「なで肩」とは?
「なで肩」とは、首のつけ根から肩先に向かって、なだらかな斜めラインになる肩のこと。上から見ると、肩が「すっと下がっている」ように見えます。反対は「いかり肩」で、首の横から肩先までが水平に近く、角ばって見えます。
大事なポイントは、どちらが良い・悪いではないこと。骨格や筋肉のつき方、姿勢、服のつくりによって見え方が変わり、いろんな魅力が生まれます。
なぜ「堤真一=なで肩」の印象が強いの?
堤真一さんは、映画やドラマ、舞台で長く活躍する俳優です。ネットやSNSでは「堤真一 なで肩」という検索がよく見られます。なぜそう感じる人が多いのか、3つの理由で説明します。
1) すらりとした体型 × 首まわりの見え方
堤さんは首がすっきり長く見えることが多く、そこから肩にかけてのラインが「斜めにスッと落ちる」ように映ります。これが、なだらかなシルエット=なで肩の印象を強くします。
2) 役柄・衣装の影響
スーツ姿、シンプルなシャツ、肩になじむコートなど、肩線がやわらかい衣装を着ている場面が多いと、なで肩っぽく見えます。衣装デザイン(肩パッドが薄い、ラグランスリーブ*など)でも印象は変わります。
*ラグランスリーブ:首元から斜めに袖がつくデザイン。肩の丸みが出やすい。
3) カメラ角度・姿勢
映像では、カメラの角度やライトで肩の影ができ、斜めラインが強調されることがあります。また、リラックスした立ち姿は少し肩が落ちて見えやすく、やわらかい雰囲気=なで肩イメージにつながります。
なで肩が作る「印象のよさ」
「なで肩」はマイナスではありません。むしろ大人の男性にとっては武器になることも。代表的な印象を挙げます。
「なで肩」に似合う服・スーツの選び方
ここからは、なで肩の人(男女問わず)が明日から使える着こなしのコツです。堤さんのように上品で落ち着いたムードに寄せたい人にも有効。
1) ジャケット/スーツ
2) シャツ
3) コート・アウター
4) ニット・カットソー
5) 小物
写真・動画で「なで肩が気になる」ときのコツ
「記念写真でなで肩が気になる…」そんなときは、次の小ワザを。
なで肩×ビジネスシーン:スーツの“実践レシピ”
この組合せは、肩のやわらかさを保ちつつ、芯のある大人像を作りやすいです。堤真一さんが醸し出す「落ち着き・余裕」のムードにも近づけます。
よくある誤解:「なで肩=だらしない」?
いいえ、ちがいます。
なで肩は生まれもった骨格や筋肉のつき方による見え方で、短所ではありません。むしろ、やさしさ・上品さ・知的さが出やすい“味”です。だらしなく見えるときは、サイズが合っていない服や猫背が原因のことがほとんど。
つまり、服の選び方と姿勢で印象は大きく変えられます。
今日からできる「姿勢&肩ケア」5分ルーティン
長時間のスマホ・PCで、肩まわりはすぐ固まります。なで肩の人ほど、肩甲骨まわりを動かすとラインが整いやすくなります。無理のない範囲でどうぞ。
- 胸開きストレッチ(30秒×2回)
胸の前で手を組み、前に軽く押して背中を丸める→次に後ろで手を組み、胸を開いて肩甲骨を寄せる。 - 肩回し(前回し10回・後ろ回し10回)
大きな円を描くように、ゆっくり回す。呼吸は止めない。 - 首すじ伸ばし(左右各20秒)
片手で頭をやさしく斜め前に倒す。痛気持ちいい範囲で止める。 - 壁タッチの姿勢確認(30秒)
壁にかかと・お尻・肩・後頭部を軽くつけて立つ。自然な背骨のS字を思い出す。 - 軽い背中トレ(1分)
うつ伏せで腕を「W」の形に上げ、肩甲骨を寄せる意識で5秒キープ×6~8回。
※持病がある人、痛みが強い人は無理せず専門家に相談してください。
「なで肩」を活かす考え方
かんたんQ&A
Q1. どんなスーツブランド/型が合う?
A. ナチュラルショルダーをうたう型、薄め肩パッドの型を選ぶと相性良し。ブランド名よりも試着で肩線の位置・袖山の丸みをチェックしましょう。
Q2. 肩パッドは入れるべき?
A. 薄く入っていればOK。ゼロだと服によっては“落ち感”が出すぎることも。店員さんに「肩先が落ちすぎない程度」と伝えるとスムーズ。
Q3. なで肩は治せる?
A. 骨格そのものは個性です。治すというより、姿勢と筋バランスを整えて“見え方”を良くするのが現実的。ストレッチとサイズの合った服で十分に好印象へ。
Q4. リュックがずり落ちる…
A. チェストベルト付きを選ぶ、ストラップを短めにする、肩に食い込まない幅広パッドにする、などの工夫が効きます。
Q5. 写真で“肩が落ちる”のを避けたい
A. 胸を軽く開く・親指だけポケット・目線と同じ高さのカメラ。この3つをセットで試してください。
「堤真一っぽい」雰囲気に寄せたい人へ:シンプル3ステップ
- 清潔感ファースト
髪・眉・肌(乾燥対策)・シャツの襟・靴のていねいさ。ここが雰囲気の半分を作ります。 - 自然体のスーツ
ナチュラルショルダー、薄パッド、標準~やや広めラペル、サイズは肩線ぴったりを最優先。 - 姿勢は“静かに胸を開く”
大げさに張らず、余裕のある立ち方へ。声も少し低めでゆっくり話すと、大人の落ち着きが増します。
まとめ:なで肩は“マイナス”じゃない、むしろ「大人の余裕」を作る
肩は、直すものではなく“整えるもの”。
自分の骨格を味方にして、服と姿勢で少しずつ“似合う”を積み重ねていきましょう。なで肩は、あなたの魅力を引き出す強い味方になります。