2025年12月24日夕方、JR京都線でまた大きな人身事故が起きました。
- 「現場はどこなのか?」
- 「自分の生活圏とどれくらい近いのか?」
- 「今後の通勤・通学に影響はあるのか?」
この記事では、ニュースで報じられている事実をもとに、
「摂津富田〜JR総持寺間・中条踏切の場所とイメージ」を整理していきます。
今回のJR京都線人身事故の概要
まずは、事故の「ざっくりした全体像」から整理します。
- 発生日時:2025年12月24日(水) 午後4時28分ごろ
- 発生場所:JR京都線 摂津富田駅〜JR総持寺駅間にある「中条踏切」(大阪府茨木市総持寺)
- 当時の列車:野洲行きの新快速電車(一部報道では姫路発・野洲行きと説明)
- 事故の内容:線路内に立ち入った人と新快速が接触
- 乗客:約1000人が乗車していたが、乗客にけがはなし
- 直後の対応:京都駅〜吹田駅間で運転見合わせとなり、その後再開するもダイヤが大きく乱れた
被害にあわれた方や、そのご家族・関係者のことを思うと、とてもつらい出来事です。
一方で、通勤・通学・出張・帰省の足としてJR京都線を使う多くの人にとっても、突然の運転見合わせは大きな影響になりました。
「中条踏切」はどこにあるのか?
ざっくり言うと「摂津富田とJR総持寺のあいだ」
ニュースでは、事故現場について
「大阪府茨木市総持寺にある中条踏切で、新快速電車と女性が接触」
と伝えています。
つまり場所は、
- 都道府県:大阪府
- 市:茨木市
- エリア名:総持寺
- JR京都線の区間:摂津富田駅〜JR総持寺駅のあいだにある踏切
ということになります。
「中条踏切」がある区間のイメージ
もう少し、地図のイメージをつかんでみましょう。
- 摂津富田駅は、大阪府高槻市にあるJR京都線の駅です。
- JR総持寺駅は、大阪府茨木市庄一丁目にあるJR京都線の駅で、摂津富田駅と茨木駅のあいだに2018年に新設されました。
JR総持寺駅は、
- 摂津富田駅から約1.7km
- 茨木駅から約2.0km
の場所にあるとされています。
今回事故が起きた中条踏切は、この「摂津富田〜JR総持寺」区間の線路上にある踏切です。
イメージとしては、
高槻市側の摂津富田駅から南西〜南東方向へ伸びる線路が、茨木市の総持寺エリアに入るあたりの住宅街の中にある踏切
と考えると、だいたいの位置感がつかみやすいでしょう。
住所・ピンポイントな場所は公式には出ていない
ここで注意しておきたいのは、
- ニュースで出ているのは「茨木市総持寺の中条踏切」というレベルまで
- 「○丁目○番地」といった具体的な住所や、周辺の個人宅を特定できる情報は、報道では出ていない
という点です。
人身事故が起きた場所を、あまりに細かく特定しすぎると、
- 近隣住民のプライバシー
- 現場を見に行く人(いわゆる“野次馬”)の増加
など、別の問題も出てきます。
「どのあたりで起きたのか知りたい」気持ちは自然ですが、必要以上の特定はしないほうが、現場近くで暮らす人にとっても、やさしい態度だと思います。
JR京都線・周辺路線への影響はどうだったのか?
今回の事故は、場所としては「一つの踏切」ですが、
ダイヤへの影響はかなり広い範囲に及びました。
JR京都線:京都〜吹田間で運転見合わせ
JR西日本や各社のニュースによると、
- JR京都線は京都駅〜吹田駅間で運転見合わせ
- 運転再開は18時すぎ(18:28ごろ)になった
と報じられています。
他線区への広がり
さらに、JR西日本の情報として、
- 琵琶湖線
- JR京都線
- JR神戸線
- 山陽線
- 赤穂線
- JR宝塚線
- 湖西線
- おおさか東線
など、広い範囲で遅れや運転取り止めが発生したとされています。
特急列車への影響
特急については、
- 特急くろしおの一部
- 特急はるかの一部
で遅れが発生していると報じられました。
クリスマス前の平日夕方ということもあり、
- 仕事帰りのビジネス客
- 年末の帰省や旅行に出る人
- 関空への移動に「はるか」を使っていた人
など、かなり多くの人が予定変更を余儀なくされたと考えられます。
通勤・通学でJR京都線を使う人ができる「備え」
「また人身事故で止まるかもしれない…」
そう感じている人も多いと思います。
ここでは、通勤・通学でJR京都線を使う人が、日ごろからできる備えをまとめておきます。
“第二ルート”を必ず1本は考えておく
JR京都線は、並行して、
- 阪急京都本線
- 一部区間では大阪メトロや私鉄
などが走っています。
例えば、
- 高槻〜大阪・梅田方面:
- JR京都線
- 阪急京都線(高槻市駅〜大阪梅田駅)
- 京都〜大阪方面:
- JR京都線
- 阪急京都線(京都河原町〜大阪梅田)
という形で、ほぼ同じ方向に向かうもう1本のルートがある区間も多いです。
「JRが完全にダメなときは、どの駅から阪急に乗り換えるか」
という“マイルール”を、一度紙に書き出しておくのもおすすめです。
運行情報は「JR西日本+ニュース+SNS」で多面的にチェック
今回のような大きな事故の場合、
- JR西日本の公式サイトや公式アプリ
- Yahoo!乗換案内・ジョルダンなどの乗換アプリ
- テレビ局や新聞社の速報記事
- X(旧Twitter)の「JR京都線」「JR西日本」「人身事故」などのキーワード
を組み合わせてチェックすると、状況が立体的に見えてきます。
公式情報はもちろん大事ですが、ニュース記事は
- どこの踏切か(市区町村・駅間)
- 運転再開のめど
- どの特急に影響が出ているか
などをまとめてくれるので、全体像をつかみやすいのがメリットです。
「遅延証明書」の取り方も知っておく
人身事故による遅れは、
- 会社への出勤
- 学校・塾などへの到着時間
に大きく影響します。
JR西日本では、公式サイト上で「遅延証明書」の発行を行っているほか、駅でも紙の証明書が配布されるケースがあります(詳細は路線・日によって異なります)。
「JR京都線が30分以上遅れたら、とりあえず遅延証明をもらう」
という習慣をつけておくと、後々の説明がスムーズになります。
まとめ
最後に、ポイントをもう一度まとめます。
「どこで起きたのか」を知ることは大事ですが、
同じくらい大事なのは、これからどう安全に移動するかです。
この記事が、JR京都線沿線で暮らす方や、
通勤・通学でよく利用する方の「状況整理」に少しでも役立てば幸いです。

