冬の高校サッカーで、一気に名前が全国区になっているのが
興國高校(大阪)の守護神・岩瀬颯(いわせ さつき)選手です。
2戦連続PK戦でビッグセーブを連発し、自らPKを決めてチームを8強へ導いた姿に、
「このキーパー、進路どうなるの?」「すぐJ行くレベルでは?」
と気になっている人も多いと思います。
この記事では、
- 現時点で明らかになっている“公式の進路情報”
- 「大学かJリーグか?」という選択の答え
- 将来のJリーグ入りの可能性や“有力候補像”
- 岩瀬颯というゴールキーパーの特徴・強み
- 兄・岩瀬陽との“兄弟でJの舞台”ストーリー
を整理していきます。
まず結論:岩瀬颯の進路は「京都産業大学」へ
いきなり結論からいきます。
高校サッカーの進路情報をまとめたサイトでは、
岩瀬颯(興國) → 京都産業大学 と、進学先がはっきり書かれています。
つまり、
高校卒業後の進路は「大学進学」
すぐにJリーグのクラブへプロ入りする形ではない
というのが、現時点で公表されている公式情報です。
なので、タイトルの問いに対して答えるなら、
- 「大学かJリーグか?」 → まずは大学
- 「どこの大学?」 → 京都産業大学(京都産大)
- 「有力候補は?」 → “京都産業大学→その先のJリーグ”というルートが現実的な有力パターン
という整理になります。
もちろん、今後本人やクラブから新しい発表が出れば状況は変わる可能性がありますが、
この記事では「2026年1月時点」で公開されている情報をもとに話を進めます。
岩瀬颯ってどんな選手?基本プロフィール
まずは、岩瀬選手がどんな選手なのか、ざっくり整理しておきましょう。
プロフィール
- 名前:岩瀬 颯(いわせ さつき)
- 所属:興國高校サッカー部(大阪)
- ポジション:ゴールキーパー(GK)
- 学年:3年
- 背番号:1
- 身長・体重:185cm / 83kg
- 出身チーム:大阪市ジュネッスFC
- 役割:興國の主将(キャプテン)
185cmの高さがありながら、PK戦で見せたように反応も速く、
しかも足元の技術も高いと評価されています。
PK戦で一気に全国区に
- 2回戦・浜松開誠館戦
→ PK戦で好セーブを見せてベスト16進出 - 3回戦・東福岡戦
→ 2点ビハインドから追いつき、PK戦へ
→ 相手の3人目を片手でセーブ
→ 自ら5人目のキッカーとして決めて勝利
→ 興國、初の8強入り
特に“止めて、自分で決めるキーパー”というインパクトは、
テレビやニュースでも大きく取り上げられています。
なぜ「大学進学」を選んだのか?3つの視点
「これだけ活躍しているなら、Jクラブが声をかけていてもおかしくないのでは?」
と思う人も多いはずです。
もちろん、具体的にどのクラブからオファーがあったかは表に出ていません。
ただ、日本のサッカー界全体の流れを見ると、
GKが“高校→すぐJ”ではなく“高校→大学→J”を選ぶケースはかなり多いです。
ここでは、岩瀬選手が大学進学を選んだ理由を、想像できる範囲で3つに整理してみます。
① GKというポジションの“育つスピード”
フィールドプレーヤーに比べて、
ゴールキーパーは「ピークが遅い」ポジションだと言われています。
- 経験
- 判断力
- コーチング(味方への指示)
- メンタルの安定
など、年齢とともに伸びていく要素が多いからです。
だからこそ、
高校 → 大学(4年) → プロ
という「育成&準備の時間」をしっかり取るルートは、
とても合理的な選択だといえます。
② 京都産業大学という“ステップアップの場”
京都産業大学のサッカー部は、関西学生リーグの強豪の一つで、
ここから多くのJリーガーを輩出しています。
最近だけ見ても、
- GK徳若碧都選手 → テゲバジャーロ宮崎(Jリーグ)に加入内定
- GK山本透衣選手 → FC大阪に加入内定
など、GKが大学からJリーグへステップアップしている実績があります。
つまり、
「京都産大で4年間鍛えられれば、その先にJリーグが見えてくる」
という、かなり現実的なキャリアパスがある大学です。
岩瀬選手にとっても、
- 関西学生リーグというハイレベルな舞台
- Jスカウトが何度も視察に来る環境
- GKがプロ入りしている“前例”がある
という意味で、「Jに行きたいGKにとってはかなり良い選択肢」だと言えるでしょう。
③ 兄・岩瀬陽の“成功パターン”を追う形
岩瀬颯選手には、4学年上の兄・岩瀬陽(いわせ よう)選手がいます。
- 高校:興國高校
- 大学:中央大学
- 進路:湘南ベルマーレ(J1)加入内定
兄は、高校から直接Jではなく、中央大学で4年鍛えてからJ1クラブに内定を勝ち取りました。
サッカーダイジェストのインタビューでも、
颯選手は「兄と同じプロのピッチに立つことが親孝行」と話しています。
兄のキャリアを見れば、
興國 → 大学 → Jリーグ
というルートが“現実に成功したパターン”として目の前にあるわけで、
弟としても「大学でさらに成長してからJを目指す」という考え方は、
ごく自然な流れだと考えられます。
「大学かJリーグか?」の答えと、その意味
改めて整理すると、
- 現時点の進路:京都産業大学に進学
- したがって、「高校卒業後すぐJリーグ」ではない
- ただし、「Jリーグをあきらめた」ではなく、むしろJに近づくステップ
という見方がしっくりきます。
高卒即プロを選ばなかった=マイナスではない
高校サッカーを見ていると、
- 高3の冬にJクラブ内定
- 卒業後そのままプロへ
というニュースがどうしても目立つので、
「大学に行く=プロは無理だったのかな?」
と感じる人もいるかもしれません。
でも実際には、
- GKというポジション
- 大学のレベル
- 自分の成長のタイミング
を考えたうえで、大学を選ぶのはむしろ“堅実で賢い選択”です。
特に岩瀬選手のように、
- 身長185cmとサイズがあり
- PK戦での勝負強さ
- 主将としてのリーダーシップ
を持っているGKなら、大学でさらに経験を積むことで、
Jクラブから見た「欲しい選手」に育つ可能性は十分あります。
将来のJリーグ入りは?“有力候補像”を考えてみる
ここからは、少し未来の話です。
「京都産業大学→その先のJリーグ」というルートを前提に、
どんなクラブが“有力候補になりそうか”を、あくまで“イメージ”として考えてみます。
※ここからは「公式情報」ではなく、
あくまで“サッカー好き目線の推測”です。噂レベルの話を事実のようには書きません。
① 兄・陽が所属する湘南ベルマーレ
一番イメージしやすいのは、やはり湘南ベルマーレです。
- 兄・岩瀬陽が2026シーズンから湘南ベルマーレに加入内定
- 弟・颯自身も「兄と同じプロのピッチに立つことが親孝行」と語っている
“兄弟で同じクラブのGKになる”というのはさすがにレアケースですが、
湘南としても、
- 興國&京都産大で鍛えられたGK
- 兄がクラブに在籍している
という背景を考えると、スカウトのチェック対象になる可能性は高いといえます。
もちろん、ポジション争い・外国人GKの有無・クラブ事情など、
いろいろな要素が絡むので「湘南行きが有力」とまでは言い切れませんが、
「岩瀬兄弟が同じJクラブでプレーする未来」
は、サッカーファンとしてはつい期待してしまうストーリーです。
② 関西圏のJクラブ
もう一つ考えられるのは、関西のJクラブです。
- 出身が大阪
- 興國高校という関西の強豪
- 京都産業大学も関西の大学
と、ずっと関西圏で育ってきたGKなので、
- ガンバ大阪
- セレッソ大阪
- 京都サンガF.C.
- ヴィッセル神戸
など、関西のクラブとの縁は将来的に生まれやすいでしょう。
特に京都産業大学で活躍すれば、
- 京都サンガF.C.の練習参加
- 近隣クラブのスカウトにアピール
といった流れは、十分に考えられます。
③ J2・J3クラブからのオファー → ステップアップ
もう一つ現実的なのは、
まずはJ2・J3クラブに加入 → そこで試合に出てJ1へ
というルートです。
近年、京都産大のGKからもJ3クラブへ内定が出ており、
そこで結果を残すことで、さらに上のリーグへ行く例も増えています。
GKは一つのクラブで出場できる人数が限られているポジションなので、
- 「J1クラブで第3GKとしてベンチ外が多い」より
- 「J2・J3クラブで試合に出て経験を積む」
という選択をする選手も多いです。
岩瀬選手のように、
- PKでの勝負強さ
- リーダーシップ
- メンタルの強さ
を持つGKなら、“下のカテゴリーで結果を残してから上へ”というステップアップ型のキャリアも十分ありえます。
岩瀬颯のプレースタイル・強みを整理
進路の話だけでなく、「どんなGKなのか」も、ファンとしては知っておきたいところです。
ここでは、これまでの情報から見える岩瀬選手の特徴を、4つにまとめます。
① PKでの圧倒的な勝負強さ
2試合連続でPK戦を制し、
- 浜松開誠館戦:好セーブ連発で勝利
- 東福岡戦:3人目をビッグセーブ&5人目を自ら決める
という、“映画かよ”と言いたくなる展開を現実にやってのけています。
PK戦での強さは、
- 相手のコースを読む力
- 一歩目の反応
- メンタルの図太さ
など、GKに必要な要素が揃っていないと出せません。
「自分がチームを勝たせる」という意識もコメントから伝わってきます。
② 主将としてのリーダーシップ
興國はテクニックのある選手が多く、“攻撃的なサッカー”で知られるチームですが、
その後ろでチームをまとめているのが、キャプテンの岩瀬選手です。
- 声で守備を統率する
- 苦しい時間帯にもチームを鼓舞する
- PK戦でも堂々とふるまう
といった姿は、大学でもそのままキャプテン候補になりそうなタイプです。
③ ハイボール処理と落ち着き
1年生の頃から、関西のルーキーリーグで
「ハイボールに強く、足元の技術も高い」と紹介されていた岩瀬選手。
- クロスボールへの飛び出し
- セットプレーでの位置取り
- ビルドアップの起点としてのパス
など、“令和のGK”に求められる要素をしっかり持っていることがわかります。
④ 兄に学びつつ「陽の弟」で終わらない意識
サッカーダイジェストの取材では、
- 兄のプレーを参考にしている
- アドバイスももらっている
- でも「陽の弟」ではなく「岩瀬颯」として覚えてもらいたい
と語っています。
つまり、
- 兄の存在をモチベーションにしつつ
- その背中を追いかけつつ
- 最終的には“自分の名前で勝負したい”
という強い意識を持っている選手だといえます。
京都産業大学でどんな4年間を過ごすのか?
進路が京都産大に決まっている以上、
ファンとしては「大学でどう成長するか」も気になるポイントです。
関西学生リーグという“Jの登竜門”
京都産業大学が戦う関西学生サッカーリーグは、
- 関西大学
- 関西学院大学
- 大阪体育大学
- びわこ成蹊スポーツ大学 など
日本を代表する強豪大学がひしめく、超ハイレベルなリーグです。
ここで、
- 1年目から試合に絡めるか
- レギュラーを奪えるか
- 4年後にどのレベルのGKになっているか
が、その先のJリーグへの道を大きく左右します。
京都産大で期待される役割
岩瀬選手の特徴を考えると、
- 将来的な守護神候補
- キャプテンシーのあるGK
- PKやビッグゲームでの勝負強さ
という点で、チームの中心になることを期待されるタイプだと言えます。
すでに京都産大からはGKのJリーガーが出ているので、
コーチ陣も「プロを見据えたGK育成」に慣れているはずです。
岩瀬選手がその流れにうまく乗れれば、
興國 → 京都産業大学 → Jリーグ
という“GK黄金ルート”が、また一つ増えるかもしれません。
まとめ
最後に、この記事の内容をギュッとまとめます。
- 現時点で公表されている進路は
「興國高校 → 京都産業大学」(大学進学) - 高卒ですぐJリーグに行くわけではない
- ただし、GKというポジション的に
「大学で4年鍛えてからプロを目指す」のはむしろ王道 - 京都産業大学は、
すでに多くのJリーガー&J内定GKを出している“登竜門的な大学” - 兄・岩瀬陽は
興國 → 中央大 → 湘南ベルマーレ(J1)というルートでプロ入り
→ 弟の颯も「兄と同じピッチに立つこと」を目標にしている - 将来的な“有力候補像”としては
- 兄が所属する湘南ベルマーレ
- 関西のJクラブ(G大阪・C大阪・京都・神戸)
- まずJ2・J3から試合に出てステップアップ
などが考えられるが、あくまで“可能性レベル”の話
高校サッカーで一気に注目を浴びた岩瀬颯ですが、
本当の意味での勝負は「大学4年間+その先」です。
- 興國で見せた勝負強さ
- キャプテンとしてのリーダーシップ
- PK戦でのヒーローぶり
これらをそのまま大学サッカーに持ち込み、
4年後に「岩瀬颯、Jクラブ内定!」というニュースが出る日を、
今から楽しみに待ちたいですね。

