先に結論から言うと――
- スタッド・ランス移籍後の中村敬斗の「最新の推定年俸」は、164万ユーロ前後(約2億6千万円)という見方が有力
- 移籍直後の2023-24シーズンは、70〜90万ユーロ台(約1億円前後)という、もう少し低めの推定額で報じられていた
- 情報源によって数字に差はあるものの、ランスのなかでもかなり高い年俸グループに入っている日本人アタッカーだと言えます
この記事では、
「中村敬斗って、今いくらもらってるの?」
「スタッド・ランスに移籍して、年俸はどれだけ上がったの?」
について
- プロ入りからの年俸の流れ
- ランス移籍後の複数の“推定年俸”データ
- その数字にどう意味があるのか
を整理していきます。
まずは基本から:中村敬斗とスタッド・ランスとは?
中村敬斗のプロフィールおさらい
- 名前:中村 敬斗(なかむら けいと)
- 生年月日:2000年7月28日(25歳)
- 出身:千葉県我孫子市
- ポジション:主に左ウイング(サイドアタッカー)
- 身長・体重:およそ180〜181cm/73〜75kg
- 利き足:右足
世代別代表から注目され、
ガンバ大阪 → 海外(オランダ、ベルギー、オーストリア)とステップアップし、
LASK(オーストリア)で大ブレイク。2022-23シーズンにリーグ戦14得点7アシストを記録し、ヨーロッパ中から注目される存在になりました。
スタッド・ランス移籍のポイント
- 移籍先:フランスのクラブ「スタッド・ランス(Stade de Reims)」
- 所属リーグ:フランス1部リーグ・アン(2023-24、24-25シーズン)
※その後のシーズンで2部に降格したと伝える記事もあります - 移籍時期:2023年夏
- 契約期間:5年契約(〜2028年)
- 移籍金:
- アジアサッカー連盟(AFC)の記事では約1000万ユーロ(約15〜16億円)
- 別の移籍専門サイトでは約1200万ユーロ(約19億円)とする情報もあり、
クラブの“レコード級”の投資だったと言われています
これだけの移籍金と契約年数を見ても、
ランス側が「チームの柱として期待している選手」だとわかりますね。
ランス移籍前までの年俸の流れをざっくり確認
「いまの年俸が高いのはわかった。でも、どこからそんな額になったの?」
という人のために、ランス移籍前までの年俸の流れもざっくり見ておきましょう。
ガンバ大阪時代(Jリーグ)
あるサッカー系の解説サイトによると、
- 2018年(プロ1年目):年俸380万円
- 2019年:年俸420万円
と紹介されています。
いわゆる「Jリーグの若手・新人クラスとしては標準的〜やや高め」くらいのスタートです。
LASK(オーストリア)時代
同じサイトによると、ヨーロッパに渡ってからの年俸は、
- 2021-22シーズン:約2850万円
- 2022-23シーズン:約4270万円
と推定されています。
ガンバ時代から比べると、
わずか数年で年俸が約10倍まで伸びたことになります。
そして2022-23シーズン、LASKでの大活躍が評価され、
前述の通り10〜12億ユーロ級の移籍金でスタッド・ランスへ。
ここからいよいよ、「億単位の年俸ゾーン」に突入していきます。
スタッド・ランス移籍後の「推定年俸」を徹底チェック
本題の、「ランス移籍後、実際いくらもらっているの?」という話に入っていきましょう。
移籍直後(2023-24シーズン)の推定年俸
日本語のサッカー解説ブログの一つでは、
2023-24シーズン、スタッド・ランスでの推定年俸は約1億4000万円
と紹介されています(※あくまで推定)。
これをユーロにざっくり換算すると、
- 1ユーロ=およそ150〜160円前後とすると、
- 約1億4000万円 ÷ 150〜160 ≒ 90万ユーロ前後
となり、
「ランス1年目の年俸は70〜90万ユーロ(1億円前後)」
という、他の海外サイトの数字ともだいたい整合が取れます。
2024-25〜2025-26シーズンの推定年俸:160万ユーロ台へ?
その後、より新しいデータを出しているサイトを見ていくと、
数字が一段階アップしているのがわかります。
① フランスやヨーロッパの年俸データサイト(Capologyなど)
サッカー選手の給料をまとめている「Capology」の2024-25シーズン版を見ると、
- Keito Nakamura:週給31,538ユーロ/年俸1,640,000ユーロ
と掲載されています。
② 日本のサッカー専門メディア(フットボールチャンネル)
日本のフットボールメディア「フットボールチャンネル」は、
“欧州で稼ぐ日本人選手”特集の中で、
推定164万ユーロ(約2億6240万円)
という数字を出しています。
これは先ほどのCapologyの年俸額(1,640,000ユーロ)とピッタリ一致しており、
「最近の中村敬斗の年俸は、約164万ユーロ≒約2億6千万円」
と見てよさそうだ、ということがわかります。
③ ほかの海外サイトでは?
ほかにも、
- 年俸90万ユーロ(約1.2億円)
- 年俸75万ポンド前後(約1.4億円)
など、サイトによって数字がバラついていますが、
- 情報更新のタイミング
- 通貨(ユーロ・ポンド)の違い
- 基本給だけなのか、ボーナスを含むのか
によって差が出ていると考えられます。
とはいえ、最新かつ信頼性の高い情報源がそろって「約164万ユーロ」としているため、
2024-25シーズン以降の中村敬斗の“現在地”としては
推定年俸164万ユーロ(約2億6千万円)前後
と見るのがもっとも現実的なラインでしょう。
クラブ内での年俸順位:ランスの中でどのポジション?
「2億6千万円と言われてもピンと来ない…」
という人のために、クラブ内でのポジションも見てみましょう。
ヨーロッパの年俸データサイトを使うと、
スタッド・ランスの選手たちの年俸ランキングがざっくり分かります。
たとえば、Capologyや別の年俸まとめサイトでは、
- DFジョセフ・オクム:年俸約164万ユーロ
- FWモハメド・ダラミ:年俸150万ユーロ前後
- MF伊東純也:年俸120万ユーロ前後
- FW中村敬斗:年俸164万ユーロ前後
といった数字が並んでいます。
これを見ると、
中村敬斗は、スタッド・ランスの中でも“トップクラスの年俸グループ”に入っている
と言えます。
つまり、
- 「日本人だから安く使われている」のではなく
- クラブの主力としてしっかり投資されている
ということが、年俸面からもハッキリ伝わってきますね。
なぜここまで年俸が上がったのか?3つの理由
ここまで数字を見てきたので、
次は「なぜそんなにもらえるようになったのか?」という話です。
理由①:LASK時代の“欧州中が注目”レベルの活躍
前にも少し触れましたが、
2022-23シーズンのLASKでの大活躍が、年俸アップの大きな土台になっています。
- リーグ戦14得点7アシスト
- カップ戦などを含めると20得点以上
という、数字だけ見ても“エース級”の結果。
この活躍により、
- フランスの強豪リール
- その他ヨーロッパのクラブ
なども興味を示し、
最終的にスタッド・ランスが10〜12万ユーロという高額な移籍金で獲得しました。
クラブからすると、
「移籍金をこれだけ払ったからには、
年俸もそれに見合う額を提示しないと、他クラブとの競争に勝てない」
という状況になります。
その結果、ランス移籍初年度から1億円前後の水準に乗ったと考えられます。
理由②:ランス2年目以降の成長と“エース格”への期待
フットボールチャンネルの記事によると、
- ランス1年目(2023-24):リーグ戦4得点1アシスト
- ランス2年目(2024-25):27試合9得点2アシスト
と、徐々に存在感を高め、チームの攻撃を引っ張る存在に成長しています。
クラブからすると、
「若くて伸びしろのあるエース候補」
という評価になるため、
- 活躍に応じた昇給
- 他クラブに狙われにくくするための“引き留め年俸”
という形で、年俸が160万ユーロ前後まで引き上げられたと考えられます。
理由③:長期契約(〜2028年)という安心感
契約が2028年まで残っている、という状況もポイントです。
- クラブ側:
「数年はチームの中心として計算できる」 - 選手側:
「高いレベルでプレーしながら、年俸も安定して受け取れる」
という、お互いにメリットのある関係になっています。
この手の長期契約では、
- 契約序盤よりも、活躍に応じて徐々に昇給
- ボーナス条項(ゴール数・残留・欧州カップ出場など)
が入っていることも多く、
中村敬斗も、そうした“インセンティブ付き”の契約を結んでいる可能性は十分ありますね(詳細は非公開ですが)。
もし今後ビッグクラブに移籍したら?年俸はさらに上がる?
報道によると、スタッド・ランスは最近2部に降格し、
中村敬斗には他クラブからのオファーも噂されています。
もし今後――
- フランス国内の上位クラブ
- プレミアリーグ
- ドイツやスペインの強豪
などに移籍となれば、
年俸がさらに跳ね上がる可能性も十分あります。
たとえば、
- いまの年俸が約164万ユーロ(2.6億円)
- ステップアップ移籍で、単純に「1.5〜2倍」となるケースも珍しくない
と考えると、
3〜4億円クラスに届く未来も、決して夢物語ではありません。
もちろん、これは
- 今後のパフォーマンス
- 怪我の有無
- チーム状況
などに大きく左右されるので、
現時点では「可能性の話」にすぎません。
それでも、
「Jリーグで年俸400万円台だった選手が、
数年で“2〜3億円クラス”の世界に来ている」
という事実だけでも、
サッカー選手としての伸び幅の大きさが伝わってきますよね。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理しておきます。
- 2025年最新の有力情報では、
中村敬斗のスタッド・ランスでの推定年俸は約164万ユーロ(約2億6千万円)
┗ 欧州メディアの年俸データサイトと、日本のフットボール専門メディアが同額を提示 - ランス移籍直後の2023-24シーズンは、
70〜90万ユーロ前後(約1億円前後)の推定も多く、
そこから活躍に応じて昇給したと見られる - Jリーグ時代は年俸400万円台からスタートし、
オーストリアLASKでは数千万円クラスへ、
そしてランス移籍で一気に“億越えの世界”に入った - スタッド・ランスの中でも、
中村敬斗はトップクラスの年俸グループに入る主力選手であり、
クラブが本気で「エース候補」として見ていることがわかる - 契約は2028年まで。
もし今後、より上位のクラブにステップアップすれば、
年俸3〜4億円クラスに達する可能性も十分ある
「年俸」というお金の話は、
ときに下世話に見えるかもしれませんが、
- クラブがその選手をどれだけ評価しているか
- どれだけ期待しているか
を知る、とてもわかりやすい指標でもあります。
中村敬斗の年俸の推移をたどると、
「日本からヨーロッパへ挑戦し、
結果を出し続けた若手アタッカーが、
ちゃんと“お金”という形でも評価されている」
というストーリーが見えてきます。
これから先、
- どのクラブに行くのか
- どれくらいの年俸になるのか
も気になりますが、
まずは ピッチでのゴールとプレーを楽しみながら追いかけていきたいですね。



