「ノルディック複合の渡部暁斗って、海外ではどう見られているんだろう?」
そんな疑問から、“海外の反応”を日本語でわかりやすくまとめてみました。
結論から言うと、
渡部暁斗は、海外では「北欧勢に立ち向かう日本のレジェンド」「スゴすぎるベテラン」「みんなに愛されている人気選手」
といった評価がとても目立ちます。
この記事では、
- 海外メディアがどう書いているか
- SNSや掲示板で、海外ファンがどんなコメントをしているか
- そこから見えてくる「渡部暁斗という人の魅力」
を整理していきます。
まずはかんたんプロフィール:なぜ海外でも有名なの?
海外の反応を見る前に、ベースとなる実績をさっと確認しておきましょう。
- 種目:ノルディック複合(ジャンプ+クロカンの“二刀流”競技)
- 出身:長野県白馬村
- オリンピック:ソチ・平昌・北京などでメダルを量産し、冬季五輪のメダルは4個
- ワールドカップ:シーズン総合優勝1回、個人通算19勝以上、表彰台70回超え
ノルディック複合は、ドイツやノルウェーなど北欧の選手が強いことで有名な競技です。
そんな中で、日本人の渡部暁斗が長年、世界トップ集団の中にいる――この時点で、海外から注目される理由がよくわかります。
さらに、2020年代に入ってからはワールドカップ出場数の歴代記録を更新し、個人スタートが296戦、300戦と「誰も到達していない数字」に達したことが話題になりました。
この「とにかく長く、強く、第一線で戦い続けている」ことが、海外から「レジェンド」と呼ばれる一番大きな理由です。
海外メディアの見方①:北欧勢に挑む“ただ一人の日本人”
ノルディック複合は、もともと「北欧のスポーツ」と言われるくらい、ノルウェー・ドイツ・フィンランドなどが強い競技です。
その中で、日本人の渡部暁斗がずっと表彰台争いをしてきたことに、海外メディアは強い関心を持っています。
「北欧以外で唯一の本気のライバル」
オリンピックを特集した海外ポッドキャストでは、解説者が
「エリック・フレンツェルは史上最高レベルの選手だけど、
その牙城に本気で食い込んでいる“唯一の非北欧選手”が渡部暁斗だ」
といった趣旨で語っています。
また、アメリカのテレビ局系サイトの解説記事でも、
- ドイツのエース・フレンツェルの強さを説明したうえで
- 「しかし、それを黙って見ていないのが渡部暁斗だ」
と書かれていて、
「北欧勢VS日本の渡部」という構図で楽しんでいることがわかります。
「北欧の牙城を崩す“日本のかく乱要因”」
IOC系の公式サイトでも、英語の記事で
- 北欧勢が支配してきた種目に割って入る日本人
- “Nordics(北欧勢)をかき回す存在”
というニュアンスで紹介されています。
つまり海外では、
「北欧が独占してきたノルディック複合を、たった一人の日本人が崩しにかかっている」
という「ストーリー」として、渡部暁斗を見ているわけですね。
海外メディアの見方②:「最後の一歩」が生むドラマ性
もう1つ、海外メディアがよく取り上げるのが
「何度も銀メダルに終わり、あと一歩で金に届かないエース」
というストーリーです。
「銀メダルの常連」から「悲願の金メダル候補」へ
各国メディアの五輪プレビュー記事では、
- ソチ2014・平昌2018で個人2大会連続銀メダル
- でも金には届いていない
- 北京こそ“悲願の金”を狙う大会だ
という流れで紹介されることが多くありました。
「2回も銀メダルを取っているのに、それでも満足せず金を目指す」という姿勢は、海外のスポーツファンにもわかりやすいドラマです。
レース内容まで細かく追う海外記事
例えば、平昌でのノーマルヒル個人戦について、ヨーロッパのメディアは
- ジャンプを終えた時点では首位に近い位置
- クロカンでドイツのフレンツェルと激しいデッドヒート
- 最後の1kmで突き放されて銀
といった展開を詳しく説明し、「紙一重で金を逃したレース」として紹介しています。
こうした記事を読むと、
海外のファンも「あと少しで金だったのに…」という“切なさ”込みで渡部暁斗を見ていることが伝わってきます。
SNS・掲示板での海外ファンの声
ここからは、SNSや掲示板(特に英語圏)で見られる「生の声」を日本語でざっくり紹介していきます。
Reddit①:クロカンファンから「お気に入り選手」として支持
クロスカントリースキーやノルディック複合のファンが集まる海外掲示板(Reddit)のスレッドでは、
「このレースを取り上げたのは、
渡部暁斗がノルディック複合サーキットで自分のお気に入りだから」
と書いているユーザーがいました。
その投稿では、
- 年齢を重ねても、まだトップ選手と互角に渡り合っている
- クロカン単体のスター選手と比べても、見劣りしないスピードがある
といった点を、かなり熱く語っています。
「日本人だから応援している」のではなく、
純粋に“選手として好き” という声が海外ファンから上がっているのが印象的です。
Reddit②:五輪前から「強力な金メダル候補」として期待
別のオリンピックスレッドでは、
ノルディック複合の展望を語る中で
- ドイツのフレンツェルが絶対王者
- そこに「ワタベが本気で挑むから面白い」
という書き込みがあり、
「今シーズンもワールドカップ上位を連発しているから要注意だ」といったコメントも見られました。
海外掲示板でも、
「ドイツ vs 日本(渡部)」
というライバル関係として大いに盛り上がっていたことがわかります。
FIS公式の投稿:レジェンド扱いがすごい
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)のノルディック複合公式アカウントは、
選手の節目の記録や私生活のニュースをよく取り上げますが、
そこでも渡部暁斗はかなり“特別扱い”されています。
「A real legend(本物のレジェンド)」と紹介
ワールドカップ個人スタート300戦を迎えたとき、
FISノルディック複合の公式SNSは
「A real legend(本物のレジェンド)」
「20年間もノルディック複合で戦い続けている」
といったコメント付きで投稿しています。
さらに、296戦目のときには
- 「歴代最多スタート数の新記録」
- 「これほど多くのレースに出た選手は他にいない」
という説明も添えられました。
ポイントは、
記録だけでなく、“尊敬の気持ち”が文章から伝わってくる
ところです。
単に数字を並べるだけでなく、
「信じられないキャリア」「アンビリーバブルな数字」など、
感情のこもった言葉で称えているのが印象的です。
「新米パパ」になった時も、世界中から祝福
第1子が生まれたときも、
FISノルディック複合の公式アカウントが
「新しいパパ・渡部暁斗に大きな祝福を!」
と投稿し、コメント欄には
- 「おめでとう!」
- 「なんて素敵なニュース」
といった祝福のメッセージが並びました。
競技に関係ない家族のニュースまで、
国際連盟がわざわざ取り上げる――
これも「世界から愛される選手」であることの証拠と言えます。
他の選手からの“海外の反応”
海外の選手から見ても、渡部暁斗は特別な存在です。
ライバル選手の日記にも登場
アメリカのノルディック複合選手・テイラー・フレッチャーのブログには、
- レース終盤で一緒に先頭集団を引っ張ったメンバーとして
- ドイツのエリック・フレンツェルと並んで渡部暁斗の名前
が登場します。
「自分より少しだけ強かった」と素直に書いていて、
ライバルとしてのリスペクトが伝わってきます。
若手選手が「写真をお願いされるほどの人気ぶり」を語る
FIS公式サイトのインタビューでは、
別のノルディック複合選手が
「大会で観客から『あなた、渡部暁斗? 一緒に写真撮って!』とよく言われる。
『違うよ』と答えると、ちょっとがっかりされるんだ(笑)」
というエピソードを語っています。
これは裏返せば、
観客が「渡部暁斗と写真を撮りたい」と思うくらい、顔と名前が浸透している
ということですよね。
世界の大会会場で、すでに「スター選手」として認識されていることがわかります。
ハワイの日本語新聞が伝えた「海外チームからの尊敬」
アメリカ・ハワイの日本語紙『ハワイ報知』は、
海外チームの評価を紹介する形で、
「渡部は、ノルディック複合の物語を新しい方向に進めている。
彼は各国のスキーチームから尊敬されている」
といった内容の記事を掲載しています。
ここでポイントになっているのは、
- 単に「強いからすごい」ではなく
- 競技全体のストーリーを面白くしている存在
- しかも、ライバルチームからもリスペクトされている
という見方です。
「強いだけの選手」なら世界には何人もいます。
しかし、
競技全体を盛り上げる存在として、
ライバルからもファンからも愛されている
という評価は、そう簡単には得られません。
海外メディアが注目する「人柄」と「家族愛」
海外の記事をいくつか読むと、
単なる成績だけでなく、渡部暁斗の“人柄”や“家族との関係”にもよく触れられています。
「水のように生きる」哲学
国際的なアンチ・ドーピングのプロジェクトのインタビューでは、
本人が
- 良いことも悪いことも、長い人生でならすとプラスマイナスゼロ
- 一喜一憂しすぎず、水のように流れながら生きたい
といった価値観を語っています。
この「Being like water(水のように)」というフレーズは、
海外ファンの間でもよく引用され、
「考え方までクールな選手」として紹介されることもあります。
家族への想いと、父としての顔
北京五輪で4つ目のメダルを獲得した後のインタビューでは、
- 家族と離れて遠征するさみしさ
- 子どもと過ごす時間の大切さ
- それでも競技に全力を尽くす覚悟
について率直に語っていて、
海外メディアもそのコメントを丁寧に取り上げています。
こうした人間味のあるエピソードは、
「冷静でストイック」というイメージだけではない、
温かい一面として海外ファンにも伝わっています。
まとめ:海外から見た「渡部暁斗」という存在
ここまで、海外のメディアやSNS、他の選手のコメントをもとに、
渡部暁斗への“海外の反応”をまとめてきました。
一言でまとめると、海外では彼のことを
- 北欧の牙城に挑み続ける、日本人エース
- ドイツやノルウェーのスター選手たちに唯一食らいつく存在として、
さまざまな記事で「要注意選手」として名前が挙がる。
- ドイツやノルウェーのスター選手たちに唯一食らいつく存在として、
- 「銀メダルの常連」だからこそ、ドラマを生む主人公
- 何度もあと一歩で金を逃してきたストーリーが、
海外のファンの共感や応援を呼んでいる。
- 何度もあと一歩で金を逃してきたストーリーが、
- “Real legend”と呼ばれるほどの長寿キャリアの持ち主
- ワールドカップ個人スタート300戦という前人未到の数字で、
国際連盟からも「本物のレジェンド」と称えられている。
- ワールドカップ個人スタート300戦という前人未到の数字で、
- 他国の選手やファンからも愛される、人間味あふれるキャラクター
- ライバル選手のブログや、FIS公式の祝福投稿、
「写真をお願いされまくる人気ぶり」といったエピソードが、その証拠。
- ライバル選手のブログや、FIS公式の祝福投稿、
- 「水のように生きる」哲学と、家族を大切にする父親としての顔
- インタビューでは、結果だけでなく人生観や家族への想いも語り、
その言葉が海外メディアにも取り上げられている。
- インタビューでは、結果だけでなく人生観や家族への想いも語り、
日本から見ると「日本のエース」というイメージが強いですが、
海外から見ると渡部暁斗は、
北欧中心の競技に風穴を開け、
20年近く第一線で戦い続けている“世界のレジェンド”
として、きちんと認識されています。
ノルディック複合のニュースを英語で追ってみると、
想像以上に「渡部暁斗」の名前が当たり前のように出てくるはずです。
これからも、
- 競技者としての挑戦
- 父親としての姿
- そして“水のように生きる”哲学
が、世界中のファンにどんな反応を生んでいくのか。
海外のコメントにも注目しながら、応援していきたいですね。



