「冬のくちどけポッキーが自主回収ってニュース見たけど…」
- うちのストックも回収対象なの?
- 賞味期限はどこからどこまで?
- ロットってどこを見ればいいの?
と、モヤモヤしていませんか?
江崎グリコは2025年12月8日、
『ポッキーチョコレート』『ポッキー<極細>』を含むチョコレート製品20品目・約600万個の自主回収を発表しました。原因は、カカオ豆を一時的に香辛料と同じ倉庫で保管したことで、香辛料の香りがカカオ豆に移り、本来と違う風味になってしまったためです。安全性の問題はないと説明されています。
この記事では、その中でも
「冬のくちどけポッキー」だけに特化して、
どのロット・どの賞味期限が回収対象なのか
を整理します。
- 「とりあえず答えだけ知りたい!」
- 「家にある箱を見ながら照らし合わせたい!」
という方のために、まずは一番大事なところからいきます。
先に結論:冬のくちどけポッキーの回収対象はここ!
回収対象の「冬のくちどけポッキー」は2種類
グリコの公式発表と各種報道をまとめると、
今回「冬のくちどけポッキー」で回収対象になっているのは、この2つです。Glico
- 冬のくちどけポッキー
- 冬のくちどけポッキー<ふぞろい品>
さらに、ダイソー店舗で売られていた
- 「冬のくちどけ ココア仕上げポッキー 2袋」
も、同じ理由で自主回収の対象になっています。ダイソー
回収対象の「賞味期限」はここがポイント
グリコ公式PDFでは、賞味期限の範囲がはっきり書かれています。Glico
- 冬のくちどけポッキー
- 賞味期限:2026.6〜2026.8
- JANコード:4901005010529
- 冬のくちどけポッキー<ふぞろい品>
- 賞味期限:2026.6〜2026.9
- JANコード:4901005186965
ダイソーの案内では、
- 「冬のくちどけ ココア仕上げポッキー 2袋」
- 賞味期限:2026.6〜2026.8
- JANコード:4901005010529(=通常版と同じ)ダイソー
となっており、100円ショップ向けの小さめパッケージも、賞味期限2026.6〜8は対象と考えてOKです。
「ロット記号」の指定はなし(冬のくちどけポッキーの場合)
同じPDFの中を見ると、
「ポッキーチョコレート」「ポッキー<極細>」など一部商品については、
- 「2026.9は『/』以降がSSで始まる商品のみ」
といったロット記号つきの条件が書かれています。
しかし、
- 冬のくちどけポッキー
- 冬のくちどけポッキー<ふぞろい品>
については、ロット記号の条件は書かれていません。
つまり、
- 商品名が「冬のくちどけポッキー」またはそのふぞろい品で
- 賞味期限が
- 通常版:2026.6〜2026.8
- ふぞろい品:2026.6〜2026.9
に入っていれば、ロット記号に関係なく回収対象と考えてよい、ということです。
「冬のくちどけポッキー」ってそもそもどんな商品?
一応、「冬のくちどけ」そのものについても触れておきます。
- 冬季限定のポッキーで、
- ココアをきかせたチョココーティングが特徴
- しっとり・ほろっと口の中でとろけるような食感
いわゆる「冬になると店頭に出てくる、ちょっとリッチなポッキー」です。
ややこしいポイントとして、
- 「冬のくちどけポッキー」
- 「冬のきらめきポッキー」
など、名前が似ている冬限定シリーズもあります。
今回、グリコ公式の回収対象一覧に載っているのは
「冬のくちどけポッキー」と、その<ふぞろい品>
だけです。
「冬のきらめきポッキー」は、現時点の回収一覧には入っていません(最新情報は必ず公式サイトで確認してください)。
家にある「冬のくちどけポッキー」が対象かどうかのチェック方法
ここからは、実際に家にある箱や袋を片手にチェックできるように、ステップ形式で整理します。
ステップ0:あわてて捨てない
まずはこれだけは守ってください。
箱や袋は、捨てないでください。
回収の申し込みには、
- 商品名
- 賞味期限
- JANコード(バーコードの数字)
など、パッケージに書いてある情報が必要です。
ステップ1:商品名が「冬のくちどけポッキー」か確認
箱の表面のロゴ付近に
- 「冬のくちどけポッキー」
- あるいは「冬のくちどけポッキー<ふぞろい品>」
と書かれているか確認します。
- 似た名前の別商品(冬のきらめき など)は、今回の記事の対象外です。
ステップ2:賞味期限(2026年何月か)を見る
箱や袋の裏面・側面・底面などに、
「賞味期限 2026.6」 のような形で表示があります。
- 「2026.6」「2026.7」「2026.8」「2026.9」など、年月だけのものが多いはずです。
ここでチェックするポイントは、
- 通常の冬のくちどけポッキーなら
→ 2026.6〜2026.8 のいずれかなら「対象の可能性あり」 - ふぞろい品なら
→ 2026.6〜2026.9 のいずれかなら「対象の可能性あり」
ということです。
それ以外の年月(2026.5以前や2026.10以降など)なら、
今回の回収対象ではありません。
ステップ3:JANコード(バーコード下の数字)を確認
次に、パッケージ裏のバーコード部分を見ます。
バーコードの下に書かれている13桁の数字が、JANコードです。
- 冬のくちどけポッキー:4901005010529
- 冬のくちどけポッキー<ふぞろい品>:4901005186965Glico
ダイソーの「冬のくちどけ ココア仕上げポッキー 2袋」も、 JANコードは4901005010529となっています。ダイソー
「JANコード+賞味期限」が合っていれば、かなり高い確率で回収対象と考えてOKです。
ステップ4:ロット記号はあまり気にしなくてOK(この商品に関しては)
前のほうでも触れましたが、グリコの公式PDFを見ると、
- ポッキーチョコレート
- ポッキー<極細> など
については、
「2026.9は『/』以降がSSで始まる商品のみ」
というような、ロット記号付きの条件があります
しかし、冬のくちどけポッキー2種については、
賞味期限の範囲とJANコードだけが書かれていて、
「SSで始まるもののみ」といった条件はありません。
このため、「冬のくちどけ」に関して言えば、
- 賞味期限が指定の範囲内
- JANコードが一致
であれば、ロット記号は気にしなくてOKと考えて大丈夫です。
ステップ5:迷ったら公式PDF&電話窓口に聞く
もし、
- 表示がかすれて見えにくい
- 海外で買った似た商品っぽい
- どう見ても冬のくちどけなのに、表示が微妙
などで迷ったときは、公式情報に頼るのが一番安心です。
公式PDFの場所
- グリコ公式サイト
→ ニュースセンター
→ 2025年12月8日付「商品回収に関するお詫びとお知らせ」
→ 中ほどに「詳細はこちら(PDF)」リンクありGlico
そこで、「対象商品一覧」の表を確認できます。
電話で聞きたい場合
PDFを見てもよく分からない…という場合は、
パッケージを手元に置いたうえで、電話で聞くのが早いです。
- グリコお客様センター「商品回収係」
- フリーダイヤル:0120-122-859
- 受付時間:月〜金 9:00〜17:00
- 2025年12月13日(土)・14日(日)は臨時受付あり
回収申し込み〜QUOカードが届くまでの流れ(ざっくり)
ここからは、対象っぽい冬のくちどけがあったときの行動編です。
基本の流れ
グリコの案内によると、流れはこうです。
- インターネットの受付フォーム または 電話で連絡
- グリコ側で受付
- 宅配業者が自宅などに引き取りに来る
- 後日、商品代金相当の「QUOカード」が届く
インターネットから申し込む
- 公式PDFに受付フォームのURLが記載されています。
- フォームでは、
- 名前
- 住所
- 電話番号
- 対象商品の種類
- 個数
- 賞味期限
- JANコード
などを入力する形です。
24時間いつでも受け付けてくれるので、
日中忙しい人にはこちらが便利ですね。
電話で申し込む
インターネットが苦手、という場合は電話で大丈夫です。
- 電話先:グリコお客様センター「商品回収係」
- フリーダイヤル:0120-122-859
電話の前に、
- 賞味期限
- JANコード
- 個数
あたりをメモしておくと、スムーズに話が進みます。
QUOカードはいつ届く?いくら分?
今回の発表では、
- 「後日、商品代金相当のQUOカードをお送りする」
という表現で、具体的な金額や日数は書かれていません。
過去のグリコの自主回収の例では、
商品到着から数週間〜1か月ほどでQUOカードが届いたケースもありますが、
今回は対象個数が約600万個と多いため、
通常より時間がかかる可能性もあると考えておいた方が気がラクかもしれません。
金額についても、
「商品代金相当」としか書かれていないので、
「だいたい買った分くらいの金額」と思っておくのが現実的です。
よくありそうな疑問Q&A(冬のくちどけ版)
Q1. もう食べちゃった冬のくちどけは、どうしたらいい?
A. グリコ公式によると、
香辛料の香りに由来する風味の違いはあるが、
そのまま食べても安全性に問題はない
とされています。
すでに食べてしまったからといって、
すぐに健康被害が出るという話ではありません。
ただし、
- 「体調が悪い気がする」「不安が強い」などがあれば、
かかりつけ医や自治体の相談窓口などに相談してください。
Q2. 箱は捨てちゃって、中身だけ別の容器に入れている…
A. パッケージがないと、
- 賞味期限
- JANコード
が分からず、公式としても「対象かどうか」を判断しづらくなります。
少しでも箱や袋が残っていれば、それを手がかりに、
インターネットフォームや電話窓口で相談してみるのがおすすめです。
Q3. 似たような冬限定ポッキーも全部危ない?
A. 今回の公式の回収対象一覧に載っているのは、
- 冬のくちどけポッキー
- 冬のくちどけポッキー<ふぞろい品>
であり、「冬のきらめき」など他の冬限定ポッキーは記載されていません。
ただし、状況が変わる可能性もあるので、
「気になる商品があれば、グリコ公式サイトの最新情報とPDFを確認する」
というクセをつけておくと安心です。
まとめ
もう一度、重要ポイントだけギュッとまとめます。
「うちの冬のくちどけ、大丈夫かな?」と思ったら、
- 商品名
- 賞味期限
- JANコード
この3つを落ち着いてチェックしてみてください。
最後に
今回の件で、
家じゅうの冬のくちどけポッキーを引っ張り出して、
賞味期限とバーコードを凝視している自分に気づいた人もいるかもしれません。
…でも、よく考えたら、
賞味期限より先に、
ダイエットの期限のほうが切れっぱなしだった、
という事実に気づいてしまったあなた。
その瞬間、回収すべきなのはポッキーではなく、
「甘い物は別腹だからノーカウント」という自分の考え方だな…と。



