台東区で麻疹(はしか)患者発生|0歳男の子・発表内容と注意点

台東区で麻疹(はしか)患者発生|0歳男の子 国内

※この記事は、台東区・東京都・厚生労働省などの公表情報をもとに、できるだけわかりやすく整理したものです。体調の判断や受診の要否は、必ず医療機関や保健所の案内に従ってください。


  1. まず結論:心配な人がやることは「これだけ」
  2. 台東区が発表した内容を、やさしく整理
    1. 患者さんの概要(区が公表した範囲)
    2. 接触の可能性がある施設・時間
  3. 「麻疹(はしか)」って、結局どんな病気?
    1. 1)感染力がとても強い
    2. 2)症状は「風邪っぽい→高熱→発しん」の順が多い
    3. 3)潜伏期間(感染してから症状が出るまで)が長い
    4. 4)うつしやすい期間が「症状の前」から始まる
  4. ここが重要:台東区役所を利用した人への「注意点」
    1. 症状が出たら「いきなり病院へ突撃」しない
    2. 移動は「できるだけ公共交通機関を避ける」
    3. 施設に問い合わせは控える
  5. もし「12/2(火)14〜17時ごろに台東区役所にいた」かも…やる順番リスト
    1. STEP1:まず事実をメモ(記憶はすぐズレます)
    2. STEP2:体調チェックを“しばらく”続ける
    3. STEP3:症状が出たら「電話→指示→受診」
    4. STEP4:家族に「接種歴チェック」をお願いする(ここが効きます)
      1. 子どもの場合(定期接種の基本)
      2. 大人の場合(意外と“曖昧ゾーン”がある)
    5. STEP5:もし“接触直後”なら(参考)「早い対応」がある
  6. 「0歳の男の子」って書かれていて不安…赤ちゃんは大丈夫?
  7. 妊娠中の人・持病がある人は、特に“早め相談”が安心
  8. よくある疑問に、やさしく答えます
    1. Q1. 区役所に行ったけど、時間が少しズレてる。大丈夫?
    2. Q2. マスクしてたら100%防げる?
    3. Q3. 「発熱」と「発しん」って、どっちが先?
  9. まとめ
  10. 最後に
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まず結論:心配な人がやることは「これだけ」

今回のポイントはシンプルです。

  • 台東区内で麻しん(はしか)の患者(0歳の男の子)が確認されました。
  • 不特定多数の人と接触した可能性がある場所と時間として、
    2025年12月2日(火)14時〜17時ごろの「台東区役所」が公表されています。
  • その時間帯に区役所を利用した人は、しばらく体調に注意し、
    発熱・発しん(ブツブツ)・咳・鼻水・目の充血などが出たら、医療機関に事前に電話してから指示に従って受診する、という流れになります。

「行ってたかも…」と思った方は、この記事の後半にある “やる順番リスト” をそのまま使ってください。


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台東区が発表した内容を、やさしく整理

台東区の公表内容は、ざっくり言うと次の通りです。

患者さんの概要(区が公表した範囲)

  • 男性、0歳
  • 発病日:11月28日
  • 症状:発熱、咳、鼻水、コプリック斑、発しん
    (コプリック斑=口の中のほほの内側に出る小さな白いブツブツ、と説明されています)
  • 海外渡航歴:あり
  • ワクチン接種歴:なし

ここで大事なのは、患者さんの個人情報を詮索することではなく、「同じ時間・場所にいたかも?」という人が、落ち着いて体調を見られるようにすることです。東京都も、プライバシーに配慮するよう呼びかけています。

接触の可能性がある施設・時間

  • 2025年12月2日(火)14時〜17時ごろ:台東区役所

東京都の発表でも、同じ施設・時間が示されています。


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「麻疹(はしか)」って、結局どんな病気?

ニュースで聞くと怖く感じますよね。まずは“敵の正体”を、必要な範囲で知っておきましょう。

1)感染力がとても強い

麻しんは、感染力が非常に強いとされています。
しかも感染経路がやっかいで、空気感染・飛沫感染・接触感染がある、と厚労省も説明しています。
要するに「近くで咳をされたらアウト」だけではなく、条件がそろうと広がりやすい病気、ということです。

2)症状は「風邪っぽい→高熱→発しん」の順が多い

典型的には、

  1. まず 発熱、咳、鼻水、目の充血など、風邪みたいな症状
  2. いったん熱が落ち着きそうになってから
  3. 39℃以上の高熱と発しん(ブツブツ)が出てくる

という流れが多い、と説明されています。

3)潜伏期間(感染してから症状が出るまで)が長い

麻しんは、感染してすぐ症状が出る病気ではありません。
通常、潜伏期間は10〜12日くらい、とされています。

「区役所に行ったのは12/2。今日(12/13)まで平気だから大丈夫!」と即決はしない方が安心です。体調の変化は少し長めに見るのがコツです。

4)うつしやすい期間が「症状の前」から始まる

厚労省の説明では、周りに感染させる可能性がある期間は
発症日の1日前から、解熱後3日間を経過するまでとされています。
つまり、症状が出る前から感染力があることがある、という点が厄介です。


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ここが重要:台東区役所を利用した人への「注意点」

東京都も台東区も、共通して次の点を呼びかけています。

症状が出たら「いきなり病院へ突撃」しない

発熱や発しんなどが出て「もしかして…」と思ったら、

  • 医療機関に電話等で、麻しんの疑いがあることを先に伝える
  • 受診の要否や注意点を聞く
  • その指示に従って受診する

これが基本です。

なぜかというと、待合室で他の人にうつしてしまうリスクがあるからです。

移動は「できるだけ公共交通機関を避ける」

受診することになった場合も、
公共交通機関の利用は可能な限り避けるよう案内されています。

タクシーや自家用車が難しい場合もあるので、そこは医療機関・保健所の指示に従うのがいちばん安全です。

施設に問い合わせは控える

東京都の発表では、施設への問い合わせは遠慮するよう明記されています。
これは、窓口がパンクして本来の業務が止まるのを防ぐ意味もあります。


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もし「12/2(火)14〜17時ごろに台東区役所にいた」かも…やる順番リスト

ここからは、行動を“順番”にします。
不安なときって、正しいことを知っていても、順番がわからないと動けなくなるんですよね。

STEP1:まず事実をメモ(記憶はすぐズレます)

  • 「12/2(火)」「14〜17時ごろ」「台東区役所」
  • どのフロア、どの窓口、滞在時間(だいたいでOK)
  • 一緒に行った人(家族・同僚など)

公表されている接触可能時間はこの枠なので、まずここを基準にします。

STEP2:体調チェックを“しばらく”続ける

麻しんは潜伏期間があるので、短期決戦ではありません。

  • 朝と夜に体温(できれば)
  • 咳、鼻水、目の充血、だるさ
  • 皮ふの発しん(いつもと違うブツブツ)

を、メモに残すだけでも安心材料になります。
(不安は「見えないもの」が大きくします。見える化すると落ち着きます)

STEP3:症状が出たら「電話→指示→受診」

発熱・発しん・咳・鼻水・目の充血などが出たら、
必ず事前に医療機関へ連絡し、麻しんの疑いを伝えて指示に従う。

そして受診の移動は、可能な限り公共交通機関を避ける。

STEP4:家族に「接種歴チェック」をお願いする(ここが効きます)

麻しんは、予防の中心はワクチンです。

子どもの場合(定期接種の基本)

厚労省によると、MRワクチンの定期接種は原則2回で、

  • 第1期:1歳の1年間
  • 第2期:小学校入学前の1年間(5歳以上7歳未満)

となっています。

「うち、2回受けてたっけ?」となったら、母子手帳で確認が早いです。

大人の場合(意外と“曖昧ゾーン”がある)

大人は母子手帳が見つからないことも多いし、世代によって接種回数や記録が違っていたりします。
不安なら、かかりつけ医や自治体の相談窓口で相談するのが現実的です。

STEP5:もし“接触直後”なら(参考)「早い対応」がある

これは一般論ですが、東京都のQ&Aでは、免疫がない人が麻しん患者と接触した場合、
接触から72時間以内のワクチン接種、または4〜6日以内のガンマグロブリンという方法が紹介されています(ただし確実に防げるとは限らない、とも書かれています)。

今回の件はすでに日数が経っている人が多いと思いますが、今後のために「知っておくと早く動ける知識」です。


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「0歳の男の子」って書かれていて不安…赤ちゃんは大丈夫?

まず、ニュースの見出しで「0歳」と見るとドキッとしますよね。
ただ、ここで落ち着いて知っておきたいのは、MRワクチンの定期接種は基本“1歳から”という点です。

つまり、0歳の赤ちゃんは、制度上「まだ定期接種のタイミング前」のことが多いです。
だからこそ、周りの大人やきょうだいがワクチンを受けて、家庭内に持ち込まないことが大切になります。


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妊娠中の人・持病がある人は、特に“早め相談”が安心

麻しんは、重症化や合併症のリスクがある感染症です。厚労省も肺炎や脳炎などの合併症に触れています。

妊娠中の方や、免疫が弱い治療中の方などは、一般の人より慎重に動いた方が安全です。
「接触したかもしれない」「体調が怪しい」と思った時点で、医療機関や保健所の指示を仰いでください(自己判断で我慢しないのがポイントです)。


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よくある疑問に、やさしく答えます

Q1. 区役所に行ったけど、時間が少しズレてる。大丈夫?

公表されているのは 12/2の14〜17時ごろです。
時間が完全に外れていて、しかも滞在も短いなら、可能性は下がります。
ただし「前後の移動」「同じエリアの混雑」など不確定要素もあるので、不安なら体調をいつもより丁寧に見るのが現実的です。

Q2. マスクしてたら100%防げる?

麻しんは空気感染を含むとされ、感染力も非常に強いと説明されています。
マスクは大事ですが、「していれば絶対OK」と言い切れるタイプの話ではありません。
だからこそ、症状が出たときの “電話してから受診” が重要になります。

Q3. 「発熱」と「発しん」って、どっちが先?

典型的には、まず風邪っぽい症状(発熱など)が出て、その後に高熱と発しんが出る流れが多いとされています。
ただし病気は個人差があるので、気になる症状があれば早めに相談を。


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まとめ

最後に、要点だけもう一度まとめます。

  • 台東区内で 0歳男の子の麻しん(はしか)患者が確認され、
    12/2(火)14〜17時ごろに台東区役所を利用していた可能性が公表された。
  • その時間帯に利用した人は、体調に注意し、
    発熱・発しん・咳・鼻水・目の充血などが出たら、事前に電話→指示に従って受診
  • 受診の移動は、可能な限り公共交通機関を避ける。
  • 予防の中心はワクチン。子どもは定期接種2回(1歳と就学前)が基本。

不安をゼロにするのは難しいですが、「やることが決まっている不安」は小さくできます。
この記事が、その“やること”の整理になればうれしいです。


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最後に

「よし、じゃあ接種歴を母子手帳で確認しよう!」と思って引き出しを開けたあなた。
……ない。
棚にもない。
押し入れにもない。

家中を探して、気づいたら汗だく。体温を測ったら、微熱

そこであなたはハッとします。
「これ…麻しんじゃなくて、母子手帳捜索で発熱しただけじゃん!」

――安心してください。まずは深呼吸。
そして次にやることは、体温を測る前にひとつだけ。

母子手帳の“保管場所”を、家族LINEに固定メッセージで残す。
未来のあなたの発熱を、今日のあなたが予防できます。

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