眞栄田郷敦さんの名前、最近よく聞くなあ…という人も多いのではないでしょうか。
朝ドラ『あんぱん』で“手塚治虫がモデル”の天才漫画家・手嶌治虫を演じ、映画『港のひかり』では盲目の少年の“その後”を生きる青年・幸太役で話題になっています。
この記事では、いまから眞栄田郷敦を追いかけたい人向けに「必見の7作品」を中心に、映画・ドラマの出演作をやさしく整理していきます。
- まずはざっくりプロフィール
- 必見の7作品はコレ!
- そのほかの代表作もざっとチェック
- 眞栄田郷敦の“ここがスゴイ”3つのポイント
- これから観る人向け・おすすめ視聴ルート
- まとめ:1本観たら、きっと“もう1本”観たくなる俳優
まずはざっくりプロフィール
2019年にデビューしてから、たった数年で連ドラや映画の重要な役を次々と任される存在に。ラブストーリーから社会派ドラマ、スポーツもの、原作ファンの多いコミック実写版まで、かなり幅広いジャンルをこなしています。
必見の7作品はコレ!
ここからは、「これだけは押さえておきたい!」という7本を、
デビュー初期 → ブレイク期 → 最新作の順で紹介します。
① 映画『小さな恋のうた』──すべてはここから始まった
ジャンル:青春・音楽/2019年公開
MONGOL800の名曲「小さな恋のうた」から生まれた沖縄が舞台の青春映画。
眞栄田郷敦さんは、バンドのギタリスト・譜久村慎司役で出演。
どんな話?
- 高校生バンドが、ある出来事をきっかけに“音楽で誰かの背中を押す”存在になっていく物語
- 友情、恋、家族、基地問題など、沖縄ならではの背景も描かれる
眞栄田郷敦の役どころ・見どころ
- 主人公の親友で、曲作りの才能を持つ青年
- 自分の曲が周りの運命を変えていく、ちょっと繊細で静かなキャラ
- デビュー作とは思えない、目線や表情の細かさがすでに光っていると評判
「どこから見ようか迷う人は、まずここから」
彼の“原点”を知っておくと、後の作品での成長がより感じられます。
② ドラマ『ノーサイド・ゲーム』──ラグビー選手として一気に注目
ジャンル:企業ドラマ×スポーツ/2019年・TBS日曜劇場
池井戸潤さん原作のラグビードラマ。
眞栄田郷敦さんは、ラグビー選手の七尾圭太(ななお けいた)役で出演し、
「誰だこの新人は?」と一気に注目を集めました。
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どんな話?
- 大手企業のラグビー部「アストロズ」が、リストラ候補から再起をかける物語
- 仕事とスポーツ、両方の“逆転劇”が熱い
眞栄田郷敦の役どころ・見どころ
- ラグビーで挫折し、“普通のサラリーマン”になろうとしていた青年
- 監督の期待に応えるため、約3か月で15キロ増量して役作りをしたエピソードは有名
- プレースタイルだけでなく、「悔しさ」「再起」の感情表現が胸に刺さる
熱いスポーツドラマが好きな人には、外せない1本です。
③ ドラマ『プロミス・シンデレラ』──ツンデレ御曹司で“沼落ち”続出
ジャンル:ラブコメ/2021年・TBS火曜ドラマ
原作は人気漫画。
眞栄田郷敦さんは、金持ち高校生片岡壱成(かたおか いっせい)を演じました。
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どんな話?
- 離婚&無一文になったアラサー女子・早梅(二階堂ふみ)が、
金持ち高校生・壱成の家に居候し、“人生ゲーム”をさせられるラブコメ - さまざまな「ミッション」を通して、2人の距離が少しずつ縮まっていく
眞栄田郷敦の役どころ・見どころ
- 最初はひねくれていて口も悪い、でも本当は優しいツンデレ御曹司
- ふとした瞬間の照れ・嫉妬・不器用な優しさが、「郷敦沼から抜け出せない」と話題に
- ラグビー選手だった『ノーサイド・ゲーム』とは真逆のキャラで、演技の幅広さが分かります
ラブストーリー好きなら、まずはこの作品から入るのがおすすめです。
④ ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』──社会派ドラマで一気に“役者感”アップ
ジャンル:社会派サスペンス/2022年・フジテレビ系
長澤まさみさん主演の報道番組が舞台のドラマ。
眞栄田郷敦さんは、若手ディレクター岸本拓朗役で出演しています。
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どんな話?
- ワイドショー番組の女性アナウンサーと若手ディレクターが、
冤罪かもしれない死刑囚の事件を追う中で、
テレビ局・政治・司法の“闇”に迫っていく物語
眞栄田郷敦の役どころ・見どころ
- 最初は“ちょっと軽い今どき男子”っぽいディレクター
- 物語が進むほど、真実を追ううちに表情や立ち居振る舞いが変わっていく
- インタビューでも、「多面性のある役をどう演じるか」がチャレンジだったと語っています
ここで“雰囲気イケメン”から、“ちゃんとした実力派俳優”へと印象が変わった人も多いはず。
シリアスな郷敦を見たいなら、この1本はマストです。
⑤ 月9ドラマ『366日』──切ないラブストーリーで月9初出演
ジャンル:ラブストーリー/2024年・フジテレビ月9
HYの名曲「366日」から生まれたドラマ。
眞栄田郷敦さんは、ヒロインの初恋相手水野遥斗(みずの はると)役で出演しました。
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どんな話?
- 高校時代に両思いだった2人が、すれ違いを経て大人になり、12年越しで再び向き合う物語
- “もしあの時、素直に気持ちを伝えていたら…”という、誰もが持つ後悔と向き合うような内容
眞栄田郷敦の役どころ・見どころ
- 真面目で不器用だけど、心の中に強い想いを秘めた青年
- たくさんしゃべるより、沈黙や目線で感情を伝える演技が魅力
- 月9初出演という節目の作品でもあり、本人も「感慨深い」とコメント
「郷敦×切ない恋」が一番よく味わえるのがこの作品。
しっとり泣きたい夜におすすめです。
⑥ 連続テレビ小説『あんぱん』──“手塚治虫がモデル”の天才漫画家
ジャンル:朝ドラ/2025年・NHK
NHK連続テレビ小説『あんぱん』で、
眞栄田郷敦さんは手嶌治虫(てじま・おさむ)役を演じています。
どんな役?
- “漫画の神様”手塚治虫さんがモデルの天才漫画家
- 主人公・嵩(北村匠海)が上京後に出会い、人生を大きく変える存在
- のちにアニメ映画『千夜一夜物語』のキャラクターデザインを依頼する重要人物
見どころ
- 朝ドラらしい温かさの中に、天才ならではの“怖さ”や“エゴ”も垣間見える
- 制作側も「年下の才能あふれる役者として、眞栄田郷敦が真っ先に浮かんだ」とコメントするほどの当て書き感
- 眼差し一つで、天才の“集中力”や“こだわり”を表現しているのが印象的
朝ドラで彼を知った人は、ぜひ過去作にもさかのぼってみてください。
「あ、この表情、あの作品でも見たな」と“郷敦のクセ”が分かってきて面白いです。
⑦ 映画『港のひかり』──“光をくれたおじさん”を追いかける青年
ジャンル:ヒューマンドラマ/2025年公開
藤井道人監督×舘ひろしさん主演の話題作。
北陸の港町を舞台に、元ヤクザの漁師と盲目の少年との十数年の絆を描いた映画です。
眞栄田郷敦さんは、少年だった幸太の12年後の姿=青年・幸太を演じています。
どんな話?
- 両親をヤクザ絡みの事故で失い、視力も奪われた少年・幸太
- 過去を捨てひっそり生きる元ヤクザの漁師・三浦(舘ひろし)が、幸太と出会い、“光”を与える存在になる
- ある事件をきっかけに三浦は自首し、2人は離れ離れに
- 12年後、視力を取り戻し刑事になった幸太は、「光をくれたおじさん」を探し始める
眞栄田郷敦の役どころ・見どころ
- 「恩人にもう一度会いたい」という想いを抱えた青年の、静かな葛藤と成長
- 子ども時代の幸太を演じる尾上眞秀さんから、自然に“時が流れた”ように感じさせる演技が見事
- 舘ひろしさんもインタビューで、眞栄田郷敦を“自分にとっての光”と表現するほどの信頼関係が伝わってきます
人生に疲れた時、「誰かがくれた光」を思い出したくなるような映画。
しっかり泣いて、心を洗いたい時におすすめです。
そのほかの代表作もざっとチェック
「7本だけじゃ物足りない!」という人向けに、
ここからは名前だけでも覚えておきたい主な出演作をざっくり並べます。
映画
- 『東京リベンジャーズ』シリーズ:
不良チーム“東京卍會”の弐番隊隊長・ミツヤ役。クールで面倒見の良い兄貴分。 - 『ゴールデンカムイ』:
原作でも大人気の狙撃手、尾形百之助役。冷静で読めないキャラを怪しく演じている。 - 『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』:
スキージャンプ団体戦の舞台裏を描く感動作。 - 『カラダ探し』『カラダ探し THE LAST NIGHT』:
人気ホラー小説の実写版。青春ホラー×友情の熱さが特徴。 - 『ブルーピリオド』:
絵の世界に目覚める高校生・八虎役で主演。芸大受験を目指す青春ドラマ。
ドラマ
- 『私の家政夫ナギサさん』:
ヒロインの職場の後輩として出演。爽やかな若手社員ポジ。 - 『レンアイ漫画家』:
不器用な恋愛模様が詰まったドラマで、若手キャラを好演。 - 『カナカナ』:
元ヤンキーだけど心優しい青年役。よるドラでの温かい演技が印象的。
こうして並べると、「漫画・小説の実写化」「音楽や美術、スポーツなど“熱量”が高い作品」が多いのも特徴ですね。
眞栄田郷敦の“ここがスゴイ”3つのポイント
作品を並べただけだと分かりにくいので、
演技やキャリアの特徴を3つのポイントでまとめてみます。
1. 目力と“間”で見せるタイプ
インタビューや批評でも、「目ヂカラのある俳優」と表現されることが多い眞栄田郷敦さん。
- セリフが多くない場面でも、視線の動きやまばたきの“間”で感情を伝える
- 『エルピス』『366日』『港のひかり』あたりを見ると、その巧さがよく分かります
2. フィジカルをしっかり役に合わせる
- 『ノーサイド・ゲーム』ではラグビー選手のために15キロ増量
- 『ゴールデンカムイ』『東京リベンジャーズ』では、アクションや銃の扱いなど、身体の動かし方から役に入り込む
単に「顔がいい」だけではなく、体ごと役に寄せていくストイックさが、多くの監督から評価されています。
3. “闇”と“純粋さ”の両方を持てる
- 『プロミス・シンデレラ』のツンデレ御曹司
- 『エルピス』の成長していく若手ディレクター
- 『港のひかり』の、心に傷を抱えた青年
- 朝ドラ『あんぱん』の、天才ゆえの孤独も感じさせる漫画家
どの役にも、ちょっとした影と、根っこの優しさが同居しているのが魅力です。
これから観る人向け・おすすめ視聴ルート
「作品が多すぎて、どこから見ればいい?」という人のために、
タイプ別に“観る順番”も提案しておきます。
① 最新の“旬”を感じたい人
- 映画『港のひかり』
- 朝ドラ『あんぱん』
- ドラマ『366日』
いまの眞栄田郷敦の“現在地”を一気に感じられる3本です。
映画館で『港のひかり』を観て、家で朝ドラと月9をじっくり追う流れが鉄板。
② ラブストーリーで沼に落ちたい人
- 『プロミス・シンデレラ』
- 『366日』
- 『小さな恋のうた』
ツンデレ高校生 → 大人の切ない恋人 → 青春バンドマン
という順に観ると、「恋と向き合う男の成長」を勝手に妄想できます。
③ 骨太なドラマが好きな人
- 『ノーサイド・ゲーム』
- 『エルピス―希望、あるいは災い―』
- 実写映画『ゴールデンカムイ』
仕事・社会・歴史…と、テーマ性の強い作品での彼を並べて観ると、
「この数年での役者としての進化」がよく分かります。
まとめ:1本観たら、きっと“もう1本”観たくなる俳優
眞栄田郷敦さんの出演作を振り返ってみると、
という、かなり濃いキャリアを、たった数年で駆け抜けていることが分かります。
今後も、コメディやさらにダークな役など、
まだ見たことのない郷敦ワールドがどんどん増えていきそうです。
まずはこの記事で紹介した必見の7作品のうち、
「これ気になる!」と思った1本からで大丈夫。
1本観終わるころには、きっとあなたも
「次はどの郷敦を観ようかな?」と、作品を探しているはずです。





