この記事では、
- 山中竹春さんはどこの政党に所属しているのか
- 2021年・2025年の横浜市長選で、どの政党から推薦・支援されてきたのか
- 「無所属なのに、政党の支援がつく」仕組み
を解説していきます。
結論から:山中竹春の「政党」はどこ?
まず、いちばん知りたい結論から先に書きます。
① 届け出上の「政党」は? → 無所属
- 山中竹春さんは、横浜市長として「無所属」とされています。
- 横浜市の公式プロフィールでも、
「所属政党」のような項目はなく、
経歴や学歴だけが書かれています。
つまり、
「自民党の市長」「立憲民主党の市長」といった形で、
どこかの政党に“所属しているわけではない”
というのが基本です。
② じゃあ「どの政党から推薦されてきたの?」
ここがややこしいところですが、
- 2021年の市長選のときと、
- 2025年の市長選のときとで、
推薦・支援にまわった政党が大きく違うのがポイントです。
ざっくり言うと、
- 2021年
→ 無所属だけど、立憲民主党が「推薦」
日本共産党・社民党などが「支援」する
いわゆる「野党共闘」の候補だった - 2025年
→ やはり無所属だが、
今度は自民党横浜市連・立憲民主党・公明党がそろって支持
という、かなり珍しい構図になっている
つまり、
「政党としてどこに所属しているか?」
ではなく
「選挙のときに、どの政党が推薦・支援しているか?」
を見ないと、山中さんの“立ち位置”は分かりにくい、ということです。
まず整理:「政党」と「無所属」って何が違う?
ここで一度、言葉の整理をしておきます。
「政党」とは?
ざっくり言うと、
同じ考え方を持つ政治家が集まったチーム
です。
- 自民党
- 立憲民主党
- 日本共産党
- 公明党
- 社民党 など
それぞれ政策や考え方の“カラー”があります。
「無所属」とは?
選挙の候補者のプロフィールには、よく
- 自民党
- 立憲民主党
- 無所属
といった表示が出ますよね。
この「無所属」は、
「どの政党にも所属していない」
あるいは
「選挙の届け出上は、政党名を書いていない」
という意味です。
ここがポイントで、
- 本当にどの政党にも入っていない人もいれば、
- どこかの政党にかつて所属していても、
イメージを優先して「無所属」で出る人もいます。
さらにややこしいのが、
「届け出上は無所属でも、裏では政党の推薦や支援を受けている」
というパターンです。
横浜市長選は、まさにこの「ややこしいパターン」に当たります。
2021年:野党共闘で誕生した「無所属市長」
では、時系列で見ていきましょう。
まずは2021年の横浜市長選です。
2021年市長選の背景
2021年の横浜市長選の大きな争点は、
- カジノをふくむIR(統合型リゾート)を横浜に誘致するかどうか
- 新型コロナ対策をどうするか
でした。
- 当時の林文子市長は「IR誘致」に前向き
- それに反対する市民運動が強くなっていた
という流れの中で、
「カジノ反対」を掲げる市民団体と、
野党が一緒に推す候補として、
山中竹春さんが立った
という構図でした。
2021年時点の政党との関係
2021年の山中さんは、届け出上は「無所属・新人」です。
ですが、政党との関係をもう少し細かく見ると、
- 立憲民主党 → 「推薦」した候補
- 立憲民主党の公式談話でも
「立憲民主党が推薦した山中竹春候補が勝利した」と明言
- 立憲民主党の公式談話でも
- 日本共産党 → 「支援」
- 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」でも
「無・新、立憲民主党推薦、日本共産党・社民党支援」と紹介
- 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」でも
- 社民党 → 「支援」
- 社民党の談話でも、山中候補を支援したことが書かれている
となっています。
さらに、カジノ反対の市民団体
- 「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」なども
山中さんを推す立場を取っていました。
これを一言でまとめると、
2021年の山中竹春さんは、
「無所属」だけれど、
実質的には“野党と市民運動が一緒に推した候補”
だったと言えます。
2025年:自民・立憲・公明がそろって支持する「現職市長」
次に、2025年の横浜市長選を見てみましょう。
2025年市長選の基本情報
- 2025年7月20日 告示
- 8月3日 投開票
- 候補者は6人全員が「無所属」という珍しい選挙
その中で、
- 山中竹春さんは、現職の無所属市長として再選を目指す立場です。
2025年時点の政党との関係
ここが2021年と大きく違う点です。
2025年の選挙では、
- 自民党横浜市連が、山中市長の「支持」を決定
- 立憲民主党神奈川県連も、現職の山中市長を「支持」
- 公明党の市内3総支部も山中市長を「支持」
- 一方、日本共産党は今回は山中市長を支援せず、独自の立場を取っていることを明らかにしています
政治家(柏原すぐる横浜市議)の解説記事では、2025年の構図を
「届け出は無所属だが、
実際は立憲・自民・公明の支援を受ける現職市長」
という形で説明しています。
ざっくり言うと、
2021年:野党共闘で誕生した「無所属市長」
2025年:自民・立憲・公明がそろって支える「無所属の現職市長」
という、かなり不思議な変化をたどっているわけです。
どうして無所属なのに、こんなに政党がつくの?
ここで出てくる素朴な疑問が、
「それだけ政党の名前が出てくるなら、
もうどこかの政党に入ってるってことじゃないの?」
というものだと思います。
でも、実はそうとは限りません。
地方選挙では「無所属+政党支援」はよくある
地方の首長選挙(市長・知事など)では、
- 候補者本人は「無所属」で届け出る
- だけど、裏では複数の政党が「推薦」「支持」「支援」を出す
というパターンは、決して珍しくありません。
理由はいくつかありますが、代表的なのは、
- 「政党の色が強すぎる」と嫌う有権者が一定数いる
→ 「自民党の市長」「○○党の市長」とは名乗らず、
あくまで「市民党」「無所属」としてアピールしたい - 「幅広い層の支持を集めたい」
→ 特定の政党にベッタリというより、
複数の政党と市民団体の“まとめ役”というイメージを出したい - 「国政」と「市政」は切り分けたい
→ 国の政局とは少し距離を取り、
地元の課題を中心に語りたい
こういった理由から、
「政党に籍を置いていた経験はあっても、
選挙では無所属で立つ」
という政治家もたくさんいます。
「推薦」「支持」「支援」はニュアンスが違う
政党と候補者の関係を示す言葉には、
- 推薦
- 支持
- 支援
など、いくつか種類があります。
ざっくりイメージでいうと、
- 推薦
→ 「うちの政党として、この人を正式に推します」
公認に近い、重めの支援 - 支持
→ 「この候補を応援します」
推薦よりは少し距離がある言い方 - 支援
→ 個人や地方組織レベルでの応援を含む、
わりと幅の広い言葉
実際には、党ごと・選挙ごとに微妙な違いはありますが、
どの言葉が使われているかを見ると、
「その政党との距離感」がなんとなく見えてくる
というのは覚えておくと便利です。
「山中竹春の政党」を理解するための3つのポイント
ここまでの話を、ニュースの読み方という視点でまとめてみます。
ポイント① 「所属」と「推薦・支援」を分けて考える
- 山中竹春さんの「所属政党」は、あくまで「無所属」
- そのうえで、選挙ごとに
- 「どの政党が推薦したか」
- 「どの政党が支援したか」
を見る必要があります。
ニュースやネット記事を読むときは、
「このサイトは“所属”と“推薦”をごっちゃにして書いてないか?」
という視点を持つと、情報の質が見えてきます。
ポイント② 「いつの話か」を必ずチェック
2021年と2025年で政党との関係がガラッと変わっているように、
「どの年の選挙の話をしているか?」
が非常に重要です。
- 2021年の記事だけ読むと
→ 「野党共闘の候補」というイメージになる - 2025年の記事だけ読むと
→ 「自民・立憲・公明が応援する現職」というイメージになる
両方を知らないと、
「同じ人なのに、何を読めばいいか分からない」
という状態になってしまいます。
ポイント③ 元ネタ(一次情報)に一度はあたる
政党との関係を調べるときは、
- 政党本部や県連の公式サイト・談話
- 選挙の公式サイト(選管や大手選挙情報サイト)
- 当時のニュース記事(新聞社など)
といった一次情報に一度はあたってみると安心です。
この記事でも、
- 立憲民主党の公式談話
- 日本共産党・社民党の選挙結果談話や記事
- 自民党横浜市連の支持決定を報じた地域紙記事
- 2025年選挙の支援構図を解説した市議会議員のコラム
など、なるべく一次情報に近いソースを参考にしています。
まとめ
最後に、この記事の内容をギュッとまとめます。
■ 所属政党
- 山中竹春さん自身は、「無所属の横浜市長」
→ どこか特定の政党に所属しているとはされていない
■ 2021年 横浜市長選のとき
- 届け出上は無所属・新人
- 立憲民主党が「推薦」
- 日本共産党・社民党などが「支援」
- カジノ反対の市民団体も後押しする、
いわゆる「市民+野党共闘」の候補だった
■ 2025年 横浜市長選のとき
- 引き続き「無所属の現職市長」として立候補
- 自民党横浜市連が山中市長の支持を決定
- 立憲民主党神奈川県連、公明党の市内3総支部も山中市長を支持
- 一方、日本共産党は今回は支援しない立場を表明
■ つまり…
・政党「所属」としてはずっと無所属
・しかし選挙ごとに、
推薦・支援する政党の顔ぶれが大きく変わっている
というのが、「山中竹春の政党はどこ?」問題の実態です。





