リヴァプール対レアルの一戦、しびれる試合でしたね。
この記事では、
を、じっくり振り返っていきます。
試合の基本情報をサクッと整理
まずは試合の概要から。
- 大会:UEFAチャンピオンズリーグ 2025-26 リーグフェーズ第4節
- 対戦:リヴァプール vs レアル・マドリード
- 日時:日本時間 2025年11月5日 早朝(現地時間11月4日)
- 会場:アンフィールド(リヴァプールの本拠地)
- スコア:リヴァプール 1-0 レアル・マドリード
- 決勝点:アレクシス・マック・アリスター(後半61分・ヘディング)
この試合は、今季CLで無敗だったレアルにとって初黒星となる一戦。
一方のリヴァプールは、この勝利で今大会成績を3勝1敗の勝ち点9まで伸ばし、レアルに勝ち点で並びました。
まさに「名門同士のガチ勝負」で、緊張感が最後まで続く内容でした。
遠藤航は出場した? ベンチ入りはしたけれど…
日本人として一番気になるポイントがここですよね。
結論から言うと、
遠藤航はベンチ入りしたものの、残念ながら出場はしていません。
- リヴァプールのベンチメンバーとして登録
- しかし交代枠では起用されず、最後まで出番なし
日本メディアも、
「遠藤航はベンチ入りするも出場しなかった」
と、はっきり報じています。
つまり、
- 「CLの大一番のメンバーには入っている」
- ただし「この試合では、監督の戦術的な判断で出番なし」
という立ち位置です。
それでもポジティブに見たい理由
遠藤がベンチに入っているということは、
- 監督のアルネ・スロットから「戦力」として認められている
- ベンチメンバーを含めた“チームの一員”として信頼されている
ということ。
CLのレアル戦のような大舞台で、
「ベンチ外」ではなく「ベンチ入り」
していること自体、評価されている証拠でもあります。
前半:リヴァプールの圧力 vs クルトワの壁
リヴァプールが主導権を握る立ち上がり
試合開始から、ホームのリヴァプールが前からどんどんプレスをかけます。
- 高い位置からボールを奪いに行く
- サイドからクロスを入れる
- セットプレー(FKやCK)でゴール前に圧力
など、「アンフィールドらしい」激しいサッカーを展開。
一方のレアルも、
- エムバペ
- ベリンガム
- ヴィニシウス・ジュニオール
- ギュレル
といった攻撃陣でカウンターを狙いますが、
決定的な場面はやや少なめでした。
前半最大の主役は、やっぱりクルトワ
この前半で一番目立ったのは、レアルGKのティボー・クルトワ。
- ソボスライの決定的なシュートをストップ
- マック・アリスターやファン・ダイクのヘディングも冷静にセーブ
- 「決まった!」と思われた場面を、何度も片手・両手で弾き出す
海外メディアでも、
「クルトワが何度もビッグセーブを見せ、リヴァプールの先制を許さなかった」
と評されており、まさに“神セーブ連発”と言っていい内容でした。
スコアは0-0のままハーフタイムへ。
「内容的にはリヴァプール優勢、でも得点だけが入らない」という、サポーター的にはモヤモヤする前半でしたね。
後半61分、ついにゴール!マック・アリスターの決勝ヘッド
試合を動かしたのは後半16分、61分のセットプレーでした。
- リヴァプールがゴール右斜め前あたりでフリーキックを獲得
- キッカーはドミニク・ソボスライ
- 左足でゴール前に鋭いボールを送る
- 走り込んだアレクシス・マック・アリスターが豪快なヘディング
- ついにクルトワの牙城を破って、1-0!
この場面については、
- 「ソボスライのキック精度が完璧だった」
- 「マック・アリスターの入り方とタイミングが神がかっていた」
と、各メディアが高く評価しています。
なぜこのゴールが大きいのか?
- 相手はCL無敗だったレアル
- しかも、ゴール前には調子の良いクルトワ
- 何度も止められていたところを、ついにこじ開けた一点
ということで、心理的にも非常に大きいゴールでした。
監督のスロットにとっても、
- 「セットプレーから点を取れた」
- 「守備もクリーンシート(無失点)」
ということで、理想的な形の勝ち方だったと言えます。
それでも光ったクルトワの“神セーブ”たち
結果こそ1失点でしたが、クルトワの評価は非常に高いです。
メディアが伝えるクルトワの活躍
複数の海外・日本メディアが、クルトワについてこんな感じで伝えています。
- 「リヴァプールの攻撃を何度も止めた」
- 「ソボスライの1対1を防いだ」
- 「後半終盤、途中出場のガクポの決定機も止めた」
- 「この日何本ものセーブを記録し、敗戦の中でもベストプレーヤーの一人だった」
つまり、
「1失点したけれど、それ以上の失点を防いだ」
という意味での「神セーブ」です。
もしクルトワが普通の出来だったら、
スコアは2-0、3-0になっていてもおかしくなかった、という論調もあるほどです。
遠藤航が出た場合の“もしも”を少し想像してみる
ここからは、少しファン目線の話です。
遠藤がこの試合で出たとしたら、
どんな役割を期待された可能性が高いでしょうか?
リヴァプールの中盤構成や、これまでの起用法から考えると、
- リードしている終盤なら
→ 守備固め+中盤の安定要員 - 追いかける展開なら
→ 中盤の球際を強くして、ボール奪取から攻撃のスイッチ役
といった役割が考えられます。
この試合は、61分に先制してからも緊張感が続く展開でしたが、
最終的には他の交代カードで対応し、遠藤には出番が回ってきませんでした。
ただ、
- ベンチ入りが続いている
- リーグ戦や他の試合での出番もある
ことを踏まえると、CLのどこかの試合で重要な役割を与えられる可能性は十分あると見ていいでしょう。
スタッツから見る「リヴァプール優勢」の内容
詳細な数字はメディアによって多少違いがありますが、
総じて次のような評価で一致しています。
- チャンスの数:リヴァプールが上
- 決定的なシュート:マック・アリスター、ソボスライ、ガクポ、ファン・ダイクなど、リヴァプール側が多く作った
- ゴール期待値(xG)でもリヴァプール優勢とする分析もあり
- レアルは、エムバペやベリンガム、ヴィニシウスに何度かチャンスがあったものの、決定機の数ではやや劣勢
つまり、
「スコア以上に、内容としてはリヴァプールが試合を支配していた」
と言える試合でした。
トレント・アレクサンダー=アーノルドの“逆アウェー感”
この試合には、もうひとつ大きなドラマがありました。
- かつてリヴァプールの象徴的存在だった
トレント・アレクサンダー=アーノルドが、今季からレアルに移籍 - その彼が、ついにアンフィールドに“敵として”戻ってきたのです。
報道によると、
- 試合前、アンフィールド近くのトレントの壁画が傷つけられる事件があった
- ベンチ入りがアナウンスされた時点でブーイング
- 後半81分に交代出場した際も、ボールを持つたびに大きなブーイング
サッカーの世界ではよくある光景とはいえ、
「かつてのヒーローが、今は“最大のライバルクラブ”の一員として戻ってくる」
というドラマも、この試合をさらに特別なものにしていました。
この1勝が意味するもの:CLの行方とリヴァプール復調の兆し
今回の1-0勝利は、単なる1勝以上の意味を持っています。
① CLリーグフェーズでレアルに勝ち点で並ぶ
- リヴァプール:今大会 3勝1敗、勝ち点9
- レアル・マドリード:同じく勝ち点9(ただし得失点差などで上位)
無敗で突き進んでいたレアルに土をつけたことで、
「リヴァプールもCL優勝争いにしっかり絡んでいくぞ」
というメッセージをヨーロッパ中に示した形です。
② スロット体制の“ターニングポイント”になる可能性
一部メディアでは、今回の勝利を
- 「スロット体制のターニングポイントになるかもしれない」
と評価しています。
理由は、
- 強豪相手に内容でも勝てた
- セットプレーから得点
- 無失点で試合を終えた
という、「チームが完成に近づいている」要素がそろったからです。
まとめ:1-0の裏にあった3つのポイント
最後に、この記事の内容を3つにギュッとまとめます。

