明治大学の馬が「お散歩」脱走!?
そんなインパクトのあるニュースが、X(旧Twitter)などで一気に広まりましたよね。
この記事では、
- 何が起きたのか(事実関係)
- 「なぜ自分で戻ってきたの?」という素朴な疑問
- 原因は今どうなっているのか
- もし自分の街で馬に出会ったらどうしたらいいか
- 大学や馬術部にはどんな安全対策が求められるのか
を整理していきます。
まずは結論:どんな事件だったの?
ニュースや各社報道をまとめると、今回の「明治大学の馬お散歩事件」は、ざっくりこういう出来事です。
- 日時:2026年1月5日 午前7時30分ごろ
- 場所:神奈川県川崎市多摩区三田付近(明治大学・生田キャンパス周辺)
- 状況:
- 「馬が徘徊している」と110番通報が入る
- 明治大学 生田キャンパスの馬術部が飼育している馬が、厩舎(きゅうしゃ=馬の部屋)から一時的に脱走
- 住宅街や車道を歩き回る様子が、動画やSNSでも拡散
- その後:
- 警察がパトカーで後ろから追いかけ、事故を防ぐよう誘導
- 約20〜30分後、馬は自分からキャンパスのほうへ戻り、そのまま厩舎に帰還
- 被害:
- 人にも馬にも、けが人は出ていない
- 建物などへの被害も確認されていない
つまり、
「大学の馬術部の馬が、朝の街中を一頭でお散歩してしまった。でもしばらくして、自分で『おうち(キャンパス)』に帰ってきた。幸い、事故はなかった。」
という、「ヒヤッとしたけど大事には至らなかった」事案だった、ということですね。
どこで起きたの?場所をイメージしてみる
生田キャンパスのある「川崎市多摩区」とは
明治大学の生田キャンパスは、神奈川県川崎市多摩区にあります。緑も多く、大学の敷地内は広いですが、少し歩けば住宅街や交通量のある道路もあるエリアです。
- 小田急線の駅も近く、人も車もそれなりに行き交う街
- そんな場所に、馬術部の厩舎や練習場がある
今回の馬は、このキャンパスの厩舎から抜け出し、周辺の道路を歩いていたとされています。
テレビやネットに流れた映像を見ると、
- 馬着(ばちゃく)という防寒着を着たまま
- 商店街や車道を、トコトコと速歩きで進んでいく
- その後ろを、パトカーが一定の距離をとりながら追尾している
という、なかなかシュールなシーンでした。
真相その1:「なぜ自分で戻ったの?」馬の”帰巣本能”
ニュースで特に話題になったのが、
「どうして馬が自分からキャンパスに戻ったのか?」
という部分です。
馬には「おうちに帰りたい」本能がある
馬術経験者が書いた解説記事などによると、飼育されている馬には強い帰巣本能があるとされています。
ポイントは次の通り。
- 馬はとても臆病な動物
- 見知らぬ場所や大きな音は、強いストレスになる
- 「ごはんが出てくる」「仲間がいる」「人間に世話してもらえる」厩舎は、馬にとって一番落ち着く場所
つまり、今回の馬目線で言うと、こんな感じかもしれません。
「あれ?いつもの場所から出ちゃった…」
「道路は車も人もいて、落ち着かない…」
「やっぱり、ごはんのある『自分の部屋』に帰ろう」
この「帰りたい」という気持ちと、日ごろから覚えているルートが合わさって、自分の判断でキャンパスの方向に戻っていったと考えられます。
パトカーの「遠巻き誘導」も大きかった
報道によると、警察は馬のすぐそばにベタ付きするのではなく、後方からパトカーで追尾しつつ、事故が起きないように誘導したとされています。
馬は、前をふさがれるとパニックになりやすい動物です。なので、
- 前に立ちふさがらない
- 大きな音やクラクションをむやみに鳴らさない
- なるべく馬の進路を邪魔せず、安全を確保する
という対応は、結果として「自分の知っている場所=キャンパスに戻る」選択をしやすくした可能性があります。
「馬の本能+警察の落ち着いた誘導」
この二つが組み合わさって、「自力で戻る」という結果につながった、と見るのが自然でしょう。
真相その2:なぜ厩舎から脱走したの?原因はまだ不明
タイトルにある「原因は?」ですが、ここはとても大事なポイントです。
2026年1月5日時点では「公式な原因は公表されていない」
複数のニュース記事を確認しても、現時点では
- 「なぜ厩舎から出てしまったか」について、明治大学や馬術部から詳しい説明は出ていない
- 警察が関係者から事情を聞いている段階
と報じられています。
つまり、
「扉のロックが甘かったのか?」
「何かが壊れたのか?」
「人為的なミスがあったのか?」
といった具体的な「真相」は、まだ外からはわからない状態です。
ここを勝手に決めつけたり、「絶対に〇〇だ」と書いてしまうのは、事実に基づかない憶測になってしまいます。
一般的に考えられる「放馬」のパターン
とはいえ、読者としては「あり得るパターン」は気になりますよね。
ここからは、あくまで一般論として、乗馬クラブや馬術部で起きうる「放馬(馬が逃げること)」の理由を整理しておきます。
- 扉やロープのロックが不十分だった
- 扉を閉めたつもりでも、きちんと鍵がかかっていなかった
- 人が出入りするときに、うっかり開けっ放しになった
- 器具の劣化や破損
- 長年使っていた金具が壊れた
- 鎖やロープが老朽化していて切れてしまった
- 外部からの刺激や事故
- 大きな音に驚いた馬が暴れて、柵やロープを壊してしまった
- 他の動物や人が近づきすぎて、馬がパニックになった
- 管理上のヒューマンエラー
- 忙しい時間帯に、複数頭の世話をする中で確認漏れがあった
- 新人スタッフが手順を勘違いしていた
今回の明治大学のケースが、このどれに当てはまるかは、大学や警察の調査を待たないと分かりません。
ニュースを読む側としては、
「原因はまだ公式に出ていない」
という点は、冷静に押さえておきたいところです。
ネットの反応:「午年サービス」「馬の方が賢い」?
SNSをざっと見てみると、今回の「お散歩事件」には、こんな声が飛び交っていました。
- 「午年ならではの笑えるネタ。ちゃんと自分から帰ったの偉い」
- 「お馬さんも人も何事もなくて良かった!」
- 「明大生が酔っ払って帰れないとき、『馬の方が賢い』って言われそう」
- 「正月明けで、馬も現実逃避したかったのかな(笑)」
もちろん、事故が起きなかったからこそ言える冗談ではありますが、
- 「ケガ人が出なかった」安堵感
- 馬が自力で帰ったことへの驚きと、ちょっとした可笑しさ
この2つが混ざり合った、独特の空気感でした。
一方で、
- 「もし車とぶつかっていたら大事故では?」
- 「子どもと一緒に歩いていたらと思うと怖い」
という、安全面に対する不安の声も見られます。
笑い話で終わって良かった、で片付けてしまうのではなく、
「たまたま運が良かっただけかもしれない」
という視点も、私たち大人は持っておきたいですね。
もしあなたの街で馬に出会ったら?命を守る行動
「いやいや、馬なんて街で見かけないでしょ」と思うかもしれませんが、
今回のように、大学や乗馬クラブが近くにある地域では、絶対にゼロとは言い切れません。
馬術経験者の解説などをもとに、「もし目の前に人の乗っていない馬が現れたら?」の基本行動をまとめます。
① 絶対に近づかない・さわろうとしない
- 馬は大きくて力が強い動物です(500キロ前後の体重もあります)
- 性格はおとなしくても、驚いて跳ねたり蹴ったりしてしまうことがある
かわいく見えても、野良猫に触る感覚で近づくのはNGです。
② 進行方向をふさがない
- 前に立ち塞がったり、正面から止めようとすると、馬はパニックになりやすい
- 驚いた馬が急に方向転換したり、飛び出したりすると、かえって危険
「道を開けてあげる」のが正解です。
自分や子どもは歩道の端や建物の陰に避難し、馬が通り過ぎるのを待つ
これだけで、かなりリスクを減らせます。
③ 大声やフラッシュ、急な動きはしない
- 大きな叫び声、スマホのフラッシュ、急に走り出す動きは、馬にとって「脅威」に見えることがあります
- 驚いた馬が暴走するきっかけになるかもしれません
静かに、ゆっくり、目立たないように行動するのがポイントです。
④ すぐに110番通報する
- 「人の乗っていない馬が街中にいる」という状況は、放っておくと重大事故につながる可能性があります
- 自分で何とかしようとせず、警察や関係機関に任せるのが鉄則です
「〇〇区の××通りに、鞍(くら)を付けた馬が一頭で歩いています」
「人は乗っていません」
と、見たままを落ち着いて伝えましょう。
大学や馬術部に求められる安全対策とは?
今回の明治大学のケースでは、幸いにも
- けが人ゼロ
- 物損被害ゼロ
という結果でした。ただ、これを機に、
「そもそも大学や馬術部は、どう安全対策をすべきなのか?」
という点も考えてみたいところです。
ここからは一般論として、大学の馬術部や乗馬クラブに求められるポイントを整理します。
厩舎まわりの「二重三重のロック」
- 扉に複数のロック機構(鍵+補助チェーンなど)を設ける
- 柵や金具の定期点検を行い、劣化した部分はすぐに交換する
- 扉を閉めたら「指差し確認」など、チェックの習慣化を徹底する
「うっかり閉め忘れ」を防ぐには、仕組みと習慣の両方が必要です。
飼育・管理マニュアルの共有と教育
- 部員やスタッフに、放馬のリスクや過去の事例を繰り返し教育する
- 新入部員・新スタッフ向けに、管理ルールの研修を行う
- 異常があったときの連絡フロー(誰がどこに連絡するか)を明文化しておく
「誰かが知っている」ではなく、「全員が同じルールを理解している」状態が理想です。
もしもの時の「緊急対応マニュアル」
- 放馬が起きた場合の初動手順(何分以内に何をするか)
- 警察や消防、大学本部への連絡先リスト
- 近隣住民への情報提供の方法(大学サイト、SNS、掲示など)
今回のように、警察が速やかに動けたことは、不幸中の幸いでした。
この動きを大学側のマニュアルにも組み込み、日ごろから訓練しておくことが重要です。
近隣住民への情報発信と対話
- 「近くに馬術部があり、馬を飼育しています」という情報を、周辺住民に周知する
- 年に1回程度、見学会やイベントを開き、地域の理解を深める
(実際に、他大学では地域の子ども向け乗馬体験なども行われています)
こうした地道な取り組みは、
「何かあったときに、すぐ相談・連絡できる関係性」
につながります。「馬がいること」自体をリスクとして恐れるのではなく、一緒に共存する地域づくりが大切ですね。
「明治大学の馬お散歩事件」から見えるもの
ここまで見てきたように、今回の出来事は
- 馬術部の馬が一時的に脱走
- 約20〜30分で自らキャンパスに戻る
- 人にも馬にもケガなし、物損被害なし
- 原因はまだ調査中・公表されていない
という、「ギリギリ笑い話で済んだ」事案でした。
一方で、もし条件が少し違っていたら──
- 通勤ラッシュ時間帯に車道へ飛び出していた
- 子どもや高齢者のすぐそばを走り抜けていた
- 橋や階段など、足場の悪い場所に入り込んでいた
こうしたケースでは、重大な事故につながる可能性もあったはずです。
だからこそ、私たちがこのニュースから学べることは多いと思います。
私たちが受け取れる教訓
- 「たまたまうまくいった」事例ほど、真剣に振り返る価値がある
- 大きな事故にならなかったときほど、「運が良かっただけかもしれない」と考える視点が大事
- 知らないからこそ、知っておくと安心なことがある
- 馬の性質
- 街中で遭遇したときの行動
- 大学やクラブがすべき安全対策
- SNSの「おもしろネタ」の裏側には、いつも現場のヒヤヒヤがある
- ネタとして楽しむのも悪くありませんが、
「現場で対応した人」「ヒヤッとした住民」「馬そのもの」のことも、少し想像できるといいですよね。
- ネタとして楽しむのも悪くありませんが、
まとめ
最後に、ポイントをもう一度整理します。
ニュースをただ「おもしろ動画」として眺めるだけでなく、
「自分の街で起きたらどうする?」
「どんな準備をしておけば事故を防げる?」
と一歩踏み込んで考えることで、今回の「明治大学の馬お散歩事件」は、私たちにとっても学びの多い出来事になります。
今後、大学や関係機関から原因や再発防止策についての公式な発表が出てくるかもしれません。
続報にも注目しつつ、私たち自身も「いざというときの行動」を頭の片隅に入れておきたいですね。

