ラ・リーガ第13節「オサスナ対レアル・ソシエダ」は、
1−3でソシエダの逆転勝ちという結果になりました。
この試合でいちばん気になるのが、
- 久保建英は出場したのか?
- 何分ぐらいプレーしたのか?
- 採点や評価はどうだったのか?
- 見せ場はあったのか?
というポイントですよね。
先にざっくり答えを書くと…
- 出場:あり(ベンチスタート → 後半15分/60分から途中出場)
- プレー時間:後半30分強(アディショナルタイム込み)
- 採点:データサイト『FotMob』で6.8点(チーム平均7.4)
- 見せ場:終盤に4点目になりかけた決定機をつくるも、あと一歩でゴールならず
- イエローカード:64分に1枚(ファウル)
という内容でした。
ここからは、試合の流れと合わせて、
久保のプレーを振り返っていきます。
試合の基本情報と背景
どんな試合だった?
- 大会:ラ・リーガ(スペイン1部)第13節
- カード:オサスナ vs レアル・ソシエダ
- 会場:エル・サダール(オサスナの本拠地)
- スコア:オサスナ 1−3 レアル・ソシエダ
スタッツをざっくり見ると、
- ボール支配率:オサスナ46% − ソシエダ54%
- シュート数:オサスナ14本 − ソシエダ19本
- ビッグチャンス:オサスナ1 − ソシエダ3
と、内容でもソシエダが一歩上という数字になっています。
両チームの順位と状況
この試合時点で、
- オサスナ:下位争いぎみの17位付近
- レアル・ソシエダ:中位〜やや下の14位前後
という、どちらも余裕がない立場でした。
さらにソシエダは、
- 今季リーグ戦でアウェー勝利ゼロ
- しばらく「逆転勝ち」もできていなかった
という課題を抱えていましたが、この試合で
久々の逆転勝利&今季初のアウェー勝利を実現。
監督セルヒオ・フランシスコは試合後、
「初めて“ガラスの天井”を破れた」
とコメントし、チームにとってターニングポイントになる勝利だと強調しています。
スコアの動き:1−0からの鮮やかな逆転劇
前半:オサスナが先制
前半はホームのオサスナが押し気味。
監督リッシの言葉どおり、「2−0でリードしていてもおかしくなかった」内容でした。
- 30分:アレハンドロ・カテナのヘディングでオサスナ先制(1−0)
アシストはアイマール・オロス。
ソシエダは耐える時間が続き、
前半はそのまま1−0で折り返します。
後半:ソシエダが一気に3点
後半に入ると流れが一変します。
- 53分:ブライス・メンデスのゴールで1−1
中盤のカルロス・ソレールのアシストから同点弾。 - 59分:ゴンサロ・ゲデスが1−2と逆転弾
ミケル・オヤルサバルのパスを受けて冷静に決めます。
ここでソシエダは連続で交代カードを切り、
- 60分:ゲデス → 久保建英
- 60分:ザハリャン → バレネチェア
と、サイドの攻撃陣をフレッシュにします。
そして、
- 82分:途中出場のアンデル・バレネチェアが、自陣近くからの超ロングシュートで1−3
ほぼセンターライン付近からの「ミドルどころかハーフラインシュート」で、
今季ベストゴール級の一撃と言われています。
このままスコアは動かず、
オサスナ 1−3 レアル・ソシエダで試合終了となりました。
久保建英の出場状況:何分プレーした?
ベンチスタート → 後半15分から投入
この試合、久保はベンチスタートでした。
そして、
- 時間:60分(後半15分)
- 交代:ゲデスに代わってピッチイン
- 役割:右サイドのアタッカー(ウイング/シャドー的ポジション)
という形でピッチに入っています。
試合はすでに
- ソシエダが1−2と逆転に成功した直後
だったので、
「リードを保ちながら、さらに追加点を狙う“とどめ役”」
として送り出された、と見ることができます。
実質のプレー時間
- 後半15分〜後半45分:30分
- アディショナルタイム:+7分
合わせておよそ37分前後のプレーです。
ざっくり言えば、
「後半の約3分の1強を久保が担った」
というイメージでOKです。
採点:データサイトと現地メディアの評価
データサイト『FotMob』の評価
サッカーのスタッツサイト『FotMob』では、
久保建英のこの試合の採点は6.8点となっています。
同じ試合での主な選手の評価を並べると、
- バレネチェア:7.9(途中出場でスーパーゴール)
- グエデス:7.3(逆転弾)
- ゴロチャテギ:8.5(中盤で圧倒的な存在感)
- チーム平均:7.4
- 久保:6.8(ベンチ組としてはまずまず)
という感じで、
「大活躍でMOM候補」というほどではないが、
「十分に合格点。途中出場の役割は果たした」
という評価だったと読み取れます。
スペイン紙『AS』の寸評
スペインのスポーツ紙『AS』は、
試合後の「採点&寸評記事」で久保について、
- 「良い時間帯を過ごし、オサスナのゴールに危険を運んだ」
- 「ロスタイムには1−4になりかける決定機もあった」
といった内容でポジティブにコメント。
つまり現地目線でも、
「途中から出てきて、攻撃にしっかりアクセントを加えた」
という評価だったと言えます。
見せ場①:アディショナルタイムの“ほぼ4点目”シーン
この試合で、久保の一番の見せ場になったのは、
ロスタイムに訪れた、4点目になりかけたビッグチャンス
です。
具体的なプレーの細部まではデータ上からは読み切れませんが、
- カウンター気味の場面からゴール前に侵入
- 1−4を決めてもおかしくないチャンスをつくる
- しかし最後は決め切れず、「あと一歩」でゴールならず
という流れだったと報じられています。
スコアはすでに1−3でリードしていた時間なので、
「勝敗を決める一撃」ではありませんでしたが、
「久保らしい、ゴールへ直結するアクション」
がしっかり出ていた場面でした。
見せ場②:攻撃にスイッチを入れるボール運び
久保が入った時間帯は、
- オサスナが前がかりになり、
- ソシエダがカウンターでとどめを刺しにいく
という展開でした。
ASの寸評どおり、
久保はオサスナ陣内に「危険」を運ぶ役割を担い、
- ボールを受けて前を向く
- 周りとのコンビネーションでエリア付近に侵入
- ファールを受けて時間を使う場面もあり
といった形で、リードを守りつつ攻めるサッカーにうまく溶け込んでいたと評価されています。
見せ場③:イエローカードのシーン
もうひとつの“目立った”場面は、
64分のイエローカードです。
- 後半19分ごろ(64分)
- 久保が相手選手に対して強めのタックル
- 主審からイエローカードを提示される
という流れで、
守備面でも「引かずに戦っていた」ことがわかるシーンでした。
もちろんカード自体は褒められませんが、
「前からの守備にも積極的に関わっていた」
という意味では、
チームのために戦う姿勢を出していたとも言えます。
データで整理:この試合の久保建英
ここまでの内容を、ブログ用に整理すると…
出場データ
- 試合:ラ・リーガ第13節 オサスナ vs レアル・ソシエダ
- 日時:2025年11月22日(現地)
- 会場:エル・サダール(オサスナ本拠地)
- チーム結果:1−3でソシエダの逆転勝利
久保建英 個人成績(概要)
- スタメン/途中出場:途中出場(ベンチスタート)
- 出場時間:後半15分(60分)〜試合終了(約30分+α)
- ポジション:右サイドのアタッカー(ウイング系)
- 採点:6.8(FotMob)
- カード:イエローカード1枚(64分、ファウル)
- 特筆プレー:ロスタイムの4点目未遂の決定機を演出
ベンチスタートの意味:久保の「現在地」は?
この試合でサポーターが少し気になったのは、
「久保がベンチスタートだったこと」
だと思います。
ソシエダの前線には、
- オヤルサバル
- ゲデス
- バレネチェア
- ベッカー など
タレントが多く、ポジション争いはかなり激しい状況です。
その中で今回は、
- 先発:オヤルサバル+ゲデス+ザハリャン
- 途中から:バレネチェア&久保
という形で、
監督が「試合の流れに応じて切り札を投入する」オプションとして
久保を使ったと見ることができます。
ASやスタッツの評価を見るかぎり、
- 「調子が悪くて外されている」というよりは
- 「強力なライバルが多い中で、ローテーションの一員として使われている」
というニュアンスが強そうです。
この試合から見える久保建英の課題と収穫
課題:結果(ゴール・アシスト)の上乗せ
この試合に限って言えば、
- ゴール:なし
- アシスト:なし
だったので、数字の上では目立っていません。
サッカーは数字だけでは語れませんが、
チーム内の競争を考えると、
「途中出場で“1プレーで試合を決め切る”ようなインパクトを残せるか」
が、今後のスタメン争いの大きなポイントになってきそうです。
収穫:短い時間でも流れを変えられる存在感
一方で、
- 逆転後の難しい時間帯に投入されても
- 攻撃に厚みと危険をプラスできた
- 現地紙からも「良い時間帯だった」とポジティブ評価
という点は、しっかりした収穫です。
チームとしても、
- 「久保を途中から使えば、試合終盤でも相手ゴールに迫れる」
という手応えを再確認できた試合だったと言えるでしょう。
まとめ
最後に、この記事の内容をもう一度まとめます。
という試合でした。

