還暦挑戦の結果と名シーンを振り返る
2025年のクリスマスも、SASUKEがやってきました。
しかも今年は番組史上初の「2夜連続放送」。その第1夜で、ファンの一番の注目を集めたのが、ミスターSASUKEこと山田勝己さん(60歳)の挑戦です。
この記事では、
- 山田勝己さんは SASUKE2025でどこまで行けたのか(結果)
- みんなの記憶に残った 還暦挑戦の名シーン
- 60歳で挑み続ける ミスターSASUKEの覚悟
をまとめていきます。
※この記事にはSASUKE2025 第1夜(12月24日放送分)のネタバレが含まれます。録画をこれから見る人はご注意くださいね。
そもそも山田勝己ってどんな人?
「ミスターSASUKE」と呼ばれる理由
まずは簡単に、山田勝己さんのこれまでをおさらいしておきましょう。
- 1965年生まれ、兵庫県出身
- 1997年の 第1回大会から出場している超ベテラン
- 第3・6・10回大会では、その大会で一番先に進んだ「最優秀成績選手」
- ファイナル(ロープ登り)では、頂上まであと数十センチでタイムアップという伝説的なシーンも
ロープを登りきれず、悔しさのあまり地面に崩れ落ちた姿や、
「俺にはSASUKEしかないんですよ」
という名言は、今でも語り継がれています。
また、現在は「山田軍団 黒虎(くろとら)」というチームのリーダーとして、若い選手たちを指導しながら自分も出場し続けています。
公式なインタビューでは、
- 「これまでも、これからもSASUKEが人生」
- 「あきらめない。最後まで走り続けますよ」
と語っていて、本当に人生をSASUKEにかけている人だということがわかります。
SASUKE2025はどんな大会?
1stステージが大幅リニューアル
今回のSASUKE2025(第43回大会)は、番組にとっても特別な回でした。
- 史上初の 2夜連続放送(12月24日・25日)
- 1stステージのエリアが大きくリニューアル
- 『KUNOICHI』で使われていた 新プリズムシーソー が第1エリアとして登場
- 中盤の フィッシュボーン も形が変わり、さらに難しく
- 終盤の ツインダイヤ もリニューアル
事前の記事では、「超難関」「47人目でやっと1stクリア」という情報も出ていて、
今年の1stステージは、ベテランでも落ちまくる鬼仕様になっていたことがわかります。
つまり、
ただでさえ難しいSASUKEの1stステージが、2025年はさらに鬼化していた
ということです。
60歳で迎えた33回目の挑戦
赤いちゃんちゃんこで登場したミスターSASUKE
そんな超難関のステージに、今年60歳になった山田勝己さんが挑みました。
還暦祝いの「赤いちゃんちゃんこ」
番組や公式Instagramによると、
挑戦前には、山田軍団・黒虎のメンバーから 赤いちゃんちゃんこ がプレゼントされました。
- 60歳(還暦)を祝う“ちゃんちゃんこ”
- 黒虎の若手たちが、尊敬と感謝を込めて贈ったもの
そのちゃんちゃんこを身につけてスタート台に立つ山田さんの目には、うっすら涙が浮かんでいるようにも見えました。
「ここまで一緒にSASUKEをやってきた仲間たちと迎える還暦」
それだけで、もうドラマですよね。
1stステージ最年長クリアへの挑戦
事前の特集記事では、
- 33回目の挑戦
- 60歳で 1stステージ最年長クリア を目指す
というテーマが強調されていました。
ずっと「もう引退する」「いや、やっぱりまだやる」と言いながら戻ってきた山田さん。
2020年以降は「生涯現役」宣言までして、再びステージに立ち続けています。
そんな彼が60歳で挑む姿は、結果がどうであれ、多くの視聴者にとって特別なものだったはずです。
結果:SASUKE2025で山田勝己はどこまで行けた?
一番気になる「結果」から、はっきり書いておきます。
結論:1stステージで“ド派手な着水”リタイア
オリコンの記事によると、山田勝己さんは 1stステージで水に落ちてリタイア となりました。記事ではそのシーンを「ド派手な着水」と表現しています。
- 新しくなった1stステージに挑戦
- 途中でバランスを崩し、大きく水しぶきを上げて着水
- 60歳での1stクリアは、残念ながらなりませんでした
どのエリアで落ちたのか、公式ニュース記事では細かい名前までは書かれていません。
そのため、この記事では「1stステージで着水リタイア」というところまでにとどめておきます。
挑戦直後のコメント
それでも山田さんは、インタビューで前を向いた言葉を残しています。
要約すると、こんな内容です。
- SASUKEのことを、寝ても覚めても考えてきた
- 28年間やってきて、今の自分の実力はこの結果
- それでも「黒虎魂」をまだまだ見せ続けないといけない
- 最後まであきらめないので、これからも応援してほしい
つまり、
「結果は悔しい。でもこれが今の自分。
それでも、まだ終わらない」
というメッセージです。
60歳であのステージに立つだけでもすごいのに、
負けたあとも前向きな言葉を出せるところが、
「ミスターSASUKE」たるゆえんだと感じます。
還暦挑戦を彩った3つの名シーン
SASUKE2025での山田勝己さんには、忘れられないシーンがいくつもありました。
ここでは、その中から 3つのポイント をピックアップして紹介します。
① 赤いちゃんちゃんこでスタート台に立つ姿
まずは何と言っても、赤いちゃんちゃんこ姿。
- 60歳の節目に、弟子たちからのプレゼント
- 「もうそんな年か」としみじみしつつも、目はやっぱり真剣
- 黒虎の若手が、うるうるしながら見送っていたのも印象的
これまで何度も「引退する」と言いながら戻ってきた山田さんですが、
こうして仲間に祝福されながらスタートに立つ姿は、
まさに「レジェンドの還暦祝い」そのものでした。
② ド派手な着水の瞬間
次に、結果となってしまった ド派手な着水シーン。
- バランスを崩した瞬間、かなり大きな水しぶきが上がる
- 客席からも「わぁっ!」という驚きの声
- 解説や実況も、一瞬ことばを失うような雰囲気
もちろん、ファンとしてはできれば見たくなかった場面です。
ただ、その落ち方すら「山田さんらしい」と感じた人も多かったのではないでしょうか。
全力で攻めた結果の着水。
守りに入らず、最後まで攻める姿勢は、年齢を感じさせませんでした。
③ 「今の実力はここまで」
それでも前を向いたインタビュー
挑戦後のインタビューでは、
「今の実力はここまでかな」という冷静な自己評価をしながらも、
- SASUKEが大好きなこと
- 黒虎として、まだ見せたいものがあること
- あきらめずに挑戦し続けること
を語っていました。
過去のインタビューでも、
- 体調を崩してドクターストップがかかったこと
- それでも「もう1回だけ出させてくれ」と頼んだこと
- 仕事とトレーニングを両立させるために、夜中まで練習したこと
など、ギリギリのところで挑戦を続けてきた人生が語られています。
だからこそ、今回の
「今の実力はここまで」
という一言には、とても重みがありました。
SNS・ネットの反応
「結果より姿がカッコいい」「まだ挑戦してほしい」
放送後、X(旧Twitter)や検索トレンドでは、
- 「山田勝己」
- 「ミスターSASUKE」
- 「還暦」「ド派手着水」
といったキーワードが一気に上位に。
実際の投稿では、こんな声が多く見られました(要約)。
- 「結果は悔しいけど、60歳で挑戦してるだけで尊敬」
- 「ド派手に落ちても、なぜか笑って泣けるのが山田さん」
- 「黒虎のちゃんちゃんこシーンで泣いた」
- 「これで終わりにしないでほしい。まだ挑戦している姿が見たい」
成績だけ見れば、「1stステージでリタイア」というシンプルな結果です。
でも、視聴者が見ていたのは タイムや到達エリアだけではない ということですね。
60歳でSASUKEに挑み続ける意味
「諦めない」姿がくれる勇気
山田勝己さんは、還暦インタビューでこんな話もしていました。
- 年をとれば、身体のどこかが痛いのは当たり前
- それでも毎日のように「黒虎坂」と呼ばれる急な坂道を走り続けている
- 「このまま走り続けたら倒れるかも」と思っても、挑戦を辞めるつもりはない
正直、ここまで読んでいると、
「そこまでやらなくても…」と思う人もいるかもしれません。
でも山田さんにとっては、
「SASUKEに挑むこと」=「自分の生き方」
なんですよね。
完全制覇をまだ達成していないからこそ、
「次こそは」という気持ちが消えない。
今回のSASUKE2025で1stステージをクリアできなかったことは、
本人にとっても、きっとものすごく悔しいはずです。
それでも、
- 結果を受け止める
- 今の自分の実力を認める
- そのうえで「まだ諦めない」と言い切る
この姿勢こそが、多くの人に勇気を与えているように感じます。
これで本当に最後?
ミスターSASUKEの「次」を考える
多くのファンが気になっているのは、
「これで本当に最後の挑戦になるのか?」というところでしょう。
現時点で、山田勝己さんが「これで引退する」とはっきり宣言したという情報は、
公式ニュースには出ていません(少なくとも12月24日夜時点の報道では見当たりません)。
むしろ、還暦インタビューでは、
- 生涯現役宣言(“引退を引退する”という表現)
- 「最後まで走り続けますよ」という言葉
が出ていました。
もちろん、年齢や体調のことを考えると、
これからずっと同じペースで挑戦し続けるのは簡単ではありません。
ただ、
- 黒虎の若手を育てるリーダーとして
- 自分もできる範囲で挑戦し続ける象徴として
これからのSASUKEでも、何らかの形で山田勝己さんが関わり続ける可能性は高いのではないでしょうか。
まとめ:60歳でどこまで行けた?
結果以上に心に残った「還暦のSASUKE」
最後に、この記事のポイントを整理しておきます。
タイトルの問いに、あらためて答えるなら――
「60歳でどこまで行けた?」
→ ステージとしては1stの途中まで。
でも、視聴者の心の中では、最後まで走り切っていた。
そんなふうに感じた人も多いのではないでしょうか。
SASUKEの魅力は、ただのスポーツ番組ではないところにあります。
勝ち負けの先にある、「人がどこまで本気になれるか」という物語。
還暦を迎えても、
ド派手に落ちても、
それでも立ち上がって「次こそ」と言える人がいる。
その姿を見て、
「自分ももう少しだけ頑張ってみようかな」と思えたなら、
それだけで今年のSASUKE2025は、大きな意味があったのかもしれません。

