東京大賞典ミッキーファイト鉄板?ナチュラルライズ逆転と穴馬候補

東京大賞典ミッキーファイト鉄板?ナチュラルライズ逆転と穴馬候補 スポーツ

東京大賞典の当日、競馬ファンの頭の中にあるのはきっとこの一言でしょう。

「ミッキーファイト、さすがに鉄板じゃない?」
でも、そこに ナチュラルライズの逆転 や、穴馬の一発 を期待するのが競馬の楽しさでもあります。

この記事では、

  • 東京大賞典がどんなレースなのか
  • なぜミッキーファイトが“鉄板級”と言われているのか
  • ナチュラルライズが逆転できる条件
  • 一緒に押さえておきたい穴馬候補

を、競馬初心者でもイメージしやすいように整理していきます。


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東京大賞典ってどんなレース?

まずは舞台の確認からです。

  • レース名:第71回 東京大賞典(GI)
  • 日程:2025年12月29日(月)
  • 場所:大井競馬場(TCK)
  • 距離:ダート 2000m(右回り・外回りコース)
  • 出走頭数:16頭(3歳以上のダートトップクラスが集結)

東京大賞典は、「年末のダート王決定戦」 と言われるビッグレースです。
もともとは「秋の鞍」という名前で始まり、その後「東京大賞典」と改称。今は地方競馬で唯一の 国際GI に指定され、海外からも注目されるレースに育っています。

特徴をざっくり言うと、

  • 年末の総決算レース
  • JRAの一線級ダート馬+地方のエース級が激突
  • 毎年12月29日開催、もはや“年末行事”

という感じです。

コースは大井外回りのダート2000m。スタンド前からスタートして一周する、いわゆる「ダートの王道路線」の距離。直線も長く、スタミナと持続力、さらにコーナーワークと立ち回りのうまさ が問われるコースです。


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今年の主役はやっぱりミッキーファイト

ミッキーファイトの実績をざっくり整理

今年の主役は文句なしでミッキーファイト(牡4・JRA田中博康厩舎) です。

公式プロフィールや各種データを見ると、

  • 生年月日:2021年5月5日
  • 所属:JRA・田中博康厩舎
  • 通算成績:10戦7勝[7-1-2-0](掲示板を外したことがない安定感)
  • 主な勝ち鞍:
    • 帝王賞(JpnI)
    • JBCクラシック(JpnI)
    • 名古屋大賞典(JpnIII)など、重賞5勝クラス

さらに東京シティ競馬の特設ページでも、

「帝王賞とJBCクラシックを連勝中。デビューから10戦7勝という抜群の安定感」

と“絶対王者”のような紹介をされています。

大井2000mとの相性は?

気になるのは「今年の東京大賞典の舞台と合うのか?」という点です。

地方競馬情報サイトの出馬表によると、ミッキーファイトの成績は:

  • 大井競馬場成績:1戦1勝
  • 大井2000m成績:1戦1勝
  • ダート右回り:4-1-1-0

つまり、大井2000mはすでに経験済み&勝利済み
「初めての条件だから不安」というタイプではなく、実績面でもコース適性でも文句なしのデータ を持っています。

枠順・騎手・人気も“王者仕様”

出馬表を見ると、ミッキーファイトは

  • 枠順:7枠13番
  • 騎手:C.ルメール騎手
  • 単勝オッズ:1.5倍の1番人気(記事作成時点)

外目の枠ではありますが、大井2000mは1周コースで、極端な内外差というより 「道中の位置取りと手応え」 が大事なコース。

ミッキーファイトは、

  • 前につけても良し
  • ある程度差しても良し
  • どこからでも競馬ができる

という“自在型”の走りが持ち味で、ルメール騎手とも手が合っています。

こうした背景から、専門紙やネット予想でも

「完成期に入った今なら、ここでも敵なし」

という評価が目立ちます。

「鉄板」と言われる理由

ミッキーファイトが“鉄板級”とされるのは、主にこの3つです。

  1. 実績が頭一つ抜けている
    • 帝王賞&JBCクラシック連勝中=今年のダート王路線の中心そのもの。
  2. 大井2000mの適性もすでに証明済み
    • 同条件で勝ち切っており、コースへの不安がほぼない。
  3. ルメール騎手+1番人気という“黄金セット”
    • ここ一番で勝ち切るパターン。

データと実績だけ見れば、
「本命◎ミッキーファイト」 という結論は、かなり自然です。

ただし――
競馬に「100%の鉄板」は存在しません。

  • 馬場は“重”でタフなコンディションになりそう
  • 相手は3歳の成長著しい世代や、地方の歴戦の強者
  • 年末の長距離輸送・連戦の疲れのリスク

など、「絶対に負けない」と言い切れない要素もちゃんとあります。


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ナチュラルライズは逆転できるのか?

続いて、タイトルにもある ナチュラルライズ です。

「ダート三冠路線の主役」ナチュラルライズとは

ナチュラルライズ(牡3・JRA伊藤圭三厩舎)は、今年のダート三冠路線の主役級の存在です。

公式データによると:

  • 生年月日:2022年2月2日
  • 通算成績:7戦5勝[5-1-0-1]
  • 主な勝ち鞍:
    • 京浜盃(JpnII)
    • 羽田盃(JpnI)
    • 東京ダービー(JpnI)

京浜盃で6馬身差の圧勝 → 羽田盃&東京ダービーで二冠達成と、
今年の3歳ダート路線の中心を走ってきた馬 です。

前走のジャパンダートクラシックでは、同じ3歳馬ナルカミに屈して2着。
今回はその リベンジマッチ+初の古馬挑戦 という位置づけになります。

大井2000mが“庭”レベルの好相性

出馬表の成績を見ると、ナチュラルライズは:

  • 大井競馬場成績:3-1-0-0
  • 大井2000m成績:1-1-0-0
  • 右回り成績:4-1-0-0

特に大井では、京浜盃・羽田盃・東京ダービーと大仕事を3つもしてきた“ホームグラウンド” といっていい存在です。

コース適性だけで言えば、

  • ミッキーファイト:大井2000m 1戦1勝
  • ナチュラルライズ:大井で重賞3勝+2000m2戦2連対クラス

なので、コースに関しては互角か、むしろナチュラルライズのほうが“慣れ”という面では上 と見ることもできます。

枠順1枠1番は「諸刃の剣」

ナチュラルライズの枠順は、

  • 1枠1番(単勝3番人気・8.7倍)

最内枠は、

  • ロスなくインを回れて、距離のロスが少ない
  • スタートを決めて好位のインにつけられれば、理想の“経済コース”

という大きなメリットがあります。

一方で、

  • スタートで後手を踏むと、前が壁になりやすい
  • 3〜4コーナーで動きたいところでも、外に出しづらい
  • 直線まで“インで我慢”を強いられる展開になる可能性

というリスクも抱えています。

ナチュラルライズはこれまで、比較的 前めで運んで長く脚を使う競馬 で結果を出してきたタイプ。
今回も、スタートを決めて、道中は2〜3列目のインあたり を取れるかどうかがかなり重要になりそうです。

ナチュラルライズが逆転するための条件

ナチュラルライズがミッキーファイトを逆転するとしたら、こんな条件が重なったときでしょう。

  1. スタートを決めて、好位イン(2〜3列目)を確保
  2. 3〜4コーナーでスムーズに外に出せるか、もしくはイン差しが決まる展開
  3. ミッキーファイトが
    • 早めに動かされてスタミナを削られる
    • あるいは重馬場で多少脚を鈍らせる

3歳馬ナチュラルライズは、まだまだ伸びしろのある年齢。
「古馬になじんでいない=伸びしろの分だけ一気の成長で逆転」 というパターンは、競馬ではよくあるシナリオです。


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要チェックの穴馬候補はこのあたり

「ミッキーファイトとナチュラルライズだけではオッズがつかない…」
という方のために、一緒に押さえておきたい穴馬候補 も整理しておきます。

アウトレンジ(牡5・JRA)

  • 枠順:8枠15番
  • 所属:JRA・大久保龍志厩舎
  • 主な実績:
    • 平安S(GIII)勝ち
    • 浦和記念(JpnII)勝ち
    • 帝王賞ではミッキーファイトのクビ差2着

帝王賞で、ミッキーファイトにクビ差まで迫った実績 は相当強烈です。
今回も同じ2000mの舞台で、再び差し切りを狙える立場にあります。

  • 大井2000m:前走で2着(ミッキーファイトと同タイム)
  • 単勝オッズ:10倍台前半(4番人気あたり)

“対ミッキーファイト”という視点の穴馬候補 としては、アウトレンジが最有力の1頭です。

キングズソード(牡6・JRA)

  • 枠順:4枠8番
  • 主な実績:
    • JBCクラシック(JpnI)勝ち
    • 帝王賞(JpnI)勝ち
    • 重賞はほぼ掲示板以内という安定感

長期休養明けからの復帰戦となる点が嫌われて、人気は中穴〜大穴ゾーンですが、
「本来の力さえ出せれば、実績だけならミッキーファイトと並ぶレベル」 の馬です。

大井2000mでも好走歴があり、一発のポテンシャルは十分
仕上がりや当日の気配をチェックして、3連系の相手にはぜひ入れておきたいタイプです。

ディクテオン(セン7・大井)

  • 所属:大井・荒山勝徳厩舎
  • 成績:30戦10勝
  • 今年の実績:韓国・コリアCを差し切り勝ち(地方所属馬として初の快挙)

前走コリアCで、海外のダートGIIIを 地方所属馬として初めて制覇
差し脚が強烈で、ハマれば大外一気でまとめて面倒を見るタイプ です。

大井2000mではまだ「絶対的な信頼」とまではいかないものの、

  • ペースが速くなる
  • 前がやり合ってバテる

という展開になれば、3連単・3連複で“ドカンと配当を跳ね上げる一頭” として非常に魅力があります。


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レース展開をざっくりイメージしてみる

では、このメンバーでどんなレースになりそうか、シンプルにイメージしてみます。

先行争いの中心

前に行きそうなのは、

  • ナルカミ(2枠3番):これまで逃げ・先行で結果を出してきた3歳馬
  • アウトレンジ(8枠15番):早めに動いて押し切るタイプ
  • ナチュラルライズ(1枠1番):スタート次第で好位インを狙う

あたりが候補です。

ナルカミが 「行き切る」 のか、
それともアウトレンジや地方勢が プレッシャーをかけながら番手につけるのか で、レースのペースはだいぶ変わってきます。

ミッキーファイトの立ち回り

ミッキーファイト(7枠13番)は、

  • スタート直後は無理に前に行きすぎず
  • 1コーナーまでに 中団より前(4〜5番手あたり) を確保
  • 3コーナーあたりでじわっと進出
  • 4コーナー出口で先頭〜2列目に並びかける

という、“王者の競馬”が理想です。

もしナルカミやアウトレンジが飛ばしすぎれば、
直線でその2頭をまとめて差し切るパターン が濃厚です。

ナチュラルライズの逆転パターン

ナチュラルライズが逆転する流れは、

  1. 1枠1番からスタートを決める
  2. ナルカミの後ろ、もしくは内の2列目あたりでロスなく追走
  3. 直線で 最短距離からスッと抜け出す

というパターンです。

逆に、

  • 内で包まれて出すに出せない
  • 直線で前が壁になって追い出しが遅れる

など、最内の“罠”にはまると取りこぼしの可能性も 出てきます。

穴馬が突っ込んでくるのはどんな展開か?

  • 前半から先行勢がハイペースで飛ばす
  • 3コーナー手前から早めに動く馬が多く、ロングスパート合戦
  • 直線入口で前の馬が一斉に苦しくなり、バテ合いに

こういう展開になると、

  • 差し・追込の ディクテオン
  • 後方待機から脚を溜めるタイプの地方勢
  • 中団外目でジッとしていた キングズソード

あたりが、直線一気で3着以内に滑り込むパターン も十分あり得ます。


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まとめ

最後に、この記事の内容をもとにした“印イメージ”を出しておきます。
※馬券購入は自己責任でお願いします。ここでは「予想イメージ」としてお読みください。

印イメージ

  • ◎ 13 ミッキーファイト
    • 実績・安定感・コース適性、すべてトップレベル。東京大賞典でも“王者の走り”を期待。
  • ○ 1 ナチュラルライズ
    • 大井巧者の3歳二冠馬。最内枠を生かしてロスなく運べれば、逆転まで見える存在。
  • ▲ 3 ナルカミ
    • 3歳のもう一頭の主役。ジャパンダートクラシック勝ち馬で、マイペースの逃げならしぶとい。
  • ☆ 15 アウトレンジ
    • 帝王賞でミッキーファイトにクビ差2着。展開ひとつで“今度こそ”の逆転も。
  • △ 8 キングズソード
    • 実績は文句なしの古豪。復帰3戦目で一変があっても不思議ではない。
  • △ 10 ディクテオン
    • コリアC勝ちの差し馬。ハイペースになれば3連系で強烈な穴。

「ミッキーファイト鉄板?」への答え

ここまで整理したうえで、タイトルの問いに答えるなら、

ミッキーファイトは“かなり鉄板寄りの本命”だけど、ナチュラルライズやアウトレンジの逆転も十分あり得る

という結論になります。

  • 実績・安定感 → ミッキーファイトが抜けている
  • コース慣れ・伸びしろ → ナチュラルライズにも大きな魅力
  • 相手関係と展開 → アウトレンジ・キングズソード・ディクテオンなどの穴馬も怖い

なので、

  • 馬連・ワイドなら「13-1」「13-3」「13-15」
  • 3連複・3連単なら「13」軸に、1・3・15+穴馬を混ぜて買う

といった組み立てが、バランスの良い攻め方になってきそうです。


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さいごに:楽しむためのポイント

東京大賞典は、単に「当たる・外れる」だけではなく、

  • 3歳の新星 vs 4歳王者 vs 古豪
  • 中央 vs 地方
  • 逃げ・先行 vs 差し・追込

といった、ストーリー性のある対決 がぎっしり詰まったレースです。

この記事を読みながら、

  • 「自分ならどの馬を本命にするか」
  • 「どんな展開になれば、この馬が来そうか」

をイメージしてもらえれば、レースを見る楽しさがぐっと増すはずです。

東京大賞典、本当に“ダート競馬の総決算”という名にふさわしい一戦になりそうですね。

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