「神村学園の10番、名和田我空(なわた・がく)は、このあとどこへ進むんだろう?
U-17アジアカップMVP・得点王、U-17ワールドカップでもゴールを決め、イングランド紙『ガーディアン』から“世界の有望株60人”にも選ばれた名和田我空。
高校サッカーと日本代表で一気に名が知れたぶん、
- 大学に進むのか?
- Jリーグに高卒で行くのか?
- 社会人で地に足をつけてプレーするのか?
- それとも、いきなり海外にチャレンジするのか?
と、彼の「進路」がずっと気になっていた人も多いはずです。
先に結論から言うと――
名和田我空の進路は、「ガンバ大阪への高卒プロ入り(Jリーグ)」です。
この記事では、
- 名和田我空ってどんな選手?
- 高校サッカー選手の代表的な進路パターン
- 名和田我空の「実際の進路」と、その背景
- 高卒Jリーグ入りという選択のメリット・デメリット
を解説していきます。
名和田我空ってどんな選手?
まずは、基本的なプロフィールから整理します。
- 名前:名和田 我空(なわた がく)
- 生年月日:2006年7月29日
- 出身地:宮崎県都城市(みやこのじょうし)
- 身長/体重:およそ169〜172cm/63kg前後
- ポジション:攻撃的MF、セカンドストライカー、FW(メディアによって表記は少し違いますが、「攻撃的なアタッカー」と考えればOK)
- 所属クラブ(ユース時代):
- 木川内サッカーSC
- バッサゾール都城SC
- 神村学園中等部
- 神村学園高等部
代表での実績がすごい
特にインパクトが大きかったのが、代表での活躍です。
- 2023年 AFC U-17アジアカップ
→ 5ゴールで得点王&大会MVP、日本の優勝に大きく貢献 - 同年のU-17ワールドカップ
→ 決勝トーナメント1回戦・スペイン戦で同点ゴールを決める(試合は惜敗) - イングランド紙『ガーディアン』の「Next Generation 2023」で、世界の有望株60人の1人に選出
日本国内だけでなく、「世界からも注目されている10代」と言っていい存在です。
高校サッカーでも“別格”の存在
神村学園では、
- 1年生の頃から試合に出場
- 2年生で全国レベルの主力に
- 3年生ではキャプテンとしてチームをけん引し、インターハイ準優勝などの結果を出す
単に「うまい10番」ではなく、
- 得点も取れる
- 周りを生かすラストパスも出せる
- 体を張る守備もサボらない
- チームをまとめるキャプテンシーもある
という、総合力の高いアタッカーです。
高校サッカー選手の進路は大きく4つ
ここで一度、「高校サッカー選手の進路」について整理しておきましょう。
有名選手だけでなく、全国の高校3年生が現実に選んでいる道は、大きく分けるとこの4つです。
- Jリーグクラブに“高卒プロ”として入団
- 大学サッカー(強豪大学など)へ進学
- 社会人・実業団チームに進む
- 海外のクラブ・アカデミーなどに挑戦
ひとつずつ、イメージしやすいように説明します。
① Jリーグクラブに“高卒プロ”として入団
一番わかりやすいのが、これです。
- 高校卒業と同時に、J1〜J3クラブとプロ契約
- 年俸をもらい、サッカーを「仕事」として続ける
- 練習も試合も、すべてプロ基準の世界
ただし、ここに行けるのは本当に一握り。
全国の高校サッカー部の中でも、トップ中のトップだけがたどり着ける道です。
② 大学サッカー(強豪大学)へ進学
ここ数年、すごく増えているのがこのパターン。
- 明治、早稲田、筑波、法政、流通経済大、桐蔭横浜大などの強豪へ進学
- 関東・関西大学リーグやインカレで活躍し、4年後にJリーグ入り
- 4年間で体づくり・戦術理解・人間的な成長をじっくり進められる
「高校→大学→J」というルートでプロになっている選手も、今は本当に多いです。
③ 社会人・実業団チームに進む
大学やプロではなく、「仕事+サッカー」を選ぶパターンもあります。
- 企業に就職し、その会社のサッカー部でプレー
- 地域リーグ、JFLなどでプレーしながら、社会人としてのキャリアも積む
- “安定”と“競技”のバランスをとった選択
「プロ一本では不安」「仕事も重視したい」という人には、現実的で堅実なルートです。
④ 海外のクラブ・アカデミーに挑戦
そして、近年少しずつ増えているのが、いきなり海外に挑戦するルートです。
- 欧州や南米のクラブ、あるいはアカデミーに入る
- 海外の大学に進学してサッカーを続ける
- 言葉や文化の壁も含めて、すべてをひっくるめてチャレンジ
リスクは高いですが、その分、成功したときのリターンも大きい道です。
結論:名和田我空の進路は「ガンバ大阪への高卒プロ入り」
では、名和田我空はこの4つのうち、どの道を選んだのでしょうか。
ガンバ大阪と仮契約 → 2025シーズンから新加入
ガンバ大阪は2024年12月15日、
神村学園高等部のMF名和田我空と仮契約を結び、
2025シーズンからの新加入が内定した
と公式発表しています。
ガンバ大阪の公式サイトのプロフィールでは、
- 生年月日:2006年7月29日
- ポジション:MF
- 身長/体重:169cm/63kg
- 経歴:木川内サッカーSC → バッサゾール都城SC → 神村学園中 → 神村学園高
といった情報が掲載されており、本人コメントも添えられています。
さらに、海外メディアや選手データサイトでも、
現在の所属クラブ:ガンバ大阪
ポジション:セカンドストライカー/アタッカー
と紹介されており、「進路=ガンバ大阪でのプロキャリア」がはっきりしています。
つまり、4つの選択肢で言うと…
- 大学 → 行かない
- Jリーグ(高卒プロ) → ガンバ大阪に加入
- 社会人チーム → 行かない
- 海外直行 → 行かない(※オファー・うわさはあったと報じられていますが、最終的な決断はJリーグ)
ということになります。
「なぜガンバ大阪?」と考えられる理由
本人がすべてを細かく語っているわけではありませんが、出ている情報や、近年の流れから「こういう理由がありそうだな」というポイントを整理してみます。
① Jクラブ・海外クラブによる“争奪戦”の末の決断
高校サッカー系のメディアでは、
- 名和田我空には複数のJクラブ
- さらに海外クラブからも接触があった
と紹介されています。
その中で最終的にガンバ大阪を選んだ、という流れです。
② 「プロサッカー選手としてのキャリアをスタートできる喜び」
ガンバ大阪公式のコメントで、名和田はこう語っています。
- 小さい頃からの夢だった「プロサッカー選手」になれることへの喜び
- 伝統あるクラブでキャリアをスタートできることへの誇り
- 「人として応援される人になり、期待に応えていけるプロサッカー選手になります」という決意
- 支えてくれた家族・指導者・仲間・ファンへの感謝
これらの言葉から、
「プロとして自分の力を試したい」
「ガンバ大阪という環境で勝負したい」
という強い思いが伝わってきます。
③ 将来を見据えた「Jリーグから世界へ」というルート
いきなり海外に出るのではなく、
まずはJリーグのビッグクラブで結果を出し、
その先に海外や日本代表を見据える
という考え方も、十分にありそうです。
ガンバ大阪は、これまでも多くの日本代表選手や海外移籍選手を輩出してきたクラブです。
- 若手育成に積極的
- U-22選抜などにも選手を送り出している
- 将来的に海外クラブへステップアップした例も複数ある
こうした環境を考えると、「Jから世界へ」というキャリアを描くうえで、ガンバ大阪は魅力的な選択肢だったはずです。
高卒でJリーグに挑むメリットとリスク
ここからは、名和田我空が選んだ「高校卒業→Jリーグ(ガンバ大阪)」という進路の特徴を、一般的な目線で整理します。
メリット① 若いうちからプロの基準を知る
- 練習の強度
- 試合のスピード
- 体のぶつかり合い(フィジカル)
- 戦術理解の深さ
これらを18歳から毎日のように体感できるのは、大きなメリットです。
高校サッカーとのギャップを、早い段階で埋めにいくことで、
- 20代前半には「完成度の高い選手」になる
- 海外クラブや日本代表から声がかかる可能性も高まる
というプラスがあります。
メリット② トップレベルの選手と毎日競える
ガンバ大阪のトップチームには、日本代表レベルや経験豊富な選手がいます。
- 練習中、常にハイレベルな相手と対峙できる
- 先輩から技術や考え方を直接学べる
- トレーニングマッチやカップ戦でアピールするチャンスもある
これは、大学や高校にはない“プロだけの環境”です。
メリット③ 「自分はプロで生きていく」という覚悟が決まる
高卒でプロを選ぶということは、
「大学のユニフォームも、普通のキャンパスライフも選ばない」
ということでもあります。
- 生活の中心はサッカー
- 結果が出なければ、契約更新されない世界
- でも、その分「成長スピード」も加速する
名和田我空のように、すでに各年代代表で実績を残している選手が、ここでさらに覚悟を決めることで、次のステージに進んでいくケースは多いです。
一方で、高卒プロにはどんなリスクがあるか
もちろん、いいことだけではありません。冷静に見ておきたいポイントも整理しておきます。
デメリット① 試合に出られない期間が長くなる可能性
- トップチームの層が厚い
- ポジション争いが激しい
- 監督の好みや戦術にも左右される
こうした理由から、「試合に絡めない時間」が長くなることがあります。
特に、前線の選手は結果(ゴール・アシスト)が強く求められるポジションなので、チャンスが来たときに結果を残せないと、また出番が遠のく…ということも。
デメリット② 学歴という“保険”は一度手放す形になる
高卒でプロに行くと、
- 同級生は大学で4年間を過ごす
- そのあいだ、自分はサッカー一本で勝負する
- もし20代前半で戦力外になったときに、そこから進学・就職を考える必要がある
という現実があります。
もちろん、あとから大学に入り直す選手もいますが、そのぶんハードにはなります。
もし名和田我空が「大学」や「海外」を選んでいたら?
この記事のタイトルに合わせて、「もし違う選択をしていたら?」という視点でも、少しだけ考えてみましょう。
※ここから先は“もしも話”なので、「架空のルート」として読んでください。
パターン① 大学サッカーを選んでいた場合
もし名和田が大学進学を選んでいたら、
- 関東や関西の強豪大学からオファーが来ていた可能性は高い
- 4年間をかけて体づくり・戦術理解・人間的成長を進める
- 大学リーグで無双すれば、卒業時にJリーグ、さらに海外への道も開ける
という「より堅実なルート」もあったでしょう。
このルートの強みは、
- 学歴という“保険”が手に入る
- 20〜22歳くらいの、より完成された状態でプロ入りできる
という点です。
パターン② 高校卒業後すぐに海外を選んでいた場合
海外クラブも獲得に動いていたと報じられていることを考えると、「高校→海外クラブ」というルートも、現実味はありました。
もしそうなっていたら、
- 10代のうちからヨーロッパなどでプレー
- 言葉・文化・生活すべてを含めてチャレンジ
- うまくハマれば、一気に世界的な注目を浴びる
という道もあり得たでしょう。
ただそのぶん、
- ホームシック
- 言葉の壁
- 結果が出なかったときの居場所
など、かなり大きなリスクも背負うことになります。
名和田我空の選択から学べる「進路の考え方」
最後に、「自分や自分の子どもが進路を選ぶ立場だったら?」という視点で、名和田我空の例から学べるポイントをまとめておきます。
① 「どれがすごいか?」より「どれが自分に合うか?」
- 高卒でJに行くのが一番偉い
- 海外に行く人はすごい
- 大学に行くのは遠回り
こういった“イメージ”だけで決めてしまうと、あとで苦しくなりがちです。
本当に大事なのは、
- 自分の今の実力
- 性格(環境の変化に強いかどうか)
- 家族の考え方
- お金や生活の現実
こうしたものを全部合わせて、「自分に合う道はどれか?」を考えることです。
② 「今の自分」と「なりたい自分」のギャップを見る
名和田我空は、
- すでに日本代表で結果を出している
- 世界からも注目されている
- 高校でもエースでキャプテン
という立ち位置でした。
そのうえで、
「プロとして、もっと上を目指したい」
「J1のクラブで勝負する」
という道を選んでいます。
自分の現在地と、なりたい姿のギャップを見て、
- だからこそ高卒プロが合う人
- 逆に、大学を“準備期間”にした方が合う人
は、人によって違います。
③ 家族や指導者と「現実の話」をきちんとする
- 学費・生活費はどうするか
- 寮なのか、一人暮らしなのか、自宅から通うのか
- 将来、サッカーをやめたあと、どんな仕事をしたいか
こういう話は、言いづらくても大事なポイントです。
名和田も、家族や指導者と何度も話し合いながら、ガンバ大阪という決断をしたはずです。
④ 「誰かの真似」ではなく「自分の物語」を選ぶ
- 憧れの選手が高卒でJに行ったから、自分も
- 周りの仲間が大学に行くから、自分も
- 誰々が海外に行っているから、自分も
という理由だけで決めてしまうと、「自分の物語」になりません。
名和田我空の決断は、
「世界から期待されている自分が、
どの環境で一番成長できるかを考えたうえでの高卒プロ入り」
と見ることができます。
あなたや、あなたの身近な高校生も、
「自分だったら、どの道を選んだときにワクワクするか?」
を基準に考えてみると、少し答えが見えてくるかもしれません。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
名和田我空は、神村学園からガンバ大阪へとステージを移し、すでにU-22 Jリーグ選抜にも名を連ねるなど、次の段階へ進み始めています。
けになり、名和田我空のこれからの活躍を、より深く楽しめるようになればうれしいです。

