陸上界の新星ドルーリー朱瑛里、高校3年生の春を迎える。U20アジア選手権優勝、日本選手権7位入賞の実績を持つ17歳。次なる目標は?大学進学か実業団か、注目の進路選択に迫る。
高校進学の決断
ドルーリー朱瑛里選手は、地元の岡山県立津山高校に進学することを選択しました。
- 津山高校は1895年創立の伝統校で、普通科と理数科を有する
- 2023年春の入試では、東北大、一橋大、名古屋大、大阪大、神戸大など難関校に合格者を輩出
ドルーリー選手は2023年4月に津山高校に入学し、1年生から陸上競技部で活躍。2023年5月の岡山県高校総体美作地区予選では、高校デビュー戦となる800mで2分16秒90の記録で優勝しました。
ドルーリー選手は、強豪私立高校ではなく地元の公立進学校を選択。学業と競技の両立を目指す姿勢が伺えます。
津山高校での競技生活
ドルーリー選手は津山高校で、学業と競技を両立しながら着実に成長を遂げています。
- 2023年のインターハイ1500mで3位入賞
- 2024年4月のU20アジア選手権1500mで優勝
- 2024年6月の日本選手権1500mで7位入賞
2024年6月の日本選手権1500m決勝では、高校生ながら4分18秒16の記録で7位に入賞。トップ選手との競争を経験しました。津山高校での環境が、ドルーリー選手の競技力向上と人間的成長を支えています。
高校での主な成績
ドルーリー選手は高校1年次から全国レベルで活躍し、2年次にはさらなる飛躍を見せています。
- 2023年インターハイ1500m:3位(4分15秒50・高校1年生歴代最高記録)
- 2024年U20アジア選手権1500m:優勝
- 2024年日本選手権1500m:7位
2023年のインターハイ1500m決勝では、4分15秒50の記録で3位入賞。この記録は高校1年生の歴代最高記録を0.05秒更新するものでした。
ドルーリー選手は、高校入学後も着実に記録を伸ばし、国内トップレベルの成績を収めています。
大学進学への展望
ドルーリー選手の大学進学に関しては、国内外の選択肢が考えられますが、具体的な情報は明らかになっていません。
- 山下佐知子コーチは「国内の大学、実業団のみならず、思いきって海外もひとつの方法」と述べています
2024年11月、ドルーリー選手は「ダイヤモンドアスリートNextage」に選出されました。これは将来のオリンピック選手を育成するプログラムです。
ドルーリー選手の大学進学については、競技力向上と学業の両立を考慮した選択が期待されます。
プロ転向の可能性
現時点でドルーリー選手のプロ転向に関する具体的な情報はありませんが、将来的な可能性は排除できません。
- 高校2年生(2025年1月現在)であり、まだ進路決定の段階ではありません
- 日本の陸上競技界では、大学進学後にプロ転向するケースが多いです
ドルーリー選手は2024年の日本選手権に出場し、トップ選手と競争する機会を得ています。
プロ転向の可能性は今後の成績や環境によって変わってくると考えられます。現時点では、高校生アスリートとしての成長に注目が集まっています。
国際大会への挑戦
ドルーリー選手は、すでに国際大会での実績を持ち、今後さらなる挑戦が期待されています。
- 2024年4月のU20アジア選手権1500mで優勝
- 2024年8月のU20世界選手権に出場
2024年8月のU20世界選手権1500m予選に出場しましたが、過度な注目によるプレッシャーも影響し、予選落ちという結果になりました。
国際大会での経験を積みながら、世界レベルでの競争力を高めていくことが期待されます。
まとめ
ドルーリー選手は2023年に岡山県立津山高等学校に進学しました。地元の高校を選んだことから、競技と学業の両立を重視していることがうかがえます。
今後の展望としては、以下のポイントが考えられます
- 競技面での目標:
- 高校記録の更新
- 国際大会での活躍(U20世界選手権など)
- 将来的にはオリンピック出場を目指す
- 学業との両立:
- 津山高校での学業を継続しながら競技力向上を図る
- 大学進学:
- 競技を続けながら進学できる環境を選択する可能性が高い
- プロ転向の可能性:
- 現時点では未定だが、今後の成績次第で検討される可能性がある
- 長期的なキャリア:
- 中距離走を中心に、様々な距離での挑戦が期待される
ドルーリー選手は2024年11月に「ダイヤモンドアスリートNextage」に選出されており、将来のオリンピック選手育成プログラムの対象となっています。このことからも、日本陸上界の期待の星として今後の活躍が注目されています。