「ノルディック複合のエース・渡部暁斗選手には、どんな奥さんがいるんだろう?」
そう思って調べてみると、奥さんの由梨恵さんも、実はオリンピックに出場したことのある元ハーフパイプ日本代表選手だと分かります。
この記事では、
- 由梨恵さんがどんな経歴の持ち主なのか
- 2人の出会いや馴れ初め
- 渡部暁斗さんが「結婚の決め手」にしたポイント
を解説していきます。
渡部暁斗ってどんな選手?
まずは夫の渡部暁斗さんについて、ざっくり整理しておきましょう。
- 1988年5月26日生まれ、長野県北安曇郡白馬村出身
- 種目はノルディック複合(スキーのジャンプ+クロスカントリーを組み合わせた競技)
- 所属は長く北野建設スキー部
- オリンピックではソチ・平昌・北京と3大会連続でメダル獲得(ソチ・平昌で銀、北京で銅)
いわば、日本のノルディック複合を10年以上引っ張ってきた「看板選手」です。
そんなトップアスリートのパートナーが、同じく世界で戦ってきたスキーヤーだというのは、かなり心強いですよね。
妻・由梨恵さんは「元ハーフパイプ日本代表」
続いて、奥さんのプロフィールを見ていきます。
基本プロフィール
- 名前:渡部 由梨恵(わたべ ゆりえ)
- 生年月日:1989年1月12日
- 出身:北海道富良野市
- 身長:158cm・体重約53kg
- 出身校:富良野市立山部中学校 → 札幌第一高等学校 → 早稲田大学教育学部
- 競技:スキーフリースタイル・ハーフパイプ(元日本代表)
もともとはアルペンスキーの選手でしたが、大学卒業後にフリースタイルスキー・ハーフパイプへ転向し、そこから一気に日本代表まで上り詰めています。
ハーフパイプ日本代表になるまで
由梨恵さんのキャリアの流れを、少しだけ整理するとこんな感じです。
- 幼いころからスキーに親しみ、ジュニア時代からアルペンスキーで全国レベル
- 札幌第一高・早稲田大スキー部で、アルペン選手として国内外を転戦
- 大学卒業後、フリースタイルスキー・ハーフパイプに転向
- ワールドカップにレギュラー出場し、2017年中国の大会で2位表彰台
- 2018年平昌オリンピック・女子ハーフパイプ日本代表に選出
アルペンからの転向で、しかもジャンプ技も必要なハーフパイプに挑戦して日本代表になるのは、かなりチャレンジングな選択です。
ケガのリスクも高い競技ですが、それでも新しい種目に挑み、世界の舞台までたどり着いた――このあたりからも、由梨恵さんのチャレンジ精神の強さが伝わってきますね。
平昌オリンピックで夫婦そろって出場
2018年の平昌オリンピックでは、由梨恵さんは女子スキーハーフパイプ、暁斗さんはノルディック複合で、それぞれ日本代表として同じオリンピックに出場しました。
「夫婦でオリンピック代表」というだけでもすごいですが、どちらも自分の種目で世界トップレベル。まさに“スポーツ夫婦”という言葉がぴったりです。
2人の出会いと馴れ初め
では、そんな2人はどのようにして出会い、結婚まで進んだのでしょうか。
出会いは早稲田大学スキー部
2人の出会いは、早稲田大学スキー部の同級生として。
- 暁斗さん:ノルディック複合の有望選手としてすでに頭角を現していた
- 由梨恵さん:アルペンスキーの選手として全国クラスで活躍
という関係で、同じ部活の仲間、そして同級生として時間を過ごすうちに、距離が縮まっていきます。
報道によると、交際が始まったのは大学3年生の頃。
スキー部という同じ環境で、合宿や遠征で長い時間を共に過ごし、自然と「人生のパートナー」として意識するようになったと考えられます。
ソチ五輪後のプロポーズ
2014年のソチオリンピックで、暁斗さんは個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得しました。
その後、このソチ五輪のシーズンを終えたタイミングで、暁斗さんが由梨恵さんにプロポーズ。
2人は2014年5月に結婚を発表し、同年9月に長野県内で結婚式を挙げる予定だと報じられました。
銀メダルという大きな区切りを迎え、次の人生のステージに一歩進もう――
そんなタイミングでのプロポーズだったと考えると、とてもドラマチックですよね。
結婚の決め手は?渡部暁斗が惹かれた「3つのポイント」
ここからが、この記事の本題です。
「結婚の決め手」は当然ながら本人同士にしかわかりませんが、インタビュー記事や周辺の情報から、暁斗さんが由梨恵さんに惹かれたポイントを、できるだけわかりやすく整理してみます。
「自由だけど、芯がしっかりしている」性格
あるインタビューでは、暁斗さんは由梨恵さんのことを
- 一言でいえば「自由な人」
- 一見、適当そうに見えるけれど、実はしっかり考えている
といったニュアンスで語っています。
これはつまり、
- 外から見るとマイペースで自然体
- でも大事なところでは、自分の考えや価値観をきちんと持っている
という性格だということ。
オリンピックを目指すようなトップアスリートの世界は、ストレスもプレッシャーも非常に大きいですよね。
その中で「一緒にいてホッとできる自由さ」と、「大事な場面で支え合える芯の強さ」を両方持っているパートナーは、心強い存在だったはずです。
「自由だけど、ちゃんとしている」
このギャップに、暁斗さんは強く惹かれたのではないでしょうか。
同じ“アスリート”としての理解
2人は大学時代から、
- 厳しいトレーニング
- 遠征生活
- ケガやスランプ
- 結果が出ない苦しさ
を、同じ「選手」という立場で経験してきました。
由梨恵さん自身も、アルペンからハーフパイプへ種目転向し、世界のトップと戦う中でケガや不調に悩みながらも挑戦を続けてきた選手です。
つまり、
- 「努力しても結果が出ない悔しさ」
- 「競技を続けるかどうか迷う瞬間」
- 「海外遠征で孤独を感じる時間」
といった、アスリートに特有の感情を、言葉にしなくても理解できる関係だったと言えます。
中日新聞などの報道でも、2人は海外遠征が多く「1年の大半を別々に過ごしながら、それぞれの道で限界に挑んできた」と紹介されています。
普通なら「すれ違い」で終わってしまうような状況を、
むしろ「お互いの夢を応援し合う関係」として続けてきた――
その土台には、同じアスリートだからこその深い理解があったと考えられます。
この「分かり合える相手」というのも、大きな結婚の決め手の1つだったはずです。
価値観の相性と「一緒にいて落ち着く」感覚
インタビューでは、由梨恵さんは暁斗さんについて、
- 一見、適当そうに見えるけれど、ブレない信念を持っている
- たわいもない話もできるし、真面目な話もできる
と話していると紹介されています。
これは、お互いの価値観が近いからこそ感じる安心感に近いですよね。
- 話していて楽しい
- 尊敬できる部分がある
- 人生で大事にしているもの(挑戦・努力・自然・家族など)が似ている
このような「価値観の相性」が、長い交際を経ても崩れなかったからこそ、結婚に踏み切れたと考えられます。
結果として、
- 性格面の魅力(自由さと芯の強さ)
- 同じアスリートとしての理解
- 価値観の相性と、一緒にいて落ち着く感覚
この3つが重なったことが、「結婚の決め手」だったと言えるのではないでしょうか。
夫婦でオリンピック出場という“共通の夢”
2人のストーリーで外せないのが、「平昌五輪で夫婦そろって出場した」という出来事です。
夫婦で同じ五輪の舞台へ
- 暁斗さん:ノルディック複合の日本代表
- 由梨恵さん:フリースタイルスキー・ハーフパイプの日本代表
として、同じ2018年平昌オリンピックに出場しました。
報道の中では、
- 本人たちはあくまで「それぞれ自分の競技に集中している」というスタンス
- 周りが「夫婦で五輪」と盛り上がる中、2人は冷静に自分のやるべきことに向き合っていた
といったエピソードも紹介されています。
つまり「夫婦で出ること」をゴールにしたのではなく、
それぞれが世界のトップを目指した結果として、たまたま同じオリンピックの舞台に立つことになった、という感覚に近かったのでしょう。
支え合いながらも「自立した2人」
中日新聞の記事では、
- 海外遠征などで、2人が一緒に過ごせるのは年間で数十日ほど
- それぞれが自分の競技に集中しながらも、節目では支え合ってきた
といった様子が伝えられています。
ここから見えてくるのは、
- べったり依存するのではなく、お互いが自立したアスリートである
- そのうえで、心の拠り所として支え合ってきた
という、大人のカップルらしい関係性です。
「自立した2人が、意識的に“チーム”になっている」
このバランスの良さも、結婚生活が続いている大きな理由に見えます。
現在は3人の子どもを育てるパパとママに
結婚から時間がたち、2人は「アスリート夫婦」から「3児の父・母」へと役割も広がっています。
第1子誕生で変わった価値観
2020年11月には、第1子となる長男が誕生しました。
暁斗さんは「息子が生まれてから、自分の人生の優先順位が大きく変わった」と語っており、
- これまでは「自分のため」にスキーをしていた
- これからは「子どものために、自分の人生がある」と感じるようになった
といった心境の変化があったことが報じられています。
トップアスリートとしてストイックに生きてきた人が、
「家族のために競技を続ける」というモードに切り替わっていく――
この変化を支えているのも、やはり同じアスリートだった由梨恵さんの存在でしょう。
第2子・第3子も誕生し5人家族に
その後、2022年5月に第2子(次男)、2025年12月には第3子の誕生も報告されています。
第3子誕生を伝えるインスタグラムでは、
- ワールドカップ遠征を一時的に離れて帰国し、出産に立ち会ったこと
- 妻が2人の子どもの世話をしながら、身重の体で出産まで頑張ってくれたことへの感謝
などが綴られており、由梨恵さんへの深い尊敬と感謝が伝わってきます。
ここでも感じられるのは、
- 競技者としての自分
- 家族を支える父親としての自分
その両方を、バランスよく大事にしようとしている暁斗さんの姿と、
それを「最後まで頑張って」と送り出す由梨恵さんの懐の深さです。
まとめ
ここまで見てきた2人のエピソードを、あらためて整理してみましょう。
- 出会いは早稲田大学スキー部の同級生
- 大学3年生頃から交際を始め、ソチ五輪後にプロポーズ、2014年に結婚
- 妻・由梨恵さんは、アルペンから転向してハーフパイプの日本代表となり、平昌五輪に出場
- 2018年平昌では、夫婦そろってオリンピックの舞台に立つという快挙を達成
- 現在は3人の子どもを育てながら、家族で競技生活と子育てを両立している
そして、記事タイトルのテーマでもある「結婚の決め手」は、次のようなポイントに集約できそうです。
- 自由で自然体なのに、芯がしっかりしている性格
- 同じアスリートとして、努力や苦しさを分かち合えること
- 価値観が近く、一緒にいて落ち着ける相手だったこと
スポーツ選手というと、どうしても「成績」や「メダル」ばかりに目が行きがちですが、その裏には必ず「支えている家族」の存在があります。
渡部暁斗さんと由梨恵さんの場合は、
- お互いが一流のアスリートでありながら、
- 相手の夢と人生を心から尊重し、
- ときには遠く離れながらも支え合い、
- 今は3人の子どもを育てる父と母になっている
という、とても豊かなパートナーシップが見えてきます。
「結婚の決め手はなんだったの?」と聞かれたら、
きっと一言では答えられないはずです。
でも、これまでの歩みを丁寧にたどっていくと、
「同じ方向を向いて歩いていける相手だ」と、時間をかけて確信していった
その積み重ねこそが、本当の決め手だったのだと思わされます。
おまけ:私たちが学べること
最後に、私たち一般人にも当てはまりそうなポイントを、3つだけ挙げておきます。
- 「分かり合える領域」が1つでもあると、関係は強くなる
2人にとってはそれが「スキー」でしたが、仕事でも趣味でも、共通のテーマがあると絆は深まりやすいですよね。 - 相手の「自由さ」と「芯の強さ」を、どちらも尊重する
自分と違う部分を「欠点」と見るか「魅力」と見るかで、関係の質は大きく変わります。 - お互いが自立していると、長い目で見てうまくいきやすい
ベッタリではなく、それぞれに目標ややるべきことがあるからこそ、「応援し合う」関係になれるのかもしれません。
渡部暁斗さん夫妻の歩みは、
「夢を追い続けること」と「家族を大切にすること」は、決して矛盾しないのだと教えてくれる、素敵なお手本だと言えるでしょう。




