いまの前田穂南はどうなっている?(2025年秋最新版)
2024年パリ五輪出場予定でしたが、直前に右大腿骨の疲労骨折が判明して欠場に。これが大きなつまずきでした。
そこから約1年。2025年5月の「Tokyo:Speed:Race」で実戦復帰(距離レース)→6月末の函館ハーフで状態確認→9月21日のベルリンマラソンでフル復帰という階段を一段ずつ上がりました。
ベルリンでは2時間24分36秒で9位。MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権タイム(※目安は2時間23分30秒)にはわずかに届きませんでしたが、「復活への第一歩」と報じられています。
ポイント
・故障からの回復→段階的にレース復帰→フルで完走&上位。フォームも安定し、長い距離への耐性が戻ってきたことが最大の収穫です。
「引退を考えていた」って本当? 本人の言葉を確認
2025年6月27日のインタビューで、前田選手は「パリで有終の美を飾って引退することも考えていた」と率直に語っています。ただ、そのうえで「次はロス五輪や、と言われて迷ったけれど、もう一度挑戦しようと思った」と、現役続行の意思を示しました。
要するに――
この方針転換が、2025年の実戦復帰(函館ハーフ→ベルリン)につながっていると考えるのが自然です。
復活ロード:パリ欠場からベルリン復帰まで時系列
この流れからわかるのは、無理をせず、段階を踏む堅実な復帰設計。いきなり自己ベスト付近を狙わず、「完走→手応え→次へ」の順で上げていく計画性です。
ベルリンの走りをどう評価する?
月刊陸上競技のレースレビューによると、前田選手は序盤〜中盤を落ち着いて入り(5km16分34秒、中間点1:10:14)、25km以降はラップがやや落ちる展開。それでも崩れきらずにまとめ、完走で9位という内容でした。パリ直前欠場→約1年ぶりのフルという状況を考えれば、十分に前向きな復帰戦といえます。
さらにワールドアスレティックスの2025年女子マラソントップリストにも、「2025年9月21日・ベルリン/2:24:36」と記録が掲載されています。第三者データでもばっちり確認済みです。
次のレースはいつ?(最新情報と現実的な候補)
結論:2025年10月13日現在、公式な次戦発表は確認できません。
ベルリン後の動向については、天満屋女子陸上競技部(所属チーム)や本人SNS、JAAFのプロフィールがもっとも確実な一次情報です。
とはいえ、現実的な選択肢としては次のようなレースが考えられます(※あくまで一般的なスケジュール上の可能性。公式発表待ちです)。
※読者向けアドバイス
「いつ出る?」が気になる方は、天満屋の公式Facebook、前田選手のInstagram、JAAF(日本陸連)の選手ページをフォロー&通知ONにしておくのが一番早いです。
前田穂南は“どれくらい強いの?”を3行で
- 日本記録保持者:2:18:59(大阪、2024/1/28)。
- 五輪代表経験:東京2020で出場、パリ2024は欠場扱い。
- チーム:実業団の天満屋所属。地道な強化で知られる名門。
「引退の発言」もう少し丁寧に整理
この流れを見る限り、「引退は現時点で現実の意思決定ではない」と理解するのが妥当です。むしろ、再挑戦のフェーズに入っています。
ベルリンを踏まえた“次の一手”を素直に予測
※ここからは「今の客観データから読み解ける一般論」です。根拠のない断定はしません。
これまでの“ハイライト”をおさらい
よくある疑問Q&A
Q. もう引退しない?
A. 「引退も考えた」発言は事実ですが、今は挑戦続行のモードです。
Q. 次のレースは決まってる?
A. 公式発表は未確認。天満屋・本人SNS・JAAFのページでの告知が最速です。
Q. いちばんの強みは?
A. 巡航スピードと粘り。日本新(2:18:59)が示す通り、終盤まで落とさない勝ちパターンを持っています。
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まとめ
ファンとしての最適解はシンプルです。一次情報(チーム・本人・陸連)をフォローして、次のスタートラインに一緒に立つ気持ちで待つ。再び“前田の刻むイーブンペース”が火を噴く瞬間を、もう一度見届けましょう。
(注)本記事の「現在」表記は、日本時間2025年10月13日時点の公式情報・報道・本人発信をもとにしています。主要事実は以下の一次情報で確認できます。