フィギュアスケート女子でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をキレイに決め、ショートプログラム首位発進。いま、日本中の注目を集めている中井亜美選手。
この記事では、
- 中井亜美選手の「高校はどこか?」
- なぜその高校を選んだのか
- その進路選びがなぜ「令和っぽい」と言えるのか
を解説していきます。
中井亜美ってどんな選手?
まずは、かんたんに中井亜美選手について整理しておきましょう。
- 2008年4月27日生まれ(17歳)
- 新潟県出身
- フィギュアスケート女子シングルの選手
- 2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪 日本代表
- グランプリファイナル2位、四大陸選手権2位など、世界トップレベルの成績を持つ
ジュニア時代から国際大会で結果を出し続け、シニアに上がってからも勢いが止まらない、新世代のエース候補です。
「浅田真央さんの代名詞」とも言われたトリプルアクセルを武器にしていることでも有名で、テレビでもたくさん取り上げられています。
中井亜美の高校はどこ?
本題です。
中井亜美選手が通っている(在籍している)高校は……
勇志国際高等学校(ゆうしこくさいこうとうがっこう)
です。
この高校は、いわゆる「通信制高校」です。
しかも、その中でも トップアスリートコース という、スポーツや芸能で本気で全国レベルを目指す生徒向けのコースに在籍していると、学校側の発表やニュースで紹介されています。
勇志国際高等学校は、全国から通える広域通信制高校で、熊本に本校があり、福岡・千葉・熊本・宮崎・大分などに学習センターがあります。
ニュース記事でも、
「広域通信制の勇志国際高等学校トップアスリートコースに在籍している」
と、中井選手の高校名がはっきり書かれています。
どうして通信制高校を選んだの?
では、なぜ中井亜美選手は、通信制高校+トップアスリートコース を選んだのでしょうか。
報道などをまとめると、いちばん大きな理由は、
「スケートと学業を高いレベルで両立させるため」
とされています。
フィギュアスケートのトップ選手になると、
- 海外遠征が多い
- 練習時間も長い(リンクにいる時間だけでなく、陸上トレーニングもある)
- 大会前は体調管理や調整を最優先したい
など、「毎日ふつうに登校する」のがむずかしい生活になります。
中学時代、中井選手は通学と練習の両立に悩んだことがあったとされています。そこで、
- 自分のペースで学べる
- オンライン中心で、どこにいても授業を受けられる
- 登校日数が少なくてすむ
といった点から、通信制高校を選んだ、という流れです。
勇志国際高等学校ってどんな学校?
ここで、通っている高校そのものについても、もう少し見ておきましょう。
勇志国際高等学校 は、ざっくり言うとこんな学校です。
通信制だけど「学び方を選べる」
勇志国際のサイトでは、通信制高校のメリットとして
- オンライン授業
- 個別指導
- 通学生スタイル(通学型)
- メタバース生(仮想空間での学び)
など、学び方を自分で選べる ことが説明されています。
ふつうの全日制高校だと「毎日、決まった時間に教室へ行く」が前提ですが、通信制高校では
- 自宅でオンライン授業を受ける
- 必要なときだけスクーリング(登校日)に行く
- 部活やコース活動だけ通う
といった、より自由なスタイルが可能です。
トップアスリートコースで競技と両立
勇志国際には、
- トップアスリートコース
- 芸能コース
- ネット予備校コース
など、夢や目標に合わせたオプションコースがあります。
トップアスリートコースは、
- 全国レベルで活躍するスポーツ選手や芸能活動をする生徒が在籍
- オンラインと通学を組み合わせて、練習・遠征と両立できる
- 成績に応じて学費の減免があることもある
といった特徴があり、実際にスケートボード、ゴルフ、レーシングドライバーなど、さまざまな競技の選手が紹介されています。
通信制ならではのメリットも
通信制高校全般の話として、
- 登校日が少ないぶん、人間関係のストレスが軽くなりやすい
- 自分のペースで学習しやすく、体調やメンタルに合わせやすい
- 学費が比較的おさえられるケースも多い
といったメリットが紹介されています。
中井選手にとっては、
「競技に集中できること」と「学びをあきらめなくていいこと」
この両方を実現できるのが、勇志国際+トップアスリートコースだった、ということですね。
進路選びが「令和っぽい」と言えるワケ
では、本題のもうひとつ。
どうして中井亜美選手の高校選びは、「令和っぽい」と言えるのでしょうか。
ここでは、大きく5つのポイントに分けて考えてみます。
「学校=毎日通うもの」という固定観念をアップデートしている
昭和・平成の感覚だと、
「いい高校に毎日通う」=「ちゃんとしている進路」
というイメージが強かったと思います。
でも中井選手は、通信制高校を選び、登校日数にしばられない学び方 を選びました。
これは、
- 学校=建物
- クラス=毎日同じメンバーで顔を合わせるもの
というイメージではなく、
「高校」=「自分の目標を応援してくれる仕組み」
としてとらえている、とも言えます。
実際、通信制高校では、数日~1週間ほどのスクーリング以外は自宅や練習拠点から学ぶスタイルも一般的で、「教室にいる時間の長さ」より「中身」で勝負する時代になってきています。
「地元か、進学校か」の二択ではなく「やりたいこと×学び」の掛け算
中井選手は、もともと 新潟市 で生まれ育ちましたが、12歳のときにスケート環境を求めて千葉へ移り、強豪リンクで本格的に練習する道を選んだとされています。
そのうえで、進学先として選んだのが、勇志国際高等学校トップアスリートコース。
ここには、「地元の公立高校か、有名進学校か」といった二択ではなく、
「スケートを本気で続ける前提で、自分に合う高校はどこか?」
という考え方が見えます。
令和の進路選びは、
- 地元 or 都会
- 普通科 or 専門学科
といった単純な分け方ではなく、
「自分のやりたいこと」と「学びやすさ」をどう組み合わせるか
という“掛け算の発想”が主流になりつつあります。
中井選手の選択は、その代表例と言えるでしょう。
「時間と場所にしばられない学び方」を選んでいる
トップアスリートコースでは、
- オンライン中心の学習
- 必要なときだけ通学
- 海外遠征中でも学習を続けられる仕組み
など、時間と場所にしばられない学び方 が用意されています。
ミラノ・コルティナ五輪のように、ヨーロッパでの大会が続くときでも、
- 大会の合間にオンラインで授業を受ける
- 日本にいる先生やスタッフと連絡を取りながら、課題を進める
といったことがしやすいわけです。
これはまさに、オンライン会議やリモートワークが当たり前になった、令和の社会をそのまま高校生活にも持ち込んだスタイルと言えます。
メンタルや人間関係の負担もちゃんと考える選択
通信制高校のメリットとして、勇志国際のサイトでは、
- 登校日数が少ないぶん、人間関係のストレスが軽くなりやすい
- 不登校経験があっても、安心して学べる環境がある
といった点が紹介されています。
トップアスリートにとって、
- 試合のプレッシャー
- 期待の大きさ
- SNSなどからの反応
など、メンタル面での負担はとても大きいです。
そこに加えて、学校での人間関係のストレスまで増えてしまうと、心が休まる場所がなくなってしまいます。
中井選手がどこまで意識していたかはわかりませんが、
「練習・試合で全力を出すために、学校のストレスはできるだけ減らす」
という意味でも、通信制高校の選択は、とても合理的で“令和的”な考え方だと言えます。
「一度きりの高校生活を、自分らしくデザインする」姿勢
勇志国際高等学校のインタビューでは、
「なりたい自分を見つけられるよう、さまざまなコースを用意している」
といったメッセージが語られています。
中井選手は、その中でも「トップアスリートコース」を選び、
- 世界を舞台に戦うアスリートとしての自分
- 一人の高校生として学び続ける自分
この両方を大事にしながら、高校生活を 自分なりにデザイン しているように見えます。
「みんなと同じ制服を着て、同じ時間に登校する高校生活」もすてきですが、
「世界を飛び回りながら、オンラインで学ぶ高校生活」
も、それとは別の形で、同じくらい価値のある高校生活です。
どちらが「正しい」という話ではなく、
「自分に合った高校生活を選べる」
というのが、令和の進路選びの大きな特徴だと言えるでしょう。
同じような進路を考えている人へのヒント
ここからは、中井亜美選手のケースを参考に、
- 通信制高校って、どんな人に向いているのか
- 進路を選ぶとき、どこを見ればいいのか
を、少しだけ一般化して整理してみます。
(※ここからは、中井選手個人の話というより「進路選び全体のヒント」です)
通信制高校が向いているかもしれない人
たとえば、こんな人は通信制高校を検討する価値があります。
- スポーツや芸能、その他の活動に本気で取り組んでいて、毎日通学するのがむずかしい
- 朝がどうしても弱くて、生活リズムを整えるところから始めたい
- 人間関係のトラブルで、教室に行くのがつらくなってしまった
- 地方に住んでいるけれど、オンラインでいろいろな講座を受けてみたい
もちろん、誰にでも向くわけではありません。
たとえば、
- 自分でスケジュールを管理するのがとても苦手
- 「誰かに強制されないと、勉強しないタイプ」
という人は、最初はペースをつかむまでが大変かもしれません。
学校を選ぶとき、見ておきたいポイント
もしあなたや、お子さんが進路を考える立場なら、こんなところをチェックしてみてください。
- 学び方のスタイル
- オンライン中心か
- 通学日数はどれくらいか
- メタバースや特別プログラムがあるか など
- サポート体制
- 担任やサポーターはつくのか
- 進路指導(大学・専門学校・就職)のフォローはどれくらいか
- 自分の「やりたいこと」と相性がいいか
- トップアスリートコース、芸能コース、ネット予備校など、自分の進みたい方向に合うコースがあるか
- 学費と奨学金・支援制度
- 学費は無理のない範囲か
- 成績や条件による減免制度があるか
- 自分が「ここなら頑張れそう」と思えるか
最後は、説明会やオープンキャンパスに行ってみたときの「肌感覚」も大事です。
「高校名」だけでなく「選択の背景」まで見ると、おもしろい
ここまで見てきたように、
- 中井亜美選手の高校は、勇志国際高等学校(通信制)
- その中のトップアスリートコースで、スケートと学業を両立している
- これは、「高校生活の形」にとらわれず、自分の夢に合わせて学び方を選ぶ、令和ならではの進路選び
だということがわかります。
有名人の「高校どこ?」という話は、どうしても
「偏差値が高いか、低いか」
「有名校か、無名校か」
というところに目が行きがちです。
でも、中井選手のケースを見てみると、
「自分のやりたいことをあきらめないために、どんな高校を選んだのか」
という 選択の背景 を知ることで、進路の見え方そのものが変わってきます。
まとめ
最後に、この記事のポイントをもう一度まとめます。
もし、この記事を読んでいるあなたが、
- 自分やお子さんの進路に悩んでいる
- 「ふつうの全日制じゃない道」を考え始めている
としたら、一度立ち止まって、
「自分は何をいちばん大事にしたいのか?」
を紙に書き出してみるのもおすすめです。
- 部活?
- 将来の仕事?
- メンタルの安定?
- 家族との時間?
人によって、大事にしたいものは違います。
中井亜美選手のように、
「自分の夢」と「自分に合った学び方」
をセットで考えられたら、その進路選びは、きっと“令和っぽい”一歩になるはずです。







