※「どこに内定したか」の確定情報は、大学・受け入れ先・本人の公式発表が出るまで断定しません。本記事では候補を“妥当性+一次情報”で絞る方式で解説します。
プロフィールと現在地(事実関係の確認)
ここまでが「確定している事実」。この上に、進路の選択肢と“有力候補”を重ねていきます。
進路の二大ルートと、なぜそこが有力なのか
1)企業の柔道部(いわゆる「実業団」)
企業が選手を採用してチームを持ち、全日本実業柔道団体対抗大会などで競います。男子は部の層が厚く、90kg級のポストも多いのが特徴。特に旭化成・パーク24・日本製鉄・東芝・アドヴィックスは、近年の上位常連です。
根拠の見方
各社の「大会結果・優秀選手・エントリー表(出身校の記載あり)」は、どの企業がどの階級を厚くしたいかのヒントになります。実績と層の厚さは、新卒採用の受け口が大きい=有力候補につながります。
2)公務系(警察・自衛隊)
警視庁や各都道府県警、自衛隊体育学校などは、伝統的に柔道が強いルート。東海大OB・強豪校出身者も多く、全国警察大会などの舞台で活躍します。掲載情報やOB会の発信にもこの流れが読み取れます。
なぜ有力?
・安定した競技環境(道場・コーチ・対外試合の機会)
・中量級の受け皿が比較的広い
・東海大/埼玉栄人脈のネットワークが強い(コーチ・先輩OB)
こうした条件は、大学トップ層が次のステージに進む際の追い風になります。
「実業団か就職か?」を決める3つの視点
就職=企業柔道部に入らず一般配属(あるいは公務系以外)で働く選択肢も含みます。
- 競技の継続レベル
国際・国内の大舞台で上位を狙い続けたいなら、企業柔道部 or 公務系が合理的。マットに立つ時間と環境が確保されます。大会の層から見ても、90kg級は活躍の場が多いです。 - トレーニング環境と相手の質
日々の乱取り・合宿・対外試合の密度が高いのは競技系組織。旭化成/パーク24のような上位チームは、同階級に強豪が並ぶ=強くなる環境です。 - 将来設計(指導者・一般職への移行)
公務系は柔道指導や安全保障系のキャリアに繋がりやすく、企業系は社内の配属転換や指導者移行が視野に入ります。東海大のキャリア実績は体育学部サイトにもまとまっており、卒後の就職先は幅広いです。
有力候補リスト(理由つき)
※以下は「採用の土台があり、近年強く、90kg級の受け皿が大きい」という観点の候補群です。確定先ではありません。
発表はいつ出る?どう追う?
たとえば、全日本実業柔道団体対抗大会のエントリー・選手変更一覧PDFには出身校の記載が出るため、春~初夏の名簿更新で新加入が“実質公表”されることがよくあります。
競技面の評価ポイント(90kg級)
よくある疑問
Q. もう決まっているという噂を見ました。
A. 公式発表が一次情報です。大学・企業(または警察/自衛隊)の公式サイト・SNS・名簿で確認できるまでは“未確定”。大会エントリーPDFは実務的に信頼度が高い「準公式」
Q. 実業団と公務系、どちらが強いの?
A. どちらも強いです。企業は全日本実業団対抗で層が厚く、公務系は全国警察大会などで強度ある試合を重ねます。環境・将来像・体づくりとの相性で選ぶのが現実的です。
Q. 東海大の選手はどこに行きがち?
A. 年度や階級でばらつきはありますが、旭化成・パーク24などの上位企業や警視庁・各県警へ進む例が目立ちます(実施大会の名簿や結果に東海大出身者が多い)。
ブックマーク推奨
- 東海大柔道部の公式ページを定期チェック(卒業・進路・OB情報)。tokai-judo.com
- 実業団の公式リザルト/ニュース(旭化成・パーク24・日本製鉄・東芝・アドヴィックス)。新体制リリースやメンバー更新が出たら進路確定のサイン。eJudo
- 全日本実業柔道団体対抗大会(連盟公式)のエントリー/選手変更PDFを確認(出身校の記載がヒント)。jitsujuren.jp