競走馬のふるさと・北海道「日高」を駆ける風、スタンドを揺らすターフの歓声、そして人と馬が紡ぐ20年のドラマ——。
TBS日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』は、原作・早見和真、主演・妻夫木聡、演出・塚原あゆ子という強力布陣に、JRA(日本中央競馬会)の“全面協力”が決定した本格派の競馬ドラマです。
実在の競馬場・関連施設での撮影がアナウンスされ、ロケハントは放送前から全国区で話題に。まずは作品の基本情報と、現時点で判明している“確定ロケ地”から整理していきましょう。
作品の基本情報(おさらい)
確定ロケ地①:北海道・日高地方(新ひだか町 ほか)
本作は、日本有数の競走馬の産地「日高地方」で約2週間にわたり主要シーンを撮影。
第1話のキーとなる“セリ会場”の場面や、主人公・栗須が元恋人と偶然再会する印象的なシークエンスもこの日高ロケで収められています。
現地の馬主・スタッフ・エキストラの協力で、本物の臨場感が加わったとのこと。
- 撮影トピック
- 競走馬と触れ合う場面:実際に日高育成の馬たちと対峙し“馬と心が通った瞬間が撮れた”と主演の妻夫木。
- セリ会場の臨場感:地元エキストラと関係者の協力で“本物のセリ”の空気を再現。
- キャストコメント:妻夫木聡・佐藤浩市・目黒蓮がそれぞれ馬と演技する難しさと手応えを語る。
参考:新ひだか町は“馬に会えるまち”として観光情報を公開しており、牧場見学の案内や名馬の供養先情報も整備。聖地巡礼の下調べに有用です。
確定ロケ地②:JRA協力による“実在の競馬場”
“JRA全面協力”は公式発表済み。実在の競馬場での撮影が明言されています。
どの競馬場が登場するかは放送でのお楽しみですが、本物のターフとスタンドで撮影された迫力あるレース・パドック・馬場入場などが期待できます(公式発表)。
※特定の競馬場名については放送・公式発表前のため“未確定”。ネット上の推測・目撃談はありますが、本ガイドでは確証の取れた情報のみ“確定”として記載します(後掲「有力候補・未確定情報」参照)。
有力候補・未確定情報(現地ファンの目撃・エキストラ告知など)
- 関東圏の競馬場:JRA協力の文脈から東京競馬場や中山競馬場が候補として語られていますが、公式の明示はなし。一部ブログやSNS、エキストラ情報の文脈で「船橋周辺でのロケ」「GⅠ期の関東開催で撮影の可能性」などの言及はありますが、本稿では“未確定”扱いとします。
- 北海道・新潟での追加撮影:エキストラ募集・下見情報から、新潟市内での競馬シーン、日高・札幌近郊での店舗・牧場撮影の“計画・実施”が示唆された時期も。いずれも公式確定発表ではないため、視聴後の検証向けメモとして。
お願い:牧場・競馬関連施設は動物福祉と安全第一。無断侵入・ドローン飛行・馬の前でのフラッシュ撮影は厳禁です。見学可否・時間帯・ルールは各施設の案内を必ず確認しましょう。
物語の鍵と“ロケで映える”注目ポイント
- “セリ会場”のライブ感
馬主や運営スタッフが協力したという“セリ”のシーンは、会場のざわめき・鐘の音・手旗の合図まで含めてリアルに。現地ならではの独特の緊張と高揚が画面越しに伝わります。 - “人と馬”の距離感
馬は繊細。俳優陣も馬優先の現場づくりを語っており、広大な放牧地・曇天や雨模様の空までもが心情に寄り添うトーンとして映るはず。 - “ターフの現場感”
実在の競馬場での撮影が示されているため、パドック〜本馬場入場〜レースの導線やスタンドのスケール感がダイレクトに。競馬ファンにはたまらない画作りに。
聖地巡礼モデルコース(安全・マナー最優先で)
A)北海道・日高2泊3日コース(新千歳発)
Day1:新千歳 → 新ひだか町
- 道中は日高路の牧場風景が連続。観光案内所・見学可の牧場情報で受け入れ可否と時間帯を確認。
Day2:新ひだか周遊
- セリ会場の空気感を感じさせる関連スポットや馬の資料館、地元グルメ(ジンギスカン)へ。牧場の見学マナーを厳守。
Day3:浦河・静内エリア → 新千歳へ
- 放牧風景を遠望できるビューポイントをめぐり、帰路へ。
季節の注意:春〜夏は仔馬シーズンで人気ですが、熱中症対策・虫対策必須。秋の台風・冬の路面凍結も想定を。自治体・道路情報を随時チェック。
B)関東“競馬文化”めぐり1Day(未確定ロケ地のため“文化巡り”として)
- 競馬博物館(府中)や場内展示など、競馬の歴史と馬文化を学ぶプラン。※ロケ地確定前は“聖地の代替”学習コースとして。
ロケ地巡礼の心得(保存版)
- 公式情報を最優先:未放送回・未発表の“推測”は現地の混乱に。公式サイト・ニュースで確定を待つ姿勢を。
- 動物福祉を第一に:馬は音・光に敏感。フラッシュ禁止・私有地の立入厳禁。見学マナーの遵守を。
- 地域に敬意を:日高は“仕事の現場”。撮影中のスタッフや牧場作業を妨げないこと。地域の交通・農作業を優先。
- ネタバレ配慮:放送前の撮影に遭遇しても詳細の拡散は控える。作品を“最高の形”で迎えよう。
キャスト/スタッフ(抜粋)
- 主演:妻夫木聡(栗須 栄治)
- 主要キャスト(発表順):佐藤浩市、目黒蓮、松本若菜、沢村一樹、黒木瞳、小泉孝太郎、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠 ほか
- 演出:塚原あゆ子 ほか
- 脚本:喜安浩平
- 原作:早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』
- 制作:TBSスパークル/TBS
出典:公式・ニュース。TBS
物語の導入(ロケ視点で楽しむコツ)
物語は、大手税理士法人に勤める税理士・栗須栄治(妻夫木)が、馬主・山王耕造(佐藤)との出会いをきっかけに“止まっていた人生”を再起動するところから動き出します。
セリ会場での邂逅、元恋人との再会、そしてターフに託す夢。
ロケの文脈で見ると、人と人の視線の交差を“開けた空/放牧地の遠景”や“スタンドのスケール”が包み込む構図が見どころに。
いま分かっていること/これから更新されること
- 確定:
- 日高地方で約2週間の大規模ロケ。セリ会場シーン・再会シーンを撮影。
- JRA全面協力で実在の競馬場撮影。
- 未確定(放送後検証へ):
- 首都圏の特定競馬場名(東京/中山など)。
- 新潟市内での競馬シーン、札幌近郊飲食店など、ネット上の目撃・募集情報。
本ガイドは公式・一次情報に基づく“確定分”を優先しつつ、未確定情報はラベリングして掲載しています。新情報が出次第、追記版の作成も想定しています(放送開始後の“登場スポット検証”回も準備予定)。
まとめ:ロケ地から味わう『ザ・ロイヤルファミリー』
『ザ・ロイヤルファミリー』は、日高の大地とJRA協力の実在競馬場という“本物の舞台”で、人と馬の情熱の継承を描く意欲作。
セリ会場の緊張、放牧地の静けさ、スタンドの熱——それぞれの空気感が、俳優の息遣いと合わさってロケーションそのものが語り手になるタイプのドラマです。
ロケ地巡礼はマナー最優先で、地域をリスペクトしつつ、作品世界をじっくり味わいましょう。