「え、マルイシティ横浜って本当に閉店しちゃうの?」
今朝ニュースを見て、びっくりした方も多いと思います。
横浜駅東口の顔のひとつでもあったマルイシティ横浜。
ポケモンセンターやキャラクターショップ目当てで通っていた人も多いですよね。
この記事では、
- マルイシティ横浜は本当に閉店するのか
- いつまで営業しているのか
- なぜ閉店してしまうのか(3つの理由)
を整理して解説していきます。
マルイシティ横浜は本当に閉店するの?
結論:2026年2月末で「閉店」は本当
結論から言うと、マルイシティ横浜は2026年2月末で閉店すると、複数のニュースで報じられています。
神奈川新聞(カナロコ)の記事によると、横浜駅東口の商業施設「マルイシティ横浜」(横浜市西区)が、2026年2月末で営業を終えると伝えています。
また、商業施設ニュースを扱う「都市商業研究所」も同じく、マルイシティ横浜が2026年2月に閉店すると報じており、情報の信ぴょう性はかなり高いと言えます。
つまり、
「ネットの噂」ではなく、新聞・専門メディアが報じている“公式レベル”の情報
ということになります。
「マルイシティ横浜」と「横浜スカイビル」は別物
ここで、ひとつ整理しておきたいポイントがあります。
- 閉店するのは「マルイシティ横浜」という商業施設部分
- 入っているビルは「横浜スカイビル」
です。
マルイシティ横浜は、横浜スカイビルの地下2階〜地上8階の商業フロアを丸井が運営している部分の名称です。
スカイビル自体には、
- 上層階のオフィス
- レストラン街
- 他のテナント
なども入っていて、ビル全体が閉鎖されるわけではないと見られています。跡地のテナントや再開発計画は、2025年11月時点ではまだ公式発表はありません。
なので、
「横浜スカイビル全部がなくなる」
「あのビルが取り壊しになる」
という話ではなく、あくまでマルイシティ横浜という“丸井の商業施設”が撤退する、というイメージです。
いつまで営業している?まだ行けるの?
閉店は「2026年2月末」まで
各種報道をまとめると、現時点で分かっているポイントはこんな感じです。
- 閉店予定:2026年2月末
- 開業:1996年(営業約29年)
- 場所:横浜駅東口・横浜スカイビル内(B2F〜8F)
- テナント数:およそ80店舗
- 年間来場者:約900万人規模
この記事を書いている2025年11月17日時点では、
閉店まで「約3か月ちょっと」猶予がある状態です。
営業時間や営業フロアは基本的に通常どおり(※ただし変動の可能性あり)
閉店が決まったからといって、すぐに全部がクローズするわけではありません。
ただし、今後は
- フロアごとの段階的な閉店
- テナントごとの先行閉店
- 閉店セールや売りつくしセール
などが行われる可能性は十分あります。
最新の営業時間やイベント、セール情報は、
- マルイシティ横浜の公式サイト・ニュースページ
- 各テナント(ポケモンセンター・キャラクターショップなど)の公式サイト・Xアカウント
でチェックするのがおすすめです。
「最後にもう一度行きたい」
「推しショップのグッズを買い足したい」
という人は、土日・長期休暇は特に混雑が予想されるので、早めの来店計画を立てておくと安心です。
マルイシティ横浜が閉店する「3つの理由」
では、なぜマルイシティ横浜は閉店することになったのでしょうか?
神奈川新聞や解説サイトなどを総合すると、主な理由として
- 売上が最盛期の半分以下に落ち込んだ
- ネット通販(EC)の普及と「モノ消費」から「コト消費」への変化
- 競合激化&ホビー系への転換でも業績を立て直せなかった
という3つのポイントが挙げられます。
ひとつずつ、やさしい言葉で見ていきましょう。
理由1:売上が半分以下に…長期的な「収益悪化」
ニュースや解説記事によると、
- 最盛期(1998年度)の売上:約255億円
- 2024年度の売上:約124億円
と、売上が約半分に落ち込んでいたとされています。
もちろん、前の年度より少しだけ持ち直した年もあったようですが、長い目で見ると、
右肩下がり → 多少回復 → でも全体としては半減
という流れになっていて、構造的に厳しい状態だったことが分かります。
お店側からすると、
- 家賃・人件費・光熱費などの固定費
- テナントの入れ替え・イベント開催などの投資コスト
を考えると、「このまま続けるよりも、どこかで区切りを付けよう」という判断になってもおかしくありません。
理由2:ネット通販の普及と「モノ消費」→「コト消費」の変化
2つ目の理由は、私たちの買い物スタイルが変わったことです。
服や雑貨は「お店で選ぶ」から「ネットでポチる」へ
昔は、
「洋服を買う=マルイやデパートに行く」
という感覚が強かったですが、今は
- ZOZOTOWN
- 楽天市場
- Amazon
- 各ブランドの公式オンラインストア
など、オンラインでほとんど完結してしまいます。
マルイシティ横浜も、もともとは若いビジネスパーソン向けのアパレルを中心にした商業施設としてスタートしましたが、ネット通販が当たり前になってからは、どうしても来店客数に影響が出てしまいました。
モノより「体験」「推し」「イベント」にお金を使う時代
さらに、
- 旅行
- ライブ・イベント
- 推し活(推しのグッズ・イベント)
- 体験型アクティビティ
など、「コト消費」と呼ばれる“体験にお金を使う”流れが強くなりました。
マルイシティ横浜も、
- ポケモンセンター
- 駿河屋
- キャラクターカフェ
- コラボイベント
など、「体験」や「ホビー」に寄せたテナント構成へシフトしていましたが、それだけでは売上全体を支えきれなかったと見られています。
理由3:横浜駅周辺の競争激化&ホビー特化の限界
3つ目は、立地は最高なのに“ライバルが強すぎる”問題です。
横浜駅周辺は「最強クラスの商業激戦区」
横浜駅周辺には、
- そごう横浜店(同じ東口側)
- ジョイナス
- ポルタ・ダイヤモンド地下街
- NEWoMan YOKOHAMA
- ルミネ横浜
- マークイズみなとみらい など
が並んでいて、日本でも屈指の商業激戦区になっています。
横浜駅の1日あたりの乗降客数は約196万人(2023年度)とされ、東京駅を上回る数字です。
人は多いけれど、その分お店も競争相手が多い。
ただ単に「駅チカだからお客さんが来る」という時代ではなくなっているわけです。
ホビー系に振っても「館全体」を立て直すには届かず
マルイシティ横浜は近年、
- ポケモンセンターヨコハマ
- ちいかわやサンリオなどのキャラクターショップ
- 駿河屋などホビー系ショップ
を集中的に入れることで、「ホビー・アニメ系の聖地」のようなポジションを狙っていました。
実際、
- 休日はポケモンセンター目当ての親子連れ
- キャラクターイベントでの行列
など、部分的にはしっかり集客できていたフロアもあったようです。
しかし、報道によると、
売り場展開をホビー系に移行しても、施設全体としての業績改善には至らなかった
とされています。
つまり、
- 一部フロアや一部テナントだけが好調でも
- ビル全体の売上・利益を支えるまでは届かなかった
ということですね。
ポケモンセンターや人気ショップはどうなるの?
ポケモンセンターヨコハマの「今後」はまだ未発表
多くの人が気にしているのが、
「ポケモンセンターはどうなるの?」
という点だと思います。
解説系サイトのまとめによると、2025年11月時点では、
- ポケモンセンター
- ちいかわ関連ショップ
- 駿河屋
- リラックマストア など
人気テナントの移転先は、まだ公式には発表されていない状態です。
ただし、ポケモンセンター自体は、これまでも
- みなとみらいから横浜駅東口への移転 など
場所を変えつつ営業を続けてきた実績があります。
そのため、
「横浜からポケモンセンター自体が消えてしまう」
と決まったわけではなく、どこか別の場所に移転する可能性も十分考えられるでしょう。
「閉店までに行っておきたい人」がやるべきこと
① お店ごとの公式発表をチェック
- 公式サイト
- 公式X(旧Twitter)
- 店頭ポスター・店内アナウンス
などで、
- 閉店日
- 移転予定
- 閉店セール・記念イベント
が告知される可能性が高いので、こまめにチェックしておきましょう。
② 思い出の場所・推しショップを写真に残す
「マルイシティ横浜」と聞いて、
- 初めて買い物したブランド
- デートで行ったお店
- 子どもと一緒に行ったポケモンセンター
など、思い出がよみがえる人も多いはずです。
「あの時行っておけばよかった…」
と後悔しないように、最後にもう一度、写真を撮りに行くのもひとつの選択です。
マルイシティ横浜って、どんな存在だったの?
ニュースを見ると、どうしても
- 「売上が…」
- 「業績が…」
という話になりがちですが、マルイシティ横浜は、数字以上に横浜の人の「青春」や「日常」に入り込んだ場所でもありました。
- 1990年代〜2000年代:若い社会人向けファッションの“聖地”のひとつ
- その後:キャラクターグッズやホビー系イベントが増え、「推し活スポット」として人気に
- 駅東口〜みなとみらいをつなぐ動線の中で、ふらっと立ち寄る場所
として、多くの人が足を運んできました。
閉店はたしかにさみしいニュースですが、
「あの頃、よく通ったなあ」
「初任給で買ったスーツはマルイだったなあ」
と、自分の記憶を振り返るきっかけにもなるかもしれません。
よくある疑問Q&A
最後に、「ニュースを見て気になりそうなポイント」をQ&A形式でまとめます。
Q1. マルイシティ横浜はいつ閉店しますか?
A. 2026年2月末に閉店予定です。
発表は2025年11月17日付の報道で明らかになりました。
Q2. 横浜スカイビル自体も閉鎖されるの?
A. いいえ、ビル全体が閉鎖されるという話ではありません。
閉店するのは、横浜スカイビルのB2F〜8Fに入っている「マルイシティ横浜」の部分です。
オフィスや一部レストラン街など、マルイ以外の部分は営業を続ける見込みとされています。
Q3. ポケモンセンターヨコハマはどうなりますか?
A. 2025年11月時点では、移転先などの公式発表は出ていません。
ただし、過去にも横浜エリア内で移転してきた経緯があり、どこか別の場所で営業を続ける可能性は十分あります。
Q4. 閉店セールやイベントはある?
A. 現時点では「館全体の閉店セール」に関する公式情報は出ていません。
ただし、通常こうした大規模閉店では、
- 各ショップごとの閉店セール
- 記念キャンペーン
- 最後のコラボイベント
などが行われることが多いので、公式サイトやテナントの発信をチェックしておく価値はあります。
まとめ
この記事のポイントを改めて整理すると、
です。
「なくなる」と聞くと、どうしてもネガティブな気持ちになりますが、
同時に、
「マルイで買い物したあの日」
「推しグッズを求めて並んだ日」
など、いろいろな思い出がある方も多いはずです。
閉店までの数か月は、
- 最後の買い物を楽しむ
- 思い出のフロアを歩いてみる
- 推しショップの今後の情報をチェックする
そんな時間にしてみてもいいかもしれません。



