鳥山まことさんの名前をニュースやXで見て、
「え?鳥山“まこと”?ドラゴンボールの鳥山“明”と親戚?」
と一瞬思った人、多いと思います。
この記事では、
- 2人はそもそも誰なのか
- 親戚・家族などの関係はあるのか
を整理していきます。
結論から:2人は「別人」です(公表情報ベース)
まず一番気になるところからはっきりさせます。
- 鳥山まこと:1992年生まれの小説家・一級建築士。『時の家』で芥川賞を受賞。
- 鳥山明:1955年生まれの漫画家・デザイナー。『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』など世界的な作品で知られ、2024年に亡くなっています。
そして、芥川賞関連の解説記事の中で、
「鳥山という姓から漫画家の鳥山明氏を連想する人もいるが、別人である」
とはっきり書いているものもあります。
現時点で公表されている情報を見るかぎり、
血縁関係・親戚関係・師弟関係などは特に出ていません。
同じ「鳥山」という名字ですが、
出身地も世代も職業もまったく別の人物と考えてよさそうです。
まず整理:鳥山まことはどんな人?
芥川賞のニュースで一気に名前が広まった鳥山まことさん。
ざっくりプロフィールを整理しておきます。
- 名前:鳥山 まこと(とりやま まこと)
- 生まれ年:1992年(令和じゃなくて平成生まれ)
- 年齢:33歳(2026年時点)
- 出身地:兵庫県宝塚市
- 学歴:
- 京都府立大学 生命環境学部・環境デザイン学科 卒業
- 九州大学大学院 修士課程 修了
- 職業:小説家・一級建築士
- 受賞歴:
- 2023年「あるもの」で第29回三田文学新人賞
- 2025年『時の家』で第47回野間文芸新人賞
- 2025年下期(第174回)芥川龍之介賞『時の家』
京都府立大学・九州大学大学院で建築・環境デザインを学び、
一級建築士として働きながら、コツコツ小説を書いてきた人です。
『時の家』は、「ある家に暮らした三世代の歴史」をテーマにした建築×文学のような作品で、
「建築士だからこそ書ける小説」として高く評価されています。
もう一人の「鳥山」:鳥山明はどんな人?
一方、鳥山明さんは、説明不要なくらい有名な漫画家ですよね。
主なプロフィールをあらためてまとめると…
- 名前:鳥山 明(とりやま あきら)
- 生年月日:1955年4月5日
- 没年月日:2024年3月1日(享年68)
- 出身地:愛知県西春日井郡清洲町(現在の清須市)
- 職業:漫画家・キャラクターデザイナー
- 代表作:
- 『Dr.スランプ』
- 『ドラゴンボール』
- 『ドラゴンボール』は世界で3億部以上の大ヒット作品とされ、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラデザインも担当。
1970〜80年代から第一線で活躍し続け、
少年漫画・アニメ・ゲーム文化にものすごく大きな影響を与えたクリエイターです。
つまり、
- 1955年生まれの昭和世代
- 愛知出身の漫画家
が鳥山明で、
- 1992年生まれの平成世代
- 兵庫出身の小説家兼建築士
が鳥山まこと、というわけです。
「関係ある?」と聞きたくなる3つの理由
では、なぜ多くの人が2人を「関係ある?」と感じてしまうのでしょうか。
混同しやすい理由を、わかりやすく3つに分けてみます。
理由①:名字が同じ「鳥山」で、どちらもクリエイター
一番わかりやすいのはこれですよね。
- 名字:どちらも「鳥山」
- 職業:どちらも「表現の仕事」(漫画家/小説家)
日本では、佐藤・鈴木・田中ほど多くはないものの、
「鳥山」という名字自体は存在する名字です。
しかも、
- 鳥山明 → 誰でも知っているレベルの有名人
- 鳥山まこと → 一気に芥川賞で名前が広まった新鋭作家
という組み合わせなので、
「鳥山という名字で、創作系の仕事をしている」
と聞いた瞬間に、
頭の中で2人のイメージがくっついてしまうのは自然な流れです。
実際、芥川賞の解説記事でも、
「鳥山という姓から漫画家の鳥山明氏を連想する人もいるが、別人である」
とわざわざ書かれているくらいです。
理由②:ニュースの見出しが名字+名前だけのことがある
ネットニュースや速報では、
- 「芥川賞に鳥山まことさん」
- 「鳥山まこと『時の家』が芥川賞」
というように、肩書や年齢が省略された見出しになることがあります。
そこだけをパッと見て、
「鳥山? え、明さんのこと?」
と勘違いしてしまう人も出やすい状況です。
特にスマホの通知や、Xのトレンド欄のような短い情報だと、
記者も「文字数との戦い」をしているので、
「芥川賞に鳥山氏」みたいに超ざっくりした書き方になることもあります。
理由③:タイミング的に「話題の鳥山=まこと」になった
もうひとつは「タイミング」の問題です。
- 2024年:鳥山明さんの訃報が大きく報じられる
- 2025〜26年:鳥山まことさんが『時の家』で野間文芸新人賞・芥川賞受賞
という流れなので、
ここ2〜3年、ニュースやSNSで「鳥山」という名字を見かける機会が連続しました。
そのため、人によっては
「あれ?前も『鳥山さん』ってニュースで見たけど、同じ人?」
と感じやすくなっているのも、混同を生む理由のひとつだと考えられます。
ここを見れば一発でわかる!「別人ポイント」一覧
では、2人をしっかり区別するための「別人ポイント」を、
ぱっと見でわかる形でまとめておきます。
生まれ年・世代がまったく違う
- 鳥山まこと:1992年生まれ(平成4年)
- 鳥山明:1955年生まれ(昭和30年)
なんと37歳差。
親子どころか、親世代と子世代以上に離れています。
出身地が違う
- 鳥山まこと:兵庫県宝塚市出身(現在は明石市在住とされる)
- 鳥山明:愛知県西春日井郡清洲町(現・清須市)出身
生まれも育ちも、関西(兵庫)と東海(愛知)で別々です。
メインの仕事・フィールドが違う
- 鳥山まこと:
- 一級建築士(建築の設計など)
- 純文学系の小説家(芥川賞分野)
- 鳥山明:
- 少年漫画を中心とした漫画家
- アニメ・ゲームのキャラデザインなども多数
活動する世界が、かなり違います。
代表作もまったく別ジャンル
- 鳥山まこと:
- 『時の家』(家と三世代の記憶を描く中編小説)
- 「あるもの」「欲求アレルギー」「アウトライン」などの短編
- 鳥山明:
- 『Dr.スランプ』
- 『ドラゴンボール』
- ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターデザイン
片方は文学賞の世界、
もう片方は少年漫画とポップカルチャーの世界、という感じですね。
公表プロフィールに「つながり」の記述なし
どちらのプロフィールやインタビューを見ても、
- 「親戚です」
- 「影響を受けた身内です」
といった説明は、今のところ見当たりません。
また、芥川賞関連の記事でわざわざ
「漫画家の鳥山明氏とは別人」
と書かれていることからも、
「名前は同じだが関係はない」という受け止め方が前提になっていると考えられます。
2人の「共通点」と「違い」を楽しむ見方もある
ここまで「別人ですよ」という話をしてきましたが、
少し視点を変えると、こんな楽しみ方もあります。
共通点
- 日本のカルチャーを支えるクリエイター
- 自分にしか描けない世界をつくっている
- 海外にも届く可能性のある作品性
鳥山明さんは、すでに世界中で愛される作品を残しました。
鳥山まことさんは、これからの作品次第で、
「建築と文学をつなぐ作家」として新しい読者を広げていく可能性があります。
違い
- 片方は「少年マンガとアニメ・ゲーム」
- もう片方は「家と時間、生活の記憶を描く純文学」
ジャンルも時代もかなり違うので、
「同じ“鳥山”でも、ここまで世界観が違うんだ」
と、比べてみると逆に面白いかもしれません。
まとめ
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 鳥山まことと鳥山明は、公表情報ベースでは「別人」
- 親戚・家族などの関係は出ていない
- 芥川賞解説でも「漫画家の鳥山明とは別人」と明記されている
- 鳥山まこと
- 1992年生まれ、兵庫県宝塚市出身
- 京都府立大学→九州大学大学院で建築を学ぶ
- 一級建築士として働きながら小説を書き、『時の家』で野間文芸新人賞&芥川賞を受賞
- 鳥山明
- 1955年生まれ、愛知県清須市出身
- 『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などで世界的に知られる漫画家
- ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズなどのキャラデザインも担当し、2024年に68歳で逝去
- 混同しやすい理由
- 同じ「鳥山」という名字
- どちらもクリエイター
- ニュース見出しが短くて文脈が省略されがち
- 見分けるコツ
- 「芥川賞・小説・建築・時の家」→ まこと
- 「ドラゴンボール・ジャンプ・Dr.スランプ・ドラクエ」→ 明
「鳥山まこと=新しい“鳥山”」として、
これからどんな作品を書いていくのか、とても楽しみです。


