年俸が下がった“数字の根拠”
- 2025年年俸：3200万円（推定）
- 2024年年俸：4000万円（推定）
- 差額：-800万円（約20％減）
この減額幅は、報道でも「今オフ最大タイの20％減」と明記されている。
主要データまとめ（推定）
2019年 1000万 → 2020年 950万 → 2021年 1500万 → 2022年 2700万 → 2023年 3400万 → 2024年 4000万 → 2025年 3200万。
「なぜダウン？」—背景をやさしく整理
1) 2024年は“一軍で投げられなかった”
- 2024年シーズンは一軍登板ゼロ。これは投手にとって査定上かなり厳しい材料で、ダウン提示の大きな理由になる。
2) 二軍（ウエスタン）でも“突出”し切れず
- 2024年の二軍登板は14試合、3勝2敗、防御率3.88。ファームの枠内ではまとまっているものの、「今すぐ一軍でローテに戻す決定打」には少し足りなかった。
3) 本人も不振を認める“コメント”
- 契約更改の席で「何をやってもうまくいかない」と率直に吐露。球団からは「ダメだったけど復活した選手を見てきた。期待している」と前向きな言葉も。結果（2024年）と期待（2025年）の両面がはっきり示された交渉だった。
2025年に見えた“復活シグナル”
2025年のファーム成績（ウエスタン・リーグ）では、投手部門のリーグリーダーに名を連ねる数字が出ている。
- 防御率 2.48（リーグ1位）
- 勝率 .818（リーグ1位）
— NPB公式の“リーグ・リーダーズ”に明記。「安定して失点を減らした」「試合を壊さない」投球が戻っている証拠だ。
二軍で先発中心に長い回を投げ、勝ちを積み上げていることが確認できる。数字の土台は作れている。
2025年の年俸3200万円は“高い？安い？”—納得感を3視点で
視点A：直近実績ベースの査定
- 一軍登板がなく、二軍成績も2024年はインパクト不足。-800万円（20％減）は“実績主義”の査定ロジックでは妥当といえる。
視点B：ポテンシャル＆チーム事情
- 2023年には一軍で先発5勝と戦力になった事実がある（通算の年度別はNPB公式で確認可能）。「戻れる地力」を球団は評価し続けている。
- 先発陣はケガや不調で“ローテの空き”が季節的に生まれやすい。「即戦力の再昇格候補」としての価値は維持される。
視点C：2025年ファーム実績の説得力
- 2025年の防御率1位＆勝率1位は、「一軍テスト待ち」の強いサイン。年俸自体はダウンでも、“上げ直す準備は整った”と見ていい。
データで見る「復活の条件」3か条
- 平均球速＆出力の回復
2024年は最速145km/hと報じられ、出力に苦しんだ。球威とキレの両立を取り戻せるかが鍵。 - イニングの安定完走（QS率の底上げ）
二軍でロングイニングをこなせている2025年は好材料。「5～6回を3失点以内」を安定して積み重ねたい。 - 四球の抑制とカウント作り
2024年の二軍は与四球がやや多め。2025年は失点抑制で結果が出ている今、四球の再最適化が昇格の決め手になる。
時系列ハイライト
- 2023年：先発含め台頭、翌年の期待値を上げる。
- 2024年：一軍登板なし。二軍で3勝2敗、防御率3.88。契約更改は3200万円（-800万円）でサイン。
- 2025年：二軍で防御率1位・勝率1位と復調アピール。「いつ呼ばれてもおかしくない」数字に。
Q&A（簡潔版）
Q. どうして年俸が下がったの？
A. 2024年に一軍登板がゼロで、二軍でも最上位クラスの数字を出せなかったから。減額幅は約20％で、報道の表現でも「今オフ最大タイ」とされている。
Q. 2025年は良いの？
A. ファームで防御率1位＆勝率1位。結果は明確に上がっている。
Q. 一軍再合流のタイミングは？
A. 先発の欠員や連戦時がチャンス。「5～6回を3失点以内」を安定して積む今の流れなら、テスト昇格の可能性は十分。
まとめ
- 年俸ダウンの理由は“結果”（2024年一軍登板ゼロ＋二軍で決め手不足）。
- とはいえ2025年は“数字が語る復調”（防御率1位＆勝率1位）。
- 評価は「今、上げ直し中」。シーズン中のチーム事情次第で、再昇格→再評価（年俸巻き返し）は十分にあり得る。
参考リンク（主要一次ソース）
- 契約更改：3200万円（-800万円、約20％減）でサイン。本人コメントあり。パ・リーグ.com
- 年俸推移（推定）：2019→2025の一覧。年収ガイド
- 2024・二軍成績（概要）：登板14、3勝2敗、防御率3.88。Full-Count
- 2025・二軍リーグリーダー：防御率1位 2.48／勝率.818。NPB.jp 日本野球機構
