2025年11月8日夜、BE:FIRSTのRYOKI(三山凌輝)さんが、
自身のインスタグラムでグループからの脱退を発表しました。
同じタイミングで、BE:FIRSTの公式サイトやニュース各社からも
「2025年11月8日をもってRYOKIがグループを離れる」
という内容の発表が出ています。
公式コメントでは、
- メンバーや事務所側と何度も話し合いを重ねたこと
- 「RYOKIのためにも、6人のためにも、別々の道を歩むのが最善」
といった趣旨の説明がされています。
一方で、2025年春から続いていた
「元婚約者との金銭トラブル報道」「女性問題」などが、
この脱退に影響しているのではないか、と多くのメディアが伝えています。
ここからは、
- 金銭トラブル報道で何が報じられたのか
- 事務所とRYOKIの対応
- 結婚・第1子誕生という“家族”の出来事
- そして、脱退という最終的な決断
この流れを整理していきます。
RYOKIってどんな人?かんたんプロフィール
まずは、RYOKIさんの基本情報をざっくり。
- 本名:三山 凌輝(みやま りょうき)
- 生年月日:1999年4月26日(26歳)
- 出身:愛知県
- もともとは俳優として活動し、その後オーディションを経てBE:FIRSTメンバーに
- ダンス・歌だけでなく、演技もこなすオールラウンダー
BE:FIRSTは2021年にデビューし、
ドームツアーやワールドツアーも行うほどの人気グループに成長しました。
そんな中で起きたのが、2025年春の「金銭トラブル報道」です。
金銭トラブル報道で何が書かれていたのか
元婚約者の女性による告発記事
2025年4月下旬、週刊誌(週刊文春)やWEBメディアが、
RYOKIさんと“元婚約者”とされるYouTuber「Rちゃん」とのトラブルを報道しました。
報道内容をざっくりまとめると、こんな形です(※あくまで「報じられた内容」)。
- 2人は婚約し、結婚を前提に交際していたとされる
- その中で、RYOKIさん側に多額の“支援”をしていたと女性が主張
- 高級外車(ベンツ)
- 高額な腕時計
- 毎月の生活費やお小遣い など
- 総額が「1億円規模」と表現される報道もあった
- しかしのちに婚約は破談となり、女性側は「結婚詐欺のようだ」と感じている、という主張
これに対して、
所属事務所は「交際していた事実は認める」としつつも、
双方のプレゼントのやりとりはあったが、法令違反は確認されていない
という趣旨のコメントを出しています。
つまり、「大きなお金の動きやトラブルはあったようだが、
法的に犯罪と断定されたわけではない」という微妙な状況です。
SNSでは批判と擁護が真っ二つ
この報道が出ると、SNSでは
- 「1人の女性にそんな金額を出させるなんておかしい」
- 「アイドルとしての自覚が足りない」
- 「これで普通に活動続けるのは無理では?」
といった厳しい声が多くあがりました。
一方で、
- 「報道だけで全部を信じるのは危ない」
- 「本人の説明を聞いてから判断したい」
という擁護の声もあり、ファンの間で意見が割れる形になりました。
こうした“炎上状態”は、数カ月にわたって続くことになります。
事務所の対応と「活動休止」の発表
SKY-HIの長文コメントと賛否
BE:FIRSTの“生みの親”であるSKY-HI(日高光啓)さんは、
自身のX(旧Twitter)で長文のコメントを発表しました。
内容はかんたんに言うと、
- 交際トラブルを招いた時点でRYOKIさんにも落ち度はある
- ただし「イメージが悪くなったから即クビ」というやり方はしたくない
- 2度と同じことを起こさないために、本人と一緒に向き合いたい
というようなスタンスでした。
しかしこの対応についても、
- 「甘すぎる」「もっと厳しく処分すべき」
- 「他メンバーやファンへの配慮が足りない」
と感じるファンも多く、事務所への不信感が高まったと伝えられています。
公式サイトからの「活動休止」発表
その後、BE:FIRSTの公式サイトから、
- 2025年7月5日のワールドツアー・シンガポール公演を最後に
- RYOKIのBE:FIRSTとしての活動を「一時休止」する
という発表が行われました。
事務所側は、
- 報道を受けて多くの人に心配をかけていること
- 本人がこれまでとこれからを見つめ直す時間が必要であること
などを理由として挙げています。
この時点では「脱退」ではなく、あくまで“活動休止”。
ファンの間でも、
- 「いつか戻って来てくれるかも」
- 「騒動を乗り越えて7人に戻ってほしい」
といった期待が、まだ残っていたタイミングでした。
結婚と第1子誕生、「家族」という新しい責任
趣里さんとの結婚発表
2025年8月29日、女優の趣里さんとRYOKIさんは、
それぞれのインスタグラムを通じて「結婚していたこと」と
「第1子を授かっていること」を連名で発表しました。
コメントでは、
- 2人の間に新しい命を授かったこと
- 出産まで穏やかな環境で過ごしたかったため、このタイミングでの報告になったこと
などが説明されています。
第1子誕生の報告
その後、9月下旬には、
無事に第1子が誕生したこともインスタグラムなどで報告されました。
RYOKIさんは、子どもの誕生について
- 新しい命を守っていきたい
- 家族を大切にしていきたい
といった思いを語っています(趣旨)。
ここで大きく変わったのが、
彼が「1人のアイドル」から
「夫・父親」という立場にもなった、という点です。
金銭トラブル報道で揺れる中での結婚・出産は、
世間からの視線もさらに厳しくしましたが、
同時に「守るべき家族ができた」という、
本人にとって大きな転機にもなったと考えられます。
そして11月、「BE:FIRST脱退」という決断へ
公式サイトと本人のコメント
2025年11月8日、BE:FIRSTの公式サイトは、
RYOKIさんが同日付でグループを離れることを発表しました。
発表内容のポイントはおおまかに以下の通りです。
- 事務所・メンバー・本人で、時間をかけて話し合いを続けてきたこと
- 7人での活動を望む声が多かったが、それぞれの夢を叶えるために熟考したこと
- その結果、「RYOKIのためにも、6人のためにも、別々の道を歩むことが最善」という結論に至ったこと
一方で、スポーツ紙などの報道では、
- 事務所側は引き留めていたが、RYOKIさん本人の「辞めたい」という意思が強かった
- 今後は俳優業を中心に活動していく予定
といった関係者コメントも紹介されています。
コラムや解説記事が伝える「本音」
コラム媒体などでは、
- 4月の金銭トラブル報道
- 5月以降の活動休止・事務所退所
- 8月の結婚・妊娠発表、9月の第1子誕生
といった出来事がつながる中で、
「炎上の渦中で、家族を守るために“独立”と“脱退”を選んだ」
という解説も出ています。
もちろん、これはあくまで“外から見た分析”であり、
本当のところは本人とごく近い関係者にしかわかりません。
それでも、
「家族」「独立」「信頼回復」といったキーワードが、
今回の決断の背景にあることは、多くの報道に共通しているポイントです。
金銭トラブル報道から“家族を守る決断”まで:理由を3つに整理
ここからは、報道や公式発表の内容をもとに、
「なぜRYOKIはBE:FIRSTを脱退する決断をしたのか?」
という点を、できるだけ感情的なジャッジを避けつつ、
3つの視点で整理してみます。
理由① 信頼回復と“けじめ”をつけるため
金銭トラブル報道により、
- 元婚約者の女性
- ファン
- グループメンバー
- 関係者
など、多くの人たちの信頼を傷つけてしまったことは、
本人も認めている部分です(文春インタビューなど)。
報道後のインタビューでは、
自分の未熟さや甘さについて反省する言葉も述べています(趣旨)。
この状態で「何事もなかったように7人で活動再開」というのは、
本人にとっても、メンバーにとっても、
そしてファンにとっても、かなり難しい選択だったはずです。
いったんグループから離れ、
個人として人生や仕事に向き合いながら、
“けじめ”をつけていく――
脱退という形は、そのための大きな区切りと見ることができます。
理由② 独立して、仕事と責任のバランスを取りやすくするため
RYOKIさんは、5月に音楽・俳優の両方の所属事務所を退所し、
いわゆる「フリー(独立)」という立場になりました。
事務所に所属し、
人気グループの一員として活動するというのは、
自由と引き換えに、多くの制約も背負う生き方です。
- スケジュールは事務所やグループ優先
- イメージ管理も厳しく、私生活の行動にも強い制限
- トラブルが起きれば、メンバー全体やファンにダメージが広がる
といった側面があります。
すでに事務所から独立している以上、
グループにだけ残る状態は、
お互いにとって動きづらい状況になっていた、
と考えることもできます。
脱退して個人の俳優業に専念すれば、
- 受ける仕事を自分の責任で選びやすい
- スケジュールも、家族の事情に合わせて調整しやすい
というメリットがあります。
理由③ 家族のプライバシーと生活を守るため
そして何より大きいのが、「家族」の存在です。
- 2025年8月:結婚と第1子妊娠を発表
- 2025年9月:第1子誕生を報告
今後は「夫・父」として、
- 子どもの将来
- パートナーの仕事やイメージ
- 親族も含めた家族全体のプライバシー
を守らないといけません。
人気グループのメンバーであり続けると、
常に大きな注目と炎上リスクがつきまといます。
特に今回のような“女性問題+金銭トラブル”というテーマは、
今後も何かあるたびに掘り返される可能性が高く、
家族にとっても大きなストレスになり得ます。
だからこそ、
「自分の責任は、自分の名前だけで引き受ける」
「家族を巻き込まずに守りたい」
という考えから、
あえて大きな看板であるBE:FIRSTを離れる選択をした、
という見方もできます。
ファンとして、この脱退をどう受け止めればいい?
今回の一連の流れは、
多くのファンにとって、本当に苦しい出来事だったと思います。
- 金銭トラブル報道にショックを受けた人
- それでもRYOKIを信じようとしていた人
- 他のメンバーに悪影響が出ないか心配していた人
- 「脱退してほしい」「してほしくない」で意見が分かれた人
いろいろな感情があるはずです。
ここで大事なのは、
- 事実と憶測を混ぜないこと
- 週刊誌の記事やSNSの噂は、すべてが事実とは限りません
- どの情報が「公式に確認されたもの」で、どれが「誰かの主張」なのか、切り分けて考えること
- 誰かを過度に攻撃しないこと
- 元婚約者の女性
- 趣里さんやその家族
- 他のBE:FIRSTメンバー
- 事務所や関係者
などへの誹謗中傷は、誰のためにもなりません
- それぞれの選択を尊重すること
- RYOKIさんが「脱退」を選んだこと
- BE:FIRSTが「6人体制」を選んだこと
- ファンが「推す・離れる・距離を置いて見守る」を選ぶこと
どの選択にも、その人なりの理由があります。
これからのRYOKIと、6人のBE:FIRST
俳優・表現者としてのRYOKI
報道によると、
今後のRYOKIさんは俳優業を中心に活動していく予定で、
すでに映像作品の撮影準備に入っているとされています。
炎上のイメージを背負いながらの再スタートになるため、
決して楽な道ではありません。
それでも、
- これまでの行動を振り返り、
- 周りの人への責任を取り、
- 表現者として成長していく
ことができれば、
時間をかけて少しずつ信頼を取り戻していく可能性はあります。
6人体制になるBE:FIRST
一方、BE:FIRSTは今後、6人組として活動を続けていくと発表されています。
- 7人のバランスで作られてきた歌割りやダンス構成
- ファンが大切にしてきた「7人の物語」
これらは、今日でひと区切りを迎えました。
もちろん寂しさはありますが、
6人だからこそ生まれる新しい表現もきっとあるはずです。
まとめ
最後に、
この記事のポイントをあらためてまとめます。
「金銭トラブル報道から家族を守る決断まで」という流れは、
一言でまとめられるほど単純ではありません。
- 失った信頼
- これから守るべき家族
- 一緒に歩んできたメンバー
- 応援してきたファン
それぞれへの責任を考えた結果としての「脱退」――
そう考えると、この決断の重さが少し見えてくる気がします。
私たちにできるのは、
- 起きたことから学ぶこと
- 誰かを一方的に叩くのではなく、距離を保って見守ること
- 自分が応援したいと思える人やグループを、無理のない範囲で支えていくこと
なのかもしれません。
あなた自身は、
今回のRYOKIの決断をどう受け止めましたか?
「怒り」「悲しみ」「納得」「モヤモヤ」――
どんな感情であっても、それはあなたが真剣に応援してきた証拠だと思います。
その気持ちを大事にしながら、
これからのRYOKI、そして6人のBE:FIRSTの歩みを、
それぞれの距離感で見守っていけたらいいですね。


