「インターハイ得点王」「サニックス杯MVP」「大津高校のエース9番」ーー。
2025年度の高校サッカーで、一気に名前が全国区になったのが山下虎太郎選手です。
全国高校サッカー選手権(第104回大会)でも、青森山田戦での体を張ったプレーや、富山第一戦での劇的PK弾など、大事な場面で存在感を見せています。
そうなると、やっぱり気になるのが
「高校卒業後はどこに進むの?」
「大学サッカー? それともJリーグに高卒プロ入り?」
という“進路”の話ですよね。
この記事では、
- 山下虎太郎選手のプロフィール・経歴
- これまでの実績とプレースタイル
- 現時点で公式に分かっている進路情報
- 「大学かJリーグか」を考えるときの現実的な選択肢
を整理していきます。
結論から言うと、2026年1月4日時点では、具体的な進路(どのJクラブ・どの大学へ行くか)は公式には発表されていません。
そのうえで、「大津高校という環境」「本人の実績」「先輩たちの進路傾向」をもとに、どういうパターンが“現実的な候補”になりそうなのかを解説していきます。
山下虎太郎のプロフィールとこれまでの歩み
まずは基本情報からサクッと整理しておきましょう。
- 名前:山下 虎太郎(やました こたろう)
- 出身:熊本県
- 生年月日:2007年7月13日(2025年度で高校3年生)
- 所属:熊本県立大津高校サッカー部
- ポジション:FW(フォワード)
- 背番号:9(大津のエース番号)
- 身長/体重:およそ162cm/60kg前後(小柄なストライカー)
- 前所属:FCK MARRY GOLD AMAKUSA U-15(マリーゴールド天草)
中学時代から、マリーゴールド天草で点取り屋として知られ、そのまま九州の名門・大津高校へ進学。1年生の頃から選手権の登録メンバーに入っており、早い段階からトップチームで経験を積んできました。
2024年シーズンには、高円宮杯プレミアリーグWESTのメンバーにも名を連ね、全国トップレベルのリーグで試合に出場しながら力をつけていきます。
全国区になった理由:インターハイ得点王&サニックス杯MVP
山下選手の名前が一気に広まったのは、2025年のサニックス杯ユースサッカー大会と全国高校総体(インターハイ)です。
サニックス杯2025:8ゴールでMVP
- 大津高校はサニックス杯2025で東福岡を破り、見事大会2連覇。
- この大会で山下選手は8ゴールを記録し、
- 得点王
- 大会MVP
のダブル受賞。まさに「エース」としてチームを頂点に導きました。
インターハイ2025:準優勝&9得点で得点王
- 令和7年度インターハイでは、大津高校は決勝で神村学園と対戦し、PK戦の末に惜しくも敗れて準優勝。
- その中で山下選手は、6試合で9ゴールを決め、インターハイの得点王に輝きます。
決勝でゴールを奪えなかったことを本人はかなり悔しがっていましたが、それでも大会全体を見れば「数字でも内容でもエースだった」と言える活躍ぶりです。
選手権・熊本県予選でも決勝ゴール
- 第104回全国高校サッカー選手権の熊本県予選決勝・ルーテル学院戦では、決勝ゴールを決めて県5連覇&22回目の全国出場に大きく貢献。
夏のインターハイでの活躍 → 秋の県予選 → 冬の選手権
という流れの中で、常に大事な場面で点を取ってきた“勝負強いストライカー”だと分かります。
プレースタイル:小柄でもゴールを量産できる理由
公式プロフィールでも「身長162cm」とされているように、山下選手は決して体格に恵まれたタイプではありません。
それでも全国トップクラスの相手DFを相手にゴールを量産できるのは、次のような特徴があるからです。
① 裏への抜け出しのタイミング
- 最終ラインの裏のスペースに飛び出すタイミングがとても良い
- DFの間、サイドの死角など、嫌なところを狙い続ける
- スルーパスに合わせる動き出しが鋭い
青森山田戦のように、180cm超えのDF陣相手でも、何度も裏に抜け出して起点になっていました。
② ゴール前での決定力
- ワンタッチで流し込む
- GKとの1対1を落ち着いて決める
- こぼれ球にも素早く反応
インターハイやサニックス杯での得点パターンを見ると、「難しいシュートを無理に狙う」というより、確実に決めるべき場面でしっかり決め切るタイプと言えます。
③ 決して止まらないメンタル
- 決定機を外しても、すぐに次のチャンスへ走り出す
- 90分を通して、ゴール前に顔を出し続ける
- チームのエースとしての責任感が強い
インターハイ決勝後のコメントでも、悔しさと同時に「次への糧にする」という前向きな姿勢が伝えられており、メンタル面の強さも評価されています。
進路の“今”を整理:公式発表は出ているのか?
ここからが本題の「進路」の話です。
① 2025年11月時点の情報
2025年11月20日に公開された詳しい記事では、
「Jクラブ内定や大学進学といった具体的な進路については、2025年11月20日時点で公式に公表された情報は確認できない」
とはっきり書かれています。
つまり、選手権開幕前の段階では
「プロか大学か」はまだ表に出ていなかったということです。
② 2025年末時点のJリーグ内定者リスト
高校年代のJリーグ内定者をまとめた一覧(2025年12月29日時点)を見ても、
山下虎太郎の名前は現時点では掲載されていません。
また、同じ大津高校のDF村上慶選手は横浜F・マリノスへの加入内定が出ており、ニュース記事でも「横浜FM内定」として紹介されています。
- 村上慶:横浜F・マリノス内定
- 山下虎太郎:内定クラブ名の公式発表はまだ無し(2026年1月4日時点)
という状態です。
③ 選手権期間中の報道でも「大津高校3年FW」
2026年1月3日に配信されたスポーツ紙の記事でも、
- 「大津のエースFW山下虎太郎(3年)」
- 「今大会2得点2アシスト」
と紹介されているだけで、「○○に内定」「○○大学進学」といった表記はありません。
★ここまでのまとめ
- 2025年11月時点 → 公式な進路情報は出ていない
- 2025年末のJ内定者リスト → 山下虎太郎の名前は未掲載
- 2026年1月4日時点の報道 → 依然として「大津高校3年FW」とのみ紹介
→ 現時点では、「どこのJクラブ」「どこの大学」という“確定情報”は出ていないと考えるのが安全です。
ネット上の噂や予想は出てきますが、公式発表ではない情報を断定的に書くのは危険なので、この記事では一切扱いません。
パターン①:高卒でJリーグ入りする場合
では、「有力候補」としてどんな進路が考えられるのか。
まずは高卒でJリーグ入りというパターンから見ていきます。
高卒J入りが“現実的なレベル”の選手か?
- サニックス杯MVP&得点王
- インターハイ得点王
- 選手権でも大事な場面で得点・アシスト
- プレミアリーグWESTでも経験豊富
ここまで全国レベルの大会で結果を出している高校FWは、例年見てもかなり限られます。実績だけ見れば、
「高卒でJクラブからオファーが来てもおかしくないクラス」
と言って良いでしょう。
どんなクラブがフィットしそうか(あくまで“タイプの話”)
ここから先はあくまでプレースタイルから見た“フィットしそうなタイプのクラブ像”であって、実名クラブへの内定を示すものではありません。
山下選手の特徴は、
- 小柄でスピードとタイミングで勝負
- 裏抜けが得意なストライカー
- 前線からの守備にも取り組める
といった点です。
このタイプがプロで生きるパターンとしては、
- 攻撃的でポゼッション志向のクラブ
- サイドや2トップの一角として、背後を狙う役割を与えてくれるクラブ
- J2・J3を含め、「若手を積極的に使うクラブ」
などが考えられます。
実際、大津高校出身の選手の中には、高卒でJクラブに加入した例もあり、毎年のように「大津からJへ」というニュースが出ています。
高卒Jのメリット・デメリット
メリット
- 10代後半からプロのトレーニング・試合環境で成長できる
- 早くから「プロの当たり前」を体で覚えられる
- 代表や海外挑戦へのステップも早く踏みやすい
デメリット
- 即戦力としての期待がかかる
- 試合に絡めないまま数年で契約満了…というリスクも
- サッカー以外の学び(大学での勉強など)は取りづらい
「高卒プロ=夢が叶ったゴール」ではなく、“そこからが本当のスタート”なので、メンタル的にもかなりタフさが求められる道です。
パターン②:大学サッカーで磨いてからプロを目指す
もう一つの大きな選択肢が、強豪大学に進学してからプロを目指すルートです。
大津高校出身の“大学経由Jリーガー”たち
大津高校のOBを見ると、
- 谷口彰悟
- 大津高校
- → 筑波大学
- → 川崎フロンターレ
- → 海外(シント=トロイデン/ベルギー)
- 濃野公人
- 大津高校
- → 関西学院大学
- → 鹿島アントラーズ
…といったように、
「大津 → 強豪大学 → Jリーグ」
というルートで成功している選手が多数います。
大津高校の進路情報をまとめたサイトを見ても、筑波大学・関西学院大学・鹿屋体育大学など、サッカーで有名な大学に進学しているOBが多く、“大学サッカー経由でプロを目指す”のは大津ではかなり一般的な選択肢と言えます。
大学進学のメリット・デメリット
メリット
- フィジカル・戦術理解を4年間かけてじっくり強化できる
- 怪我で出遅れても、まだ時間的な余裕がある
- 学位を取れるので、引退後のキャリアの幅が広がる
- 関東・関西の強豪大学でプレーすると、多くのJクラブのスカウトの目に入る
デメリット
- プロデビューがどうしても遅くなる(22歳前後)
- 大学で結果を出せなければプロに届かない可能性もある
- 学業との両立が必要で、サッカーだけに集中しづらい時期もある
山下選手のように「高校段階ですでに全国トップクラスの実績がある」選手でも、
「いったん大学でしっかり土台を作ってからプロへ」
という選択をする可能性は十分にあります。特に、体格面でのハンデを考えると、プロに入る前にさらにフィジカルを鍛える意味でも、大学という環境は魅力的です。
パターン③:サッカー中心だけど“別の道”を選ぶ可能性
確率としては低いかもしれませんが、選択肢としては、
- 社会人サッカー(JFLや地域リーグ)でプレー
- フットサルやビーチサッカーなど別競技に転向
- コーチ・指導者の道を早めに目指す
といったルートも、理論上はあり得ます。
ただし、現状の実績と評価を考えると、
「プロを狙える実力を持っている以上、完全に競技から離れるとは考えにくい」
というのが現実的な見方です。
「大学かJリーグか? 有力候補は?」をどう考えるか
ここまでの情報を整理すると、現時点で言えるのは次の3点です。
- 公式な進路(Jクラブ内定・大学進学先)は、まだ発表されていない。
- 実績的には、高卒でJを目指せるレベルのFWである。
- 大津高校の伝統を考えると、“強豪大学を経由してからJリーグ”という道も十分に現実的。
つまり、
「高卒でJリーグ」も
「強豪大学→Jリーグ」も
どちらも“有力候補”として成立している
という状態です。
「どっちの可能性が何%」といったことは、本人と関係者しか分からない領域なので、外部から数字で断言するのは正直ムリがあります。
ファンとして、どう情報を追っていけばいい?
最後に、「これからどうやって進路情報を追えばいいか」を簡単にまとめておきます。
チェックすべき情報源
- Jリーグクラブの公式サイト・ニュースリリース
- 「2026シーズン新加入内定選手のお知らせ」などのタイトルで発表されることが多いです。
- 大学サッカー部の公式サイト・SNS
- 「新入部員紹介」「2026年度新入生一覧」などのページで、出身校とポジションが掲載されます。
- 信頼できるサッカーメディア
- ゲキサカ、高校サッカードットコムなどは、高校サッカー・ユースの進路情報も丁寧にまとめています。
噂との付き合い方
X(旧Twitter)や掲示板などでは、
- 「○○に内定らしい」
- 「△△大学で見かけた」
といった話が飛び交いますが、公式発表前の情報はあくまで“噂”として距離を置くのが安全です。
特に未成年の選手については、
- 誤った情報が拡散される
- 本人や家族、学校に迷惑がかかる
といったリスクもあるため、ファンとしても
「最後は公式発表を待つ」
というスタンスを大事にしたいところです。
まとめ
山下虎太郎選手は、
- マリーゴールド天草から大津高校へ進み
- サニックス杯MVP
- インターハイ得点王
- 選手権予選決勝ゴール
- 選手権本大会でもエースとして躍動中
という、まさに「高校サッカーを代表するストライカー」に成長しました。
だからこそ進路に注目が集まるのは自然ですが、
今この瞬間は、まだ「高校サッカー選手・山下虎太郎」として戦っている最中でもあります。
- 青森山田DF陣との真っ向勝負
- 富山第一戦の後半ATのPK弾
- 流通経大柏との再戦に燃えるコメント
ひとつひとつのプレーや表情に、高校最後のシーズンへの想いが詰まっています。
進路は、いずれ本人とクラブ・大学から公式に発表されます。
それまでは、
「どんなプレーでチームを勝たせてくれるのか」
「高校最後の大会をどう戦い抜くのか」
に注目しながら、山下虎太郎というストライカーの“今”を楽しんでいきましょう。
そして発表の日が来たら、
「やっぱりか!」「その選択を応援したい!」と、胸を張って祝福できる準備をしておきたいですね。

