ地ハイライト
(※各話に紐づく“特に訪ねやすい”&“画に映える”スポットを抜粋。より詳しい全件は末尾の「完全リスト」へ)
第1話:海と坂道、そして“駅”で始まる物語
- 平作川・開国橋(横須賀市):翼が拓斗を見つけた橋。川幅と空の抜けがよく、ドラマの“はじまり”の画作りにぴったり。
- 金田海岸(三浦市):潮位で表情が変わる遠浅の浜。干潮時は空の映り込みが綺麗。
- 京急長沢駅 西側の坂道(横須賀市):自転車で登る“線路沿いの坂”が胸に来る。駅の生活音が背景に滲む“町の体温”が魅力。
- 浦和美園駅(埼玉・さいたま市緑区)/美園コミュニティセンター:冒頭の駅/電車内や、拓斗を探すシーンが撮られた回。埼玉高速鉄道・埼スタ線の端点駅で、広いコンコースが印象的。
第2話:海辺の捕捉と、美術館の余韻
- 漆山湾(横須賀市長井):翼が走り、海風が物語を加速させる入江。夕方は逆光のドラマチックな画が撮れます。
- 横須賀美術館(観音崎):ガラスと白壁、海と緑が溶け合う名建築。物語の“光”を象徴する舞台にふさわしい。
第3話:海の階段、野比海岸、八景島
- 東浦賀の“海が見える階段”:港町らしい起伏が作る余韻。階段上からのカットは“心の高鳴り/不安”を巧く映す装置。
- 野比海岸:防波ブロック沿いに延びるプロムナードが象徴的。歩く後ろ姿のロングも映える。
- 八景島シーパラダイス(横浜市金沢区):高揚と不安、光景のまぶしさの反転が効く“遊園地”の文脈。
第4話:海辺のカフェで交錯する心
- ビーチエンド カフェ(三浦市):潮風が抜けるロケーション。会話劇が静かに深く届く。
第5話:久里浜の海と、港の見える墓
- 久里浜海岸/長瀬人道橋:走る、抱える、渡る――身体のダイナミズムが映える回。
- 大椿寺(港の見える墓/三浦市向ヶ崎町):潮の匂いが混じる祈りの場所。静かなロングが似合う聖地。
第6–7話:学校と横浜の街影、赤羽の坂
- 旧走水小学校(横須賀・走水):廃校の凛とした佇まい。校舎の陰影が物語の“痛み”を受け止める。
- 大岡川・宮川橋/福富町国際通り/野毛山公園:横浜らしい猥雑と温度。色と影のコントラストが強い画作り。
- 赤羽公園・赤羽台の坂(北区):団地と高台の“生活の匂い”が、心情の曲面を受け止める舞台。
第8–9話:うみかぜ公園と病院、緑道の静けさ
- うみかぜ公園/北下浦海岸通り:親子の距離がじわりと動く“開けた余白”。海風と遊具が象徴。
- 済生会湘南平塚病院/世田谷・呑川緑道:明るい病院外観と、木立の揺らぎ。リハビリの画に優しい光。
第10話–最終話:別れと祈り、そして高台の海
- 横須賀フェリーターミナル(東京九州フェリー):別れの場面。大型船と埠頭のスケールが、人生の分岐を大きな絵にする。
- 観音崎公園・展望園地:家族で訪れた“海の見える高台”。最終話らしい解放感が心に残る。
公式SNSでも横須賀~三浦一帯の海辺ロケがたびたび示唆され、話題になりました。
エリア別モデルコース(半日~1日)
A. 横須賀東海岸ライン「観音崎~浦賀~久里浜」:海と階段と港町を一筆書き
観音崎公園(展望園地)→横須賀美術館→走水(旧走水小学校・外観遠望)→浦賀(海が見える階段)→野比海岸→久里浜海岸
- 所要:電車+バス+徒歩で半日~1日。
- ベスト光:午前は観音崎~美術館の白壁が爽快/夕方は野比~久里浜の水平線が金色に。
- 注意:公園・学校・住宅地は生活エリア。撮影・ドローン・三脚は管理規約/掲示を遵守、住民のプライバシーに最大配慮を。
B. 三浦“海辺カフェ”と港町情緒:静かな会話が似合う風景
金田海岸→ビーチエンド カフェ→向ヶ崎の港沿い→三浦の小さな社寺
- 所要:半日。干潮の金田海岸は鏡面が狙える。カフェは混雑時間帯を避けると静かに余韻を味わえます。
C. 都市の陰影“横浜~赤羽”:川・橋・丘・団地
大岡川・宮川橋→福富町国際通り→野毛山公園→(移動)赤羽公園・赤羽台の坂
- 所要:半日~。街灯りが入る夕景~夜も作品らしいコントラスト。夜間の撮影は周辺の迷惑にならない音量で。
D. さいたま“第1話の駅をたどる”:浦和美園のコンコース
浦和美園駅→美園コミュニティセンター
- 所要:1~2時間。駅構内の撮影は鉄道会社の規約に従い、混雑時は配慮を。
完全リスト(主なロケ地と最寄り情報の要点)
※以下は公開済み情報の中から、巡礼しやすい地点を中心に抜粋。詳細・未公開アドレスや個人宅は触れません。
公式・配信で“復習”しながら巡ると100倍楽しい
- フジテレビ 公式ページはニュース/イントロ/各話ストーリーが揃い、ロケ巡りの予習復習に最適。TVerで最新話を無料視聴して、セリフとフレームを焼き付けてから出発すると、現場での“一致感”が段違いです。フジテレビ+1
聖地巡礼のマナー&コツ(超・実用)
「海の青さ」と“希望”を撮る、3つの構図
- 低い防波堤×水平線の三分割:タイトルが象徴する“明日の余白”を出しやすい。被写体は下1/3に。
- 坂のパース×人物の背中:長沢や赤羽台など、坂の直線を活かす。被写体は画面端に寄せ、“行き先の空白”を残す。
- ガラス建築×海(横須賀美術館):白壁と海のハイキー露出で“希望の気配”を強調。
参考リンク(出発前の最終チェック)
- 公式サイト/SNS/配信:公式情報・放送/制作ニュース・各話ストーリー。TVer+3フジテレビ+3X (formerly Twitter)+3
- 地域ニュース(浦和美園の撮影情報):第1話の駅/施設の実地情報。号外NET さいたま市浦和区・緑区
まとめ:海風のあとに、心が少し軽くなる
このドラマのロケ地は、どれも“画としての美しさ”と“生活の温度”が同居しています。
観音崎の高台で風に吹かれ、野比や久里浜の遊歩道を歩き、浦和美園の広いコンコースを思い出しながら、最新話をTVerで見直す――そんな「視聴→巡礼→再視聴」の循環こそ、本作の余韻を長く育てるいちばんの方法。
きっと、今日の続きに「明日はもっと、いい日になる」。あなたの足で、その一歩目を踏み出してみてください。