ここ数年のフィギュアスケート界で、海外からの注目度が一気に上がった日本男子といえば三浦佳生選手です。
四大陸選手権での優勝や、ジュニアからシニアへの勢いあるステップアップによって、
- 「日本の新しいスター」
- 「クワド(4回転)のモンスター」
- 「ランボルギーニ・ミウラ」
など、英語圏のファンやメディアからさまざまな呼び方・評価が生まれています。
この記事では、
- 三浦佳生選手が海外でどう評価されているのか
- 英語でどんなニックネーム・言い回しで呼ばれているのか
- 海外メディアと海外ファン、それぞれの“反応の傾向”
を整理していきます。
まずは前提:なぜ海外でここまで注目されているの?
国際タイトルを持つ「世界レベルの実績」
英語圏で名前が知られるには、やはり国際大会で結果を出すことが一番の近道です。
三浦佳生選手は、
- 2023年・2026年の四大陸選手権 優勝(男子シングル)
- 2023年 世界ジュニア選手権 優勝
- グランプリシリーズで複数回のメダル獲得
など、シニア・ジュニア両方で世界タイトルを手にしている選手です。
英語版『ウィキペディア』でも、
「Japanese figure skater」「Four Continents champion」「World Junior champion」
といった肩書きが並び、しっかり“世界クラス”の選手として紹介されています。
「最年少記録」「将来のメダル候補」としての注目
四大陸選手権を10代で制したことで、
「最年少優勝クラスの偉業」として海外メディアにも取り上げられました。
さらに、英語圏のスケートサイトやニュースでは、
- 「rising star(台頭するスター)」
- 「in the medal picture at Worlds(世界選手権のメダル候補)」
といった表現で、世界選手権・オリンピックでのメダル候補として名前が挙がっています。
“ハイスピード+クワド”という分かりやすい武器
実績に加えて、海外ファンが惹かれているのは、
- とにかくスピードが速い
- そのスピードのまま高い4回転を飛ぶ
という、目で見てすぐ分かる「武器」です。
英語のニュースやSNSのコメントでも、
- 「What speed!!!!!(なんてスピードだ)」
- 「Insane skate by Kao(カオの滑りは狂気レベル)」
といった言い方で、速さと迫力をほめる声が多く見られます。
英語でどんなニックネームがある?代表的な呼び方
ここからは、海外ファンの間で使われているニックネーム・言い回しを見ていきます。
「公式の愛称」というより、ファンが楽しみながら使っているニックネームです。
「Lamborghini(ランボルギーニ)」「Lamborghini Miura」
一番目立つのが、車にたとえたニックネームです。
X(旧Twitter)の誕生日お祝いポストでは、
Happy Birthday KAO “Lamborghini” MIURA
と、名前の間に「Lamborghini」と入れて祝っている海外ファンの投稿が見られます。
また、海外のファングループやコメント欄などでは、
- 「Lambo Miura」
- 「Lamborghini Miura」
といった書き方でいじられることもあります。
ここでのポイントは2つ。
- スピードが速い=スーパーカーみたい
- 車名「Miura」と、本人の名字「三浦(Miura)」が同じスペル
この2つをかけて「ランボルギーニ・ミウラ(三浦)」と呼ぶ、
ちょっとオタクっぽくてセンスのあるニックネーム、という感じです。
「monster(モンスター)」系の呼び方
4回転ジャンプをバンバン決める選手に対して、
海外ではよく「monster」という言葉が使われます。
ある英語ブログでは、
三浦選手が同じ日に二つの大会でショートを滑ったときのことを、
“You’re a monster”
(君はモンスターだ)
という言葉とともに紹介していました。
ここでの「monster」は悪口ではなく、
- 「人間離れした体力・技術を持つすごい選手」
という、半分あきれながらの最大級のほめ言葉です。
さらに、オリンピック公式サイトの記事では、
三浦選手の4回転トウループ+3回転トウループのコンビネーションについて
“monster quad toe-loop–triple toe combination”
と表現されていて、ジャンプそのものを「モンスター」と呼んでいます。
「モンスター=規格外の大技」というイメージが、
海外の解説ではかなり浸透していると分かります。
「speed demon(スピード・デーモン)」
海外掲示板・Redditのオリンピック予想スレッドでは、
ファンがネタとして三浦選手を
“Kao Miura the speed demon”
と呼んでいました。
「speed demon」は直訳すると「スピードの悪魔」ですが、
- とてつもなく速い人
- スピードを楽しんでいる人
というニュアンスのスラングです。
この書き込み自体はジョーク混じりですが、
「三浦=スピード」と海外ファンのイメージに強く刻まれていることがよく分かる表現です。
キャッチコピー的なフレーズいろいろ
ニックネームというほど固定ではないものの、
海外ファンのコメントや実況の中で、
“キャッチコピー”のように使われている表現もあります。
たとえば Reddit のスレッドでは、
三浦選手の滑りを見たファンが
“He lived on the edge but not over it.”
(ギリギリまで攻めたけれど、崩れはしなかった)
とコメントしていました。
また、ISU公式のSNSやそのコメント欄では、
- 「What speed!!!!!」
- 「Insane skate(信じられない滑り)」
など、シンプルな英語でスピードと演技の勢いをほめる声が多く見られます。
海外メディアはどう評価している?
次に、「海外の反応」の中でも比較的“ちゃんとした”情報源である、
英語メディアの評価を見ていきます。
オリンピック公式サイトの評価
国際オリンピック委員会が運営する公式サイトでは、
2023年世界ジュニアや四大陸選手権のレポートの中で、
三浦選手についてたびたび取り上げています。
特に印象的なのは、
- 「monster quad toe-loop–triple toe combination(モンスター級の4T-3T)」
- 「shines bright once again!(再びまぶしく輝いた)」
など、ジャンプの難度とメンタルの強さを同時に評価している点です。
結果として、
- 「biggest combo of the night(その夜いちばんのコンビネーション)」
とまで書かれており、
海外の公式メディアから見ても「4回転を武器にした大技型の選手」と認識されていることが分かります。
ニュース記事での扱われ方
英語ニュースでも、四大陸選手権優勝時などに、
- 「Kao Miura of Japan has won the Four Continents Figure Skating Championships」
- 「his final tuneup for the Milan Cortina Olympics」
といった形で、オリンピック前の重要な優勝者として報じられています。
また、海外のブッキングサイト(タレント事務所的なプロフィールページ)では、
- 「rising star(台頭するスター)」
- 「a source of immense pride for his fans and his nation(ファンと母国にとって大きな誇り)」
と紹介されており、
若手の中でも特に期待されている存在として扱われています。
フィギュア専門サイト・ブログの評価
フィギュア専門の英語サイトやブログでも、
三浦選手の「速さ」についての言及が目立ちます。
海外サイト FS Gossips のインタビュー記事では、
- ジュニア時代に朝4時集合で公園を50周・100周も走っていたこと
- そのトレーニングが、今のスピード感あるスケーティングの土台になっていること
が紹介されており、
「スピードは才能だけでなく、相当な走り込みの成果」だと解説されています。
また、海外ファンコミュニティサイト GoldenSkate の選手スレッドでは、
- 「Miura, a rising star with great expectations(大きな期待を集めるライジングスター)」
- 「The future of Japanese men’s skating is looking good.(日本男子シングルの未来は明るい)」
といったコメントが並び、
“日本男子フィギュアの次世代を担う選手”という認識が強いことが分かります。
海外ファンのリアルな声(SNS・掲示板)
次は、もう少しカジュアルな「海外ファンの反応」です。
Reddit や X、Facebook などをのぞいてみると、
三浦選手についてどんなことが語られているのでしょうか。
Reddit:技術とスリルを楽しむ声
海外掲示板 Reddit の試合スレッドでは、
- 「He lived on the edge but not over it(ギリギリを攻めたけど崩れなかった)」
- 「Kao Miura the speed demon(スピードの悪魔・三浦佳生)」
といったコメントが見られます。
ここから分かるのは、
- 攻めた構成とスリリングな滑りを楽しんでいる
- でも「崩れない」「まとめきる」ことも評価されている
ということです。
また、世界選手権やオリンピックのメダル予想スレッドでも、
トップ選手たちの名前と並んで、
三浦選手が普通に候補として挙がっています。
これは、単なる「一発屋」ではなく、
安定して上位争いにからむ実力者として見られている証拠だと言えるでしょう。
GoldenSkateフォーラム:成長を見守る視線
海外ファンが集まる GoldenSkate の掲示板には、
三浦選手専用のスレッドがあり、シーズンを追ってコメントが付いています。
そこでは、
- ジュニア時代から4回転フリップ・ループに挑戦していることへの驚き
- シニアに上がってからも、構成を下げずにチャレンジを続けていること
- 「Congratulations to Kao on his gold medal. The future of Japanese men’s skating is looking good.」
など、長期的な成長を追いかける“親目線”のような声が多く見られます。
SNS:スピードと「推し活」を楽しむ空気
ISU公式の Facebook や Instagram の投稿では、
- 「What speed!!!!!」
- 「Insane skate by Kao to put him in the lead(カオのとんでもない滑りで首位に)」
といったコメントが並び、
動画の再生数も多く、海外ファンの関心の高さがうかがえます。
X(旧Twitter)では、
- 「Happy Birthday KAO “Lamborghini” MIURA」といったお祝いポスト
- 試合中継を見ながらの「Kaoooooo!!!」「My heart can’t take this speed.」のような悲鳴混じりの応援
など、“推し活”的な雰囲気で盛り上がっている投稿も多く見られます。
さらに、中国の動画サイト・ビリビリ(bilibili)には、
現地ファンが撮影した「四大陸のガラ《INZM》の飯拍動画」なども上がっており、
アジア圏でも確実にファン層が広がっていることが分かります。
どんな点が特に評価されている?海外目線の「三浦佳生像」
海外メディア・海外ファンの反応をまとめると、
三浦選手への評価ポイントは大きく4つに分けられます。
① スピード:リンクを“走り抜ける”爽快感
まず何よりも、「スピード」。
- ISUの投稿やコメント欄の「What speed!!!!!」
- 「speed demon」というあだ名
などからも分かるように、
とにかく速いスケーティングが、海外から見ても一番分かりやすい魅力です。
FS Gossips の記事によると、
その裏には「朝4時集合で公園を何十周も走る」という、
ジュニア時代の過酷なランニング練習があったと紹介されています。
速さ=才能ではなく、かなりの走り込みの結果
だということを知ると、
海外ファンからの「スピードへの称賛」にも、より説得力が出てきます。
② ジャンプ:monster と呼ばれるクワド
次に挙がるのが、やはり4回転ジャンプです。
オリンピック公式サイトが「monster quad toe-loop–triple toe combination」と表現したように、
4回転+3回転の大きなコンビネーションは、
海外メディアから見ても“規格外”として映っているようです。
加えて、
- 若い頃から複数種類の4回転にチャレンジしていること
- シニアに上がってからも高難度構成を貫いていること
などが、海外ファンの間で「monster」「クワドの化け物」的なイメージにつながっています。
③ メンタル:プレッシャーの中で決めてくる強さ
世界ジュニア優勝、四大陸優勝など、“一発勝負”の大きな試合で結果を出していることから、
- 「delivers when it matters most(大事な場面で決めてくる)」
- 「He kept it together under pressure(プレッシャーの中でも崩れなかった)」
といった評価も目立ちます。
ケガや不調を抱えながら出場した試合についても、
海外記事では「difficult conditions」「pain persisted」などの言葉とともに、
それでも試合に出た姿勢が紹介されています。
「結果」だけでなく、「チャレンジする姿勢」
そのものも評価されている
というのが、海外ファンの温かいポイントだと感じます。
④ 日本男子フィギュアの“未来”としての期待
英語の記事やブログでは、
- 「the future of Japanese men’s skating is looking good(日本男子の未来は明るい)」
- 「rising star with great expectations(大きな期待を集めるライジングスター)」
という表現で、
三浦選手を“次の世代の中心”として見る視点がよく出てきます。
羽生結弦・宇野昌磨・ネイサン・チェンといった
「レジェンド世代」が世界を引っ張ってきたあとの男子シングルは、
誰が新しい時代を作っていくのか——というテーマで語られることが多いですが、
その「新しい時代」の候補の一人として、
海外でも三浦選手の名前がしっかり刻まれている、という状況です。
海外の反応を楽しむときのポイントと注意
最後に、ファンとして海外の反応を楽しむときのポイントを、
少しだけ補足しておきます。
ニックネームは「愛情表現」の一種として受け止める
「monster」「speed demon」「Lamborghini」など、
日本語に直訳するとちょっと強めに聞こえる言葉もありますが、
英語圏ではほめ言葉として使われることが多いスラングです。
- 「あのジャンプ、モンスターだった!」=「すごすぎた!」
- 「スピードの悪魔」=「誰よりも速い」
くらいのニュアンスで受け取ると、
海外ファンの“テンションの高さ”をそのまま楽しめます。
情報源の違いを意識する
「海外の反応」とひと言で言っても、
- 公式メディア(オリンピックサイト、ニュース)
- 専門サイト・ブログ
- SNS・掲示板
では、温度感も信頼度もかなり違います。
- 記録・順位・技術的な評価 → 公式サイトや専門サイトを重視
- ニックネームや“推し活”の空気 → SNSや掲示板で雰囲気を感じる
というふうに、
用途に応じて見分けるとストレスが少なくなります。
誹謗中傷と批判は分けて考える
どの選手についても同じですが、
海外掲示板には時々、行き過ぎた言葉が書かれることもあります。
- 演技内容についての冷静な批評
- 個人への攻撃・バッシング
は、意味合いがまったく違います。
三浦選手に限らず、
好きな選手の心を守るためにも、
「建設的な批評」は参考にしつつ、
「明らかな誹謗中傷」は見ない・相手にしない
というスタンスでいると、
海外の反応も健全に楽しみやすくなります。
まとめ:三浦佳生は、海外ではこんなふうに見られている
最後に、この記事の内容を簡単にまとめます。
これからオリンピックや世界選手権で三浦選手の演技を見るときは、
ぜひ一度、英語の実況や海外ファンのコメントものぞいてみてください。
- 「Lamborghini Miura」
- 「monster combo」
- 「speed demon」
といった言葉が飛び交うタイムラインを知っていると、
同じ演技でも、世界中のファンと一緒にスリルと興奮を共有している感覚が、
きっと少し強くなるはずです。





