「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(テレビ朝日・水曜21時、2025年7月9日放送開始)は、伊垣修二(大森南朋)・名波凛太郎(相葉雅紀)・青柳沙也香(松下奈緒)による“SSBC(Special Strategic Bureau for Crime)強行犯係”のトリプルバディが、連鎖する凶悪事件と国家級の陰謀に挑む刑事エンタメ。
脚本は『HERO』『龍馬伝』などで知られる福田靖。まず作品公式の基本情報を押さえておきましょう。
はじめに:このガイドの読み方
本記事は、「行ってみたい順」×「物語での重要度」×「アクセスの良さ」でロケ地を整理。
前半に“必修スポット10選”、後半に話数別の詳しい対応表、モデルコース、撮影地でのマナーまでまとめました。
ドラマの熱量をそのまま現地で味わえる、保存版の巡礼メモとしてお使いください。
必修スポット10選(住所/最寄り・目安時間/作品内の役割)
1)うらら大屋根広場(茨城・土浦)
2)越中島STビル(警視庁・記者会見/食堂/屋上 等の舞台)
3)さいたま新都心エリア(埼玉・さいたま市)
4)尾間木防犯ステーション(旧・尾間木交番/埼玉・東浦和)
5)さぎ山記念公園(埼玉・緑区)
6)武蔵野徳洲会病院(東京・西東京)
7)国際展示場駅(東京・有明)
8)三宝食堂(東京・府中)
9)恵比寿ビジネスタワー&オフィス(東京・恵比寿)
10)(参考)“警視庁”実景と霞が関界隈
話数別・主要ロケ地早見表(厳選)
作品の性質上、スタジオセットや非公開施設も多いため、一般立入が難しい場所には※印を付けています。現地訪問は施設の営業・管理規則に従い、人物を映さない・交通を妨げないなどマナー厳守で。
第1話(開幕:撃発と“国家の影”)
第3話(都市のスケール感)
第5話(過去の影を辿る)
第6話(企業と事件の交差)
第8話(22年前の拳銃強奪)
最終回(対決の地平)
作品世界がロケ地に求めた「3つの条件」
1.官庁感の再現性(“リアル”と“可動域”)
越中島STビルは、広いエントランス~会議室~食堂~屋上まで一棟内で完結できる万能ロケ地。撮影可能箇所の多さと画の説得力で、SSBCや捜査一課の“省庁感”を支える土台に。
2.“開放×閉塞”の同居
うらら大屋根広場は、抜けの良さと鉄骨フレームによる“緊張の骨組み”が共存。大勢が集まる祝祭空間を一瞬で“逃げ場のない現場”に反転させられる構造。
3.都市の“速度”と“層”
さいたま新都心や有明の駅改札など、ペデストリアンデッキ/コンコース/高層のレイヤーが追跡劇のダイナミズムを増幅。
モデルコース(半日/1日)
半日(都内コンパクト)
- 越中島STビル(外観~周辺)→徒歩でカット探し
- JRで有明へ移動 → 国際展示場駅コンコース
- 夕方:**恵比寿ビジネスタワー(外観)**周辺で締め
※越中島・恵比寿はオフィス稼働中。外観・公開部のみ鑑賞、無断立入・撮影申請なしの屋内撮影は不可。
1日(“SSBC”横断・関東広域)
- 午前:土浦・うらら大屋根広場(駅前で快適)
- 昼:常磐線→上野→京葉線ルートで越中島
- 夕方:京葉線→りんかい線で国際展示場駅
- 余力があれば:埼玉方面へ足を伸ばし尾間木防犯ステーション/さぎ山記念公園
※さぎ山公園は自然散策も楽しめるが、夜間は安全最優先で。
ロケ地めぐりの実用TIPS
「ここも押さえたい」+αのスポットメモ
まとめ:SSBCの足跡は「都市の骨格」を歩くこと
『大追跡』のロケ地は、行政=越中島STビル、祝祭の反転=うらら大屋根広場、都市の速度=さいたま新都心/有明、生活の温度=三宝食堂、記憶の痕跡=旧交番と公園……という配置で、物語の主題(正義と責任、権力と市民、個の選択)を空間側から補強していました。
巡礼することは、単に“同じ景色を見る”行為ではなく、キャラクターと同じ“都市の骨格”をたどる体験。歩いて、立ち止まり、見上げる―その一連の動作が、画面で見たディテールを手触りに変えてくれます。
次の週末は、ぜひこのガイドを片手に“SSBCの現場”を追体験してみてください。
※本記事のロケ地情報は、公式サイト/地域公式・自治体のフィルムコミッション/地域ニュース/ロケ施設の公式情報/視聴者検証の複数ソースを突き合わせて作成しています。現地訪問の際は最新の営業・開放情報をご確認ください。