「間瀬田純平の進路、実業団?それともふつうに就職?」
箱根や全日本の1区で、いつも先頭付近をグイグイ引っ張るあのエンジのユニフォーム。
レースで名前を聞いているうちに、ふと気になってきませんか?
「この人、卒業したらどこに行くんだろう…?」
この記事では、
- 間瀬田純平って、そもそもどんな選手なのか
- 実業団か?就職か?“今わかっている事実”はどこまでか
- 情報を踏まえたうえで考えられる「進路パターン」と有力候補イメージ
を整理していきます。
※2025年12月時点の公開情報をもとに書いています。
今後、新しい公式発表が出る可能性があることは、あらかじめご理解ください。
間瀬田純平はどんな選手?ざっくりプロフィール
まずは基本情報から。
- 名前:間瀬田 純平(ませだ じゅんぺい)
- 生年月日:2004年2月17日
- 大学:早稲田大学 スポーツ科学部 4年
- 所属:早稲田大学競走部・長距離ブロック(駅伝副将)
- 出身地:福岡県
- 出身高校:鳥栖工業高校(佐賀県)
自己ベスト(公表されている主な記録)は、早稲田の選手紹介ページによると:
- 1500m:3分42秒22
- 3000m:8分06秒07
- 5000m:13分55秒61
- 10000m:29分13秒46
- ハーフマラソン:1時間02分31秒
1500mは高校歴代4位クラスの好記録で、
高校3年のインターハイ1500mでは3位。
さらに、
- 2023年 U20アジア選手権 1500m 優勝
- 2023年 全日本大学駅伝 1区 区間2位
- 2025年 箱根駅伝 1区 区間4位
と、“スピード型の駅伝スターター”として実績を重ねています。
もうこの時点で、
「長距離界の“エンジの顔”の一人」
と言っていい存在感ですね。
中学〜高校時代:地方から全国へ、スピードでのし上がったタイプ
中学時代:福岡で陸上をスタート
中学時代の詳細な記録は多くありませんが、
福岡の中学で陸上を始め、1500mや3000mで徐々に頭角を現していきます。
元々は「とにかくスピードがあるタイプ」で、
ロングよりも中距離寄りの選手として育ってきました。
鳥栖工業高校でブレイク
高校は、駅伝や中距離で知られる鳥栖工業高校(佐賀)。
ここで一気に才能が開花します。
- 高校5000m 13分57秒41(高校生で13分台の一人)
- 2021年 インターハイ1500m:3位(3分42秒22)
この「1500m・3分42秒22」は高校歴代4位レベル。
ちょっと次元が違う“キレッキレのスピード”です。
その実績が評価され、
大学は箱根の名門・早稲田大学スポーツ科学部へ進学します。
早稲田での4年間:1区のスペシャリストへ
1年生から箱根1区を任される
大学に入っていきなり、大舞台を任されます。
箱根駅伝では、
- 第99回大会:1区 14位(1時間3分23秒)
- 第100回大会:1区 12位(1時間1分53秒)
- 第101回大会:1区 4位(1時間2分43秒)
と、3年連続で1区を担当。
1区は、各大学のエース級が集まる“激戦区間”。
そこで1年のときから走り続け、
年を追うごとに順位を上げているのが、かなりエグいです。
「早稲田のスターター=間瀬田」の図式
全日本大学駅伝でも、
4年連続で1区を任されています。
- 2025年 全日本大学駅伝:1区 区間2位(タイム差なし)
という走りで、監督や主将から
「早稲田のスターターといえば“間瀬ダッシュ”」
と呼ばれるほど。
本人もインタビューで、
「どんな状況でも大崩れしないこと」
「周りをよく見て、冷静に判断すること」
を1区で意識していると語っています。
ただ速いだけじゃなくて、
レース運びがうまい“駅伝脳”のある選手という印象です。
トラックでも結果を出すオールラウンダー
トラックシーズンも、かなり濃いです。
- 2022 関東インカレ 1500m:攻めのレースで10位(大学デビュー)
- 2023 東京六大学対校 5000m:優勝
- 2023 U20アジア選手権:1500m優勝(日本代表)
1年〜2年のころは1500m中心、
3年以降は5000m・10000mにも主戦場を広げ、
スピードとスタミナを両方伸ばしてきた選手と言えます。
進路の話に行く前に:「実業団」と「ふつうの就職」の違い
タイトルのとおり、気になるのは
「実業団に行くのか?ふつうに就職するのか?」
という進路の二択です。
ここでいったん、両方の違いを整理しておきます。
実業団とは?
ざっくり言うと、
「企業に所属して給料をもらいながら、
陸上選手として駅伝やマラソンを走る働き方」
です。
- 会社の陸上部(競技部)に所属
- ニューイヤー駅伝などの実業団駅伝に出場
- トラックやマラソンで国内外の大会に出る
- 広報イベントや地域イベントに参加することも
メリット
- 練習環境やサポート(コーチ・トレーナーなど)が整っている
- 一流選手と同じチームで練習できる
- 「走ること」が仕事の中心になる
デメリット
- 成績が会社のイメージにも関わるプレッシャーがある
- 引退後の配属やキャリアも考えながら動く必要がある
ふつうの就職(一般企業)
一方、一般企業に就職する場合は、
「会社員として働きつつ、
走るかどうかは“自分次第”」
という形になります。
- IT・メーカー・金融・教育・スポーツビジネスなど行き先は自由
- 走るなら“市民ランナー”として大会に出る
- 完全に競技から離れて、新しい仕事に集中する人も多い
メリット
- 陸上に縛られず、キャリアの選択肢が広い
- 「走るのは趣味」という気楽なスタイルも選べる
デメリット
- 練習時間や場所、遠征費などは自己管理・自己負担
- 日本トップレベルのレースで戦い続けるのはかなり難しい
では実際、間瀬田純平の「進路」はどうなっているのか?
ここが一番気になるところだと思いますが――
現時点で分かっている“事実”
- 2025年12月時点で、
早稲田大学の公式サイト・競走部ニュース・主要な駅伝進路まとめサイトなどを確認しても、
「○○(企業名)に内定」「○○実業団に進む」といった“具体的な進路先”は公表されていません。 - スポーツメディア『Sportiva』の記事では、
「今シーズン前半は就職活動をしていた」「故障や体調不良もあり、なかなか走れなかった」と監督のコメントがあります。 → つまり、就活はちゃんとやっていたものの、
その“就職先の名前”までは現時点では公開されていない、という状況です。 - 「箱根2026のチームエントリーメンバー」として、
まだ現役選手としての紹介が続いている段階。
なので、
2025年12月の時点では、
間瀬田純平選手の進路(就職先・実業団チーム名)は公式には公表されていない
と考えるのが正確です。
ここから先は、
あくまで「今ある情報から考えられる“進路パターン”」として、
ファン目線で整理していきます。
有力候補パターン①:実業団で「1区職人」として生きる
一番わかりやすいパターンは、やはり実業団入りです。
なぜ実業団向きと言えるのか?
理由はシンプルで、実績とタイプがハッキリしているからです。
- 1500mで世界U20代表・アジア王者
- 5000m13分55秒台のスピード
- 箱根1区を3年連続で任されて、最新では区間4位
- 全日本1区ではタイム差なしの区間2位
これは正直、
「実業団が放っておくわけがないスペック」です。
さらに、
- 駅伝副将を務めている
- インタビューなどでも、チーム全体をよく見ている発言が多い
ので、
走力+“人柄・リーダーシップ”も含めて、
実業団から見た“即戦力候補”と言えます。
どういうチームが合いそうか(あくまでイメージ)
実際のチーム名は公表されていないので、
ここからは完全に“タイプの話”です。
間瀬田選手は、
- スピードがある
- 1区など、スタート区間の経験が豊富
- レース運びが上手い
という特徴があるので、
- ニューイヤー駅伝で「1区〜3区の前半区間を重視しているチーム」
- トラックとロードの両方に力を入れているチーム
などとは、相性がよさそうです。
たとえば、
コニカミノルタ・GMO・SGホールディングス・SUBARU・旭化成…など、
箱根経験者が多数いるようなチームは、
間瀬田選手クラスのスピードスターを欲しがるタイプの陣営と言えるでしょう
(※あくまで“こういうカラーのチームに合いそう”という一般論であり、
特定の移籍情報ではありません)。
有力候補パターン②:スポーツ・ランニング関連企業に就職し「走る会社員」に
2つ目は、
「スポーツ科学部の学びを活かせる会社」に就職するルート
です。
スポーツ科学+トップアスリート=企業側も欲しい人材
間瀬田選手は、スポーツ科学部で、
- トレーニング理論
- スポーツ生理学
- コンディショニング
- スポーツビジネス
などを学んでいます。
さらに、
- 世界U20代表の経験
- 箱根・全日本の1区を任される経験
を持つわけですから、
たとえばこんな仕事がイメージできます。
- ランニングシューズやスポーツウェアの開発・マーケ
- スポーツ関連メディアやイベントの企画
- スポーツジム・フィットネス施設の運営側
仕事としてスポーツの現場に近いところにいながら、
市民ランナーとして大会に出続ける、というスタイルも十分ありえます。
「実業団じゃない=競技をやめる」とは限らない
最近は、
- 実業団ではない一般企業に就職
- でも、個人でスポンサーをつけたりクラブに所属したりして
“セミプロ”のような形で競技を続ける
という選手も増えています。
間瀬田選手クラスの実力があれば、
「箱根のスターが、市民マラソン界でもトップを走る」
というシナリオも十分考えられます。
有力候補パターン③:将来の指導者も見据えた「教育・コーチング」系の道
もう一つのパターンは、
「まずは社会人として働きつつ、
将来は指導者・コーチとして戻ってくる」
という長期目線の進路です。
インタビューから見える「教える側」の適性
早稲田スポーツの連載や部員日記を読むと、
間瀬田選手は、
- 自分の走りやシーズンを、言葉でとても上手に振り返る
- 練習内容・課題・改善点を、かなり細かく言語化している
- チームメイトの特徴や良さも、分かりやすく説明している
という“説明力の高さ”が目立ちます。
これはそのまま、
指導者・コーチとして大きな武器になる資質です。
- 高校や中学の陸上部の顧問
- クラブチームのコーチ
- 将来的には大学の駅伝コーチ
など、“教える側”の役割も、将来の選択肢として十分ありえます。
一度ふつうに就職 → 後から競技・指導に戻るケースも
ある大学の先生の言葉として、
「先生は20代で就職して、結婚して、家を建てて…
でもどん底を味わったからこそ、その後の人生が楽しくなった」
というメッセージが、早稲田の部員日記で引用されています。
この価値観に共感している選手も多く、
- まずは会社で働く
- 人としての厚みや経験値を増やす
- その経験を持って、再び“スポーツの世界”に戻る
というキャリアも、決して珍しくありません。
間瀬田選手も「就職活動はちゃんとやっていた」と監督が語っているので、
“走る+働く+いつか教える”という三段構えの人生設計を描いていても、おかしくはないでしょう。
ファンとして「進路ウォッチ」を楽しむポイント
では、ここから先のニュースをどこに注目していけばいいのか。
チェックしておきたいポイントを整理します。
① 箱根2026本番での走り
- 第102回箱根駅伝(2026)のエントリー16人には、もちろん間瀬田選手の名前があります。
- おそらく今年も“1区候補”として見られていますが、
どの区間を走り、どんな走りを見せるかは大きな見どころ。
競技人生ラストランになるかもしれないレースで、
どんな「間瀬ダッシュ」を見せてくれるのか。
ここでのインパクト次第では、
実業団側の評価もまた一段階上がるはずです。
② 箱根後〜春の「進路まとめ」記事
箱根が終わると、
- 各大学の“進路一覧”
- 実業団チームの“新加入選手リスト”
が一気に公開されます。
そこに
「間瀬田純平 ○○(企業名)」
と載るのか、
あるいは
「競技引退」「一般就職」
といった表記になるのか――
ここが、進路がハッキリ分かるタイミングになるでしょう。
まとめ
改めて、現時点でできるだけ正確に答えると…
そのうえで、今考えられる“有力候補パターン”としては、
- 実業団に進み、「1区・前半区間のスペシャリスト」として駅伝・マラソンを続ける
- スポーツ・ランニング関連企業などに就職し、“走る会社員”として市民マラソンも本気で続ける
- 一般企業で社会人経験を積みつつ、将来は指導者・コーチとして陸上界に戻ってくる
…といったルートが見えてきます。
つまり今のところの“正直な答え”は、
「実業団か就職か、まだ外からは確定情報はない。
ただし、どちらに進んでも“走ること”から完全に離れるイメージはあまり湧かない」
というのが現状です。
