「荻原って名字だし、ウインタースポーツだし、
大翔って、あの“荻原兄弟”と親戚なんでしょ?」
X(旧Twitter)などを見ていると、
こんなコメントをよく見かけます。
そこで今回は、
- 荻原大翔 はどんな選手?
- “荻原兄弟”こと 荻原健司・荻原次晴 はどんな兄弟?
- この3人に 血縁関係はあるのか / ないのか
- ネットで情報が割れている理由
を深掘りしていきます。
結論を先にざっくり言うと、
公開されている信頼できる情報だけを見ると、
「親戚だと確定はできないし、“親戚です”という公式な発表もない」
=少なくとも 公表された血縁関係はない 状態
です。
ただしネット上では、
- 「親戚だと書くサイト」
- 「血縁関係はないと書くサイト」
- 「噂はあるけど不明とするサイト」
が入り乱れているので、そのあたりも整理していきますね。
まず3組の「荻原さん」を整理しよう
① 荻原大翔:スノーボード界の“スピンモンスター”
- 2005年7月19日生まれ
- 茨城県牛久市出身
- 競技:スノーボード(ビッグエア/スロープスタイル)
- 3歳からスノーボードを始め、中学生でプロ資格を取得
- 2022年:世界初のBS2160(6回転)成功
- 2023年:W杯ビッグエア初優勝(スイス・クール)
- 2025年:X GamesでBS2340(6回転半)を成功させ金メダル
いま ミラノ・コルティナ2026冬季五輪の金メダル候補 の一人として名前が挙がっている、超注目の若手です。
② 荻原健司:ノルディック複合のレジェンド
- 1969年5月21日生まれ
- 群馬県草津町出身
- 競技:スキーノルディック複合
- 1992年アルベールビル・1994年リレハンメル五輪 団体で2大会連続金メダル
- ワールドカップ総合優勝3回など、“レジェンド”と呼ばれる大活躍
- 引退後は参議院議員、現在は長野市長を務めている
日本の冬季五輪を語るときに、必ず名前が出てくる存在ですね。
③ 荻原次晴:解説でおなじみの元代表
- 1969年12月20日生まれ(健司さんの双子の“弟”)
- 群馬県草津町出身
- 競技:ノルディック複合
- 世界選手権団体金メダル、長野五輪個人6位入賞などの成績
- 引退後はスポーツキャスターとして、五輪中継の解説などで活躍
この2人をまとめて「荻原兄弟」と呼ぶことが多いですね。
なぜ「親戚?」と勘違いされやすいのか
まずは、どうしてここまで「親戚説」がよく話題になるのかを整理します。
共通点が多すぎる
- 同じ「荻原」という名字
- どちらもウインタースポーツ選手
- 国際大会で世界のトップクラス
- オリンピック級の舞台で戦うレベル
この4つがそろっているので、
「さすがにこれは親戚でしょ?」
と感じる人が多いのは、ある意味当然だと思います。
実際、Xのリアルタイム検索を見ても、
「絶対親戚だと思ってた」
「また荻原が世界取ってるのエモい」
といったポストがたくさん出てきます。
公開情報から「血縁関係」を調べてみる
ここからが本題です。
実際のところ、この3人に血縁関係はあるのでしょうか。
① 公式プロフィール・インタビューに「親戚」という記述はない
まず、信頼度の高い一次情報から見ていきます。
- 全日本スキー連盟の荻原大翔プロフィール
- スノーボード代表サイト(SSBA)の選手紹介
- Red Bullの公式アスリートページ
などを見ても、
「荻原健司さん・次晴さんと親戚」
「ノルディックの荻原兄弟の親戚筋」
といった記述は 一切出てきません。
いっぽう、もし本当に親戚であるなら、
- 「親戚にも五輪金メダリストがいる」
- 「レジェンドの血を引き継ぐ新世代」
というのは、かなり“おいしい”話題です。
スポンサー企業やメディアとしては、むしろ積極的に触れたくなるネタのはずですよね。
それでも 大手メディア・公式サイトがまったく触れていない というのは、「少なくとも“公式にアピールされている血縁関係”は存在しない」と考えた方が自然です。
② ネット記事は「親戚説」「無関係説」「不明」に分裂
一方、個人ブログやまとめサイトなどを見ると、主に3パターンあります。
A:親戚だと断定しているサイト
あるブログでは、
「荻原大翔選手と荻原健司・次晴兄弟は親戚関係にある。
大翔選手の祖父と、健司さん・次晴さんの父親が兄弟」
と書かれており、「はとこ」にあたるとまで詳しく説明しています。
ただしこのサイト、
- どこから得た情報なのか
- インタビューや公的な家系図など、一次ソース
が示されていません。
つまり “ソース不明の断定情報” になっているため、この記事だけをもとに「親戚です」と書いてしまうのは、かなり危険です。
B:血縁関係は「ない」と書いているサイト
別のブログでは、
「公表された情報はなく、出身地も違うため血縁関係はないと思われます」
とし、
「血縁関係はない」と結論づけています。
また別サイトでは、
「荻原兄弟と名字が同じだが、血縁関係などはありません」
と断言しています。
とはいえ、こちらも
- “ない” と言い切る根拠(一次情報)が示されていない
- 「公表されていない=存在しない」と短絡している可能性
があり、やはり慎重に扱う必要があります。
C:「噂はあるが真相は定かではない」とするサイト
さらに別のサイトでは、
「親戚だという噂もあるが、真相は定かではない」
と、判断保留のスタンスを取っています。
個人的には、この書き方がいちばんバランスが取れているように見えます。
③ どこまで言い切れるのか?安全なライン
ここまでを踏まえると、
第三者として安全に言えるのは、せいぜいこのくらいです。
- 公式プロフィールや、大手メディアの記事など、
信頼度の高い一次情報では 血縁関係について言及がない。 - 一部ブログで「親戚」と書いてはいるが、一次ソースが示されていない。
- 「血縁関係はない」と書くブログもあるが、それも確たる一次情報が示されていない。
つまり、
「親戚である」「親戚ではない」
どちらの側にも、決定打となる“公式な証拠”が見つからない
という状態です。
したがって、本記事としては
現時点で信頼できる公的情報からは、
荻原大翔選手と荻原兄弟の血縁関係は確認できない
=少なくとも“公式に親戚とされてはいない”
という結論にとどめるのが妥当だと考えます。
苗字「荻原」はどれくらいある?たまたま同じ可能性
「いやいや、でも“荻原”って珍しいでしょ?」
と思う方もいるかもしれません。
名字の分布データを見ると、「荻原」は
- 特別多い名字ではないが、
- 決して“超レア名字”というほどでもない
という中間くらいのポジションです。
特に、
- 群馬・長野など内陸部
- その周辺地域
に多い名字とされていて、
同じ関東圏・北関東〜東北エリアで「荻原さん」が点在していること自体は、そこまで不自然ではありません。
なので、
「冬のスポーツ選手+荻原=親戚」
と短絡的に考えるのは、ちょっと危ないかな、というのが正直なところです。
出身地と競技の違いも見てみる
血縁の有無を決める材料にはなりませんが、
比較の参考として「出身地」と「競技」も軽く整理しておきます。
出身地
- 荻原大翔:茨城県牛久市生まれ
- 荻原健司・次晴兄弟:群馬県草津町生まれ
どちらも関東地方ですが、
- 大翔:雪があまり降らない平野部から、週末に雪山へ通うスタイル
- 荻原兄弟:草津という“温泉+雪の町”で、子どものころから雪に囲まれた環境
という違いがあります。
競技
- 大翔:スノーボード(ビッグエア/スロープスタイル)
- 兄弟:スキーノルディック複合(ジャンプ+クロスカントリー)
同じ「雪上スポーツ」でも、
- 使う道具
- 競技のスタイル
- シーズン中の過ごし方
はかなり違います。
「同じ雪の競技をやっているから血縁」とは、
さすがに言えないですよね。
「親戚かどうか」よりも面白い“つながり”の見方
ここまで読むと、
で、結局どう思えばいいの?
となると思うので、
現実的な「心の整理」の仕方を提案してみます。
公式に語られていないので「親戚」と断定はしない
まず、事実の扱いとしてはシンプルです。
- 選手本人や家族
- 公式団体
- 大手メディアのインタビューや特集
といった一次情報で、
血縁関係がきちんと紹介されるまでは、
「親戚と“決めつけない”」
というスタンスでいるのが安全です。
「親戚じゃない!」と言い切る必要もありませんが、
少なくとも 「親戚です」と断言してしまうのは避ける のが無難ですね。
「日本の雪上スポーツをつなぐ“荻原”という系譜」として楽しむ
一方で、ファン目線で見ると、
- 90年代:ノルディック複合の荻原兄弟が世界を席巻
- 2020年代:スノーボードの荻原大翔が世界トップレベルに
という「時間をまたいだバトンリレー」のようにも見えます。
血縁かどうかは別として、
「日本の冬のスポーツの歴史を、“荻原”という名前が二度も世界の頂点まで連れていってくれている」
と考えると、
それはそれで、かなりエモい話ではないでしょうか。
もし本当に親戚なら、そのうちどこかで語られるはず
最近は、
- Red Bullのようなスポンサーによるドキュメンタリー
- テレビの密着取材
- 選手本人のSNSやYouTube
などで、家族やルーツがかなり詳しく紹介される時代です。
もし本当に
「じつは荻原兄弟と親戚でした!」
という“強いネタ”があるなら、
どこかのタイミングで必ず出てくるはずです。
今のところ、そのような公式情報が出ていない、ということは、
- 少なくとも現段階では、
「ファンが勝手に盛り上がっている噂話」の域を出ていない
と考えるのが自然だと思います。
まとめ
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 荻原大翔
- 茨城県牛久市出身のスノーボード選手
- ビッグエア/スロープスタイルで、世界初の6回転・6回転半を成功させた“スピンマスター”
- 荻原健司・次晴兄弟
- 群馬県草津町出身のノルディック複合選手
- 五輪金メダルや世界選手権優勝など、日本のスキー界を代表するレジェンド
- 血縁関係について
- 全日本スキー連盟・代表サイト・Red Bullなど、信頼性の高い公式プロフィールには「親戚」という記述はない
- 一部ブログは「親戚」と断定するが、一次ソースが示されておらず、信頼度は不明
- 別のブログは「血縁関係はない」と書くが、こちらも確たる根拠が示されていない
- 「噂はあるが真相は分からない」という中立的な書き方をするサイトもある
- 現時点で言える安全な結論
- 信頼できる公的情報からは、
荻原大翔選手と荻原兄弟の血縁関係は確認できない - 少なくとも「公式に“親戚です”と紹介されている事実はない」
- 信頼できる公的情報からは、
- ファンとしての楽しみ方
- 「90年代の荻原兄弟」「2020年代の荻原大翔」と、
日本の雪上スポーツを世界トップへ連れていった“二つの荻原”として眺める - 血縁かどうかにこだわりすぎず、
それぞれのストーリーと滑り・走りを楽しむのが一番健全
- 「90年代の荻原兄弟」「2020年代の荻原大翔」と、
今後、どこかのタイミングで、
「実は親戚でした!」
「実はまったくの他人でした!」
という本人発信のエピソードが出てくるかもしれません。
その日までは、
「名字も競技も違う時代も超えて、
“荻原”という名前が、何度も日本の冬のスポーツを世界の頂点へ運んでいる」
そんな“物語としてのつながり”を楽しむ、くらいの距離感でいるのが、
いちばん気持ちよく応援できるスタンスかな、と思います。







