伊勢原市の日向山で山火事!
「え、どこで燃えてるの?」「住宅街は大丈夫?」「登山道やキャンプ場は?」と心配になった方も多いと思います。
今回は、
- いつ・どこで山火事が起きたのか
- 日向山が地図のどのあたりにあるのか
- 周辺の登山道やキャンプ場との位置関係
- これから私たちが気をつけたいポイント
をまとめます。
伊勢原市日向山で山火事 いつ・何が起きた?
まずは、今回の山火事の概要から整理しておきます。
- 発生日時:2025年12月9日 午後3時ごろ
- 場所:神奈川県伊勢原市にある「日向山(ひなたやま)」付近
- 通報内容:「山の方で白い煙が見える」「山中に白い煙が出ている」などの119・110番通報が相次ぐ
- 現在:消防・警察が消火活動に向かっている段階で、延焼中と報じられています
複数のニュースによると、市街地からも白い煙が確認でき、通行人や周辺の人たちが次々と通報したとのことです。
また、現時点の報道では、
- 山火事の詳しい規模
- けが人や周辺の建物への被害
などは「まだ分かっていない」とされています。
さらに、「現場付近まではまだ消防がたどり着けておらず、消火活動は難航しているとみられる」との情報もあります。
この記事を書いている段階でも状況が動いている可能性があります。
最新情報は、テレビ・新聞・自治体の防災情報・消防などの公式発表を必ず確認してください。
日向山ってどんな山?どこにあるの?
「日向山ってどのへんの山?」という方も多いと思います。
ざっくり言うと、
神奈川県伊勢原市日向(ひなた)エリアにある、標高404mほどの小さな山で、
丹沢・大山エリアの東側に位置する“里山的なハイキングの山”
です。
日向山と大山の位置関係
- 有名な大山(標高1,252m)の東側にある、比較的低い山
- 丹沢大山国定公園のエリアに含まれ、周囲は豊かな森と里山の風景
- 山のふもとには「日向薬師(ひなたやくし)」というお寺があり、その裏手の斜面から日向山への登山口があります
日向山の特徴
- 標高:約404m(今回のニュースでも「標高404メートル」と紹介)
- 日向薬師の裏山として、短時間で登れるハイキングコース
- 山頂には古い祠や石碑があり、昔は「弁天山」とも呼ばれていた歴史ある里山
「丹沢の山」というと、本格的な登山をイメージするかもしれませんが、日向山は“気軽に登れる里山+歴史あるお寺エリア”という位置づけです。
ニュースでいう「現場の場所」はどこらへん?
今回のニュースでは、現場について、
「住宅街からは離れた、標高404メートルの日向山の山頂付近」
と説明されています。
さらに他局の報道では、
「周辺に民家はなく、けが人はいないという情報」
とも伝えられています。
つまり、
- 市街地・住宅街からは少し離れた、山の中
- 日向薬師から尾根を登っていった先の「山頂周辺エリア」
で火災が発生している、というイメージです。
地図上で見ると、こんな位置関係
具体的な住所としてよく出てくるのは、ふもとの「日向薬師(日向山 宝城坊 日向薬師)」の住所で、
- 神奈川県伊勢原市日向1644(周辺)
です。
ここからさらに山側へ登っていったところに日向山の山頂があります。
Googleマップなどで「日向薬師」「日向山 伊勢原」と検索すると、
- 東名厚木ICや新東名・伊勢原大山ICの北側
- 伊勢原市街地の北西側、丹沢の山並みの手前
に位置しているのが分かるはずです。
アクセス情報から見る「日向山の場所感覚」
「自分が知ってる場所からどれくらい離れてるの?」という目安として、
普段のアクセス情報をもとに「場所感」を整理してみます。
電車+バスの場合
- 小田急線「伊勢原駅」北口から
- 神奈川中央交通バス「日向薬師行(伊20系統など)」で約20〜25分
- 終点「日向薬師」バス停で下車
- そこから徒歩で日向薬師の本堂へ(約15分)
- 本堂裏手に日向山への登山口があり、そこからさらに登山道で山頂へ
車の場合
- 東名高速「厚木IC」から約25分、「新東名・伊勢原大山IC」から約10分ほどで日向薬師の駐車場へ到着
- 駐車場の奥に、日向山ハイキングコースの登山口あり
ふだんは、
- 登山
- ハイキング
- 梅や彼岸花の観賞
- ふれあいの森日向キャンプ場や日向林道の散策
など、アウトドアや観光を楽しむ人が多いエリアです。
今回の山火事は、こうした「里山レジャーの舞台」となっている山頂付近で起きている、ということになります。
住宅街への影響は?「場所」で落ち着いて判断しよう
ニュースで「市街地から白煙が見える」と聞くと、
「えっ、市街地が燃えてるの?」
と不安になりますよね。
でも、今回の報道をまとめると、
- 燃えているのは山の上(山頂付近)
- 現場周辺に民家はないとされている
という点が重要です。
もちろん、
- 風が強くなる
- 乾燥が進む
- 落ち葉や雑木などの可燃物が多い
といった条件が重なると、山火事は広がりやすくなります。
ただし、「今すぐ市街地が丸ごと燃え広がる」という状況ではなく、
山の中で起きている火災に、消防がアクセスしづらく、鎮火まで時間がかかりそう
というタイプのニュースだと理解しておくと、少し気持ちが落ち着きます。
「自分の家は大丈夫?」と思ったら
- まずは、自宅と日向山の位置関係を地図で確認
- 伊勢原市公式サイト・市の防災情報メール・X(旧Twitter)などで、避難情報や通行止めが出ていないかチェック
- 風向きによっては、煙やにおいが届く場合もあるので、窓の開けっぱなしには注意
といったポイントを押さえておくと安心です。
登山・ハイキング・キャンプはどうする?
日向山や日向薬師周辺は、普段なら「のんびりハイキング」にぴったりのコースです。
ですが、山火事が発生している間は、むやみに近づかないことが大切です。
しばらくは、こんな点に注意
- 日向山・日向林道・ふれあいの森日向キャンプ場など、周辺エリアへの不要不急の立ち入りは控える
- 「野次馬」で様子を見に行くのは絶対にNG(消防や警察の活動の妨げになります)
- 登山・ハイキングを計画していた人は、別の山へ変更するか、日をあらためる
また、山の火事は、表面上の火が消えても、
- 枯れた落ち葉の下
- 朽ちた倒木の内部
などにくすぶり火が残っていることがあります。
登山道が「安全です」と公式に確認されるまでは、自己判断での入山は避けた方が賢明です。
なぜ山火事が起きるの?私たちにできる防災行動
今回の出火原因は、まだ公式には発表されていません。
山火事の原因は、落雷などの自然要因もありますが、日本では、
- たき火・バーベキューの火
- たばこのポイ捨て
- 野焼き・焚き火の後始末不足
- 農作業や焼き畑の火が飛び火
など、人の行動が引き金になるケースが多いとされています。
山や川に行くときの「火の用心」チェック
日向山だけでなく、どの山やキャンプ場でも共通して言えることですが、
- たき火は「指定された場所」でだけ行う
- 消すときは、水をかける+灰をかき混ぜるなどして、完全に消火する
- その場を離れる前に、「手で触っても熱くない」ことを確かめる
- たばこの吸い殻は必ず携帯灰皿へ。絶対に地面に捨てない
- 風が強い日・乾燥注意報が出ている日は、そもそも火を使うレジャーを控える
といった点を徹底するだけでも、山火事のリスクはぐっと下がります。
日向山周辺を地図でチェックしてみよう
実際に地図アプリを開きながら、次のキーワードで検索してみてください。
- 「日向山 伊勢原」
- 「日向薬師」
- 「ふれあいの森日向キャンプ場」
そうすると、
- 伊勢原駅から北へ山側へ上がったエリアに、日向地区がある
- そこからさらに奥へ入ったところに日向薬師
- その裏手の山が日向山
- 西側には大山の大きな山体がそびえ、
- 南側は伊勢原や厚木の市街地が広がっている
という位置関係が、地図上でも見えてくるはずです。
「ニュースで見た白い煙は、この山のどのあたりなのか」
「自分が住んでいる場所・よく行く場所とどうつながっているのか」
を、地図で“空間的に理解する”ことは、
災害ニュースに振り回されないための “心の防災” にもなります。
今回の山火事から学べること
今回の伊勢原市日向山の山火事から、私たちが学べる点をまとめると…
- 「どこで起きているか」を知ると、必要以上に慌てずにすむ
- 山頂付近の山火事なのか、住宅街なのかで、取るべき行動は変わる
- 里山は「身近な自然」だからこそ、火の扱いに一人ひとりの意識が必要
- たき火、バーベキュー、たばこ…「これくらい大丈夫」が一番危ない
- 日頃から、よく行く山・よく行く公園の地図をなんとなく頭に入れておくと、災害時に冷静でいられる
ニュースを見て不安になったら、
- 公式情報で事実を確認
- 地図で位置を確認
- 自分が今できる防災行動(火の用心・備蓄の見直しなど)を少しだけ進める
この3ステップをしてみると、気持ちも少し落ち着きます。
まとめ
伊勢原市日向山で起きた山火事は、
- 日向薬師の裏にある標高404mの里山・日向山の山頂付近で発生し
- 周辺に民家はなく、現在も消防が消火活動を続けている途中
という状況です。
場所を地図で見てみると、
- 「大山のふもと」「伊勢原市街地の北西側」
- ハイキングやキャンプ、彼岸花や梅の名所として親しまれているエリア
だということが分かります。
そして最後に、
山に行くとき、よく
「家に帰るまでが登山です」
って言いますよね。
でも本当は、
「火の始末をするまでがアウトドアです」
…なんて、ちょっと格好つけたことを言ってみましたが、
現実の私たちはというと——
- 「あれ、ストーブ消したっけ?」
- 「ガスの元栓、閉めたかな?」
と不安になって、
布団に入ってからもう一度リビングに戻るのがオチだったりします。
今日くらいは、その“もう一往復”を、
日向山へのささやかな“応援消火活動” だと思ってやってみましょう。
——火は見えないところでも、ちゃんと消しておくのが、
いちばん身近で、いちばん確実な「山火事予防」です。

