まず結論 —— 進路の本命は「実業団」。“駅伝+トラック両立型チーム”が相性◎
城西大学女子駅伝部のエース格・兼子心晴(かねこ こはる)選手は、1500m〜5000mを軸に力を伸ばしてきた中距離・長距離のオールラウンダー。
自己ベストは1500m 4分17秒20/5000m 15分45秒84/ハーフ 1時間14分16秒と公表されており(大学の部員紹介ページより)、トラックでスピードのあるレースができる一方、駅伝の総合力も備えています。
したがって、駅伝を重視しつつトラックのスピード養成にも強い「実業団」が、最も伸びしろを活かしやすい選択肢と考えられます。
※補足:兼子選手は静岡・浜松市立高→城西大。大学では全日本・富士山女子駅伝など主要駅伝を経験し、主力として戦力になってきました。富士山女子駅伝では前半のエース区間(2区)を任された実績もあります。
兼子心晴選手の現在地を整理(2025年9月時点)
評価ポイント
- 5000m15分台半ばのスピードがあり、1500mでも4分17秒台。中距離の切れ味+長距離の持久力が両立。
- 駅伝で“区間の重さ”を任された経験は、実業団の即戦力評価で有利。
進路の選択肢は大きく3つ
- 実業団(駅伝・トラックの競技継続)
- 一般就職+クラブチーム(市民クラブ/地域実業団)
- 競技第一線からの引退(一般就職・大学院など)
「実業団が有力」の根拠と、相性のよいチーム像
根拠1:トラックの“スピード指標”が合格ライン
女子実業団の主力クラスでは5000m15分台〜16分前後が1つの目安。兼子選手は15:45.84を持ち、スピード資産が既にある層。駅伝でも起用区間が広いタイプで、“戦力の幅”を提供できる。
根拠2:駅伝の経験値が積み上がっている
大学駅伝でエース区間の一角(2区)を任される信頼は、実業団でも評価されやすい。「大舞台で役割を果たせる」は即戦力ポイント。
根拠3:城西大の育成文脈との相性
城西大は駅伝に強く、トラックとロードの両立で伸びる選手が多い。兼子選手の“スピード×駅伝適性”は、彼女の大学での育成路線とも整合的で、駅伝主力+トラック補強の役回りがイメージしやすい。
有力候補先はココ!——「チーム“像”+具体例」で見る“相性マップ”
※ここで挙げる企業チーム名は内定情報ではありません。各チームの方針や補強状況は年ごとに変わるため、公式発表が出るまで断定は不可です。
① 駅伝最重視&強化投資大のトップコンテンダー型
② “伸ばしどころを任せる”中堅〜台頭志向型
③ 地域実業団・金融機関系の“働きながら強化”型
もし「一般就職+競技継続」を選ぶなら
競技スタイルから見る「起用イメージ」
進路決定までのチェックポイント(学生・関係者向け)
- チーム方針のすり合わせ
- 駅伝優先か、トラック育成も同等に重視するか。
- 海外合宿・治療体制・栄養サポート・セカンドキャリア支援の具体。
- 起用区間&成長ロードマップ
- 1年目の役割(駅伝の想定区間)/2〜3年の数値目標(5000m・10000m)。
- チーム内の“同タイプ先輩”の成長事例。
- 働き方の透明性
- 練習時間帯・勤務内容・遠征時の勤務扱い・評価制度。
- 引退後の配置転換や資格取得支援。
よくある疑問Q&A
Q. いまの記録で実業団に通用する?
A. 通用します。5000m15分台半ばは、駅伝の“稼ぎ区間”で勝負できるスピード。トラック強化でさらに上積み可能。
Q. 駅伝に強いだけで大丈夫?
A. 近年はトラックの速さが駅伝の安定感を生む傾向。1500m〜5000mのスピードがある兼子選手は、その“現代型”に合致。
Q. 城西大での駅伝実績は評価される?
A. されます。富士山女子駅伝の2区起用など、大舞台で任される信頼は即戦力評価の重要材料。
まとめ —— 兼子心晴選手のベストチョイスは?
兼子心晴選手は、“スピードで流れを変えられる中盤のキラー”になれる素材。実業団の厚いリソースで1500mと5000mを磨けば、駅伝での存在感はさらに増すはず。進路決定と同時に、「起用区間の設計」と「トラック指標の年次目標」を具体化できるチームだと、ベストマッチだと見ています。
参考・出典
- 城西大学「2025年度女子駅伝部 部員紹介」— 所属・学年・自己ベスト(1500m/5000m/ハーフ)等。城西大学
- 城西大学ニュース「富士山女子駅伝で6位!…」— 富士山女子駅伝での区間起用・レース経過。城西大学
- World Athletics「Koharu KANEKO | Profile」— 国際陸連の選手プロフィールページ。World Athletics