“歩いて使える”ロケ地ガイドを、作品の魅力とセットでぎゅっと詰め込みます。
現地アクセス/見どころ/撮影ポイントまで、これ1本で「DOCTOR PRICE」聖地巡礼の準備完了です。
作品イントロダクション
読売テレビ・日本テレビ系「日曜ドラマ」枠で放送された『DOCTOR PRICE(ドクタープライス)』は、“医師を売り、巨悪を裁く”という挑発的な切り口で医療業界の闇に切り込む痛快×医療サスペンス。
主演は岩田剛典、相棒役に蒔田彩珠。物語は、父を自殺に追い込んだ医療過誤とその背後にうごめく権力構造への復讐と告発を軸に、各話事件解決の快感と長編サスペンスの緊張感が二層で進行します。
放送は2025年7月6日スタート(読売テレビ制作・日テレ系・毎週日曜22:30)。公式の番組情報・相関図・配信情報は以下で確認できます。>>読売テレビ
(放送期間・主演等の基本情報:2025年7月6日〜9月14日/主演・岩田剛典)
ロケ地総覧(地図アプリ片手に回れる実用リスト)
物語の世界観を決定づけるのは、冷ややかなガラスとコンクリのファサード、光が差し込む大空間、そしてクラシカルな和の設え。
『DOCTOR PRICE』はこのコントラストを活かすロケーションが多数登場します。
公式・大学発信・地域メディア・実地レポの複数ソースで裏取りした“確度の高いロケ地”を、役割別に整理しました。
A. 「Dr.コネクション」本拠:HYPERMIX門前仲町(東京・江東区)
- 使われ方(劇中の役割)
医師専門転職エージェント「Dr.コネクション」のオフィスとして登場。打ちっぱなしコンクリート×大きな開口から入る自然光が、鳴木(金成)のクールで非情なプロフェッショナル像を強調。ロビー〜多目的ホールの“抜け”が作画的に効く。ロケ対応施設としても知られる複合拠点。 - 施設公式・ロケ受け入れ情報:HYPERMIX門前仲町(外観・多目的ホール・スタジオ・住宅シーンまで対応可能)
- 外観イメージ:直線的で無機質、上層に広いバルコニー。写真で予習→
- アクセス目安:東京メトロ東西線・都営大江戸線「門前仲町」駅から徒歩圏(公式アクセス参照)。
- 撮りたい画
- 正面やや煽りで縦のリズムを強調/2) 夕景の“室内灯×ガラス”で非日常感/3) ルーフやバルコニー越しの抜け。
※施設は商用撮影可の枠もあるため、撮影目的なら事前に問い合わせ必須(一般来訪はマナー厳守)。
- 正面やや煽りで縦のリズムを強調/2) 夕景の“室内灯×ガラス”で非日常感/3) ルーフやバルコニー越しの抜け。
B. 大型パーティ会場・学会風の大空間:LINK FOREST(東京・多摩市)
- 使われ方(劇中の役割)
鳴木が姿を見せる創立記念パーティ等の大規模イベント会場や、医療カンファレンス風のシーンで登場。ガラスの箱型ファサードとピロティ柱列が象徴的。 - 施設概要:KDDIの研修・宿泊複合施設。1,500人規模のホールを有し、企業イベントや式典ロケの定番。
- 外観イメージ:ガラスカーテンウォールの稜線が美しい。写真で予習→
- アクセス目安:多摩センター駅(京王・小田急・多摩モノレール)から徒歩圏。
- 撮りたい画
- 角のガラス面を対角線に使ったワイドショット/2) 柱列の奥行きで“権威”を象徴させる構図/3) 夜の室内光が外へ漏れる瞬間。
C. 大学病院のスケール感・回廊ショット:創価大学キャンパス(東京・八王子)
- 使われ方(劇中の役割)
広大なキャンパスの回廊や広場・建物外観を活かした“病院級のスケール感”のカットに。大学公式Instagramがロケ提供を告知。 - キャンパスの画づくり:並木道の抜け・記念講堂周辺の列柱・高層棟の並びで“制度の威圧感”表現が可能。
- 撮りたい画
- 高所からのプロムナード縦走/2) 記念講堂前の対称構図/3) 木漏れ日×石畳のテクスチャ。
D. 料亭シーン(第1話):料亭 玉家(埼玉・北浦和)
- 使われ方(劇中の役割)
第1話のロケ地として地域メディアが紹介。数寄屋造りの門構え・和の小路・小座敷など、和食会席の重厚感が政治・医療界の“密談”ムードと相性抜群。 - 雰囲気の要:格子・軒・行灯の柔光。外観だけでも“和の権威”が画になる。外観イメージ→
- 訪問のコツ:営業中は一般のお客さん優先。予約・撮影配慮・店前長居禁止はマスト。
聖地巡礼モデルコース(半日〜1日プラン)
【東エリア・無機質コンクリの“冷たさ”を味わう】門前仲町→多摩センター
- HYPERMIX門前仲町(外観をさらっと押さえる/午前のやわらかい光推奨)→近隣でランチ
- ポイント:縦構図で“階(フロア)を重ねる”とドラマの冷徹さが出る。
- 多摩センターへ移動 → LINK FOREST(午後〜夕景狙い)
- ポイント:ブルーアワーにガラスが空の色を拾う時間帯が至高。
- 余力があれば創価大学の並木道・広場で回廊ショットを模倣。
【和の静謐“密談の匂い”を追う】北浦和
- 料亭 玉家(外観は短時間で、店の営業に支障のない配慮を)
- 夜の行灯の“面光源”で渋い陰影に。
作品のテーマ × ロケ地の意味(“なぜここで撮るのか?”の視点)
ロケ地詳細データ(住所・最寄り・見学の心得)
HYPERMIX門前仲町(江東区)
- 特徴:ロケ受入実績豊富な複合施設。多目的ホール・スタジオ・住宅想定エリアまで一棟完結。
- 最寄り:門前仲町駅(東京メトロ東西線/都営大江戸線)。
- 心得:テナント・利用者の迷惑になる路駐/長時間の前面滞留は厳禁。商用撮影は必ず事前相談。
LINK FOREST(多摩市)
- 特徴:1,500名級の大ホール。式典・カンファレンスの画がつくりやすい。
- 最寄り:多摩センター駅(京王・小田急・多摩モノレール)。
- 心得:館内はイベント稼働が多い。一般見学は公開エリアのみ、スタッフ指示に従う。
創価大学(八王子市)
- 特徴:広いプロムナードと記念講堂周辺の列柱が画づくりに最適。大学公式がロケ提供を発信。
- 心得:学内は授業・行事最優先。撮影・取材・ドローン等は大学の定めに従う。
料亭 玉家(さいたま市・北浦和)
- 特徴:趣のある数寄屋造り。第1話ロケ地として地域ニュースで紹介。
- 心得:飲食店での“外観だけ”も営業に影響し得る。予約の上、店前での撮影は短時間で。
視聴ガイド(見直して“ここ”を止めろ)
基本情報のまとめ(保存版)
ロケ地をより楽しむ“小ワザ”
さいごに(まとめ)
『DOCTOR PRICE』のロケ地は、無機質=制度の冷酷さと和の静謐=密談の匂い、そして大学キャンパス=権威の正当化という三つ巴のモチーフで構成されています。
HYPERMIX門前仲町の直線と砂気、LINK FORESTのガラスと光、創価大学の回廊の伸び、玉家の柔らかな行灯。どれも“物語の論理”を視覚的に翻訳するための、計算された選択です。
配信で構図を研究→現地でアングルをなぞる。その往復運動こそがロケ地巡礼の醍醐味。この記事を片手に、あなたの“DOCTOR PRICE”を撮りに行ってください。
※本ガイドは、公式サイト・番組相関図・公式配信、大学公式SNSのロケ提供告知、地域メディアのロケ地記事、ロケ受け入れ施設の公開情報をもとに構成。個別の施設訪問時は、営業・教育活動・周辺住民への配慮を最優先に。