小澤耀平選手の進路!実業団か大学進学か?有力候補先はココ!

小澤耀平選手の進路 スポーツ
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まず結論(いちばん知りたいところ)

現時点(2025年9月29日)での小澤耀平(おざわ・ようへい)選手本人の言葉によると、高校卒業後は「大学進学」の予定です。

将来のために400mを伸ばし、日本インカレ(大学日本一を決める大会)で1年目から決勝に行くことを目標にしています。

これは月陸(陸上競技専門メディア)のインタビューで本人が語ったもの。したがって、「実業団に直接入る」「一般就職する」線は、少なくとも“今は”メインではありません。

進路の大枠=大学進学。実業団や就職の可能性は将来の選択肢として残しつつも、まずは大学で力を磨くステップを選ぶ、というのが本人の意思です。

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小澤耀平選手ってどんな選手?

  • 所属:城西大学附属城西高校(東京) 短距離ブロック
  • 種目:男子400m(200m・4×400mRも)
  • 主な戦績:2025年インターハイ男子400m優勝、記録46秒38(高校歴代8位タイ)。南関東大会では46秒60をマーク。高校ランキングでもトップ帯。

城西高は、400mのレジェンド山村貴彦先生(シドニー五輪・世界陸上出場、自己ベスト45秒03)が総監督として指導する環境。400mが強くなるためのノウハウが積み上がっている部です。

インターハイ広島の決勝は46秒38。この数字は高校生として“名刺代わり”になる一流のタイム。レース運び(前半を落ち着いて入って後半で切り替える)がはまり、本人も手応えを語っています。

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どうして進路が注目されるの?

理由はシンプルで、「400mで全国トップクラス」だからです。

400mは日本でも近年レベルが上がり、世界で戦うには45秒台前半、できれば44秒台が見えてくるかどうかが勝負。高校で46秒3〜6台を出せるなら、大学4年間で大きく伸びる“余白”があります。

そして、城西高は世界陸上400mで日本過去最高6位の中島佑気ジョセフ選手(OB)や、100mのサニブラウン選手(OB)など、トップスプリンターを輩出していることでも知られています。強い先輩の背中が見える学校出身のエースが、次にどの“強い現場”へ行くのか——ここがファンや関係者の最大の関心事なのです。

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そもそも「実業団」「就職」「大学進学」って何が違うの?

中学生にも伝わるように、三つの道を“部活の延長”のイメージで整理します。

  1. 実業団
    会社に所属して給料をもらいながら競技に専念する道。トレーナーや栄養、合宿などプロ並みの支援を受けやすい。ハードルも高く、即戦力や将来の日本代表クラスが多い。高校から直行は稀で、大学をはさんで入る選手が主流。
  2. 一般就職(競技継続なし/趣味レベル)
    通常の会社員として働く道。競技を続けるとしても市民大会中心になりやすい。もちろん「働きながら競技」も不可能ではないが、世界を狙うには時間も体力も厳しい。
  3. 大学進学(現在の本命)
    競技に必要な基礎体力・スピード・戦術を4年間で磨く道。国内最高峰の学生大会(日本インカレ)や国際大会も狙える。体の成長期の終盤を“伸びしろタイム”に充てられるのが最大の強み。小澤選手本人も「日本インカレ決勝へ」と明確に口にしている。
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「有力候補先」はどこ?——“タイプ別”に絞り込む

本人も学校も具体的な大学名は公表していません。ここからは公表情報を踏まえながら、「400m強化」という観点で“タイプ別に候補群”を紹介します。

あくまで推測の域ですが、根拠のある材料をもとにしています(※確定情報ではありません)。

タイプA:400mの“個人強化”と“リレー強化”の両立が見込める強豪

  • 東洋大学
     短距離〜リレーで実績が厚い。卒業生のウォルシュ・ジュリアンは400m45秒35(大学時代からの伸びで日本トップ級に)。4×400mの層も厚く、個人+リレーの二刀流で経験値を積みやすい土壌。
  • 順天堂大学
     歴代に45秒台の記録保持者が並ぶ名門。短長(200〜400m)で育成実績が豊富。日本インカレでも上位常連で、高い競争環境がある。

タイプB:「400mの名将・OBの系譜」に強み

  • 法政大学
     男子400mの金丸祐三(日本選手権11連覇の大黒柱)が在学〜社会人で長期にわたり首位を守った“歴史”。400mの勝ち方が体系化されているのは大きな魅力。
  • 日本大学・筑波大学・東海大学・中京大
     400m〜リレーでの伝統やコーチ陣の層が厚い大学群。技術的な上積みを重視するタイプの選手に合いやすい(山村先生自身は日大出身という縁も)。

ここに挙げた大学名は候補群です。本人の合否・受験先・進学先を示すものではありません。 公式発表があるまでは推測の域を出ません。

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小澤選手の“伸びしろ”はどこにある?

インタビューを読むと、「後半の切り替え」に強みがあり、今後は「スピード系のメニューを増やし、200mの底上げで400mの記録を押し上げる」という考え。

これは400mの王道です。200mが速くなると、前半300mの通過が楽になり、ラストの粘りに余力が残るからです。

さらに、高校=46秒3〜6台は、大学で45秒台への入り口に立っている証拠。過去の名選手の例(例:金丸祐三)を見ても、大学期に記録を一段上げるパターンは珍しくありません。

もちろん個人差はありますが、400mは「身体の成熟×走技術×乳酸耐性」の掛け算。大学での計画的なトレーニングがハマると、一気に階段を登ることがあります。

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「大学→実業団」の王道ルートが現実的

日本の短距離は、大学4年間で基礎を鍛え、卒業時に実業団へというルートが主流です。とくに400mはケガ予防を含む“身体づくり”が長期戦。高校卒からいきなり実業団という選択は超エリートでもハードです。

小澤選手が大学進学→日本インカレ決勝を目標にしているのは、この王道ルートに沿ったもの。ここで45秒台前半〜中盤へ踏み込み、4×400mリレーでも経験を積めば、卒業後に実業団から声がかかる可能性は十分あります。

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レース像:小澤式「勝ち方」の魅力

小澤選手は、“落ち着いた前半→勝負の後半”という大人の400mをやっています。400mは前半で飛ばしすぎると最後の100mで脚が止まる。一方で、前半を抑えすぎると直線で届かない。

インタビューでも「前半を落ち着いて入り、後半で切り替える」と語り、予選→決勝のプランも現実的。

タイムレース決勝という難条件で自分を見失わなかったメンタルも特筆ものです。こうした“自分でレースを作れる”能力は、大学に進んだときに伸び率が高いタイプの証です。

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「もし仮に」タイプ別にマッチする大学像

※繰り返しますが推測の域です。“もし仮に”という前提で、走りの特性×チームの色でマッチングを妄想してみます。

  • 前半〜中盤のスピードを一段上げたい → 東洋・順天タイプ
     200m〜300mの質を上げ、45秒台への入口をこじ開けたい。リレーでも強いチームメイトの背中を追える。
  • 400mの“勝ち方”を系譜で学びたい → 法政タイプ
     金丸選手の系譜に“勝ち筋”が残る。レース運びの再現性を高めたい選手に相性良し。
  • 技術・理論を突き詰めたい → 日大・筑波・東海・中京タイプ
     コーチングの理詰めでフォームや局面技術を磨く。4継(1600R)の駆け引きで実戦経験も厚くなる。
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まとめ:有力候補は大学強豪群

  • 現時点の本人意思:大学進学で競技を磨く(日本インカレ決勝を狙う)。
  • 高校実績:インターハイ優勝46秒38(高校歴代8位タイ)。南関東46秒60。トップ高校生の証明。
  • 有力候補先の見立て:東洋・順天・法政・日大・筑波・東海・中京など、400m強化の文脈で名前が挙がる強豪群(※あくまで推測/確定ではない)。
  • ロードマップ:大学4年間で45秒台前半を狙い、4継の経験も積み、卒業時に実業団という王道へ。将来は日本代表・世界舞台が視野に入る。

参考・一次情報(主要ソース)

  • 月陸Online「高校生FOCUS:小澤耀平(城西高)」——大学進学の意向、インターハイ優勝後の心境・今後の目標。2025年8月21日公開。 月陸Online
  • 城西大学附属城西中学・高等学校 公式サイト——インターハイ優勝(46秒38)のお知らせ。2025年7月29日。 城西中高
  • 日本陸連「全国高等学校リモート陸上 2025 ランキング」——400mランキング日本アート財団
  • World Athletics(世界陸連)——2025年日本高校選手権400mの結果掲載ページ。 World Athletics
  • 城西高校陸上部 スタッフ紹介——山村貴彦(400m45.03/五輪・世陸出場、現・総監督)の指導体制。 城西高校陸上部
  • 東洋大学・順天堂大学・法政大学などの400m実績や記録に関する公開情報。

最後にひとこと

“進路はゴールじゃなくて、スタートライン。”
インターハイ王者として手に入れた自信と、あえて浮かれすぎない冷静さ。この二つを持った小澤耀平選手が、大学という大海原でどんな走りを見せるのか。45秒台の扉をノックする瞬間を、楽しみに待ちましょう。

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