「マック鈴木って、やっぱり金持ちなの?」
「メジャーリーガーって、一生お金に困らなさそう…」
そんなイメージ、正直ありますよね。
元メジャーリーガーで、今は野球解説者&ジム経営者。
嫁はクワバタオハラの小原正子さん。
テレビやYouTube、ブログでもよく見るので、
「現役のときも今も、かなり稼いでるんじゃ?」
と気になる人が多いのも納得です。
この記事では、
- メジャー時代・日本球界時代の年俸・推定生涯年俸
- メジャー年金はいくらくらいもらえるのか
- 現在の主な収入源と、推定年収
- 「結局、金持ちと言えるのか?」を、一般家庭と比べて考える
このあたりを整理していきます。
まずはざっくりプロフィールと経歴
- 名前:マック鈴木(本名:鈴木 誠)
- 生年月日:1975年5月31日
- 出身:兵庫県神戸市
- ポジション:投手
- 経歴:高校中退 → アメリカへ単身渡米 → マイナー → マリナーズでメジャーデビュー。その後ロイヤルズ、ロッキーズ、日本ではオリックス・サンヨーオールズなどでプレー。
日本のプロ野球を経由せずにメジャーリーグに上り詰めた、珍しいタイプの選手です。
メジャー時代の年俸:最高は約32万ドル(3,000万円台)
細かい数字は球団や年によって違いますが、資料やデータをまとめると、
メジャー時代の最高年俸は約32万ドル(約3,000万〜3,500万円前後)
とされています。
当時のレートや税金をざっくり考えても、
- 年収ベースでは日本のプロ野球選手の一軍クラス
- いわゆる「スーパースターの何十億」というレベルではない
というのがポイントです。
「メジャー=みんな大金持ち」ではない
よくニュースで大谷翔平選手の「○年○百億円契約」が取り上げられるので、
「メジャーリーガー=全員が超高給取り」
と錯覚しがちですが、実際には、
- 主力スター選手(一握り):年俸数十億円
- 多くの選手:数千万円〜数億円レベル
- 上がったり落ちたりも激しい世界
というのが現実です。
マック鈴木さんも、
- メジャーに上がった年
- マイナーに落ちた年
- 日本に戻ってきた時期
などがあるので、「メジャー行った=死ぬほど稼いだ」タイプではない、というのが冷静な見方です。
日本球界(オリックスなど)での年俸
日本に戻ってきてからは、オリックスでプレーしています。
推定年俸のデータでは、
オリックス時代は最高で5,000万円前後の年俸があったとされています。
こちらも、プロ野球選手としてはしっかり稼いでいるものの、
- 球界のトップエースや4番打者の「何億」クラス
- メジャーでオールスター常連の「十数億」クラス
と比べると、やはり少し控えめな数字です。
単純計算で、生涯現役時代は「数億〜1ケタ台の億円」レベル
メジャー・日本・独立リーグなど、すべての契約を合わせた正確な生涯年俸は公表されていません。
ただし、
- メジャー:最高32万ドル前後、複数年プレー
- 日本(オリックスなど):最高5,000万円クラス
- その他の年も数千万円クラスの年がある
といった情報を総合すると、
「現役時代の生涯年俸は、ざっくり数億円〜1ケタ台の億円くらい」
と考えるのが妥当です(もちろん税金や生活費でほとんど出ていきます)。
メジャー年金がすごい:毎年1,000万円以上の可能性も
ここからが、“メジャーは金持ち”イメージの元凶とも言える部分です。
メジャーリーグには、選手向けの年金制度があります。
条件を満たすと、62歳以降に毎年ドル建てで年金が支給される仕組みです。
メジャー年金の基本ルール(ざっくり)
- メジャー登録日数が43日以上で年金資格が発生
- 登録日数が増えるほど受給額アップ
- 10年フルで登録すると、満額で約20万ドル/年ほどと言われる
- 一部の情報では、マック鈴木さんは「3〜6年分」相当のサービスタイムがあるとされる
最近のまとめ記事では、
サービスタイム3年のマック鈴木さんの年金額:年82,500ドル(約1,200万円台)
と紹介されているものもあります。
別のサイトでは、実働日数を考慮すると年450万円前後ではないかとする推計もあり、金額については諸説あります。
いずれにせよ、「日本の年金だけよりはかなり恵まれている」
数字には幅がありますが、共通しているのは、
普通の会社員の老後資金とは比べものにならないレベルで“プラスの年金”がある
という点です。
仮に、
- メジャー年金:年500万〜1,200万円前後
- それに日本の年金やその他の老後収入もプラス
となると、老後の生活はかなり安定していると考えられます。
現在の主な仕事と収入源
「今の年収」が気になる人にとって、いちばん重要なのはここですよね。
① 野球解説者としての収入
- J SPORTS
- ミヤギテレビ
- 関西テレビ
などのスポーツ番組や野球中継で、解説者として出演しています。
解説者のギャラは、出演番組や知名度でバラつきがありますが、
- 1試合あたり数万円〜十数万円
- シーズンを通して出番があると、年間数百万円〜
と言われることが多いです。
複数局と契約しているので、
「野球解説だけでも、年収の大きな柱になっている」
と考えられます。
② ジム経営(淡路島の「SUNRISE MAC GYM」)
淡路島では、「SUNRISE MAC GYM」というフィットネスクラブを運営し、自らトレーナーとしても活動しています。
- 会員制ジムの月会費
- パーソナルトレーニング
- スポーツ教室
などが主な収入源になります。
もちろん、ジムの売上=丸ごと本人の手取りではなく、
- テナント料
- 設備費
- 人件費
などもかかるので、「安定してはいるが、爆発的な利益が出るビジネス」ではないと考えられます。
③ 専門学校の講師・野球指導
大阪の履正社国際医療スポーツ専門学校で、野球コースの講師(コーチ)も務めています
- 学校と契約して、定期的に授業・実技指導
- 講師料として、年間で数十万円〜百数十万円クラスの収入
と考えるのが自然です。
④ メディア出演・講演会・イベント
- テレビのバラエティ番組
- 妻・小原正子さんとの夫婦出演
- 野球関連のイベントや講演会
など、不定期の仕事もあります。
これらは毎月の固定収入ではないものの、
- 単発のギャラが高め
- 忙しい時期は、年間にすると数十万円〜数百万円規模
になる可能性があります。
⑤ ブログ・YouTubeなどの発信
夫婦そろってAmebaブログを運営し、
- 2019年には「BLOG of the year」のパパ部門賞・ママ部門賞を受賞
- YouTubeチャンネルでも家族の日常やお金の話などを発信
と、「発信力」をそのまま収入につなげている部分もありそうです。
ブログの広告収入・YouTubeの広告収入・企業案件などを合わせると、
年間で数十万円〜数百万円規模のプラス収入
になっていても不思議ではありません。
現在の年収はいくらくらい?推定1,000万〜2,000万円前後
ここまでの情報を総合しているサイトでは、
- 最低でも年収1,000万円以上
- 実際には1,500万円前後〜2,000万円以上
と推定しているものが多いです。
もちろん、これはあくまで「推定」であり、公表されているわけではありません。
ただ、
- 野球解説(メイン収入)
- ジム経営
- 学校講師
- イベント・講演
- ブログ・YouTubeなど
という複数の収入源を考えると、
「アラフィフ男性としては、かなり高収入だが、芸能界のトップクラスほどではない」
というあたりが、現実的なラインと言えそうです。
「金持ちかどうか」は、生活レベルと支出もセットで考える
ここで忘れてはいけないのが、支出のほうです。
最近のテレビ番組では、
嫁の小原正子さんが、
子ども3人で23個の習い事、月謝は20万円超え
と明かして話題になりました。
- スイミング
- 英語
- 空手
- 野球
- その他の習い事いろいろ
子どもの「やりたい!」を尊重した結果、
かなり攻めた教育費になっているようです。
一般家庭の感覚でいうと…
日本の平均世帯年収はおよそ500万〜600万円前後と言われます。
その中で、習い事に毎月20万円以上かけるのは、現実的にほぼ不可能ですよね。
つまり、
- 「毎月20万円の習い事」+
- 住宅費・食費・保険・老後資金・税金…
を払ったうえで生活が回っているということは、
やはり一般家庭よりは、かなり高い収入がある
と見て良さそうです。
結局、マック鈴木は「金持ち」なのか?
ここまでの情報を整理すると、こんな感じです。
現役時代
- メジャー最高年俸:32万ドル(約3,000万〜3,500万円)
- 日本球界最高年俸:5,000万円前後
- 生涯年俸:トータルで数億円〜1ケタ台の億円と推定
→ スーパースターほどではないが、十分「高収入アスリート」。
引退後〜現在
- 複数の仕事を組み合わせた総年収:推定1,000万〜2,000万円台
- メジャー年金:将来は年数百万円〜1,200万円前後の可能性
- 子どもの習い事に月20万円以上かけられる生活レベル
→ 一般的な日本の家庭と比べたら「かなり裕福」と言っていい。
ただし、
- 都内・関西での生活費
- 3人の子どもの教育費
- 将来の老後資金や親の介護などの備え
を考えると、
「油断しても大丈夫なくらいの超富裕層」というよりは、
「しっかり働き続ければ、ずっと豊かな生活を維持できる層」
というイメージに近いかもしれません。
お金だけじゃなく、「稼ぎ方のバランス」もポイント
個人的におもしろいなと思うのは、マック鈴木さんの「稼ぎ方のバランス」です。
- 野球解説(自分の経験をそのまま生かす)
- ジム経営(体づくり・指導)
- 学校での講師(若手育成)
- メディア出演や夫婦での発信(エンタメ)
現役時代の「投げてなんぼ」という世界から、
「話す・教える・見せる」で収入を作るスタイル
に、きれいにシフトしています。
これは、スポーツ選手としてはかなり理想的な引退後の形のひとつです。
- 怪我で急に稼げなくなるリスク
- 一つの会社に依存するリスク
を減らしながら、
自分の強み(野球・英語・経験)をフル活用しているわけですね。
「金持ちか?」を自分の人生にも当てはめてみると…
ここまで読んで、
「やっぱりメジャー行った人は違うな〜」
と思った人もいるかもしれませんが、
もう少し分解してみると、意外と「自分にも応用できるヒント」が見えてきます。
- ① 若い頃に“一点突破”で勝負(メジャー挑戦)
- ② そこで得た経験・知名度・人脈を、引退後の仕事に転用
- ③ 収入源を増やし、年金などの“ストック収入”も持つ
この流れは、一般の会社員やフリーランスにも、形を変えて真似できます。
- 若い頃:スキルや資格を身につける(IT・語学・専門職など)
- 中盤:そのスキルを武器に収入を上げる
- 後半:年金+副収入(投資・サイドビジネスなど)を持つ
というイメージです。
「金持ちかどうか」は、今の額面だけじゃなく、
“現役で稼ぐ収入”+“将来の年金やストック収入”の合計で考える
のがポイントだと、マック鈴木さんのケースからも見えてきます。
まとめ
最後に、この記事のタイトルへの答えを一文でまとめると…
マック鈴木は、現役時代も今も「一般人から見ればかなりの高収入」だけど、超セレブというより“働き続ける優良プレーヤー型のお金持ち”
と言えそうです。
- 現役時代:メジャー+日本で数億円クラスの年俸
- 現在:複数の仕事で年収1,000万〜2,000万円前後と推定
- 将来:メジャー年金で年数百万円〜1,000万円超の可能性あり
…と聞くと、「いやいや、十分すぎるでしょ!」とツッコミたくなりますよね。
最後に
ここまで、
- 年俸
- 年収
- 年金
と、お金の話ばかりしてきましたが――
最近の番組で、小原家の子どもの習い事代は月20万円以上と明かされていました。
つまり、
メジャーで稼いだお金も、解説で稼いだお金も、
最終的には「子どもの習い事」と「ゲーム」と「プリクラ」に消えていく…。
そう考えると、
「金持ち」って結局、
“お金がある人”じゃなくて
“お金を楽しく使う理由がある人”のことかもしれません。
マック鈴木家の場合――
理由がありすぎて、財布が一番ヒーヒー言ってる気もしますけどね。



