【2025年版】バルミューダ スマホは今あえて買うべき?中古価格・バッテリー持ち・使い心地レビュー

バルミューダ スマホは今あえて買うべき?中古価格・バッテリー持ち・使い心地レビュー ライフスタイル

2025年の今、バルミューダ スマホ(BALMUDA Phone)は「メイン機として長くガンガン使うスマホ」ではなく、“小さくてかわいいサブ機”や“バルミューダ好きのコレクション枠”としてならアリ、という立ち位置です。

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バルミューダ スマホは今どんな状況?

まずは現状を整理します。

  • 発売:2021年11月
  • メーカーがスマホ事業から撤退:2023年5月
  • メーカー直販などでの販売終了:2024年9月30日で終売
  • 修理受付(サポート)終了予定:2026年9月30日まで(SIMフリーモデル・ソフトバンクモデルとも)
  • 定期的なセキュリティアップデート:2023年11月で終了(重大な問題が出た場合のみ個別対応の可能性)

つまり2025年時点では、

もう新品として普通に「新品販売」されているわけではなく、
“終売になったけど、修理はまだギリギリ受けてもらえるスマホ”

という状態です。


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スペックと特徴をカンタンにおさらい

基本スペック(ざっくり)

公式スペックから、ポイントだけ抜き出すとこんな感じです。

  • 画面サイズ:4.9インチ(フルHD 1920×1080)
  • サイズ:高さ約123mm × 幅約69mm × 厚さ約13.7mm
  • 重さ:約138g
  • CPU:Snapdragon 765(ミドルクラスSoC)
  • メモリ:6GB
  • ストレージ:128GB
  • バッテリー:2,500mAh
  • 防水・防塵:IPX4 / IP4X(生活防水レベル)
  • おサイフケータイ(FeliCa)対応
  • ワイヤレス充電対応

一番の特徴はサイズ感。
いま主流の6〜6.7インチクラスに比べると、明らかに小さくて、片手にすっぽり収まります。

デザインの方向性

  • 背面が丸くカーブしていて、手のひらにフィットする形
  • 画面も四角ではなく、少し丸みを帯びた独特のライン
  • 時計・スケジューラ・天気など、バルミューダ独自デザインのアプリ群

実機レビューでも、

「1%の人に刺さるデバイス」「持ちやすさは確かに他と違う」

といった評価がされています。
万人ウケではなく、「この世界観が好きな人に刺さる」スマホという立ち位置ですね。


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2025年の中古価格はどれくらい?

※価格は日々変わるので、ここでは「2025年時点のざっくり感覚」として読んでください。

① 中古ショップ(ゲオ・イオシスなど)

  • ゲオオンラインストアだと、容量128GBの中古が1〜2万円台のレンジで並ぶことが多いです
  • 中古ショップ「イオシス」では、2025年2月時点で未使用品が17,800円(税込)というセールも出ていました

「終売前は7万円台〜」だったことを考えると、かなり値下がりした印象です。

② フリマアプリ(メルカリなど)

  • メルカリでは、状態によりますが
    おおむね1万3,000〜3万円前後で出品されていることが多いです
  • 「箱あり・付属品完備・美品」だと高め
  • キズあり・バッテリー不安ありだと安め

目安としては

・中古ショップ:1〜2万円台
・フリマ:1万3,000〜3万円前後(状態次第)

とイメージしておくと良さそうです。


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バッテリー持ちは正直どうなの?

スペック上のバッテリー容量は2,500mAh
今どきのAndroidスマホだと4,000〜5,000mAhが多いので、数値的にはかなり少なめです。

新品時をイメージすると…

  • 4.9インチと画面が小さめ
  • Snapdragon 765はそこまで電力食いではない

という点を考えると、

・ライトユーザー:1日はなんとかもつ
・ガッツリ使う人:夕方〜夜に充電したくなる

…くらいのイメージです。

2025年の“中古バッテリー”という現実

ただし、ポイントはここから。

  • 発売は2021年
  • 多くの個体が3〜4年目のバッテリーに突入
  • リチウムイオン電池は、使い方にもよりますが、
    2〜3年で体感の持ちがけっこう落ちることが多い

そのため、

  • 1日中外出して、
    ・SNS
    ・ニュースチェック
    ・動画視聴(YouTubeなど)
    をそこそこ見る人にとっては、
    モバイルバッテリー前提で考えた方が安心です。

バッテリー交換はできる?

  • バッテリーはユーザー自身でカンタンには交換できない構造
  • 修理扱いになり、受付は2026年9月30日まで(在庫次第)

なので、

「長く使う前提で、バッテリーがヘタってきたら交換しよう」

というプランは、時間的な猶予がかなり少ない、ということも頭に入れておきたいポイントです。


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実際の使い心地:良いところ・イマイチなところ

良いところ

① とにかく小さくて持ちやすい

  • 片手でしっかり握れる幅
  • 背面のカーブのおかげで、「丸い小石」を持っているような感覚
  • 電車の中やベッドの上で、片手操作しやすい

最近の「大画面スマホにうんざりしてきた人」には、
かなり気持ちいいサイズ感です。

② デザインと世界観が唯一無二

  • ホーム画面、時計、スケジュール、天気、メモなど、
    すべてバルミューダらしいデザインで統一
  • 専用フォント「AXIS Balmuda」など、UIにもこだわりがある

「“かっこいい道具”としてのスマホが欲しい」
「机の上に置いたときに気分が上がるガジェットがいい」

こんな人には刺さります。

③ おサイフケータイ・防水・ワイヤレス充電など、実用面も最低限押さえている

  • FeliCa対応で、コンビニや改札でのタッチ決済が使える
  • 生活防水レベルとはいえ、ちょっとした水ぬれなら安心
  • 置くだけ充電に対応しているので、寝る前にポンと置くだけ

イマイチなところ・注意点

① 性能は「今となっては普通〜やや物足りない」

  • Snapdragon 765+6GBメモリは、2025年時点ではミドル帯の下の方という感覚
  • SNS、ブラウジング、YouTubeくらいなら問題なし
  • 3Dゲームや重いアプリをやり込むと、
    「動くけど快適とは言いにくい」場面が出ることも

② OSとセキュリティアップデートが古くなる一方

  • OSはAndroid 11で出荷、Android 12までアップデート
  • セキュリティアップデートは2023年11月までで定期提供が終了

つまり2025年時点では、

「ある程度古いAndroidを、サポート切れに近づきつつある状態で使う」

ということになります。
ネットバンキングや決済アプリをガンガン使う人は、セキュリティ意識高めに見ておいた方が良いです。

③ カメラは“悪くはないけど、今のハイエンドとは勝負にならない”

  • 背面約4,800万画素・F1.8、前面約800万画素
  • 日中のスナップならそこそこキレイ
  • 夜景・動きもの・ズームなどは、最近の高性能スマホに比べると見劣り

「メモ用の写真ならOK」「SNSに軽く上げるくらいなら十分」と割り切るとちょうどいいイメージです。


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今あえて買うべき人/やめておいた方がいい人

買うのに向いている人

① 小さくて個性的なスマホが欲しい人

  • 「iPhone SE(第2/3世代)よりももっと“丸っこくて個性的”な端末がいい」
  • 「大画面は手が疲れる。片手でラクに持てるスマホがいい」

こういう人には、サイズ感だけでもかなり満足度が高いと思います。

② バルミューダ家電が好き・世界観に惹かれる人

  • すでにバルミューダのトースターやランタン、スピーカーなどを愛用している
  • 部屋のガジェットを「統一感のあるブランド」で揃えたい

そんな人にとっては、

「バルミューダの哲学をそのままポケットに入れて持ち歩けるプロダクト」

として価値があります。

③ サブ機として遊びたいガジェット好き

  • メインは別のスマホを持っている
  • 2台目として、小型でデザインの良い端末を試してみたい
  • SIMを入れずに、Wi-Fi専用の“ミニタブレット”感覚で使いたい

この使い方なら、

  • バッテリーが多少弱っていてもそこまで致命的ではない
  • セキュリティアップデートが終わっていても、
    重要な情報を入れなければリスクは抑えやすい

というメリットがあります。

やめておいた方がいい人

① スマホ1台で何でもやりたい“ヘビーユーザー”

  • 銀行・投資・暗号資産などのアプリを多用
  • SNS・動画・ゲームを一日中ヘビーに使う
  • 「3〜4年は同じスマホを使い続けたい」

こういう人には、

  • バッテリー容量の少なさ
  • セキュリティアップデート終了
  • 性能の頭打ち

この3つがかなりネックになります。

② スマホにあまり詳しくなく、“とりあえず長く安心して使いたい”人

  • スマホを自分で設定したり、トラブル対応するのが苦手
  • 「よく分からないから、最新のiPhoneか、Androidなら有名メーカーの新機種がいいかな」というタイプ

この場合は、わざわざ終売・撤退済みの機種を選ぶメリットは薄いです。
素直に現行モデルから選んだ方が、トラブルも少なく安心です。


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購入前にチェックしたいポイント

もし「それでも気になる」「サブ機でもいいから欲しい」と思った場合、
中古で買う前にチェックしておきたい項目を挙げておきます。

① バッテリーの状態

  • ショップなら「バッテリー状態・劣化具合」のランク表記に注目
  • フリマなら、出品者に
    • 「1日どれくらい使っていましたか?」
    • 「1日どのくらい充電が持ちましたか?」
      などを質問してみる

② 外装のキズ・画面の焼き付き

  • 小型でよく手に持つスマホなので、角のキズが多い個体もあります
  • OLEDではないので焼き付きは少なめですが、念のため写真をよく確認

③ SIMロック・対応バンド

  • ソフトバンク版かSIMフリー版かを確認
  • 自分が使う予定のキャリア・格安SIMで問題なく使えるか、
    事前に対応バンドや動作報告をチェックしておくと安心です

④ 保証・返品可否

  • 中古ショップなら「保証期間」があるか
  • フリマなら、明らかな不良のときに運営の補償が効くかどうかも大事

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まとめ

最後に、このタイトルの問いに戻ります。

【2025年版】バルミューダ スマホは今あえて買うべき?
中古価格・バッテリー持ち・使い心地レビュー

を一言でまとめると——

「メイン機1台持ち」なら、基本的にはおすすめしない

  • サポート期限が見えている(2026年9月で修理受付終了)
  • セキュリティアップデートも2023年11月で定期提供が止まっている
  • バッテリー容量が少なく、中古では劣化している可能性大

この条件で、ここから数年“安心してメインで使う”のは、正直ハードルが高いです。

でも「サブ機」や「バルミューダファンのガジェット」としては“アリ”

  • コンパクトで持ちやすい、唯一無二のデザイン
  • 1〜2万円台で手に入ることが多く、
    「デザイン重視の小型スマホ」としては魅力的な価格帯
  • 部屋のインテリアや、ちょっとした外出用のサブ機として楽しむなら十分

結論:

「安全・安心・長く現役で使える1台」を求めるなら、
素直に現行のiPhoneやPixel、Galaxyなどを選ぶのが無難。

一方で、
「多少クセがあっても、デザインと世界観に惚れた」
「サブ機として小さくてかわいいAndroidが欲しい」
という人には、2025年の今あえて選ぶ価値はまだ残っている。

こんな位置づけのスマホだと考えると、モヤモヤが少しスッキリすると思います。

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