仙台市は誰を選んだ?区別の得票動向と過去5回との比較【宮城県知事選 2025】

宮城県知事選2025で仙台市は誰を選んだ? 国内

2025年10月26日投開票の宮城県知事選は、現職・村井嘉浩氏が6選(県政史上最多)を確定。投票率は46.50%でした。

仙台市内では「接戦〜善戦」報道が目立ち、和田政宗氏が市内で票を伸ばしたと報じられました(区別の最終確定票は市公表待ち)。

仙台市の投票率推移は、2009年42% → 2013年31% → 2017年51% → 2021年55% → 2025年(市内確定公表待ち)という大きな波。直近2回は高めでした。


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今回(2025)の全体像:どんな選挙だった?

  • 投開票日:2025年10月26日(日)。候補は5人(現職1・新人4)。
  • 結果:村井嘉浩氏が当選(6期目)。県全体の投票率は46.50%
  • 争点:物価高・少子化、病院再編や水道事業のあり方、震災復興後の地域づくりなど。

仙台市の“夜の開票”事情

仙台市は5区(青葉/宮城野/若林/太白/泉)で、開票開始が21:40と遅め。なので県全体の確定より、区別の詳細公表は少し後ろに回りがちです。


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仙台市「区別の得票動向」:速報で見えた“傾向”

※区別の確定得票表(公式)は本日朝時点で未掲出のため、ここでは信頼できる報道ベースの“傾向”を整理します。

  • 地元局・全国紙系の速報では、仙台市内で和田氏が善戦し、現職と競り合う局面が伝えられました。市内は無党派・現役世代が多く、争点への関心が高いエリアです。
  • 一方で、県全体では村井氏が明確に上回り当確。都市部で競っても、郡部・市外を含めた積み上げで差が広がった構図です。
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過去5回との比較:仙台市の「区別×投票率」推移(実データ)

仙台市は区別の投票率PDFを公開しており、2009/2013/2017/2021は確認済みです。2025年の区別投票率は公開待ちですが、過去の“上げ下げ”は下の通りです。

2009年(平成21年10月25日)

  • 市全体 42.61%。青葉42.61%/宮城野41.11%/若林40.58%/太白42.66%/泉44.47%。

2013年(平成25年10月27日)

  • 市全体 31.43%。リーマン後の低投票期で大きく落ち込む。青葉31.93%、泉32.17%など。

2017年(平成29年10月22日)

  • 市全体 51.47%。前回比+20pt級のV字回復。青葉52.55%、泉54.98%。

2021年(令和3年10月31日)

  • 市全体 54.53%。直近でさらに上昇。青葉55.85%、泉57.58%など、泉・青葉が相対的に高め

2025年(令和7年10月26日)

  • 県全体 46.50%までは確定。仙台市の区別投票率は公表待ち。ただし市内開票は21:40開始で遅く、数字の出そろいも遅れがち。

ざっくり読み解き

  • 2013年の落ち込み → 2017・2021年の回復という波は、仙台市全体で共通。泉区・青葉区の投票率が相対的に高いのが近年の傾向です。
  • 2025年は県全体で46.50%。市の区別が出れば、「郊外住宅地の泉」「中心業務・文教の青葉」「ベッドタウン色の太白」「沿岸部を含む若林」「港湾・工業・商業の宮城野」といった地域性と投票率の関係を、前回比で点検できます。

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「候補別にどこが強かった?」をどう見るか

区別の候補別“最終”得票は、市の公式確定表の公開後に精密に比較します。ここでは、報道ベースの傾向データの見方を先に共有します。

  • 市内は和田氏が善戦:速報段階から接戦〜善戦が報じられ、とくに都市部票の掘り起こしが見られました。
  • 県全体は村井氏が大きく上回る:市外・郡部の積み上げで最終的な差が拡大。これが6選確定の決め手。

見方のポイント(区別票が出たらここをチェック)

  1. 青葉・泉の都市中間層票…前回も投票率が高め。ここでの現職評価/刷新期待のどちらが優位だったか。
  2. 若林・宮城野の沿岸・準工業エリア震災・防災、医療・福祉の政策訴求が票にどう響いたか。
  3. 太白のベッドタウン色子育て・物価高対策への反応が出やすい。
  4. 期日前投票の偏り…区別の期日前データ(県のExcel公表)も合わせると“誰が得したか”が見えます。

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数字でふり返る「仙台市×知事選」:2009→2025の10年超トレンド

  • 谷(2013年)→山(2017/2021年)のU字回復。背景には、同日選や国政テーマとの連動、コロナ禍での政治関心の上昇などがありました。
  • 区別の投票率格差は毎回やや残る(泉・青葉>他区の並びが出やすい)。行政・教育・職住構造の違いが要因として考えられます。

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今回の“仙台らしさ”:なぜ市内で競ったのか?

  • 課題の「生活直結」度が高かった:物価・子育て・医療等、都市生活者の肌感に近い論点が並んだ。
  • 情報の多チャンネル化:地元紙・地元局がリアルタイムな開票・出口情報を厚めに発信。選挙の“身近さ”が増している。
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参考リンク

  • 宮城県(選挙結果 総合):最新の公式情報入口。宮城県公式サイト
  • 河北新報(結果・当確/時系列):結果確定と開票推移の確認に便利。河北新報オンライン
  • tbc・khb(出口・接戦):市内の“善戦・競り合い”の文脈を把握。TBS NEWS DIG
  • 仙台市選管(知事選の結果・投票率推移):区別の投票率PDFが充実(2009/2013/2017/2021)。仙台市公式サイト
  • 期日前投票(県Excel/R7準備資料):区別の期日前傾向を見る足がかりに。宮城県公式サイト

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まとめ

長期トレンド:投票率は2013年の底から回復基調(17年・21年)でした。2025年の区別投票率が確定したら、その“反発力”が続いたのか、一服したのかを数字で点検しておく価値があります。

結論:仙台市は今回、市内で接戦の構図を作りつつ、県全体では現職が6選

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