まず、今回ゴジュウジャーで「ゴジュウユニコーン/一河角乃(いちかわ・すみの)」の代役に決まった志田こはくさんがどんな人なのか、ざっくり整理してみます。
- 名前:志田 こはく(しだ こはく)
- 生年月日:2004年5月25日(21歳)
- 出身:埼玉県(草加市出身とされる)
- 身長:158cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:エーチームグループ「A-Plus」
- 趣味:ダンス・野球観戦
- 特技:フィギュアスケート・なわとび
- 実のお姉さん:タレント・女優・グラビアでも活躍する志田音々さん
そして今回の大きなニュースがこちら。
テレビ朝日のスーパー戦隊シリーズ「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」で、
一河角乃/ゴジュウユニコーン役を演じていた今森茉耶さんが、未成年での飲酒問題により降板。
その代役として、志田こはくさんが11月30日放送の第40話から登場することが発表されました。
この記事では、
- 志田こはくってそもそもどんな女優?
- どうしてゴジュウジャーの代役に選ばれたの?
- 代表作やこれまでの経歴
- 視聴者としてどこを楽しめばいいか
を整理していきます。
子どもの頃はフィギュアスケート少女だった
志田こはくさんは、もともとスポーツ少女でした。
フィギュアスケートに本気で打ち込んでいた
- 小学5年生から中学2年生まで、ずっとフィギュアスケートを習っていたと言われています。
- いわゆる「ちょっと習い事でやってました」レベルではなく、かなり本気で取り組んでいた様子。
フィギュアスケートは、体幹やバランス感覚、集中力がものすごく鍛えられるスポーツですよね。
いまの女優としてのキレのある動きや、特撮でのアクションシーンに強いのも、この経験が大きそうです。
しかしケガでフィギュアを断念…
残念ながら、ケガの影響でフィギュアを続けることは難しくなり、競技としては引退することに。
ここで「じゃあ次は何を目指そう?」と考えた結果、後に女優への道につながる大きなきっかけが生まれます。
ミス・ティーン・ジャパン出場が芸能界入りのきっかけ
フィギュアを辞めた後、志田こはくさんは「ミス・ティーン・ジャパン」というオーディションに挑戦します。
- 2020年、「ミス・ティーン・ジャパン」に出場
- これをきっかけに現在の事務所A-Plusに所属し、芸能界入り
ティーン向けのミスコンは、
- カメラの前での立ち振る舞い
- 自分の言葉で自己紹介する度胸
- 見られる仕事への意識
こういったものが一気に身につく場所でもあります。
フィギュアスケートで鍛えた表現力と、オーディションで培った度胸。
この2つが合わさって、「戦隊シリーズのヒロイン」としても映える素質が生まれた、と考えるととても納得感があります。
一気にブレイクしたのは『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
多くの人が志田こはくさんの名前を知ったきっかけは、やはりスーパー戦隊シリーズです。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でヒロインに大抜擢
- 2022~2023年放送の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』で
鬼頭はるか/オニシスター役に抜擢。
この作品で志田さんは、
- 明るくちょっとドジな漫画家志望の女の子
- コメディ要素の多いキャラクター
- でも、芯の強さや夢をあきらめない姿勢が魅力
という、「愛されヒロイン」を見事に演じ切りました。
雑誌やインタビューでも、
「『ドンブラザーズ』の厳しい現場があったから、今の自分がある」
というニュアンスのコメントをしていて、
かなりハードな現場も、前向きに自分の成長につなげているのがわかります。
特撮ファンのあいだで一気に知名度アップ
『ドンブラザーズ』は、ストーリーもキャラクターもかなり攻めた作品で、特撮ファンの間でも話題になりました。
その中で、志田さんの
- コロコロ変わる表情
- ちょっと抜けてるけど憎めない演技
- 戦闘シーンでの機敏な動き
が高く評価され、「戦隊ヒロインといえば志田こはく」と名前を挙げる人もいるほどです。
その後もドラマ出演がどんどん増加
戦隊シリーズが終わってからも、志田こはくさんのキャリアは順調に広がっています。
学園ドラマ・恋愛ドラマで存在感
- 日本テレビ系ドラマ『最高の生徒 ~余命1年のラストダンス~』(2023年)
- 関西テレビ『リビングの松永さん』(2024年)
など、人気の学園・恋愛系ドラマにも出演し、
「等身大の女の子」「クラスにいそうなヒロイン」としての魅力をアピールしています。
2024年には『伝説の頭 翔』にも出演
- テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』(2024年)にも出演。
アクションやちょっと不良っぽい世界観があるドラマでも、
- キリッとした表情
- 目力の強さ
が生かされていて、「かわいいだけじゃない女優」としてのポジションを固めつつあります。
2025年も地上波ドラマで活躍中
- 日本テレビ系『なんで私が神説教』(2025年)
- 2025年11月スタートの『プロパガンダゲーム』にも出演予定
など、2025年現在もテレビドラマへの出演が途切れず続いており、
「戦隊ヒロイン出身で、その後もちゃんとドラマ界で生き残っている若手女優」
という印象がどんどん強くなっています。
写真集やカレンダーでも人気上昇中
志田こはくさんはビジュアル面でも人気が高く、
- デジタル写真集「少女と大人の狭間で」
- B2サイズのカレンダー発売(2023年版・2026年版など)
といったグッズ展開も行われています。
特に写真集では、
- まだあどけなさの残る表情
- 大人っぽい雰囲気
- 純粋さと強さが同居したような空気感
が評価されていて、「この年代ならではの魅力をうまく切り取っている」と紹介されています。
実姉・志田音々との「特撮ヒーロー姉妹」
志田こはくさんを語るうえで、外せないのがお姉さんの存在です。
姉・志田音々さんも特撮で活躍
- 姉の志田音々さんは、タレント・女優・グラビアモデルとして活躍中。
- 『仮面ライダーギーツ』で桜井沙羅/仮面ライダーハクビ役を演じました。
つまり、
姉:仮面ライダーシリーズ
妹:スーパー戦隊シリーズ
という、特撮ヒーロー姉妹というなかなか珍しいパターンになっているんです。
特撮ファンのあいだでは、
- 「姉妹そろってヒーローに変身しているのが胸熱」
- 「いつか共演してほしい!」
といった声も上がっています。
そしてゴジュウジャーへ――代役抜擢の背景
ここからが今回の本題です。
ゴジュウジャーで「ゴジュウユニコーン」の代役に
2025年11月15日、東映&テレビ朝日から正式に発表された内容がこちら。
- 作品:『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』
- 役名:一河角乃(いちかわ・すみの)/ゴジュウユニコーン
- これまでの担当:今森茉耶さん
- 事情:今森茉耶さんの未成年飲酒が発覚し、降板・事務所契約解除
- 対応:第40話(11月30日放送)から、志田こはくさんが代役として同じ役を演じる
なので、ストーリー上のキャラクターはそのままに、中の人だけバトンタッチという形になります。
ゴジュウユニコーンは「戦隊初の女性ブラック戦士」
さらに、このゴジュウユニコーンというキャラクターにはこんな特徴があります。
- スーパー戦隊シリーズ初の女性ブラック戦士
- キャラ設定:
- クールだけど
- 必要な時は愛嬌も武器にする
- “あざとい名探偵”タイプ
つまり、
シリアスと可愛さを両立した、ちょっと小悪魔系の頭脳派キャラ
という、なかなか演じるのが難しい役どころです。
なぜ志田こはくさんが代役に選ばれたのか?
公式に「なぜ選んだか」という理由が細かく発表されているわけではありません。
ただ、これまでのキャリアやインタビューを整理すると、次のような理由が推測できます。
- 戦隊ヒロイン経験者であること
- 『ドンブラザーズ』で主役級ヒロインを1年演じ切っているため、
撮影の流れ・アクション・変身シーンなどにすぐ対応できる。
- 『ドンブラザーズ』で主役級ヒロインを1年演じ切っているため、
- コメディもシリアスもこなせる演技力
- 鬼頭はるかはコミカルなキャラでしたが、シリアスな場面ではぐっと感情移入させる演技もできていました。
- 「あざとい名探偵」という、ちょっとクセのあるキャラにもはまりそう。
- フィギュアスケートで鍛えた身体能力
- 戦闘シーンやポーズ、ダンスのようなアクションに強い。
- 若手ながら現場経験が豊富
- 戦隊以外のドラマ出演も多く、制作側にとって「安心して任せられる若手」。
これらを総合すると、
「急な代役」かつ「シリーズ初の女性ブラック戦士」という重要な役を任せるのに、
条件にぴったり合う人材だった
と考えるのが自然です。
視聴者目線:ここに注目するとゴジュウジャーがもっと楽しくなる
代役と聞くと、どうしても「違和感が出るのでは?」と心配になる人も多いと思います。
そこで、視聴者としてどこに注目すると楽しめるかを整理してみます。
① 一河角乃というキャラはどう変わる?
同じキャラクターでも、演じる人が変われば、雰囲気は少しずつ変化します。
- 目線の配り方
- 声のトーン
- ちょっとした仕草
志田こはくさんはコメディ要素のある芝居が得意なので、
- これまでより少し「明るさ」や「茶目っ気」が増す
- 名探偵としての“あざとさ”に、志田さん流の可愛さが乗る
など、ポジティブな変化が期待できます。
「前任の演技が好きだった」という人も、
「同じキャラを別の女優が演じると、こう変わるんだ」という楽しみ方をしてみると、意外とハマるかもしれません。
② アクションシーンにフィギュアの経験が生きるかも
フィギュアスケートで鍛えたバランス感覚や柔軟性は、
- キレのあるキック
- 回転を含む動き
- ポージングの美しさ
などにそのままつながります。
ゴジュウユニコーンの戦闘シーンが増えてきたら、
「あ、この動き、ちょっとフィギュアっぽいかも」
という視点で見てみると、より楽しめます。
③ ドンブラ時代との“見比べ視聴”
すでに『ドンブラザーズ』を見ていた人は、
- 鬼頭はるか(オニシスター)時代の芝居
- ゴジュウユニコーンとしての芝居
を見比べるのもおすすめです。
- 作品全体のテンションの違い
- 監督や脚本家のカラー
- 志田さん自身の成長
こういったものを意識して見ると、
ただの「子ども向け番組」ではなく、役者の成長を追うドラマとしても楽しめます。
志田こはくの「今」と「これから」
21歳になった“今”の志田こはく
2025年時点で、志田こはくさんは21歳。
- 10代の頃は「等身大の女子高生」役が多かった
- これからは、社会人役やより深みのある役にも挑戦していくタイミング
まさに、
「少女と大人の狭間」
という写真集のタイトル通りの時期にいます。
このタイミングでのゴジュウジャー代役は、
- 再び特撮の世界で大きな注目を集めるチャンス
- 10代ヒロインではなく、“大人に近づいた戦士”をどう演じるか、観る側にも楽しみがある
という意味でも、かなりおいしいタイミングだと言えます。
今後期待されるキャリアの方向性
これまでの出演歴を見ると、
- 特撮(戦隊)
- 青春ドラマ
- 恋愛ドラマ
- ナイトドラマ(ややアングラ・アクション寄り)
- 舞台・WEBドラマも少しずつ
と、ジャンルの幅が広がってきています。
ここから先、予想される方向性としては、
- アクション&ヒロイン路線
- 特撮経験を活かし、アクション多めの作品で存在感を出す
- 等身大の20代ヒロイン路線
- 恋愛ドラマや社会人1年目のリアルな物語で、視聴者の共感を集める
- 姉妹共演・特撮クロスオーバー企画
- 志田音々さんとの姉妹共演が、どこかで実現する可能性も十分ありそう
などが考えられます。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理しておきます。
代役というと、どうしても「仕方なく選ばれた人」というイメージを持ってしまいがちです。
ですが今回のケースを見ると、
「戦隊ヒロイン経験」「アクション適性」「演技力」「現場慣れ」
すべてを兼ね備えた、かなり“適任”のピースがカチッとはまった
と捉えたほうが自然です。
これからゴジュウジャーを観るときは、
- 一河角乃というキャラがどう変化していくか
- 志田こはくさんの“2度目の戦隊ヒロイン”としての成長
- 将来の女優キャリアへのステップとして、どう活きていくのか
こういったポイントに注目してみると、
単なるキャスト交代のニュースではなく、1人の若手女優の新しいスタートラインとして、より深く楽しめるはずです。


