2025年11月29日、徳島県議会議員の古川広志(ふるかわ・ひろし)容疑者(64)が、東京・赤坂のホテルで派遣型風俗店で働く20代女性の裸をスマートフォンで盗撮した疑いで、警視庁に逮捕されたと報じられました。
容疑は「性的姿態撮影等処罰法違反(撮影)」というものです。
古川容疑者は、公明党徳島県本部の代表であり、徳島県議会の公明党会派に属する県議として活動してきた人物でした。
政治家としては、いわば「まじめ」「クリーン」なイメージを前面に出してきたタイプの議員です。そのため、今回の逮捕報道は、地元徳島だけでなく、全国ニュースとしても大きく取り上げられています。
ここからは、
- そもそも古川広志とはどんな人物なのか(プロフィール・経歴)
- 逮捕容疑の内容はどんなものなのか
- どんな法律に違反したとされているのか
- 公明党や県議会の動き、今後の見通し
を順番に解説していきます。
古川広志のプロフィール
まずは、基本的なプロフィールから整理します。
生年月日・年齢・出身地
- 名前:古川 広志(ふるかわ ひろし)
- 生年月日:1961年(昭和36年)8月12日
- 年齢:64歳(2025年時点)
- 出身地:徳島県阿南市那賀川町(旧那賀川町)
地方出身の、地元密着型の県議という位置づけで、長く徳島で活動してきた人物です。
所属政党・役職
- 所属政党:公明党
- 所属会派:公明党徳島県議団
- 役職:公明党徳島県本部代表(報道時点)
公明党の地方組織のトップという立場にあり、党内でも一定の重責を担っていたことがわかります。
選挙区・当選回数
- 議会:徳島県議会
- 選挙区:徳島選挙区
- 当選回数:3回(3期目)
統一地方選挙などを通じて3度当選しており、いわゆる「中堅クラス」の県議です。
街頭演説や選挙戦の様子は、公明党関係者のブログやYouTubeの選挙PR動画などでも発信されてきました。
古川広志の経歴とこれまでの活動
公式プロフィールなどから読み取れる範囲で、経歴をざっくり整理します。
これまでの主な経歴
公式サイトや公明党の議員紹介ページなどによると、古川広志は徳島県内での活動を長く続け、3期にわたって県議会議員を務めてきました。
委員会としては、
- 経済委員会
- 防災・環境対策特別委員会
などに所属し、地域経済や防災・環境分野の議論に関わってきたとされています。
政治スタンス・掲げていたテーマ
選挙のときのPRや、公式ホームページのメッセージを見ると、主なアピールポイントはおおよそ次のようなものです。
- 高齢社会が進む徳島での「福祉・医療の充実」
- 防災・減災、環境対策への取り組み
- 生活者目線の政策(物価高対策、地域の足の確保 など)
また、公明党の地方議員らしく、
- 「小さな声を聴く」
- 「現場第一」
といったスローガンを掲げ、県民の相談を受けながら要望を県政に届ける、というスタイルを強調していました。
「清廉潔白」を前面に出していた人物像
一部の解説記事では、古川広志は自ら「清廉潔白で誠実な政治を心がける」といったメッセージを掲げていたと紹介されています。
「清廉潔白」という言葉は、「金銭面も男女関係もクリーンで、後ろめたいことがない」というイメージを与える強い表現です。その分だけ、今回の盗撮容疑による逮捕とのギャップにショックを受ける人も多いと考えられます。
逮捕容疑の内容 ― 何があったと報じられているのか
ここからは、ニュース報道をもとに、逮捕容疑を整理します。
※いずれも「報じられている内容」であり、裁判で有罪が確定したわけではありません。
逮捕された日と場所
報道によると、
- 逮捕日:2025年11月29日
- 場所:東京・港区赤坂のホテル
とされています。
古川容疑者は、都内で開かれていた会合に出席するため、このホテルに滞在していたと報じられています。
相手の女性と状況
- 相手の女性:派遣型風俗店(デリバリーヘルス)の20代従業員
- 容疑の内容:女性の裸などをスマートフォンで盗撮した疑い
とされています。
報道ベースでは、
- 古川容疑者は派遣型風俗店を利用
- ホテルの室内で、女性の裸などをスマートフォンで撮影
- 女性が撮影に気づき、店の別の従業員が警察に相談
- その後、警視庁赤坂署が事情を確認し、性的姿態撮影等処罰法違反(撮影)の疑いで逮捕
という流れが伝えられています。
古川容疑者の認否
各社の報道によると、
「スマートフォンで撮影したことに間違いありません」
と、古川容疑者は容疑を認めているとされています。
つまり、「盗撮したかどうか」という点について、警察に対して否定はしていない、というのが現時点での情報です。
性的姿態撮影等処罰法とは?(ざっくり解説)
今回の容疑として報じられている「性的姿態撮影等処罰法違反」。
名前が長くて、ぱっと聞いてもイメージしづらいですよね。
ここでは、かみ砕いて説明します。
どんな法律?
この法律は、簡単に言うと、
「人の裸や、性的な姿を、勝手に撮ったり、そういう動画や画像を勝手にやりとりしたりしたらダメですよ」
と決めている法律です。
具体的には、
- 相手の同意なく、性的な部分や裸を撮影すること
- そうして撮影した画像・動画を保存したり、他人に渡したりすること
などを、犯罪として処罰できるようにしたものです。
「盗撮」がどう関係するのか
街中のスカートの中をこっそり撮る、浴場や更衣室で隠し撮りをする…
こうした「盗撮」は、これまでも迷惑防止条例などで取り締まりの対象でしたが、スマートフォンの普及で被害が増えたこともあり、より広く・重く処罰できるよう法律が整備されてきました。
今回のケースは、
- ホテルの一室という「プライベートな空間」で
- 全裸など、性的な姿を
- 相手の同意なく撮影した
と疑われているため、この法律に触れると見られています。
公明党・徳島県議会の反応
地方議員とはいえ、政党の看板を背負った公職者の逮捕です。
政党側がどう動くのかも、ニュースの大きなポイントになっています。
公明党本部のコメント
公明党の西田実仁(にしだ・まこと)幹事長は、今回の逮捕を受けて談話を発表し、
- 古川広志が公明党所属の徳島県議であることを認めた上で
- 「極めて非倫理的で、人権を侵害する重大な犯罪容疑」
- 「党の名誉を著しく損なう行為」
と厳しく批判しました。
また、公明党の中央規律委員会に対し、規律処分の検討を指示し、「厳正に対応する」としています。
被害者への謝罪
同じ談話の中で、公明党は、
被害に遭われた方に心より深くおわび申し上げる
と、被害女性に対して謝罪の言葉も出しています。
政党としては、「一議員の問題」と切り離すのではなく、「党としての責任も重く受け止める」という姿勢を示さざるを得ない状況だと言えるでしょう。
徳島県内の反応
徳島新聞の報道などでは、県内関係者からも、
- 「何をしているのか」「許せない」
- 「県民の信頼を裏切る行為だ」
といった厳しい声が紹介されています。
古川容疑者は、公明党徳島県本部代表という立場でもあったため、党の地元組織へのダメージも避けられません。
家族への影響や「政治家の責任」について
この手の不祥事で、どうしても気になるのが「家族の存在」です。
一部のネット記事では、
- 妻の名前が挙げられている
- 子どももいるとされる
など、家族構成に触れたものもありますが、いずれも公的な情報や選挙での紹介などをもとにしており、プライベートな部分の詳細までは明らかになっていません。
いずれにしても、政治家の不祥事は、本人だけでなく家族の生活やメンタルにも大きな負担を与えます。「清廉潔白」を掲げてきたタイプの政治家であればなおさら、周囲のショックは大きいでしょう。
ここで大事なのは、
- 被害者の心身のケア
- 家族のプライバシーの尊重
この2つをしっかり守りつつ、事実関係を冷静に見ていくことだと思われます。
今後どうなるのか ― 議員辞職や裁判の見通し
現時点(2025年11月末)では、まだ逮捕・送検の段階であり、起訴・裁判・判決といったプロセスはこれからです。
一般的な流れとしては、
- 逮捕 → 取り調べ → 送検
- 検察が「起訴するかどうか」を判断
- 起訴された場合は、裁判で有罪・無罪や刑の重さが決まる
という手順になります。
一方で、政治家としての扱いは、法律上の判断とは別に、
- 所属政党による処分(除名・離党勧告など)
- 本人の議員辞職
など、政治的・倫理的な判断が絡んできます。
今回、公明党はすでに「極めて非倫理的」「党の名誉を著しく損なう行為」と明言しており、厳しい処分が下される可能性が高いと見られます。ただし、いつどのような形で議員辞職に至るのか、具体的なスケジュールは今後の動向を見守る必要があります。
「政治家のプライベート」と「公人としての責任」
今回の事件は、
- 風俗店の利用そのものではなく
- その場での「盗撮」行為
が問題とされています。
「プライベートの問題だからほっといてくれ」というレベルを明らかに超えているのは、法律に触れた可能性が高い「被害者のいる犯罪」だからです。
政治家は公人として、
- 法律を守ること
- 人権を尊重すること
を市民に訴える立場にあります。その政治家自身が、人の裸を無断で撮影するような行為をしたとすれば、「言っていることとやっていることが違う」という強い批判を招くのは避けられません。
もちろん、最終的な刑事責任は、裁判の結果を待つ必要があります。しかし、政治的・倫理的な信頼が大きく揺らいだことは、現時点の情報だけでも明らかだと言えるでしょう。
まとめ
最後に、この記事の内容を簡単にまとめます。
政治家の不祥事は、どうしても「ゴシップ」として消費されがちですが、
同時に、
- 法律はどうなっているのか
- 公人としての倫理とは何か
- 被害者の権利をどう守るか
といった、社会全体で考えるべきテーマも含んでいます。



