TBS火曜22時枠の連ドラ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』。主演は夏帆さんと竹内涼真さん。原作は谷口菜津子さんの同名漫画で、「作ってみる=まずやってみる」を合図に、当たり前を見直していく再生ロマンス・コメディです。
公式サイトではあらすじやキャスト、相関図、各話の情報がまとまっています。初めての方はまず公式をチェックしておくと巡礼がはかどります。
このガイドの使い方(3分で把握)
- エリア別に回るとラク:①高円寺周辺(生活圏)②有楽町・日比谷(オフィス)③芝浦・お台場(夜景&海沿い)④川崎(官庁舎ロケ)⑤吉祥寺・阿佐ヶ谷・文京・銀座など(各話スポット)
- 各スポットは「名称 → 用途(劇中の場面)→ 最寄り駅 → ワンポイント」で解説します。
- 半日モデルコースも最後に用意。時間がない人はそこだけ見てもOK。
エリア① 高円寺周辺(“日常”の舞台の中心)
「勝男(竹内涼真)」の生活圏として高円寺が頻出します。商店街や駅前広場は歩き撮りに向いているので、明るい時間帯に回るのが吉。
高円寺駅(JR中央線)・北口
- 用途:勝男の住むマンションの最寄り駅として登場。
- 最寄り:JR高円寺駅北口すぐ。
- ワンポイント:実景カットが多いので、駅前の広場やアーケードの入口を写真に残すと、あとでシーンと照合しやすい。
高円寺純情商店街
- 用途:勝男の生活圏の商店街。看板や軒先の雰囲気がそのまま映ります。
- アクセス:JR高円寺駅北口から徒歩すぐ。
- ワンポイント:人通りが多いので通行のじゃまにならない撮影と店舗への配慮を。買い物しつつ楽しむのが正解です。
七文屋(作中)=牛の四文屋 高円寺店(実在店)
- 用途:第2話、吉井渚が鮎美を連れて行く“七文屋”。実在の「牛の四文屋 高円寺店」が用いられています。
- アクセス:JR高円寺駅から徒歩圏。
- ワンポイント:飲食店はお客さん優先。入店マナー厳守。混雑時間帯を避けると店にも他のお客さんにもやさしいです。
井草森公園(“FOR SKY”オブジェ付近)
- 用途:ミナトくんが鮎美を抱きしめるシーン。
- アクセス:西武新宿線「井荻」駅などから徒歩圏。
- ワンポイント:住宅地に近い公園。早朝・深夜の大声や長時間の滞在は控えめに。
エリア② 有楽町・日比谷(オフィス街カット)
旧第一生命館(第一生命日比谷ファースト)=三島物産の外観
- 用途:鮎美の勤務先「三島物産」の外観ロケ。重厚な石造りが画に映えます。
- アクセス:日比谷・有楽町エリア。
- ワンポイント:オフィスビルは撮影ルールが厳格。敷地内は許可が要る場合が多いので、歩道から外観を鑑賞するのが基本。
エリア③ 芝浦・お台場(夜景がきれい)
OCEAN DISH Q’on(港区・海岸)
- 用途:第1話、勝男が鮎美にプロポーズしたフレンチレストラン。東京タワーやベイエリアの夜景が抜群。
- アクセス:ゆりかもめ・JRからバスなど。
- ワンポイント:飲食店は予約推奨。夜景席は人気なので早めに手配を。店内での写真は周りに配慮して。
ウェストプロムナード(青海)
- 用途:勝男と白崎ルイが素麺を食べた公園的スペース。
- アクセス:ゆりかもめ「青海」「台場」周辺。
- ワンポイント:ベンチ利用マナーとごみの持ち帰りは徹底を。
エリア④ 川崎(官庁舎の迫力)
川崎市役所本庁舎=MINARAS(勝男の勤務先の入るビル)
- 用途:勝男の勤める会社のビルとして登場。新庁舎の近代的な外観がそのまま画になります。
- アクセス:JR「川崎」駅から徒歩圏。
- ワンポイント:行政施設は立入区画に注意。庁舎は市民利用の場なので、業務の妨げにならない配慮が必要です。
エリア⑤ 都内各所の“ピンポイント聖地”
ここはサクッと“寄り道できる”名所たち。近くまで行く予定がある人は地図アプリにピン留めしておきましょう。
- 議事堂通り(西新宿)
用途:勝男が鮎美に電話をした道路(第1話)。高層ビル群の抜けが気持ちいい。 - 丼太郎 茗荷谷店(文京区)
用途:勝男が牛丼を食べる。気取らない生活感が画になる店。 - Cafe & Dining ballo ballo 渋谷店
用途:合コンに参加した店。いかにも“渋谷らしい”雰囲気。 - 銀座 水響亭(中央区)
用途:女性2人と話したバー。ラグジュアリーな内装も見どころ。 - おさかな本舗 たいこ茶屋(馬喰町)
用途:飲みに行った店(第2話)。海鮮どっさりで人気。 - 城ヶ島漁港(三浦市)
用途:勝男の“想像で出港していた港”。都内発の小旅行にぴったり。 - Kiitos by Garland 吉祥寺(武蔵野市)
用途:吉井渚が働くヘアサロン。街歩きの途中に立ち寄りたいスポット。
半日で回れる!おすすめモデルコース(高円寺スタート)
所要:約4〜5時間/歩く距離:ゆるめ
- JR高円寺駅 北口で雰囲気を撮る(10分)→北口広場→純情商店街をぶらり(30〜60分)。
- 時間が合えば牛の四文屋 高円寺店でランチ or 早めの一杯(45〜60分)。
- バスまたは電車で井草森公園へ移動(30分+滞在20分)。静かにロケ地を味わう。
- 夕方は有楽町・日比谷へ。旧第一生命館(外観)を遠目に眺めて(10分)。
- 夜は芝浦のOCEAN DISH Q’onで締め(要予約/90〜120分)。プロポーズ名場面の夜景を堪能。
※飲食は各店舗の営業日・営業時間を事前チェック。予約がベターです。
失敗しない“聖地巡礼マナー”10箇条
- 私有地・施設内の撮影は必ず許可を確認(掲示や店員さんの案内に従う)。
- 長時間の居座り禁止。サッと撮ってサッと退く。
- 人が映り込む撮影はNG。家族連れや子どもが多い場所は特に配慮。
- お店ではお客として楽しむ(ワンオーダーは最低限の礼儀)。
- 通路はふさがない(三脚や自撮り棒は周囲を見て)。
- 住民の生活音に配慮(深夜・早朝の大声は避ける)。
- ゴミは持ち帰る。きれいに使えばまた撮らせてもらえる。
- SNS投稿は場所の“さらしすぎ”に注意(混雑を誘発しない書き方を)。
- ドラマの演者さん・制作スタッフへの敬意を忘れない。
- 間違い情報を見たら公式や信頼できるサイトで再確認。
Q&A:よくある疑問
Q1. 高円寺はどこを歩けば“それっぽい”写真が撮れますか?
A. 北口広場→純情商店街のラインが最短ルート。時間帯は午後の早い時間が明るくてオススメ。通行の妨げにならない場所で、看板の連なりを“広角ぎみ”におさえるとドラマの空気感が出ます。
Q2. 会社の外観や役所の前を撮っても大丈夫?
A. 歩道から外観を撮るだけなら多くの場合は問題ありません。ただし施設敷地内や警備エリアは不可。掲示や警備員の指示に従いましょう。川崎市役所のような行政施設は特に配慮を。
Q3. レストランや居酒屋は予約が必要?
A. 人気店や夜景席は予約推奨。お店にとっては普通のお客さんが最優先。混雑時の“ロケ地巡礼だけの長居”は避けましょう。OCEAN DISH Q’onなどは記念日需要も高いです。
1日満喫コース(がっつり派)
朝:有楽町・日比谷(旧第一生命館 外観)→
昼:文京区 茗荷谷(丼太郎でランチ)→
午後:渋谷(ballo ballo 周辺でカフェ休憩)→
夕方:青海(ウェストプロムナード)→
夜:芝浦(OCEAN DISH Q’on でディナー)→
深夜前:高円寺(北口~純情商店街をぶらり、締めは四文屋)
※移動はJR・地下鉄+少し歩きで十分楽しめます。路線アプリで所要時間を確認しながら組み替えてOK。
まとめ:今日から“作ってみる”巡礼を
このドラマの良さは、「作ってみる」「やってみる」という小さな一歩が、人の関係や街の見え方まで変えていくところ。高円寺の生活感、有楽町の重厚さ、芝浦の夜景、川崎の都会感――そのどれもが“やってみた人”の目線で輝きます。
まずは身近な1スポットから。地図を開いて、歩いて、食べて、礼儀正しく楽しむ。それだけであなたの一日がドラマみたいに動き出します。
出典・参考
- TBS『じゃあ、あんたが作ってみろよ』公式(放送枠・キャスト・各話情報)。TBS
- 全国ロケ地ガイド「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(主要スポットと各話ロケ地一覧)。loca.ash.jp
- かわさきロケ情報公式サイト(川崎市役所本庁舎の登場情報)。kawasaki-location.org