「箱根が終わったら、折居はどこに行くんだろう?」
中央大学の長距離ファンなら、一度は頭に浮かぶ疑問だと思います。
法学部・政治学科に所属し、横須賀高校出身の長距離ランナー・折居幸成(おりい こうせい)選手は、現在4年生。中大長距離ブロックでは“寮長”という重要な役割も任されている選手です。
この記事では
- 折居幸成ってどんな選手?
- 大学での実績とキャラクター
- 実業団という進路のメリット・デメリット
- 一般就職という選択肢
- 「有力候補先」はどんなタイプのチームになりそうか
…といったポイントを解説していきます。
折居幸成ってどんな選手?
まずは基本情報から整理しておきましょう。
- 名前:折居 幸成(おりい こうせい)
- 大学:中央大学 法学部・政治学科
- 役職:長距離ブロック 寮長
- 出身高校:神奈川県立横須賀高校(神奈川)
- 専門種目:中長距離(1500m~ハーフマラソン)
ベスト記録(2025年時点・中大公式より)
- 1500m:3分54秒24
- 3000m:8分17秒21
- 5000m:14分19秒20
- 10000m:29分40秒12
- ハーフマラソン:1時間02分45秒
1500mでスピードもありつつ、10000mやハーフでもしっかりまとめてくる「スピードもスタミナもある中距離寄り長距離ランナー」という印象です。
さらに、4years.の取材では、神奈川県高校時代に「県の決勝では必ずと言っていいほど折居幸成(横須賀)と争っていた」とライバルに語られており、高校の頃から県トップクラスの存在だったことが分かります。
中大での成長:寮長として、チームの“まとめ役”
中大の長距離ブロックでは、折居選手は「寮長」という役職を任されています。
寮長というのは、単に部屋を管理する人ではなく
- 生活面で下級生を支える
- 規律や雰囲気を整える
- ときに監督・コーチとの橋渡し役になる
など、チームの“空気”をつくるポジションです。
中大スポーツの神奈川マラソンの記事では、寮長就任について本人がこう語っています(要約)。
役職を任せてもらえたからには、生活面を支えるのはもちろん、
結果でも示していきたい。結果が出ないと、発言に説得力がないから。
このコメントからも分かるように、折居選手は「言うだけではなく、自分が走りで示すタイプ」のリーダーだと言えます。
レース実績:ハーフで存在感を見せる“ロード型”ランナー
神奈川マラソンでチームトップ
2025年2月の神奈川マラソン(ハーフ)では、折居選手は
- タイム:1時間3分15秒(自己ベスト)
- チーム内1着
という好走を見せています。
レース後のコメントでは
- 「行けるところまでついて、チャンスを狙う」
- 「最後は粘りきれなかったが、練習通りの力は出せた」
と冷静に自己分析。ハーフという長い距離を、しっかりレースプランを持って走れる選手だと分かります。
さらにハーフのタイムを更新
中大長距離ブロックの公式プロフィールでは、ハーフのベスト記録は「1時間02分45秒」となっています。
これは、箱根駅伝を目指すクラスの大学生としてもかなり良いタイムで、将来的にマラソンへつながっていきそうな“ロード型ランナー”の数字です。
箱根駅伝でもエントリーメンバー入り
中央大学の公式サイトでは、第102回箱根駅伝(2026年1月2日・3日)のエントリーメンバー16人の中に、しっかり折居選手の名前があります。
もちろん実際にどの区間を走るのか、あるいは走る機会が来るのかは当日のオーダー次第ですが、
- ハーフで結果を出している
- 寮長としてチームを支えている
- 4年生
という立場を考えると、“最後の箱根で存在感を見せる可能性が高い選手”と言えます。
今、分かっている「進路情報」
ここが一番気になるところですが、結論から言うと
2025年12月19日時点では、折居幸成選手の「進路内定(どの実業団/会社に行くか)」について、
公開された確かな情報は見つかりませんでした。
駅伝・陸上系のサイトでは、2026年進路情報のコーナーが用意されているものの、折居選手のページは403で詳細が見られない状態でした。
このため、
- すでに内々定は決まっているけど、まだ一般には発表されていない
- 箱根駅伝が終わってから正式に発表される
- そもそも進路を「実業団」だけに絞っていない
など、いくつかの可能性が考えられます。
この記事では、事実とウワサを混ぜないために
- 「今、公式に分かっていること」
- 「一般的なパターンから考えられる可能性」
を分けてお話します。
実業団に進む場合のメリット・デメリット
まずは「実業団って何?」というところから。
実業団とは?
簡単に言うと
会社に所属しながら、給料をもらいつつ競技を続ける仕組み
です。
たとえば
- ニューイヤー駅伝に出るような長距離の強豪チーム
- マラソン強化に力を入れているチーム
- 地域密着型の市民ランナー向けイベントもやるチーム
など、色々なタイプの実業団があります。
実業団に進むメリット
- 競技を“仕事レベル”で続けられる
トレーニング時間が確保され、合宿や遠征のサポートもあるため、大学よりさらに“走ること中心の生活”を送りやすくなります。 - トップ選手と一緒に練習できる
中大OBでも、スズキなどの実業団でニューイヤー駅伝を目指して走っている選手がいます。
折居選手がそうした世界に飛び込めば、さらにレベルの高い環境で鍛えられるチャンスが広がります。 - マラソン挑戦への道が明確になる
ハーフ1時間2分台という持ちタイムは、将来マラソンに挑戦する上でも大きな武器。実業団なら、フルマラソンへのステップがイメージしやすいです。
実業団に進むデメリット(というか、覚悟ポイント)
- 結果が求められる世界
会社としてチームにお金を出している以上、「タイム」や「駅伝でのはたらき」といった分かりやすい結果が求められます。 - 競技中心の生活が続くプレッシャー
ケガやスランプで結果が出ない時、精神的にきつくなることも少なくありません。 - セカンドキャリアをどう作るか
いつまでも“選手”だけでいられるわけではありません。引退後に何をするか、在籍中から少しずつ考えておく必要があります。
折居選手のように、寮長を任されるような人は、人間関係や組織づくりのセンスもあるはずなので、将来はコーチやスポーツビジネスの仕事に進む道も考えられそうですね。
一般就職(会社員として働く)という進路
一方で、一般企業に就職する道ももちろんあります。
一般就職のメリット
- 仕事の選択肢が広い
法学部・政治学科で学んだ知識を活かして- 法律関係の仕事
- 行政・公務員
- 一般企業の総合職
- 長い目で見たキャリアを作りやすい
入社した会社でキャリアを積み重ね、役職がついたり専門職になったり、「選手とは違う形の成長」を実感できます。 - 市民ランナーとして競技を続ける道もある
実業団レベルでなくても、市民マラソンで好記録を出したり、地元のクラブチームで走ったりすることは十分可能です。
一般就職の大変なところ
- 練習時間の確保が難しい
フルタイムで働きながら、大学時代のような練習量を維持するのはかなり難しくなります。 - “競技のピーク”を少し早めに手放すことになる
折居選手ほどの実力があれば、「あと数年ガチで競技をしてからでも就職できるのでは?」という考えも出てきます。
ここは、本当に悩みどころです。
折居幸成の「進路予想」:どんなチーム・会社が有力?
ここからはあくまで「予想」として読んでください。
実業団の場合:有力候補になりそうな“チームのタイプ”
折居選手の特徴を、ざっくりまとめると
- ハーフで1時間2分台のスピード&スタミナ
- 箱根駅伝エントリーメンバー
- 寮長としてチームをまとめる人柄
この3つです。
この条件から考えると、次のようなタイプの実業団チームが“有力候補のタイプ”になりそうです。
タイプ①:ニューイヤー駅伝常連の「駅伝ガチ勢」チーム
特徴
- 正月のニューイヤー駅伝で上位を狙う
- 箱根出身のエース級を多数集めている
- ハーフ・マラソンでの実績を重視
折居選手のように、ハーフに強く、駅伝でも安定した走りが期待できる選手は、このタイプのチームから声がかかることが多いです。
中大OBも、スズキなどの実業団でニューイヤー駅伝の舞台に立っており、そうした“駅伝ガチ勢チーム”は中大とのつながりも深い世界です。
タイプ②:マラソン強化に力を入れるチーム
特徴
- ハーフ~マラソンのロードレースに注力
- 海外マラソン遠征も積極的
- 選手の将来のマラソン挑戦をサポート
折居選手のハーフの実績は、まさにマラソン向き。
「数年かけてマラソンで日本トップクラスに育てたい」というチームにとっては、かなり魅力的な素材です。
タイプ③:地域密着型で“人柄”も重視するチーム
特徴
- 地元の子どもたち向けランニング教室
- 地域イベントへの参加
- ファンサービス・PR活動に積極的
寮長としてチームの生活を支えてきた折居選手は、ただ走るだけでなく「人との関わり方」も学んできた選手です。
そういう意味では、地域イベントにも積極的な“人柄重視のチーム”とも相性が良いはずです。
一般就職の場合:どんな業界が合いそう?
こちらも完全に予想ですが、
- 法学部・政治学科での学び
- 寮長としてのマネジメント経験
- 長距離選手ならではの「計画性」と「メンタルの強さ」
を考えると、例えば
- 一般企業の総合職(メーカー・金融・商社など)
- コツコツ努力するタイプの折居選手は、営業や企画でも力を発揮しやすそうです。
- スポーツ関連企業(スポーツ用品メーカー・スポーツビジネス)
- 自分の経験を活かして、選手やファンを支える側に回る道もあります。
- 行政・公務員
- 「地域のスポーツ振興」など、走りとつながる仕事も増えています。
もちろん、これはあくまで一般的な話で、「折居選手がここに行くはず」という情報ではありません。
ファンができる“いちばん確実な追い方”
「結局どこに行くか、いつ分かるの?」という疑問もあると思います。
進路発表が出やすいタイミング
- 箱根駅伝が終わったあと(1月~3月ごろ)
- 大学・陸上部の公式サイトやニュース
- 実業団チームの公式リリース
このあたりで、
- 「○○大学××選手が△△に加入」
- 「来季の新加入選手のお知らせ」
といった形で発表されることが多いです。
情報チェックのおすすめルート
- 中央大学陸上競技部 長距離ブロックの公式サイト・SNS
- 中央大学公式スポーツ振興のニュース
- 陸上メディア(4years. など)
こういった“公式情報”を追いながら、発表を楽しみに待つのが、いちばん安全で確実です。
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめると――
