ドラマを全部追えていない人でも、今どこまで進んでるのかスッと整理できるようにまとめます。
まず整理:「良いこと悪いこと」はどんな事件なの?
舞台は、32歳前後になった同級生たち。
小学校時代の仲間が同窓会で久しぶりに集まったところから、すべてが始まります。
同窓会の場で、タイムカプセルが掘り起こされます。中から出てきたのは「卒業アルバム」。でもそのアルバムは普通じゃない。特定の同級生の顔が黒く塗りつぶされていたんです。
そのあと、塗りつぶされた同級生たちが、次々とおそわれていきます。
これがただの事故なのか?誰かの復讐(ふくしゅう)なのか?物語は「これは偶然じゃない。連続事件だ」という方向に転がっていきます。
中心で動くのは2人:
- 高木将(あだ名:キング/演:間宮祥太朗)
- 猿橋園子(あだ名:どの子/演:新木優子)
この2人が「なんとか次の被害を止めたい」と必死に走り回る、というのが毎話の軸になっています。
今まで何が起きた?被害者リストと“やられ方”の共通点
これ、めちゃくちゃ大事です。なぜなら「次に誰が狙われるか」は、この順番から読めるから。
作中では、子どものころにみんなで作った「替え歌」があって、どうもその替え歌の順番どおりに同級生が狙われている、と示されています。
これまでの主な襲撃(放送済み時点):
- 武田(あだ名:貧ちゃん)
- 子どものころ「空を飛びたい」みたいな夢を語っていた人物。
- 落下・転落にからむ“事故っぽい”形でダメージを受ける。
→「空を飛ぶ」イメージとリンクしている。
- 幹太(“消防士になりたい”タイプの同級生)
- 火災・炎にからむ形で襲われる。
→「消防士になりたい」夢を、悪い形で“叶えられた”。
- 火災・炎にからむ形で襲われる。
- 笑美(ニコちゃん/ホステスとして今は働いている)
- こちらも彼女のキャラや当時のイメージがねじれた形で狙われていると示唆。
→ 「夢をこわす/夢をゆがんだ形で実現させる」という共通点が見える。
- こちらも彼女のキャラや当時のイメージがねじれた形で狙われていると示唆。
- 小山隆弘(ターボー/演:森本慎太郎)
- 今はIT企業の社長で、超目立つ成功者ポジ。
- 大勢の前に立つプレゼン・囲み取材の最中、頭上からガラス板が落ちてくるという“公開処刑”のような襲撃。
- しかしキング(高木)が体を張って助け、ギリギリ生き残る。
ポイントはここです:
- ターボーの場合も“死ね”レベルの殺意は感じるが、結果的には未遂。
- 「あれは事故です」で片付けようとする空気がまだ残っていて、警察も本気で動こうとしない。
つまりこの犯人(犯人グループ?)は、
- 完全に殺し切ってないケースもある
- でも「次は誰か」をわざとわかるように見せつけてる
こういうかなりゲーム的なやり方をしているわけです。
なぜ「次はちょんまげ(羽立)」と言われているのか
公式サイトや各メディアの事前記事では、5人目の標的は羽立太輔(森優作)“ちょんまげ”でほぼ確定だろう、という流れになっています。
羽立の特徴:
- あだ名は「ちょんまげ」。子どものころ“侍みたいな自分”を描いた絵(刀を持った武士)でみんなからイジられていた。
- 今は社会からちょっと外れた生活をしていて、引きこもり気味。仕事もしていない“ニート状態”と報じられている。
- 親はもういない。お母さんも亡くなっていて、いまは一人暮らしで孤立している、とクラスメイトの証言がある。
- 部屋は散らかっていて、ほぼ外と接点がない。パソコンだけが世界。そこに“ターボー襲撃の写真”が送られてきている=犯人の動きやメッセージを一番近くで見せつけられている存在でもある。
そして一番こわいのがここ。
子どものころに描いた「将来の夢の絵」に沿って、みんなが襲われている
= 羽立の場合「刀を構えた侍」。
= もしそれを“悪い形で実現する”なら「刺される」「切られる」みたいな、直接的な暴力が想像される。
メディア側でも「もし絵どおりにいくなら、羽立は刺される(斬られる)タイプの襲撃になるのでは?」という読みがすでに出ているレベルです。
しかも第4話の予告では、キングたちが「羽立を守りたい」と思って彼のアパートに会いにいくシーンがしっかり出ている。
=つまり、作中の人間たちも「次はちょんまげが危ない」と本気でわかっている段階です。
この「ヤバいのわかってるのに孤立してる人に会いに行く」という展開はサスペンスの定番で、たいてい何か起こります。
だからこそ、視聴者は今こう考えているんです。「羽立はこの回(第4話)でやられるの?それとも助かるの?」
羽立(ちょんまげ)は生き残れるのか?考察ポイント
ここからは、今ある情報からの“推理”です。まだ公式に出ていない先のネタバレではなく、現時点の根拠を使った推測として読んでください。
1. 物語的な重要度が急に上がったキャラは「簡単にはいなくならない」説
ドラマの公式紹介やニュース記事では、「第4話は羽立(森優作)にスポットが当たる」と明言されています。
これって、視聴者に「この人はどんな人生を生きてきて、どんな痛みを持ってるのか」をちゃんと見せる回になる、という意味です。
サスペンス作品って、背景をちゃんと描いたキャラは“すぐ退場させない”ことが多いんですよ。
なぜかというと、彼(彼女)がその後の証言者・語り部・生存者として、事件の核心に近づく役になるから。
特に羽立の場合:
- 親を失った孤立
- 子どものころのコンプレックス(ちょんまげの絵で笑われた)
- 今も社会から外れている痛み
この「弱い立場の人物をちゃんと描く」っていうのは、視聴者の感情を犯人側へ向けて燃やすための装置になりやすい。
ここで殺してしまうと、「犯人ゆるせない!」は一気に高まるけど、ストーリーの語り手が1人いなくなる。制作サイドとしては少しもったいない。
→ なので、“第4話ですぐ死亡”まではいかない可能性は高い、と読むことができます。(推測)
2. 「守ろうとするキング&園子 vs 拒絶する羽立」という図
第4話の事前情報では、キング(間宮祥太朗)と園子(新木優子)が羽立の部屋を訪ねるけど、羽立は彼らを拒絶する、という描写が示唆されています。
これはつまり、
- 羽立は「助けなんかいらない」「今さら来るな」と突っぱねる
- でもその結果、彼は一人になる
- 一人のところを狙われる
という“孤立フラグ”と同時に、
- キングたちは「放っておけない」「必ず守る」と心に決める
- = 物語の“守りたい対象”として羽立の存在が固定される
という“生存フラグ”も立っているんです。
サスペンスでは「守りたい対象」は、その後もしばらく守り続ける役割になることが多い。
つまり羽立は、今後しばらく「守られるべき人=次に狙われる候補」として、物語を引っ張り続ける位置になれる。これも、即リタイアしにくいサインです。(推測)
3. “斬られる/刺される”系の直接攻撃はドラマ的にハードルが高い
これまでの犯行は、
- 転落(落下)
- 火災
- ガラス落下
など、「事故っぽいけど実は狙われてる」という演出が中心です。
でも羽立の将来の夢=侍=刀=刺殺/斬殺というのは、あまりにも“直接的な殺人”のイメージですよね。
日本の地上波サスペンスで21時台(プライム帯)に、いきなり「刀でズブッ」とか「血しぶきドーン」という演出を強くやるのは放送的にかなり攻めてます。
だから、同じ“侍モチーフ”でも、もっとテレビ的にマイルドな「刺されかける」「刃物を突きつけられる」「切りつけは未遂で終わる」という形に落とす可能性が高いと考えられます。(推測)
これってつまり、「羽立は襲われる」「でもギリギリ助かる」という展開がいちばん現実的にありえる、ということです。
じゃあ、“次の被害者”は本当に羽立だけ?
正直、現時点の流れだと「5人目=羽立で確定」という空気になってます。これは公式情報レベルで匂わせ済み。
でも、ここからはあえて逆張りも見ておきたい。なぜならこのドラマ、わりと「視聴者の想像どおりに見せておいて1回ズラす」タイプの作りだからです。
候補として名前が挙がっているのは、たとえばこのあたり:
A. 委員長(小林紗季)
- 元・学級委員。今も責任感の強いタイプ。
- クラスメイトの住所や家庭状況(羽立は親を亡くしてひとり暮らし etc.)をちゃんと把握しているくらい、情報を持っている。
- こういう「情報を持つ人」は、犯人側からすると“邪魔”。
- しかも、過去にいじめや圧力の中心にいた可能性もゼロではないと疑われている。
→ もし犯人サイドが「一番コントロールしづらい人間」を先に消そうとするなら、委員長ルートもある。
B. 先生(当時の担任・現在は校長の大谷)
- 大人ポジション。
- 「子どもたちの過去」を一番知っている人物でもある。
- ネット上の考察では、先生は“協力者側”なのか“隠蔽側”なのか、という疑いが強い。
→ 先生が狙われる=「もう完全に昭和の同窓会レベルじゃない、大事件だ」という世間へのアピールにもなる。
C. マスコミ側に近い人物(園子の職場)
園子(新木優子)は週刊誌系の記者で、事件を記事にしたい。でも編集部は「まだ事故扱いだからリスクが高い」と、すぐには大きく扱わせてくれないという状況。
一方で、同僚の中にはこのネタを“行ける”と感じ始めた人もいて、彼らはもう事件に深く踏み込もうとしている。
つまり「真相に近づきすぎたマスコミ側が消される」という展開も、ミステリーとしては十分ありえます。(推測)
犯人は1人?複数?いま出てる説
視聴者の間では、「犯人は1人じゃないのでは」という声がかなり強くなっています。
理由はシンプルで、これまでの襲撃はそれぞれ“やり口”がバラバラだから。
- 落下事故っぽいもの
- 火災
- ガラス落下のようなステージ上テロ未遂
- タイミングも場所もバラバラ
これを1人で全部、計画・準備・実行・アリバイ確保までやるのは正直ムリ筋です。
そこで浮かんでいる仮説がこれ:
仮説1:主犯+複数の協力者
「黒幕(計画立案者)」がいて、その周りに“手足”として動く協力者が何人かいる。
- 黒幕は昔いじめられた、あるいはその場にいたけど止められなかった人物で、いまも深い恨みを持っている。
- 協力者はそれぞれ事情や復讐心を抱えていて、順番に“担当”をこなしている。
→ この場合、羽立は「次のターゲットに決まっている=もう実行犯側も準備済み」と考えられるので、危険度はMAX。
仮説2:そもそも“連続殺人”に見せかけたい誰かがいる
「同級生たちが次々に襲われてる」という“物語”そのものを、誰かが意図的に作っている。
つまり“連続事件っぽく”見せることで、特定の誰か(たとえばキング)を精神的に追い詰めたいだけ、という線。
実際、ターボーの件は“殺意100%の殺し方”というより、あくまで「公開の場で大ケガさせる or 恥をかかせる」に近い印象だったんですよね。
これは「殺すこと」より「見せつけること」が目的だった可能性があります。
→ この説だと、羽立が命を落とすかどうかは50/50じゃなくて、「命を落とす必要はない=生きたまま“キングを追い詰める材料”として使われる」方向に寄るんです。
まとめ:羽立(ちょんまげ)はどうなる?
現状の情報から、私はこう整理します。
- 「次のターゲット=羽立」は、ほぼ公式ラインになっている。
キングと園子もそれを分かっていて、羽立に会いに行こうとする段階に入っている。 - ただし、“次の回でいきなり死ぬ”とは限らない。むしろ生存の可能性は高い。
理由は
- 羽立の背景(孤立・家庭環境・トラウマ)がいよいよ描かれる=視聴者に感情移入させたいタイミング
- キング&園子が「守るべき対象」として明確に抱え始める流れ
- これまでの襲撃が「必ずしも殺し切らない」パターンを含んでいること(ターボーは未遂だった)
- プライム帯での“刀イメージ=即致命傷”は表現が重すぎるので、ドラマ的に「刺されかけるけどギリ助かる」展開が現実的 - むしろ本当のサバイバルは“その次”からになる。
羽立が生き延びる=彼は事件の“証人”になる。
彼が知っている情報(犯人からの挑発写真や、当時のいじめの生々しい記憶)は、キングたちが黒幕に近づくカギになる。
つまり羽立が生きていれば、物語は一気に「黒幕の正体は誰なのか?」という本丸に進める。 - だから、視聴者としてほんとうに怖いのは “羽立の次”
=「羽立を守り切ったあと、今度は誰が狙われる?」という段階に入ったとき。
そこでは委員長や先生クラスなど、“過去を知っている大人側”や“事件を世の中に出そうとしている人”が、口封じ的に狙われる可能性が出てきます。(推測)
最後に:いまのうちに押さえておきたい視聴ポイント
ドラマを見るとき、ここをチェックしておくと次の考察がやりやすいです。
- 羽立の部屋に送られてきた「ターボー襲撃の写真」。
→ 誰が撮った角度? その場所に誰がいた? 警察でもマスコミでもない“身内の視点”じゃない? - キング(間宮祥太朗)が助けに入る場面。
→ なぜ毎回キングは一歩早く気づく? 狙われてるのは本当に“みんな”なのか、それとも「キングの周り」なのか? - 園子(新木優子)の記者としての記事化。
→ 誰が止めている? なぜ止める? 逆に、誰が“書け”とあおっている? そこに利害関係があるはず。 - 先生・委員長など「当時のことを正確に覚えている人」の態度。
→ ただ心配してるだけ? それとも“都合の悪いことは隠したい”感じ?
この記事の結論(いま時点)
つまり今のフェーズはこうです。
羽立が生きるか死ぬか = このドラマが「ただの復讐ストーリー」で終わるのか
それとも「同級生みんなの罪と弱さをさらけ出す人間ドラマ」に一段ステップアップするのか
その分岐点に、私たちは今まさに立っているわけです。



