岩渕麗楽って、テレビやネットで見ると「ちょっと小柄かな?」って思いませんか?
でも、あの高さ、あの回転数の大技…。
「え、あの身長でここまで飛べるの?」
と、いい意味で“理解が追いつかない”選手ですよね。
この記事では、
などを解説していきます。
岩渕麗楽の身長は?公式プロフィールをチェック
まずは一番気になる「何センチなの?」という話から。
公式には「身長149cm」
日本代表や大会関連のプロフィールによると、岩渕麗楽の身長は149cmと紹介されています。
- 日本オリンピック委員会(平昌五輪の公式プロフィール)
- ウィキペディアなどの基本情報サイト
いずれも149cm / 44kg前後と書かれており、複数の情報が一致しています。
2026年現在も「身長149センチ」として紹介されることが多く、
大人になってから大きく伸びた様子もありません。
つまり、岩渕麗楽は身長149cmの“小柄なトップアスリート”です。
オリンピック公式でも“小さな巨人”扱い
国際的な記事でも、
身長150センチほどの彼女は、「小さな巨人」と呼ばれることもある。
と紹介されています。
149cm〜150cm前後ということで、
日本人女性の平均身長(約157cm)より8cmくらい低い計算になります。
「あんな大技なのに意外と小柄」なギャップがすごい
ここからは、「身長149cm」という数字が
どれだけ“意外”なことなのかを見ていきます。
スノーボード女子トップ選手の身長と比べてみると…
世界で戦っている女子スロープスタイル/ビッグエアの選手たちを見ると、
- 160cm台半ば
- 170cm近い選手
も普通にいます。
正確な平均値を出すのは難しいですが、
テレビで見ていても「わりとスラッとした体型の選手が多い」という印象があると思います。
その中で、149cmという数字は明らかに小柄。
日本の解説でも、
「身長149センチと小柄ながら、その体からは想像できないほどの大技を繰り出すことで知られています」
と紹介されているほどです。
高さ20m近い台から飛ぶ“149cm”
ビッグエアのジャンプ台は、
スタート地点からリップ(飛び出し口)までで十数メートルの高さがあり、
選手はそこから一気に滑りおろして飛び出します。
空中では、
- トリプルコーク(3回転+3宙返りレベルの超大技)
- 4回転に相当する技
など、常識外れの回転数のトリックに挑みます。
その中で、身長149cmの小さな体が
「グイーン!」と空中に吸い上げられていく姿は、
まさに“小さな巨人”という表現がぴったりです。
小柄だからこその「メリット」と「大変さ」
「背が高いほうが有利なんじゃないの?」
と思う人も多いかもしれませんが、
実はスノーボードの世界では、小柄には小柄のメリットがあります。
メリット① 体が軽く、回転スピードを上げやすい
物理の話を少しだけすると、
体が小さく軽いほど、回転スピードは上げやすいと言われます。
- スケートのスピン
- 体操の宙返り
- トランポリンの回転
なども同じで、
コンパクトに“ギュッ”と抱え込める選手はクルクルと速く回りやすいんですね。
岩渕麗楽は149cmで体重も軽いので、
- ひざをしっかり曲げて
- 体を小さく丸める
ことで、高速回転をしやすい体格と言えます。
トリプルコーク級の大技を女子でいち早く実戦投入できた背景には、
この“体格的な強み”もあるはずです。
メリット② ボード操作が細かくできる
小柄な選手は、
- 空中での体重移動
- 着地のときのバランス調整
といった“ボード操作の微調整”がしやすいとも言われます。
もちろん大柄な選手にも別の良さがありますが、
「細かい動作で姿勢を修正する能力」
という部分では、
小柄なほうが“軽快に動きやすい”のは想像しやすいですよね。
デメリット① 吹き飛ばされやすい強風・悪天候
一方で、小柄だからこその大変さもあります。
ビッグエアの会場は、
山の上、しかも大きくせり出したジャンプ台の上なので、
- 強風
- 向かい風・追い風
- 横風が吹くコンディション
もよくあります。
体重が軽いと、
風の影響を強く受けてしまうのはどうしても避けられません。
- 同じスピードで飛び出しても、風で押し戻される
- 空中で予想以上に流されて、着地ポイントがズレる
というリスクと、いつも隣り合わせです。
デメリット② 着地の衝撃が“素のまま”来やすい
20メートル近い高さから落ちてきて、
雪とはいえ、かなり固いランディングバーンに着地します。
体重が軽いぶん、
「重くてドスン」という感じにはなりにくい一方で、
筋力や足首・ひざ周りの強さが足りないと、そのまま吹っ飛ばされてしまう怖さもあります。
つまり、
「小柄で軽い」=「ラク」ではない。
だからこそ、人一倍筋力トレーニングや体幹トレーニングが欠かせない。
という世界なんですね。
身長149cmの岩渕麗楽が「大技を飛べる理由」
では、なぜ岩渕麗楽は
「身長149cmなのに、女子とは思えないレベルの大技」
を飛べるのでしょうか?
子どものころから“空中感覚”を叩き込まれてきた
岩渕麗楽は、
- 4歳でスノーボードを始める
- 小学1年生ごろから本格的な競技
- 13歳でプロテスト合格
という、超はやいスタートダッシュをしています。
幼いころから、
- ジャンプ系の練習施設(エアマットなど)に通う
- 雪の上だけでなく、オフシーズンもトランポリンやウォータージャンプで練習
といった環境で、
空中でのバランス感覚や回転感覚を体で覚えてきたわけです。
「身長が低いから飛べない」のではなく、
「身長に合った飛び方を、子どものころから体に染み込ませてきた」
というほうが正しいかもしれません。
“5回連続成功で合格”の父ルール
もうひとつ大きいのが、
父・和宏さんの“鬼だけど愛情たっぷり”なルールです。
- 1回成功しただけでは「まだたまたま」
- 5回連続で成功して、初めて「その技ができる」と認める
という、かなりストイックな練習基準で育てられてきました。
このルールの良いところは、
- 「たまたま決まった」技で試合に挑まない
- 体が技を“自動的にやってくれる”レベルまで落とし込む
という点です。
身長149cmでも、
- 同じ踏み切り位置
- 同じ回転速度
- 同じ着地点
を、ほぼ自動で再現できるくらい練習しているからこそ、
ビッグエアの台からトリプルコーク級の技に挑めます。
体幹・脚力トレーニングで「小柄でもブレない体」に
スノーボードの日本代表サイトなどのインタビューでも、
オフシーズンのトレーニングとして
- 体幹トレーニング
- 下半身の筋力アップ
- 着地の衝撃に耐えるトレーニング
などを欠かさず行っていることが紹介されています。
小柄なぶん、ブレやすさを筋力でカバーする必要がある。
そのために、地道な筋トレやバランストレーニングを続けているわけです。
身長149cmは“ハンデ”なのか?それとも“武器”なのか?
ここであらためて、
「岩渕麗楽の149cmという身長は、ハンデなのか、武器なのか?」
を考えてみましょう。
競技的には「どちらとも言える」
正直なところ、
- 風の影響を受けやすい
- 着地でのパワー勝負では不利になりやすい
という意味ではハンデの側面もあると思います。
一方で、
- 回転スピードを上げやすい
- コンパクトに丸まれるので難度の高いトリックと相性がいい
という意味では大きな武器でもあるわけです。
つまり、
「身長そのものが勝敗を決める」のではなく、
「自分の体をどう生かすか」で結果が変わってくる
ということですね。
丈夫なメンタルが“体格の議論”を超えている
身長や体重の話をしてきましたが、
最終的には「メンタルの強さ」がすべてをひっくり返します。
岩渕麗楽は、
- 平昌五輪:ビッグエア4位
- 北京五輪:女子では前人未到レベルのトリプルコークにチャレンジ(惜しくもメダルには届かず)
- X Games 2023:女子ビッグエアでトリプルコークを決めて金メダル
というように、
「失敗しても、世界一の大技に挑み続ける姿勢」
こそが彼女の最大の魅力です。
149cmという数字を
「小さいから無理だ」と見るのではなく、
「小さいけど、それを言い訳にしない」
というマインドで上書きしている。
だからこそ、世界中のファンが彼女に惹かれているのでしょう。
テレビで見るときに注目したい“身長149cmならでは”のポイント
せっかくなので、
今後テレビや配信で岩渕麗楽を見るときに、
「ここを見ると、身長149cmのすごさがもっとわかるよ」
というポイントも紹介しておきます。
スタート地点での“構え”のコンパクトさ
スタート前、板をつけて構えているとき、
- ひざを深く曲げて
- 上半身をグッと前に倒している
姿がよく映ります。
このときのフォームがすごくコンパクトで、
「ボールみたいにギュッとまとまっている」のがわかるはず。
このコンパクトさが、その後の高速回転につながっています。
空中での“抱え込み”の小ささと速さ
ジャンプしてから回転モーションに入ると、
- ひざがほぼ胸につくくらい近づく
- 腕も内側にしっかり引きつける
ことで、体の“回転半径”を極限まで小さくしているのが分かります。
ここはまさに、
「小柄だからこそ、ここまで小さく丸まれる」
というポイントであり、
大技の回転スピードを支えている部分です。
着地後の“スッ”とした姿勢の戻し方
149cmで体は小さいのに、
着地が決まったときの「スッと立ち上がる感じ」はとても堂々としています。
- 足元をしっかり踏んで
- 体幹でグラつきを抑え
- そのままフィニッシュの姿勢へ
と流れる動作は、
筋力とバランス感覚の結晶みたいなものです。
「身長が足りない」などではなく、
「小さな体を、自分で完璧にコントロールしている」
という見方をすると、
一本一本のランがさらに面白く見えてきます。
まとめ
最後に、この記事のポイントをまとめます。
数字だけ見ると「149cm・44kg」という、
どこにでもいそうな日本人女性の体型です。
でも、その“普通に見える体”を使って、
高さ20メートル近いジャンプ台から、
世界最高難度クラスのトリックに挑み続けている。
身長はただの数字。
どう生かすかを決めるのは、自分の覚悟と努力。
岩渕麗楽の149cmは、
そんなメッセージがぎゅっと詰まった数字なのかもしれません。
これからミラノ・コルティナ五輪に向けて、
テレビや配信で彼女を見るときは、
ぜひ「149cmの体が、どんな空中の世界を描いているのか」にも注目してみてください。
きっと、“ただの身長”以上のドラマが見えてくるはずです。







