ミラノ開会式の仕掛け人・Balich Wonder Studioとは?過去実績と評価を調査

ミラノ開会式の仕掛け人・Balich Wonder Studioとは? スポーツ

ミラノ冬季オリンピック開会式の「仕掛け人」として名前が出てきた
Balich Wonder Studio(バリッチ・ワンダー・スタジオ)。

「何者なの?」「どんな実績がある会社?」
と思った方も多いはずです。

この記事では、

  • Balich Wonder Studioってどんな会社?
  • 創業者・マルコ・バリッチはどんな人?
  • 過去にどんなビッグイベントを手がけてきたの?
  • 演出の“特徴”と“評価”
  • ミラノ開会式では何を仕掛けてくるのか?

を解説していきます。


  1. ミラノ開会式の演出を担当する「Balich Wonder Studio」とは?
    1. イタリア発のライブエンタメ集団
    2. 設立は2013年、今や世界レベルのブランドに
    3. フランスの大手メディアグループ傘下に
  2. 創業者マルコ・バリッチってどんな人?
    1. 「マスター・オブ・セレモニー」と呼ばれる男
    2. バリッチのキーワードは「感情」と「物語」
  3. ミラノ開会式との関係:「仕掛け人」とはこの人たち
    1. 開会式の制作を正式に任された会社
    2. クリエイティブリードはマルコ・バリッチ
    3. ミラノ開会式のコンセプトの一端
  4. Balich Wonder Studioの主な過去実績
    1. オリンピック・パラリンピック関連
      1. ■ トリノ2006冬季オリンピック開閉会式
      2. ■ ソチ2014パラリンピック/オリンピック閉会式
      3. ■ リオ2016オリンピック開閉会式
      4. ■ 北京2022での「旗引き継ぎ」演出
    2. その他の国際スポーツイベント
    3. ナショナルデーや都市の記念イベント
  5. Balich Wonder Studioの“演出スタイル”の特徴
    1. ① とにかく「感情」を揺さぶる見せ方
    2. ② 国や都市の“らしさ”を最大限に引き出す
    3. ③ 巨大スケール×最新テクノロジー
    4. ④ 多国籍チームで作る“世界標準”のショー
  6. Balich Wonder Studioへの評価・評判
    1. 1. オリンピック界からの信頼感
    2. 2. メディアからの呼び名は“式典の達人”
    3. 3. ビジネス面でも高く評価
    4. 4. 批判や課題もゼロではない
  7. ミラノ開会式では何を“仕掛けてくる”のか?
    1. ① イタリアの「美・デザイン・芸術」を全面に
    2. ② 複数会場を使った“分散型セレモニー”
    3. ③ 音楽とダンスで“感情のうねり”を作る
    4. ④ サステナビリティや多様性へのメッセージ
  8. まとめ:ミラノ開会式の“裏側”には、経験値モンスターのチームがいる
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ミラノ開会式の演出を担当する「Balich Wonder Studio」とは?

まずは会社の基本情報から整理しておきましょう。

イタリア発のライブエンタメ集団

Balich Wonder Studioは、
イタリア・ミラノを拠点にした「ライブエンターテインメント専門」のクリエイティブ集団です。

公式サイトでは自分たちのことを、ざっくり言うと

・ライブ体験を企画・演出・プロデュースするエンタメグループ
・人の感情を動かす“体験”を作ることがミッション

と説明しています。

手がけている主なジャンルは、

  • オリンピックなどの式典・開会式
  • 各国の国の記念行事・ナショナルデー
  • サッカーやスポーツのビッグマッチのショー演出
  • 大企業のブランドイベント・プロモーション
  • 富裕層向けのラグジュアリーイベント

など。「とにかく人が集まって“うわぁ…”となるイベント」を専門に作る、職人集団のような会社です。

設立は2013年、今や世界レベルのブランドに

会社として設立されたのは2013年。
もともとは「Balich Worldwide Shows」という名前でスタートし、その後いまの社名に。

創業から10年ちょっとですが、

  • オリンピック関連の式典
  • 中東やヨーロッパのナショナルイベント
  • 世界的スポーツ大会の開会式
  • ドバイやカタールの巨大ショー

などを次々と担当し、あっという間に「世界有数のライブイベント制作会社」として知られるようになりました。

フランスの大手メディアグループ傘下に

今は、世界的な映像・エンタメ企業グループである
Banijay Groupの傘下にも入っています。

  • 巨大メディアグループのバックアップ
  • 現場の演出・制作はBalich Wonder Studioの“職人チーム”

という組み合わせなので、資金力・ネットワーク・技術面でもかなり強力な体制と言えます。


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創業者マルコ・バリッチってどんな人?

会社を語るうえで欠かせないのが、創業者のMarco Balichです。

「マスター・オブ・セレモニー」と呼ばれる男

各種メディアでは、彼のことを

Olympic Ceremonies Master(式典の達人)

と紹介する記事もあるほど。

公式プロフィールなどをまとめると、

  • 1962年生まれのイタリア人
  • もともとは法律を学んでいたが、イベント業界へ転身
  • 1989年、地元ヴェネツィアでピンク・フロイドのフローティングコンサートを企画し、一気に名が知られる
  • その後、30年以上にわたり世界各地で大規模イベントをプロデュース
  • オリンピック関連だけで16件以上の開閉会式や式典を担当した記録を持つ

といった経歴の持ち主です。

バリッチのキーワードは「感情」と「物語」

インタビューや公式サイトの文章を読むと、彼が大事にしているのは

  • 人の感情を動かすこと
  • 国や都市の物語をステージ化すること
  • 「一度見たら忘れられないシーン」を作ること

という、かなり“物語ベース”の考え方です。

派手な花火や最新テクノロジーも使いますが、
「すごい映像でしたね」では終わらせず、ちゃんと心に残るメッセージを仕込んでくるのがバリッチ流と言えます。


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ミラノ開会式との関係:「仕掛け人」とはこの人たち

では、今回のMilano Cortina 2026開会式との関係を整理しましょう。

開会式の制作を正式に任された会社

国際オリンピック委員会(IOC)や関連メディアの情報によると、

  • ミラノのサン・シーロ競技場で行われる
    ミラノ冬季オリンピック開会式の制作会社として
    Balich Wonder Studioが選ばれている
  • 公式サイトでも「Opening Ceremony produced by Balich Wonder Studio」と明記

とされています。

つまり今回の開会式は、

企画・構成・演出・実際のステージ運営までを
Balich Wonder Studioが中心になって作り上げている

というイメージでOKです。

クリエイティブリードはマルコ・バリッチ

さらに、開会式のクリエイティブリード(創造面のトップ)として名前が挙がっているのが、先ほど紹介したマルコ・バリッチ本人です。

  • 全体のコンセプト
  • ストーリーライン
  • 各シーンの意味づけ

といった“骨組み”部分は、彼が中心となってデザインしていると考えてよいでしょう。

ミラノ開会式のコンセプトの一端

報道やインタビューによると、今回の開会式は

  • ミラノとコルティナ、さらに複数の会場にまたがる「分散型」のセレモニー
  • 「ハーモニー(調和)」や「自然と芸術」など、イタリアらしいテーマ
  • レオナルド・ダ・ヴィンチやイタリアのデザイン文化へのオマージュ

といったキーワードが語られています。

もちろん、細かい演出内容は本番まで極秘ですが、

「イタリアらしさ」「芸術」「自然」「調和」

といったテーマを、Balich Wonder Studioが
得意の“感情を動かす見せ方”で形にしてくるだろう、というのは想像しやすいところです。


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Balich Wonder Studioの主な過去実績

では、具体的にどんなイベントを手がけてきたのか。
公式サイトの「Ceremonies」一覧などから、主な実績をピックアップしてみます。

オリンピック・パラリンピック関連

■ トリノ2006冬季オリンピック開閉会式

  • Torino 2006の開閉会式で
    マルコ・バリッチはエグゼクティブプロデューサー兼クリエイティブディレクターを担当。
  • ここでの成功が、その後のオリンピック仕事の大きなきっかけになりました。

■ ソチ2014パラリンピック/オリンピック閉会式

  • ロシアのソチ2014パラリンピック開閉会式や、
    オリンピック閉会式もBalich Wonder Studioが制作に関わっています。

■ リオ2016オリンピック開閉会式

  • Rio 2016では、
    マルコ・バリッチが開会式・閉会式の制作に深く関わり、
    特に環境問題へのメッセージを盛り込んだ演出が話題になりました。

■ 北京2022での「旗引き継ぎ」演出

  • 北京2022冬季大会の閉会式で実施された
    「ミラノ・コルティナへの旗引き継ぎセレモニー」の演出もBalich Wonder Studioが担当。
  • ここからすでに「2026への伏線」が張られていたとも言えます。

その他の国際スポーツイベント

オリンピック以外にも、スポーツの大舞台でたくさんの実績があります。

  • FIFAワールドカップ カタール大会 2022 開会式の演出
  • UEFAチャンピオンズリーグ決勝・キックオフショー(Pepsi提供)
  • アジア競技大会、アジアパラ競技大会の開閉会式(ジャカルタなど)

スポーツファンが世界中から注目する場面で「一発目の印象」を作るのが、本当に得意なチームだと分かります。

ナショナルデーや都市の記念イベント

さらに、

  • UAEの建国記念日(ナショナルデー)の式典
  • ドバイでのドローンショー
  • 中東各国の国主催セレモニー

など、「国の顔」となるイベントの制作も多数担当しています。


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Balich Wonder Studioの“演出スタイル”の特徴

ここまで読んで、

結局、どんな雰囲気の演出をする会社なの?

というのが気になってきた方も多いはず。
過去の作品やインタビューから見えてくる“傾向”を、わかりやすく整理します。

① とにかく「感情」を揺さぶる見せ方

バリッチ自身が「感情がすべての出発点」とよく語っている通り、
派手なだけのショーにはしないのが大きな特徴です。

例えば、

  • 歴史や文化の重いテーマでも、「難しい話」ではなく、誰でも共感できる“物語”に変換する
  • 音楽・照明・映像・ダンサーの動きを連動させて、一つの感情の流れを作る
  • 終わったあとに「なんか胸が熱くなった」「ちょっと泣きそうになった」と感じるような構成

こうした「感情設計」が、Balich Wonder Studioの真骨頂です。

② 国や都市の“らしさ”を最大限に引き出す

オリンピック開会式といえば、開催国の“自己紹介”の場でもあります。

Balich Wonder Studioが手がける式典では、

  • その国の歴史・文化・アイコンを、ステージ上で「ビジュアル化」する
  • 伝統と最新テクノロジーをミックスして、古さと新しさの両方を見せる
  • 観客だけでなく、テレビ越しの世界中の視聴者にとってもわかりやすい構成にする

という工夫がよく見られます。

③ 巨大スケール×最新テクノロジー

もちろん、見た目の“ド派手さ”も外せません。

  • ドローンショー
  • プロジェクションマッピング
  • LEDテクノロジー
  • 大規模なセットチェンジ

など、最新技術を惜しみなく投入しつつ、
それをストーリーとちゃんと結びつけるのがBalich流。

「技術がスゴい」だけで終わらないのがポイントです。

④ 多国籍チームで作る“世界標準”のショー

Balich Wonder Studioは、イタリアを拠点にしつつも、

  • 世界各国のアーティスト・デザイナー・音楽家
  • 現地のボランティアやパフォーマー
  • テレビ中継スタッフやテクニカルチーム

など、多国籍なメンバーとチームを組んでプロジェクトを進めます。

そのため、演出も

「イタリアだけが分かる内輪ネタ」ではなく、
世界中の人が楽しめる“共通言語”に落とし込まれている

のが大きな強みです。


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Balich Wonder Studioへの評価・評判

では、世間からの評価はどうでしょうか。
いくつかの観点から見てみます。

1. オリンピック界からの信頼感

  • トリノ2006から始まり、リオ2016、ソチ2014、北京2022の旗引き継ぎ演出など、
    オリンピック関連の式典を何度も任されていること自体が、大きな信頼の証拠です。
  • ミラノ・コルティナ2026の招致プレゼンでも、Balich Wonder Studioが映像・ステージ演出を担当し、見事に開催地獲得に貢献したと紹介されています。

オリンピックのような巨大イベントは、
「一度失敗したら世界中から叩かれる」くらいプレッシャーの大きい現場ですが、
それでも繰り返し依頼が来ている、というのはかなり高い評価だと言えます。

2. メディアからの呼び名は“式典の達人”

海外メディアの記事では、

  • 「Olympic ceremonies master(式典の達人)」
  • 「最も経験豊富な開会式クリエイターの一人」

といった表現で、マルコ・バリッチやBalich Wonder Studioを紹介するものが多数あります。

「式典の達人」という肩書きは少し大げさに聞こえるかもしれませんが、
実績を見れば、あながち誇張とも言い切れません。

3. ビジネス面でも高く評価

ビジネス系メディアの紹介では、

  • 「世界のライブエンタメ業界を代表するプレイヤー」
  • 「ブランド体験・都市のブランディングにも強いクリエイティブハウス」

と評されています。

オリンピックのような公共性の高いイベントだけでなく、
企業や都市が「自分たちのブランドを世界に見せたい」と考えたときにも、
頼れるパートナーとして選ばれている、ということですね。

4. 批判や課題もゼロではない

一方で、どんな大規模イベントにも付きものですが、

  • 予算規模の大きさ(お金をかけすぎではないか?)
  • スポンサー企業との関係
  • サステナビリティ(環境負荷)

などへの議論は、オリンピック全体として常に存在します。

Balich Wonder Studio単体への直接的なバッシングというよりは、
「巨大イベントをどうサステナブルにするのか?」という、業界全体の課題と言えるでしょう。


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ミラノ開会式では何を“仕掛けてくる”のか?

最後に、「じゃあミラノ開会式では何をやってきそう?」という点を、
これまでの傾向から“予想”という形で整理してみます。

※ここから先はあくまで「これまでの実績や発言から見た予想」です。
公式に発表されている内容以外は、断定ではなく可能性として読んでください。

① イタリアの「美・デザイン・芸術」を全面に

報道ではすでに、

  • レオナルド・ダ・ヴィンチへのオマージュ
  • ファッションやデザイン大国としてのイタリア
  • 自然や山岳地帯の美しさ

といったテーマが示唆されています。

Balich Wonder Studioは、開催地の“らしさ”を
視覚的にわかりやすく見せるのが得意なので、

  • ルネサンス絵画のような構図
  • 建築・ファッション・音楽が融合したシーン
  • アルプスの雪山をイメージした大規模なステージ演出

など、「イタリアの美」を押し出した構成が期待できます。

② 複数会場を使った“分散型セレモニー”

今回のミラノ冬季オリンピックは、

  • ミラノのサン・シーロ競技場
  • コルティナ・ダンペッツォ
  • プレダッツォ
  • リヴィーニョ

など、複数の場所を使って開会式の一部が同時進行する“分散型”形式が特徴とされています。

この構造自体がかなりチャレンジングですが、
「空間をどうつなぎ合わせて一つの物語に見せるか」という発想は、
まさにBalich Wonder Studioの得意分野です。

  • 各会場ごとに違うテーマのパート
  • 映像中継やドローン映像で会場同士をつなぐ
  • 最後に全会場がシンクロするようなクライマックス

といった見せ方が考えられます。

③ 音楽とダンスで“感情のうねり”を作る

過去の作品を見ると、Balich Wonder Studioは

  • 地元アーティストのライブ
  • 伝統舞踊+現代ダンスのミックス
  • オーケストラと電子音楽の融合

など、「音楽の振れ幅」がかなり大きいのも特徴です。

報道では、国際的アーティストの出演もすでに話題になっていますし、

  • イタリアらしいメロディ
  • 世界中が知っているヒット曲
  • クラシックとエレクトロニックの融合

などを組み合わせながら、「感情の波」を作ってくるはずです。

④ サステナビリティや多様性へのメッセージ

リオ2016開会式では、環境問題や地球温暖化へのメッセージが盛り込まれ、多くの人の印象に残りました。

今回のミラノ冬季大会でも、

  • 冬季スポーツと気候変動
  • 持続可能な未来
  • 多様性と共生

といったテーマが、どこかのシーンに織り込まれる可能性は高いでしょう。


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まとめ:ミラノ開会式の“裏側”には、経験値モンスターのチームがいる

ここまでの内容をざっくりまとめると…

  • Balich Wonder Studioは、イタリア・ミラノ発のライブエンタメ集団
  • 創業者のマルコ・バリッチは、30年以上にわたり世界各地の式典・ショーを手がけてきた「式典の達人」
  • トリノ2006、ソチ2014、リオ2016、北京2022旗引き継ぎなど、オリンピック関連の実績が圧倒的
  • FIFAワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグ決勝、各国ナショナルデーなど、スポーツ&国家規模のイベント経験も豊富
  • 演出の特徴は「感情を動かす物語」「開催地の“らしさ”」「最新テクノロジーの活用」
  • ミラノ冬季オリンピック開会式では、
    制作会社としてBalich Wonder Studioが公式に起用され、
    クリエイティブリードはマルコ・バリッチ本人

という構図になっています。

開会式は、テレビで見ると「数時間のショー」に見えますが、
その裏には何年も前から準備を進めてきた超ベテランの“仕掛け人チーム”がいます。

ミラノの開会式を見るときは、

「あ、このシーンはイタリアの“らしさ”をどう見せるか考え抜いたんだろうな」
「この感情の盛り上げ方は、まさにBalich Wonder Studioっぽいな」

といった目線で見ると、より楽しめるはずです。

オリンピックのハイライトだけでなく、
その“裏側のクリエイターたち”にも、ちょっと意識を向けてみてください。

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